2014/05/21 - 2014/05/29
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haruhiko_iyotaさん
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学生時代、卒業旅行としてヨーロッパ7カ国を訪問した。あれから32年の月日が過ぎた。当時、行きそびれたフィレンツェへ、どうしても行きたくなった。
フィレンツェ滞在3日目の今日は、午後からシエナへ行く。
シエナへはバスか鉄道 利用となるが、バスの方が利便性が高いということで、今回はバスを使ってみた。
訪問した都市:フィレンツェ、ピサ、シエナ、ベネチア、ローマ、アムステルダム
フィレンツェ5泊、スキポール空港1泊、機中2泊
32年ぶりのイタリア ひとり歩き
(2) フィレンツェからピサへ鉄道で移動 念願の斜塔にのぼる
⇒ http://4travel.jp/travelogue/10927339
32年ぶりのイタリア ひとり歩き
(4) フィレンツェからイタロに乗ってベネツィアへ
⇒ http://4travel.jp/travelogue/10930585
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エールフランス KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
フィレンツェのB&Bで迎える2日目の朝、今日も早く目覚める。昨日は歩きすぎてかなり疲れたので、今日はバスをうまく利用して、できるだけ歩かずに済むようにと思っている。
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7時頃、部屋を出て、2階の扉を開き、薄暗い階段を降りる。B&Bの通路の照明は、スイッチを入れてから1〜2分で、タイマーで切れるタイプ。
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外へ出て、まず向かったのは、近所のフラワーカフェ。昨日と同様に、B&Bから支給された食券で朝食をとる。
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ブォンジョルノと言って、店に入る。二日目なので、店主も笑顔で迎えてくれる。ショーケース内には、昨日はなかったブリオッシュが見える。
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プレーンブリオッシュとカプチーノを頼む。今日も、コーヒーには砂糖を入れて飲む。日本では、クリームのみで砂糖は入れないが、イタリアでは入れてみる。簡素な朝食だが、これで充分。
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食事を終え、通りに出る。すぐ近くもバス停から、バスに乗り、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に出るつもり。駅までは、歩いても10分位の距離だが、少しでも歩かずに済むように、バスを使う。
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cafeでの朝食のあと、すぐ近くの停留所から、バスに乗り込んだ。行き先は、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅。駅までは歩いって行っても近いものだが、少しでも体力を温存するためにバスを利用。バスチケットとしては、フィレンツェカードに付属する3日間有効のものを使っている。乗客は少なめ。バスは5分位で、駅に到着した。
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サンタ・マリア・ノヴェッラ駅の正面にタクシー乗り場がある。ミケランジェロ広場行きの12番と13番の巡回バスは、タクシー乗り場に近いバス停から出発する。駅に着いた時点で、12番のバスが停まっていた。12番のバスには前々日に乗ったので、今日は右回りの13番のバスを待つ。
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13番のバスを待っているが、なかなかやって来ない。バス停から駅方向を見ると、青いシートに覆われた多くの自転車が見える。これは何だろう。この時間帯、気温はやや低く、半袖では肌寒い。たいていの人は長袖で、さらに上着を羽織っている人がほとんど。しかし、私は荷物になるので半袖のみ。我慢できないような寒さではないし、すぐ気温も上がってくるだろう。
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バス停の前方には、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会の裏側が見える。右に、鐘楼の尖塔が立っているのがわかる。サンタ・マリア・ノヴェッラ教会は、駅前すぐにありアクセスしやすい場所だが、結局、今回の旅では、中を見学する機会はなかった。
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13番の巡回バス。先に学生が多く乗ったので、席は空いてない。やや行儀の悪い学生たち。バスはベンツ製。低床バスなので、座席の位置は、低いところと高いところがある。
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13番のバスは、フィレンチェ駅前から出発し、大きく右回りをしながら、ミケランジェロ広場へ向かう。途中で、行儀の悪い学生たちは、皆降りていったので、席が空いた。バス後部の席に座る。
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ミケランジェロ広場に到着し、バスを降りる。降りるバス停がどこなのかは、案外わかりにくい。バスのアナウンスだけでははっきりわからないので、iPhoneのGoogle Mapsで現在位置をチェックしながら乗っている。
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天気が良く、気持ちのよい景色が広がる。朝ということで、一昨日の夕方より、人は少ない。ちょうど、日本人の団体が大挙してやってきた。団体客は10分位滞在して、すぐ帰っていった。
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穏やかなアルノ川の流れが見える。
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サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂もくっきり見える。一昨日上ったジョットの鐘楼と、昨日上ったドゥーモ、階段を上がるのはなかなかたいへんだったが、あとあと記憶には残るだろう。
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広場の角に三脚を立てて、ヴェッキオ橋方向を、間欠タイマーで連続撮影している人がいた。プロの写真家だろうか。風景写真を、あれほど連続で撮っても仕方ない気がするが、雲の動きや太陽の位置によって、多少は変化するだろうから、その中でのベストショットをさがすのだろう。
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帰りはまた坂道を歩いて降りていく。
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階段を降りて行くと、サン・ニッコロの塔が大きく見える。あとで知ったが、最近、ツアーでこの塔へ登れるようになっているそうだ。この塔は、川により近いので、ミケランジェロ広場の展望台とはまた違った風景が楽しめそうな場所だ。
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IL Chiosco Potenzaバス停(右はアルノ川)
一番近いパス亭で、23番のバスを待つ。前々日は、ここから夜道を歩いてホテルまで戻ったが、今日はここでもバスを利用する。23番のバスに乗れば、川を渡ってフィレンツェ中心部に戻ることができるはず。 -
川沿いの道は、ジョギングをしている人が多い。朝日を浴びて、あるの川沿いをマイペースで走るのは気持ちよさそう。
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市バス23番
到着したバスに乗り込む。バスに乗る時は、バス停から1歩踏み出して、明確に意思表示する必要がある。バスは、アルノ川を渡り、中心部へ向かって進む。大きな通りは少なく、狭い道を縫って走る。サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の横を通過。さらに進み、サンマルコ広場でバスを降りる。 -
サンマルコ広場は、中心に小さな公園がある。広場というイメージからすると狭いが、バス停がいくつかあり交通の要衝となっている。サン・マルコ広場の近くには、サンマルコ美術館とアカデミア美術館がある。この2つの美術館には、昨日入ろうとしたが、なぜか開館時間がふだんと違っていて、入ることができなかった。今日こそは見学したい。
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昨日の時間、サンマルコ美術館は閉まっていたが、今日は普通に開いている様子。右側の扉が、サンマルコ美術館の入口で、昨日は開館予定時間には開かなかった。サンマルコ美術館は入るのは後にして、まずは混み合いそうなアカデミア美術館へ向かう。
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アカデミア美術館は、サンマルコ広場の東の道路を南へ数十メートル歩いた場所にある。ここも、昨日はこの時間閉まっていたが、今日は普通に開いている。すでに、多くの人が列を作っている。
列は「予約あり」と「予約無し」2つに分かれており、予約無し列はかなり長い。フィレンツェカードを持っていれば、予約無しでも予約ありとして入場できるはずなので、予約ありの列に並んで待つ。しばらく待っていると、列が進みはじめ、10分くらいで入場する。
中は意外に空いており、ゆとりがある。当然だが、写真撮影禁止なので内部の写真は無い。この美術館の展示品は、ミケランジェロのダヴィデ像のみと言って良い。入るとすぐ奥の正面にダヴィデ像が見えてくる。手前の左右には、石から削り出す途中のままで、未完成となった大きな石が並ぶ。荒削りながら、仕上がりが想像できるようで、おもしろ。
ダヴィデ像は、ミケランジェロ・ブオナローティが1501年から制作を開始し、1504年9月8日に公開した彫刻。元来はフィレンツェ市庁舎の置かれたヴェッキオ宮殿の前に飾られていた作品。ダヴィデ像の後ろと手前左右には、ベンチがある。そのベンチにすわり、時間をかけてダヴィデ像を鑑賞する。ベンチの場所を変えながら、30分くらいは眺めていた。大きさの割に、両脚の付け根部分は意外に細い。強度不足を補うため、右足付け根に枝を配置していることが分かる。
ダヴィデ像以外の展示品は、特に目をひくものは無い。小さな彫刻がたくさん置いてある部屋もあるが、物置のような感じで放置されているだけ。ダヴィデ像は充分に鑑賞できたので、アカデミア美術館を出る。 -
アカデミア美術館から、サンマルコ広場に戻る。サンマルコ美術館の入口付近には観光客が少し見えるが、そんなに混み合っている感じではない。
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入口付近で列に並んでいると、中の係員から、先に入るようにと、声をかけられた。首からぶら下げていたフィレンツェカードに気づいてくれたようだ。入口付近で、渋滞していた他の観光客を尻目に、優先的に中へ入る。
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入ると、すぐ中庭に出る。中庭に面した壁の上部、アーチ状部分にフレスコ画が描かれている。部屋は1階と2階にあり、2階への階段を上がったところ正面の壁に、お目当てのフラアンジェリコ「受胎告知」が描かれている。ここも、撮影禁止。
2階には、小さな部屋が多くあり、それぞれの部屋に描かれたフレスコ画を、扉部分からのぞき見るようになっている。美術館といっても、要するに、使われていた部屋の壁に描かれたフレスコ画なので、こういう一見不便な構造になっている。描かれた絵は、似たようなものが多い。すごく絵に興味があれば別だろうが、途中で飽きてくる。 -
サンマルコ美術館を出て、バス停にやってきた。もう少し、市内を回ろうと思って14C番のバスに乗ったら、思っていたのと全然違う方向へ、どんどん進んで、駅のかなり北側へ来てしまった。これはヤバいと思い、途中で降りる。反対車線をぶらぶら歩いている戻っていると、28番のバスを見つけた。これに乗って、駅に戻る。やれやれ。
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B&Bで少し休んでから、また出発。
午後は、フィレンツェから70kmほど南のシエナ(Siena)へ向かう。イタリア共和国トスカーナ州中部にある都市で、中世の姿をとどめる旧市街は世界遺産に登録されている。
まずは駅前にあるSITAのバス乗り場へ向かう。駅のすぐ西側にバス乗り場があるが、乗り場の外側が店舗で囲まれているので、場所が分かりにくい。
窓口へ行き、シエナまでのバスチケットを往復で買う。往復と言っても、同じチケットを2枚渡されるだけ。片道7.8ユーロ。 -
バス乗車前に、売店でミネラルウォーターを買う。1.5ユーロだったか?
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ミネラルウォーターを持って車内に入ると、すでに中はけっこういっぱい。若い人が多い。フィレンツェからシエナへのバスルートはけっこう人気がある路線なんだろう。
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バスは、フィレンツェ市内を抜けて、郊外へ向かう。今日はほんとうに良い天気。すぐに高速道路に入るようなことはなく、渋滞した一般道路をしばらく走る。そしてやっと高速道路に入る。
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道の途中で、ちらっとシエナ大聖堂が見えた。途中、渋滞したにもかかわらず、ほぼ定刻の午後1時半頃、シエナに到着した。
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シエナへは,鉄道も利用可能だが、鉄道駅とシエナ中心部が離れているので、バスが便利。バス停周辺には、やはり若い人が多い。シエナが若い人に人気があるのか、バス利用が若い人に人気があるのか。
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帰りのことを考えて、バス路線をチェック。フィレンツェに戻るには、131番のバスに乗れば良いということがわかる。バス停の地下に、バス会社の窓口があるが、往復でチケットを買っているので、この窓口に用事は無い。ここから歩いて、まずシエナ大聖堂に向かう。
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バス停からシエナ大聖堂への方向を確認していなかったが、みんなが歩いている方向だろうと検討をつけて、他の人について行く。
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このような両側に高い建物がたつ狭い道を歩いて行く。歩行者専用道ではないが、車は制限されているようで、ほとんど走っていない。
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カンポ広場やシエナ大聖堂に近づくにつれ、通りを歩く人が増え、にぎやかな雰囲気になってくる。途中、左へ行けばカンポ広場、という標識が出てくるが、そこは我慢して、シエナ大聖堂に向かって進む。
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通りを右折した先に、シエナ大聖堂の雄姿が見えた。とてもりっぱな建物で、隣に立つ鐘楼も大きい。大聖堂前の広場には多くの観光客が集まっている。小さな道の先に、どーんと大きな聖堂があるのは、不釣り合いのようにも思う。
大聖堂は1220年に起工され、14世紀まで建設が続いた。聖堂の右側に、拡張部分が見えるが、その後の財政難により、拡張工事は中止されている。 -
大聖堂の入場チケット売り場は、聖堂の右奥にある。ちょうど、拡張部分の屋根の下あたり。
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チケット売り場
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それほど時間がないので、一番安い大聖堂のみのチケットを購入、4ユーロ。大聖堂の入口へ向かう。
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そもそも、シエナへ来ようと思ったのは2つの理由がある。
一つは、10年以上前に見た雑誌の影響。昔、シリーズものでよくあったうちの一つで、毎号、各地の世界遺産を特集していた。その雑誌が、健康診断を行っているクリニックに置いてあり、待ち時間に読んでいた。その中にシエナの特集があり、カンポ広場などが取り上げられていた。気持ちよさそうな場所なので、一度は訪れたいと思っていた。
もう一つの理由は、イタリア旅行を計画していて、よくトリップアドバイザーを見ていたが、おすすめ観光名所のレビューに、シエナ大聖堂がとてもよかった、という話が良く出てくる。写真を見ると、縞模様のデザインで特徴ある教会。なかなか良さそうなので、今回の旅でぜひ行きたい場所として、予定に入れていた。 -
シエナ大聖堂の入場チケットを4ユーロで購入し、大聖堂へ入る。入口は多少人が集まっていたが、スムーズに入場する。天気が良すぎて、外が明るいため中は暗く感じそう。係員に、チケットのバーコードをチェックしてもらい、中に入る。
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入ってすぐのところに、このようなモザイク画でできた床がある。真ん中の絵は、シエナのシンボル、ロムルスとレムスが雌オオカミに育てられた場面。ロムルスとレムスは、ローマ建国の神話に登場する双子の兄弟で、この二人によってローマ市は建設されたことになっている。
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教会内部は、白黒の大理石でできた縞模様が特徴となっている。柱も、単純な構造では無く、数本の柱が組み合わさって1本に見えるようなデザイン。
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縞模様を基本としながらも、天井まで美しくデザインされている。柱の上部あたりに、人の顔の彫刻がずらっとなrんでいるのが分かる。
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1本の柱だけでも、かなり大きい。床のデザインも凝っている。床のモザイク画部分には、人が入らないようにロープが張られている。奥の方には、クーポラが見える。
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クーポラのさらに先に主祭壇がある。
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日本人女性が、主祭壇を熱心に撮影していた。
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隅の柱の奥に、小さな扉が開いている。この奥は、おみやげコーナーになっている。この扉は、写真で見る感じよりも狭く、人ひとり通るのがやっとの幅しかない。
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シエナ大聖堂内部をじっくり見学し、充分堪能したところで、外に出る。薄暗いところにずっといたので、外はまぶしすぎて、しばらく階段に座って休む。
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ゆるい坂道を下り、カンポ広場へ入っていく。世界一美しい広場と称され、中世の広場としてはヨーロッパで最大のもののひとつ。窪地に作られているため、扇状となっていて、扇の付け根に向けて傾斜した広場。
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天気が良く、広場に寝転がっている人も多い。とりあえず、広場の周りをゆっくり1周してみる。
広場の周辺にそって、レストランや売店が並んでいる。まだ、お昼を食べていないので、レストランを物色する。お腹がさほど空いているわけではないが、世界一美しいと言われるカンポ広場にやって来たのだから、広場を眺めなからゆったりビールを飲みたい。 -
カンポ広場の正面に立つ塔、高さ102m。登れるようになっていて、カンポ広場を見下ろすと、なかなか良い景色らしいが、今回はやめておく。塔の真下には、小さめのロッジアが突き出ている。
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扇のかなめの反対側、扇の円周の真ん中あたりにある泉で、1348年に完成。ヤーコポ・デッラ・クエルチャによる彫刻で彩られており、鳩が水を飲むために集まってきている。
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レストラン Alla Speranza
カンポ広場を囲むように立地するレストランは、いずれも観光客向けで、値付けが高そうだったが、そのうちの1軒を選んで、思い切って入ってみる。 -
こういうレストランは、どこでも同じだが、表にメニューが表示されていて、それを見ていると、必ず店員が声をかけてくれる。ここでは、若い女性が声をかける役回りをやっていたので入りやすかった。
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まずはビールを注文する。カンポ広場を見下ろしながら飲むビールは、なかなかうまい〜。料理については、なかなか決まらなかった。メニューを読むが、意味がわからない。スパゲティーやピザは検討がつくが、他のものはさっぱりわからない。
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そこで、店員に勧められたラビオリを注文してみる。少し待って、登場したのがコレ。ラビオリってこんな料理だったんですね。パスタ生地の間に、挽肉や野菜を入れて炒め、煮詰めたもの。
ナイフとフォークでは、なかなか食べにくいが、それなりうまい。入店したときには、客席には日よけのパラソルがかけられていたが、そのうち陽が傾いてきて片付けられた。 -
食事中に、日本人男性から声をかけられた。この店で働きながらワインの勉強をしているという。イタリアに憧れがあり、将来もイタリアと関係する仕事がしたい話していた。
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食後、私もカンポ広場に座り込んでみた。当然、下っている方向に向くようになる。心地よい空間だが、やや気温が高過ぎる。もう少し、涼しければ長くいられるのだろうが、そうもいかない。そろそろ帰ろう。
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カンポ広場から出てすぐにところにイタリアン・ジェラートの有名店GROMを見つけたので入ってみる。
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今回のイタリア旅行で初めて入るジェラート屋。ジェラート屋はあちこちで見つけるが、おなかが空かないので、なかなか入る機会がなかった。coppetta media、つまりカップの中、を注文する。3ユーロ。
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2種類のジェラートを盛ってもらう。どぎつい色のジェラートの下には、バニラが隠れている。有名店だが、特別においしいと言う感じでは無く、想像通りの味。ジェラートを食べながら歩いてバス停へ向かう。
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シエナのバス停に到着した。切符は往復で買ってあるので安心。わざわざ地下の窓口に行って切符を買う必要は無い。
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フィレンツェ行きのバスが停まっていたので、すぐに乗り込む。
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バスの中はすでにほぼ満席だったが、一部の空いてた席に座る。いったんバスに乗れば、終点がフィレンツェなので、何の心配もない。車内もまぁまぁ快適。往路はフィレンツェ近郊で渋滞したが、帰りは特に渋滞も無く、順調だった。
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シエナから出発したバスは、フィレンツェバスセンターに無事到着した。
写真、右側のビルの奥がバスセンターになっている。駅側から見ると、ただのビルで、そこにバスセンターがあるとは気づかない。
手前に見えるのがトラムの線路。今回は乗らなかったが、近代的なトラム。ヨーロッパ各地で見られるように、環境にやさしい交通機関として路面電車が見直されてきていることがわかる。 -
駅前の階段に人が多く座り込んでいたので、わたしも階段に腰掛けて、しばらく休憩する。
その後、何かを思いついて、またトラムの線路と道路を横切って、向こう側へ行こうとした。その時、事件は起こった。なんと、途中の段差に躓き、体勢を立て直せないまま転んでしまった。
あちこち打ち身をした上、左手は擦りむいてしまい、散々。一気に、気分が落ち込んだ。まだ、明るかったが、何もする気にならず、宿へ戻った。
キズは大したことはなかったが、衆人環視の中で転んでしまったのはショックだった。傷口にバンドエイドを貼って応急手当。シャワーを浴び、洗濯を済ませ、早めに寝る。
5月22日にフィレンツェに到着し、24日まではフィレンツェとその近郊の待ち巡りということで、当初の旅の目的「フィレンツェに滞在し、中世芸術とトスカーナの休日を満喫した。」に合致した行程だった。
しかし旅行の計画を立てている途中で、鉄道にも乗りたい、遠くへも行きたい、というふうに思い始め、残りの2日間は、25日がベネチア日帰り、26日がローマ日帰りとなった。旅はまだ続く。
32年ぶりのイタリア ひとり歩き
(2) フィレンツェからピサへ鉄道で移動 念願の斜塔にのぼる
⇒ http://4travel.jp/travelogue/10927339
32年ぶりのイタリア ひとり歩き
(4) フィレンツェからイタロに乗ってベネツィアへ
⇒ http://4travel.jp/travelogue/10930585
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この旅行記へのコメント (1)
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- Keiさん 2016/10/03 16:23:21
- はじめまして
- haruhiko_iyotaさん、こんにちは
この度は拙旅行記に沢山投票&フォローまでいただきありがとうございました。
haruhiko_iyotaさんの旅行記も拝見させていただきました。
写真とコメントが丁寧に綴られていて、特に初めて訪れるような方にとってはとても分かりやすい旅行記になっていると思い感心致しました。
いざ行ってみるとあれもこれもと盛り沢山な忙しい旅になってしまうというのはオヤジも同じ。痛いほどお気持ち分かります。
オヤジの一人旅シリーズはズボラな旅ですので、最終的には盛り沢山な計画が消化しきれずに、「いつかまたリベンジしよう」と毎回自分を無理やり納得させています。
気ままなオヤジ同士(スミマセン)、今後とも宜しくお願いいたします。
Kei
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