2013/04/30 - 2013/04/30
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ミズ旅撮る人さん
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琵琶湖の東岸を北上してきて、彦根市に入りました。そのシンボル彦根城を訪ねます。
城に近づくと、あの曲が聞こえて来ます。「ひこにゃん,ひこにゃん,ひこにゃんにゃん!」
今のようにゆるキャラが各地に登場する先駆的存在でした。
当初期間限定のように聞いていましたが、人気が出たので継続使用するようです。
それにしても、洗脳されそうな「ひこにゃん音頭」。単純なフレーズの繰り返しだから簡単に覚えます。
今でもあの曲がよみがえって来ます。
すっかり、にゃんにゃん漬けになりながら、次は長浜です。
JR北陸本線の長浜駅のすぐ隣に「長浜鉄道スクエア」があります。
小規模な鉄道博物館で、建物の中にはD51793とED70が保存されています。
ここで、今回の鉄道の旅は完了します。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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国宝の4城のひとつ、彦根城です。城というと高い場所にあるイメージが強いので、琵琶湖畔にあるこの城はユニークです。
おそらくは琵琶湖の水上貿易を司るための城なのでしょう。
天守閣からの眺めはとてもいいです。彦根城博物館 美術館・博物館
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彦根城は立派なお堀を持っています。桜やもみじ。それぞれの季節は綺麗でしょうね。
水量が豊かで、ここを遊覧ボートが通って行きます。彦根城 名所・史跡
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橋を渡って城内に入ると入城券売り場の手前に、こんな看板があります。
今日、ひこにゃんが出没する時間です。
右上に「博物館でひこにゃんだけをご覧になる場合は、観覧券は不要です」と書いてありました。博物館は右手の建物です。彦根城博物館 美術館・博物館
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やはり城にはこうした石段が付き物ですね。今回は楽かと思ったのに。
この木立は夏には日差しを遮ってくれて助かります。 -
頭の上に城の石垣が聳え立ち、高いところに木製の橋が架かっています。
石段を登ってぐるっと周り込むと、あの橋に出て、城内へと入って行かれます。
創建当初は壁と屋根のある橋だったそうです。入城する人の姿が外から見られないようになっていたのです。また、いざという時には橋を落として敵の侵入を防ぐことを前提に造られています。もっとも、彦根城は徳川家康の命で造られた城ですから戦に巻き込まれたことはなく、この橋も落とされたことはないはずです。
橋を渡った先は天秤櫓(てんびんやぐら)です。橋を中心に左右対称の天秤のような形をしています。これは、日本の城では唯一の形式だそうです。 -
決して大きな城ではありませんが、徳川より3度の加増を受け、譜代大名としては突出した30万石となりました。
それに幕府領5万石の預かりがあったそうで、合わせて彦根35万石と言われるのだそうです。 -
天守に着きました。3層のこじんまりした城です。平成8年に大規模な改修が行われ、天守も大層きれいです。
彦根城 名所・史跡
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彦根城の天守の破風(はふ・三角屋根の部分)が3つの形式を組み合わせてあり、大層珍しいのだとか。
なるほど、2層目の唐破風(からはふ)は金の飾りも目立ち、その他の三角の尖がり屋根に比べ、丸っこい形で変わっています。
窓も梵鐘のような形をしていて、お寺の窓みたいです。これも珍しいのではないかな?彦根城 名所・史跡
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城の中の梁は、うねうねと曲がりくねっていて、こんなので支えられるものなのかと心配になるほどです。
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天守からは琵琶湖が一望できます。さすがに高いんですね。前方の島は多景島でしょうか。
天守の形は正方形ではなく、東西に長い造りで、表門から入って見る天守は細い面を見ることになるので、すっきりしたシルエットになります。多景島 自然・景勝地
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琵琶湖北部の眺めです。竹生島は見えません。
彦根城は、築城されたままの状態を保っているので国宝なのですが、明治になって日本全国の城が壊された時に、明治天皇の保存するようにという命が下ったため、残されたそうです。
それに関してはいろいろと説があるようですが、残っていて良かったです。
もうすでにお分かりとは思いますが、ひこにゃんの歌にはすっかり浸りきりましたが、本体にはとうとう会えませんでした。
また会える機会はあると思って、長浜に向かいます。 -
長浜鉄道スクエアです。すぐ隣をJR北陸本線が走っています。
長浜鉄道スクエア 美術館・博物館
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鉄道スクエアの入り口はこの建物にあります。
明治15年3月に建てられた日本で一番古い駅舎です。日本の鉄道発祥の地は新橋〜横浜間なので、意外な気がしますが、10年ほど前に桜木町(旧横浜)駅は大規模な改修が行われ、元の駅舎はまったく無くなってしまいました。
イギリス式のレンガ造りの建物で、この裏には長浜の鉄道の歴史に関する資料館と、D51などの機関車を展示している車庫があります。 -
日本一古い駅舎の前にはこんな可愛いモニュメントもありました。
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資料館にあった「汽車茶瓶」です。昔は焼き物だったんですね。それぞれ焼き物の産地によってデザインが異なるようで、
左は美濃焼、表面に金色夜叉の句とお宮の松、そして温泉マークが入っています。熱海で販売されたものと思われます。
隣は瀬戸焼、動輪マークと窯元の銘「光陽」が入っています。
次が美濃焼、お茶所静岡らしいデザインです。
右端が美濃焼、「大船」の文字が見えます。
注ぎ口を省略し、コスト削減に努めましたが、ポリ容器に負けてしまいました。 -
わ〜い、小判だと思いきや、「入場鑑札」とあります。
説明文の部分を全部撮影しなかったので、詳細は不明ですが、「戸口から戸口にいたる運送に対する責任体制を確立するために云々」とあるので、昔の宅配(?)制度の許可を受けた業者の持つ鑑札と思われます。宅配といっても家までではなく、駅止まりのような気がしますが。
昭和の時代には「チッキ」と呼ばれる国鉄が行なっていた小口の荷物輸送業務がありました。
小包を最寄り駅に持って行って配送の手続きをすると、受け手の最寄り駅で受け取ることが出来ました。駅指定の範囲内では宅配も出来たようです。 -
資料館を抜け車庫に入ると、DE701がど〜〜んと座っています。
あまり大きな建物ではないので、機関車の大きさが際立ちます。
それにしても、プラモデルのように綺麗です。実際に走った車体とは思えません。 -
反対側は日の丸つきです。
壁には東海道本線の駅名が貼られています。岐阜・大垣・樽井・関が原:長浜・米原と続きます。 -
DE701の運転席です。SLの運転席は見慣れているけれど、電気機関車の運転席は初めて見ました。
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隣には、D51793がいます。こちらもピッカピカです。
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正面には、やはり日章旗です。一番の晴れ姿なんですね。
ナンバープレートもちょっとイカした緑色。連結器だけが茶色。 -
主連棒・連結棒もナンバープレートと同じ緑色です。
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これだけ綺麗な車体なら現役で動けそうですが、どうやら相当修繕が行われたようです。
展示するためだけの修繕ですから、動かすには根本的に治さなければならず、それはとてもたいへんなことです。 -
現役時代のさよなら運転から修繕にかけての写真が飾られていました。
ここに収まるまでは外で雨ざらしだったんですね。そのために傷みが激しく、大規模な修繕が必要だったようです。
これだけ傷んでいた車体をよくぞここまで綺麗に治せたものと感心します。 -
D51793の個体識別番号です。すばらしく力強い刻印です。
一文字一文字、刻印を打ち付けていくために、不揃いです。
でも、そこに味わいがあります。 -
運転席も展示用にかなり念入りに整えられていました。
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天井裏から2両の機関車を見下ろすことが出来ます。
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鉄道スクエアの真横を走る現在のJR。2階から見ることが出来ます。
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現在のJRの行く先は、こちら、長浜駅です。
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JR長浜駅は、鉄道スクエアと同じデザインで造られています。
これで、今回の旅行は終了です。
SLばかりの旅になるかと思いましたが、竹田城が予想以上に見応えのある場所だったのと、バイクの聖地隼駅を知り、若桜鉄道の動くSLも楽しめました。いい旅が出来たと思います。長浜駅 駅
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