2014/01/28 - 2014/01/28
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traveldogさん
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1月中旬に土砂崩れが起きて、マチュピチュ遺跡に登る道が塞がれた。復旧活動が行われたが、なかなか車が通行できるまでにはならない。マチュピチュは諦めるか。行く直前には土砂が道を塞いでいる箇所が2箇所に減った。2回バスを歩いて乗り継ぎすればよいのだ。これでマチュピチュに行ける。
当日の朝、ツアーガイドの案内で、インカテラ・マチュピチュ・ホテルを出て、村の広場にあるパチャクテク像を拝み、村のスーパーを見て、シャトルバスに乗った。天気も良い。2回バスを乗り継げばよいと、ガイドから聞く。順調だ。しかし、本人の調子はいまひとつ。昨日のクスコは快調だったが、今朝から下痢でお腹が張った感じが続く。これが高山病か。
バスを2回乗り継ぎ、30分ほどで遺跡入り口に到着。早やくも昼食の時間だ。レストランに入るが、食欲がない。ビュッフェだったが、スープとお茶のみで、パス。皆が食事中、あちこちうろうろ、気を紛らわす。
いよいよ入園、入口から少し登りつめて、マチュピチュ遺跡が見渡せる場所に立つ。雲ひとつなく、遺跡全体が見渡せた。後ろにそびえるのが、マチュピチュ山、正面の山がワイナピチュ山、マチュピチュは二つの聖山に挟まれている。遺跡を2時間ほどかけて、ぐるっと一回りする。
観光の間、ときおり下腹が痛み出す。静かにしているとすーと痛みが消える。もし、ここがマチュピチュでなかったら、とっくに帰っていたことだろう。それほどマチュピチュは、去りがたい所だった。帰り際にワイナピチュ山に向かい柏手を打って拝礼。そばにいた外国の人は頭の上で両手を組んで祈っていた。民族や文化を越えてもパワーを感じる場所、それがマチュピチュだ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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マチュピチュに行ってから半年以上が立ってしまった。そのときの感激が時の流れとともに薄れていく。旅行記は熱いうちに残しておかねば・・ 疎かにしたことを悔いている。反省を込めて、当時の記憶を蘇らせて、なんとかまとめてみた。
宿泊したインカテラ・ホテルの本館 -
泊まったホテルから出発。インカの石壁のようなコテージがムードあふれている。
しかし、ドアノブが今一、朝食を終えて出発の準備をしていると、隣から助けてください!という声がする。外にでて見ると、同じツアーの婦人がドアが開かないで閉め出されている。室内には旅行鞄がある。出発まで時間がない。助けてくださいと、ご婦人はちょっとパニック状態。
自分の部屋の電話からフロントに拙い英語で救援を依頼した。しばらくするとスタッフがやってきて、鍵を簡単に開けてくれる。ちょっとしたコツがあるようだ。
そのスタッフを待つ間の時間の長かく感じたこと。海外のコテージでは、よくこの手のトラブルはあるようだ。面倒なので鍵をかけないなんて話も聞いたことがある。幸い当人は出発に間に合い一安心だった。 -
ホテルから出るとマチュピチュ駅が見下ろせた。
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ホテルを出て、線路を横切り、マチュビチュ村のバス停に向かう。駅に停車する鉄道。
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線路に沿って歩いて村まで
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村の広場
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この像は、インカの皇帝パチャクテク、征服し拡大した帝国を4つに分けて統治し、クスコやサクサイワマンを建設し、インカを大帝国にした英雄
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インカの皇帝パチャクテク
インカ帝国を築いたパチャクテク、要するに今我々がインカ遺跡を観光できるのも彼のおかげだ。 -
シャトルバスに乗って遺跡に向かう。
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バス停にあった料金表
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がけ崩れでバスを乗り換える。
村からシャトルバスで登ること30分、が今回は土砂崩れのため、2ヶ所が通行不能。車道から上の車道にカットすること2回、山道を登った。
車内での説明が事前の「30mほど歩きます」から「30mほど登ります」に変わっている。30mの高低差はビル10階以上だ。
結局5分ほど登っただけなので、30mほど歩くが正しかった。とにかく短くて助かった。 -
崖が崩れてえらいことになっている。
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停車できたおかげで、マチュピチュ村を見下ろせることができた。駅が見える。
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登ること数分、着いた場所にバスが待っていた。
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乗り継ぎ場所から、正面にマチュピチュ遺跡が見えた。感動! これも崖崩れのおかげだと、前向きに捉らえよう。
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遺跡入り口に着いた。
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遺跡入り口。食事を取った後、いよいよ出発。先ずはレストランに皆ではいる。しかし高山病のせいで食欲がまったくない。昼食はぬきだ。気を紛らわすためにあちこちうろうろする。全く初めての経験だ。
集中力はゼロ。そのせいか、入り口にいた現地ガイドに「南十字の石」の場所を聞いて地図に印を付けておいたが、その場所近くに行ったときには全くそのことを忘れていた!? -
入り口を入ると左方向に登りが続く。
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登り切り、遺跡全体が見渡せる場所に着いた。
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はるばる来たぞ、マチュピチュ
時折、腹痛がなくなり、意欲満タン。 -
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ワイナピチュと遺跡・・同じような写真がいっぱい
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事前に振り向いて見ろといわれていたので、振り向いて見たマチュピチュ山。正面に見えるワイナピチュは見ないで帰る人はいない。しかしマチュピチュ山は後方にあるので、気づかない人が多いとか。
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このスポットで、現地ガイドが「顔を傾げて見てご覧」というので、言われたようにするとマチュピチュ遺跡が巨人の顔になった
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横にみると確かに「大きな鼻を持つ巨人の顔」に見える。
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マチュピチュ遺跡にリャマがいた。首に札がついていた。管理されているようだ。
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棚田だ。水源はどうなっているのだろう。通常棚田にはその上に水源林が確保されている。マチュピチュにはそのような森がない。インカの潅漑技術に感心する。
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こんな風景はいいな。
腹痛もなくなった、と思っていると、また痛くなってくる。今日は最悪だ。定期的に腹痛が繰り返す。 -
ワイナピチュ山
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何か不完全な階段、何故に途中でさじを投げたのだろう。
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これも造りかけの石段、行き先がない。
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マチュピチュ山と何だか分からない石、パワーを感じるのか、手をかざす人がいた。
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こんな感じで手をかざしている。
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こんな感じでみな手をかざしている。
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真似をしてやってみた。
我にパワーを与え給え。
何か力が湧いてきた。 -
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山の形をした巨大な石
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ワイナピチュ山。ふもとをウルバンバ川が流れている。
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月の神殿があるワイナピチュ山入口。登山には申請が必要。
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ワイナピチュ山に月の神殿があるという。遺跡が山肌にみえる。
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水桶ががふたつ、何に使われたか不明
鏡、水占い・・・・・? -
水面に山が写った。ある時刻に太陽や月が映ることだろう。きっと天体観測に使った?
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巨大なコンドルの像 かなり迫力がある遺跡だった。
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ところどころ、盆形のように石が置かれている。
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大岩と背景の山がマッチしている
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精巧な水道設備 実際に水が流れている
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聖地のようだが、何だったのかな
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城壁のような巨大な石の建造物 (他の方の旅行記を見たら、これが太陽の神殿だということがわかった。そういえばガイドに案内されたという記憶がかすかによみがえった)
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棚田を下から見る
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太陽の神殿に・・という立札。漠然と歩いていたため、太陽の神殿がどこにあるのか全く記憶にない。今思えば、マチュビチュ遺跡そのものに来たという満足感と高山病で苦しんでいたため、ぜんぜん集中力がなく、こまかな点はまったく分からないまま帰ってきた。
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大石だ。クスコの12角の石を思い出した。どこから、どうやって運んだのだろうか。
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マチュピチュ遺跡内で撮った最後の写真。
ここで皆、遺跡に向かって、神社参拝のようにパンパンと柏手を打った。となりにいた外国人は、組んだ両手を高く上げてお祈りしていた。でも気持ちは多分同じ。 -
入り口に戻ってきた。
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帰りも土砂崩れのため二度バスを乗り換えた。山をカッティングして次のバスが待つ場所に降りる。
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土砂崩れで不通になった箇所。かなり大きな石が散乱している。そこはバスが通れないので、山道を登り降りして車道に出た。
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バスのチケット。乗る時に取り上げられたので残っていない。
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バスに書かれていたマーク。富士山のようなマークと思えるが、太陽とマチュピチュ遺跡をデザインしているようだ。
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村に戻ってきた。この後ペルーレールに乗ってウルバンバ村に向かった。
今回の成果は、
・一度は行ってみたい世界遺産-マチュピチュに行ったこと。
・高山病というものを経験したこと。
いい思い出が残った。
(以上です。閲覧ありがとうございました。なお、遺跡内の写真が順不同で、時間順ではないところがあります。)
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この旅行記へのコメント (1)
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- merumoさん 2014/10/24 09:58:36
- 確かに顔に見えました!
- traveldogさん
こんにちは。
地球半周して行ったかいがありましたね!
お天気も良くテンション上がったことでしょうね。
旅行記を拝見してとても分かりやすく、大満足で行った気にしますね。
高山病は大丈夫でしたか?
土砂崩れは怖いですね。でもちゃんとバスに乗継ができるようになってるんですね。
merumo
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