イギリスを気ままに旅行 ⑫ ー 古さと新しさしを併せ持つ都市 Cambridge（ 剣橋 ）を訪ねて

2014/06/24 - 2014/06/26

大学都市ケンブリッジを訪ねた。同じ大学都市でもオックスフォードとは大分感じが違うのに驚いた。それはケンブリッジの方がかなり古く、街全体が大学都市といような印象であった。

オックスフォードは以前一度訪ねたことはあったが、ケンブリッジは初めてだったので、何分期待は大きいものがあった。

エリア ケンブリッジ(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.5

ヨークからケンブリッジまで鉄道を利用した。車窓から見る風景は、平坦な野原とそこで草を食む羊と牛の姿や時には働いている人の姿を見るだけの単調な風景ばかりである。しかし、このような風景を見ていると、心が落ち着き、のんびりした気分に浸ることが出来る。

この方たちは何をしているのだろうか。スポーツそれとも何かの調査でもしているのか。

ケンブリッジに着いてホテルに荷物を置き、早速街へ出かけてみた。

街全体がくすんだ色をしていて、いかにも古い街であることが分かる。

＜Catholic Church of Our Lady & the English Martyers （ カトリック聖母及び英国殉教者教会 )＞

19世紀に建設されたイギリスで最も大きなカトリック教会で、ケンブリジのランドマーク的な存在である。天を突く尖塔が素晴らしい。

内部は聖像や絵画で埋め尽くされ、荘厳な雰囲気がただよっている。ほとんど観光客の姿は見られず、静寂そのものである。

街を歩いていると、このような建物があちこちにあり、いかにもケンブリッジは古い歴史のあるところだと思わせられた。

ケンブリッジの街を歩いていると、興味深いものがいくつか目に付いた。例えば、”FUTON ”という名前の布団やリンネ類を販売するお店がある。

こちらは“ Wagmama”（　わがまま　）というという日本食レストランで、イギリスではあちこちで目にした。しかし、看板の下の方を見ると、bulgogiという韓国料理の名前が見える。

イギリス在住日本人の間では値段が高い等と評判は良くない。香港出身の企業家が作ったチェーン店である。

日本でもおなじみの Starbuks Coffee（ スターバックス ）と Subway ( サブウェイ ) が隣同士で店を構えていて、珍しい光景（そうでもないか？）だったので、思わず写真を撮ってしまった。

＜Lloyds　Bank＞

この銀行は元々 Fosters' Bank という名前で、今はロイド銀行となっている。

＜River Cam（ ケム川 ）＞

夕方の川岸にはいくつも船が係留されていて、この日の航行は終了したようで、片づけをしている人の姿が見える。

大学のキャンパス中を流れるケム川には観光客を乗せたバンドという船が行き交っている。どのボートものんびりと航行していて、いかにもケンブリッジらしい風景にぴったりである。

船を漕いでいる青年はケンブリジ大の学生だろうか。

ホテルでの朝食。果物が出るのは珍しい。スイカとオレンジ、バナナが出てきた。

これは昼食に食べた Ploughman's Lunch で、ワンプレートにチーズ、パン、野菜等が山盛りに盛られていて、かなりの量であった。

夕飯に食べたチキンレバー(左）とサフランライス(右）、ポルトガル風ロールパン(下）である。

メニューに ”Love me tender...rich, tasty livers that melt in the mouth.” と洒落た文句が添えられていた。

＜Stuart House ( スチュアート・ハウス ）＞

＜Sydney Sussex College ( シドニー・サセックス・カレッジ ）＞

＜Millers Yard ( ミラーズ・ヤード ）＞

ここにはいくつかのレストランやカフェ等があり、まさに隠れ家的な存在と言ってもよいだろう。

ミラーズ・ヤードの中に古そうな中国料理店があり、ちょうど昼食時だったので、ここで昼食をとるべく、中に入ってみた。働いている人は皆中国人のようであった。

客も圧倒的に中国系の人ばかりである。

焼きそば風なものを注文したが、とにかく量が多い。

＜Methodisit Church ( メソジスト教会 ）＞

中に入ると、英国国教会の教会と派やや異なった雰囲気を持ち、荘厳な印象よりはやや親しみやすさを感じた。

＜Queen's College ( クィーンズ・カレッジ）＞

キャンパス内が一般公開されていて、料金を支払い見学してみた。

この建物はチャペルで、かなり大きな建物である。

チャペルの中に入ると、ちょうど学生たちが歌の練習中で、中をよく見ることが出来ず、少々残念であった。

＜The President's Lodge, Queen's College＞

この建物はクィーンズ・カレッジの学長官舎で、内部はどんな風になっているのだろうか。

＜The President's Lodge＞

＜The Old Library＞

＜Queen Elizabeth Woodville, Wife of King Edward IV and Founderess of Queen's College in 1465＞

クイーンズ・カレッジはケム川を挟んで左右にあり、「数学橋」で結ばれている。

＜The Round Church ( ラウンド・チャーチ ）＞

この教会を訪ねた時はちょうど改修工事が行われていて、建物全体がシートで覆われていた。残念ながら外側全体を見ることが出来なかったので、販売していた絵葉書で代用してみた。

イギリスでも３つしかないという珍しい円形の教会一つで、1129年に建設され、ケンブリジで２番目に古い建物だそうである。

＜Zoology Museum（ 動物学博物館 ）＞

博物館入口の階段手摺には風変わりな動物の彫像が２体あり、まさにここを訪れる人に睨みをきかしているような様子である。

階段を上がって行くと、さらに熊らしき彫像があり、それらを見ながら館内に入ってみた。

大きなアンモナイトが展示されている。

大きな恐竜の模型が展示されていて、思わずその大きさにおどろかされてしまった。

ケム川の岸辺で親子が水鳥に餌を与えていていた。このような光景を見ていると、つい一緒に野鳥の姿や動きをを観察して同じ時間を共有してしまった。

白鳥の親子が岸に上がり、人間のいる近くまでやって来た。