2014/08/23 - 2014/08/29
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駿河大納言さん
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ローマには見るべきものがたくさんあります。ですので、いろいろなところに焦点を絞ることによって、面白さを際立てることができます。
ここでは、彫刻、特に、大理石彫刻に焦点を絞ります。
大理石彫刻といっても、古くは、ギリシャ・ローマ時代から現代まで幅広いですが、対象としては、ルネサンス時代、バロック時代を中心に、それらが参考にしたもの、作者としては、ミケランジェロとベルニーニを中心とした旅行記です。ただ、作者不明のものも多くあります。
題材としては、キリスト教に関係したものが多いのですが、私が特に興味をもっている「受胎告知」(どんな女性だって、昼間のんびりと本を読んでいるところに、大天使ガブリエルが現れ、「あなた妊娠しましたよ!」と言えば、そりゃあびっくりするでしょう)、ピエタ(「死」は悲しいに決まっています。それをどのように表現するのかが作者の技量でしょう)、マグダラのマリア(娼婦だったと言われ、キリストの愛人だったとも言われ、波瀾万丈の人生を送った女性のどの時代をどのように表現するか)の3つです。しかし、彫刻となると、この3種の中では、ピエタ主体になります。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空 ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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天上の園のモザイクで有名なサンタ・プラッセーデ教会のピエタ。
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教皇座がヴァティカンに移るまで、カトリックの中心であったサン・ジョバンニ・イン・ラテラーノ大聖堂のピエタ。
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同上の別なピエタ。登場人物は4名。
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サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会のモーゼ。ミケランジェロ作。
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カピトリ−ニ美術館の、ベルニーニとその弟子による「ウルバヌス8世の像」
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同、「トゲを抜く少年」
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同、「瀕死のガリア人」
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同、「カピトリーニのビーナス」
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同、「マルフォーリオ」。大きい!
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コルソ通り沿いにあった教会のピエタ。カラフル。
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サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会前のオベリスクの台になっている象の像。
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サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会のミケランジェロ作「あがないの主イエス・キリスト」、触れそうな位置に。
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ジェズ教会の「ピエタ」。赤大理石?
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サンタ・マリア・デッラニマ教会の「ピエタ」。怪しい。サン・ピエトロのミケランジェロ作と似ているような。。。
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ムーア人の噴水。ベルニーニの下絵をもとに、G.A.マーリが造ったもの。
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「四大河の噴水」。ベルニーニの代表作と言われるものの、弟子の制作。
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ここからしばらく、ヴァティカン美術館。
「ラオコーン」。紀元1世紀後半、ロードスのギリシャ人が、ローマに来て彫ったもの。1506年コロッセオ近くで発掘。 -
「ベルヴェデーレのトルソ」。ミケランジェロ絶賛。
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サン・ピエトロ大聖堂にあるミケランジェロのピエタ。フィレンツェにある2体のピエタとあわせて、ミケランジェロは3回ピエタを彫った。これが最も若い時代に彫ったもので、一番みずみずしい。
息子(キリスト)よりも若い母(マリア)。。。などと言われることもあるが、『芸術品』なので、それでも良いじゃあないですか!! -
ちなみに、ヴァティカン美術館で売っていた聖母マリアの頭部。近くで見るとこうなっているらしい。
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ヴァティカン美術館の絵画館のお土産売り場の隣に飾ってあった「ピエタ」のにせもの。日光が辛い。
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「聖ペテロの椅子」。ベルニーニ作。
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ベルニーニによる「ブロンズの天蓋」。高さ29m。
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サンタンジェロ橋にあるベルニーニ作の天使像(ただし、コピー)。
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ここからは、ボルゲーゼ美術館収蔵。
まず、「プロセルピーナの略奪」。
ハデスの大きな指がプロセルピーナの太ももに食い込むところとプロセルピナの目から流れるひと粒の涙。 -
ハデスの大きな指がプロセルピーナの太ももに食い込むところの拡大写真。これが大理石。。。
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プロセルピーナが嫌がっているところ。
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ベルニーニの「真実」。
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「ヘルマフロディトス」(両性具有者)。解説を読むまでは、女性と固く信じていました。
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ベルニーニ作「雌山羊アマルテア」。
アマルティアが幼児ユピテルに授乳し、そこに小サテュロスが従っているところ。。。らしい。 -
アントニオ・カノーヴァ作「パオリーナ・ボルゲーゼ」。
ボルゲーゼ家という上流階級の一家に関係する女性を、この時代(1800年頃)に、このように彫るとは。。。 -
ベルニーニ作「ダヴィデ」。
石投げ器だけで武装したダヴィデが巨人ゴリアテに立ち向かっているまさにその瞬間。 ミケランジェロ作とも、ドナテッロ作とも、ヴェロッキオ作とも全く違う。 -
この角度の方が、ダイナミック?
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ベルニーニ作「アポロンとダフネ」。名作!
ゼウスの息子アポロンと、河の神ペネイオスの娘ダフネの物語。
ダフネに恋をしたアポロンがその後を追いかけるものの、ダフネは彼を拒絶。
アポロンに捕まりそうになった瞬間、ダフネは父ゼウスに「私の姿を変えて欲しい」と懇願。
その刹那、ダフネの体は月桂樹へ。まさに、この瞬間! -
すでに月桂樹にかわってしまっているダフネの指。それを虚しく追うアポロン。
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「アイネイアースとアンキーセース」。
シピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿のために制作された4体の彫刻群の中で、最初のもの。 -
ベルニーニ作「聖テレジアの法悦」(サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂コルナロ礼拝堂)。
天使が持つ槍の穂先が、聖女テレジアの胸元を狙っており、その瞬間、槍がテレジアの身体を貫き通したかのような奇跡(法悦)を感じた場面。宗教的歓喜と肉体的悦楽とは等価値であることを表現? -
サンタ・マリア・デル・ポポロ教会の天使の像。
ベルニーニが教会の改修を行った時のもの。 -
ベルニーニの最高傑作の一つ「福者ルドヴィカ・アルベルトーニ」(サン・フランチェスコ・ア・リーパ聖堂)。
死の淵で苦しみながらも、父なる神と共になる神聖な融合に歓喜する福者ルドヴィカ・アルベルトーニ。宗教的な神秘体験による歓喜の官能性。
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この旅行記へのコメント (4)
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- sanhaoさん 2022/01/09 13:47:26
- ベルニーニ
- コロナ禍前の2019年にローマに行きベルニーニの作品に衝撃を受けました。下準備もなく行ったのでいっぱい見逃した作品があります。コロナ終息後にぜひまた行きたいとおもいます。その時は駿河さんのようにいっぱい見てきたいと思っています。
- 駿河大納言さん からの返信 2022/01/09 21:45:08
- Re: ベルニーニ
- ありがとうございます!
ベルニーニって、日本では余り有名ではないけど、すごい彫刻家だと思っています。特に、ボルゲーゼ美術館にいくと、その素晴らしさに圧倒されますよね!
でも、ローマをはじめとするイタリアの都市はいろいろ見るものも多くて、迷ってしまいますね!
早く、また、海外に気楽に行ける時が来るといいなぁ・・・って思っています。
-
- ちょんたさん 2016/09/10 19:52:14
- ベルニーニ、素晴らしいですね!
- 駿河大納言様
初めまして、ちょんたと申します。
私もベルニーニの彫刻が大好きで、今度ローマに行くときにはベルニーニの彫刻を主にして教会巡りをしたらどうかと考えましたら、この旅行記に行きつきました。
ボルゲーゼ美術館のあの彫刻の見事なこと!
前に行ったときにもこの彫刻が特に心惹かれました。
太ももに食い込む指…。私もこれが本当に大理石でできているのかと、ちょっと触ってみたくなりました。(私は女性ですが…(笑))
いつ行けるのかわかりませんが、ショパンを訪ねてという心惹かれる旅行記も目にしましたので、またゆっくりお邪魔したいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ちょんた
- 駿河大納言さん からの返信 2016/09/11 03:46:18
- RE: ベルニーニ、素晴らしいですね!
- ちょんたさん
こちらこそ、はじめまして!
書込みありがとうございます!
ボルゲーゼ美術館、素晴らしいです!
ず〜っと以前、東京都美術館で、「ボルゲーゼ美術館展」があった時、観に行って以来、「絶対に行く!」リストの上の方に入っていました。
ベルニーニの彫刻以外もすごい(なんと個人のコレクション!)のですが、ちょんたさんもご指摘の「プロセルピーナの略奪」の「くいこみ」と「アポロンとダフネ」の「月桂樹になっていく瞬間」は、必見です!
教会廻りをされるのなら、「聖テレジアの法悦」(サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂コルナロ礼拝堂)と「福者ルドヴィカ・アルベルトーニ」(サン・フランチェスコ・ア・リーパ聖堂)は是非!(一応、仏教徒の)私にとっては、「エッチ感満載」ですが。。。
ちょんたさんの旅行記も拝見しました。
本格的なクルーズをいろいろ体験されているのが、羨ましく思いました。私は、渡し舟の他には、ヴェニスやアムステルダムで船からの観光をしたり、ドナウ川やメコン川の半日程度のクルーズしか経験がありません。。。
実は、先ほど、キプロスのラルナカという街に着いたばかりです。まだ、時差ボケの真っ最中ですが、何らかの旅行記をアップしようと思っています。
これからもよろしくお願いします。
(静岡市出身の)駿河大納言
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