2006/08/01 - 2006/08/09
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ねんきん老人さん
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ナイアガラとバンフのツアーについては前編 『これって、ツアー? ① 』に述べたとおりです。
トロント空港で初めて顔を合わせたツアーのメンバーとは、そこからホテルまで同じ車で移動しましたが、言葉を交わすこともなく、その後は帰国まで顔すら見ませんでした。
トロントからカルガリーまでは違うメンバー4~5人と同じ飛行機でしたが、これも話をすることはなく、さらにカルガリーからバンクーバーまでの移動は私と初老の夫婦の3人しかいませんでした。この人たちとはちょっと話をしましたが、飛行機の席が離れていたので、バンクーバー空港のコンコースでまた顔を合わせただけで別れました。
つまり、9日間のツアーとはいっても空港とホテルの間を予約済みのジャンボタクシーで移動しているような感じで、あとは現地で日本語ツアーを探したものの、それも客は日替わりですから、口をきいたといっても挨拶程度です。
そんな按配でバンクーバーに移動して、2泊しただけで日本に帰りましたが、今回はそのバンクーバーでの短い滞在について書いてみます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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-
【 グランビア・アイランド 】
空港には旅行会社の人が迎えに来ていましたが、客が私一人なので、普通車でした。
そのままホテルに行き、あとは最終日に空港まで送ってもらうというだけです。 まだ昼前ですから、市内観光に出かけました。タクシーや徒歩での行き当たりばったりの見物です。
まずはグランビア・アイランドという所に行きました。500m四方の小さな出島で、レストランやカフェ、土産物店にブティック、園芸用品店、マーケットなどなど雑多な商業施設が集まっているということです。
写真は、入江に面したテラスで、大勢の人がビールやアイスクリームを手に寛いでいました。 -
【 車のデコレーション 】
人混みの中に、派手にデコレートされた車がありました。よくもまあ、という感じです。
日本でこんなものを見たら、どこの馬鹿がと思うでしょうが、外国で見ると面白く感じるというのは、やはり観光客の目で見ているからでしょうか。 -
【 大道芸 】
その近くで大道芸人がデビルスティックをやっていました。なにやら喋りまくりながらの演技ですが、何を言っているのかさっぱり解りません。
観客が笑ったりするのでこちらも本気になって聞こうとするのですが、やっぱり解りません。正直、落ち込みました。 -
【 スタンレーパーク 】
スタンレーパークの写真はよく見ます。 広い公園にトーテムポールが林立しているイメージを抱いていたのですが、ポールはこの写真にある8本だけ。しかもそこには立ち入り禁止の札が。まあ見事なポールではありますが、がっかり感も否めません。
かろうじて、学生らしい女の子が紺のジャケットに赤いキルトをまとってバグパイプを演奏していたのが旅の気分をくすぐりました。といっても、スコットランドのバグパイプとカナダとの関係は分かりません。 -
【 バンクーバー市街 】
大都会バンクーバーは、なんとも雑然とした街でした。
まず驚いたことは、物乞いの多いことです。歩いているといきなり目の前に金属製のマグカップのようなものを突き出されるので、びっくりします。
またいかがわしい物を売る店が多く、それらが派手なネオンを輝かせています。日本のそういう店は目立たないようになっているようですが、ここでは煌々と電気をつけたショーウインドウに、思わず目を反らせるような商品がずらりと並んでいます。
ホテルの部屋は15階でしたが、それでも明け方まで酔った若者たちの馬鹿騒ぎが聞こえていました。 -
【 フェリーでバンクーバー島へ 】
バンクーバーに着いた翌日、ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアを一日観光するという日本語ツアーに参加しました。
ホテルにワゴン車が回ってきたのが7時半。 母と娘2人、60代前半(?)の夫婦、それに私の6人でのツアーです。
まずはフェリーでバンクーバー島に渡ります。バンクーバーから船でバンクーバー島に行く、というのはややこしい話ですが、地図で確認するとなるほどバンクーバーの沿岸にバンクーバー島という大きな島があり、そこにビクトリアがあることが分かります。
フェリーは売店、ゲームコーナー、レストランなどを備えた大きなもので、写真はすれ違った同型のフェリーです。
乗客の大半は中国人でした。中国人はとにかく声がでかい! 仲間同士で喋るときは、周りのことはまるで意識にないようです。
やたらと写真を撮り合うのですが、これがまたポーズをとるのに時間がかかり、やっとポーズを決めてもなかなかシャッターを切りません。ああでもない、こうでもない、と言い合って、その間は前を横切れませんから、待っている私はそうとう苛立ちました。
やっと写した、と思うと間髪を入れずに写す人と写される人が交代するので、またしても延々と待たされます。 -
【 ??? 】
??? 何の写真だかお判りですか。
実は貨車です。 出航直後に遠くを走る貨車が見えました。
あまりの長さにしばらく見とれていたのですが、はっと思ってカメラを取り出したときにはもう先頭は見えず、とりあえず撮った写真がこれです。我ながらつまらぬ写真になってしまいましたが、ここに見えるだけで40両以上あります。 -
【 航跡 】
騒々しい中国人を避けてアッパーデッキで3時間あまりを過ごしました。
スクリューが作り出す航跡は、船旅のムードをいやがうえにも盛り上げます。
旅先で水を見ると訳もなく旅情がかきたてられますが、水平線まで続く航跡というのはまた格別です。 -
【 インナー・ハーバー 】
ビクトリアに着きました。と思ったら解散です。日本語ツアーといってもワゴン車の中で多少の説明があるだけで、行く先々での案内はないのだと、このとき知りました。写真の中央に写っているのが州議会議事堂だということも、帰ってから写真の整理をしているときに初めて知りました。
まあ、のんびり散策ができたので、良かったとは思いますが。 -
【 ホエール・ウオッチングのボート 】
港には様々な観光船やヨットが浮かんでいます。 写真はこれからホエール・ウオッチングに出かけるボートですが、こんな小さなゴムボートで大丈夫なのでしょうか。 『白鯨』のエイハブ船長みたいにならなければいいのですが。 -
【 観光馬車 】
馬車も走っています。
馬よりも御者に見とれてしまったのは言うまでもありません。 -
【 リキシャ 】
これは力車です。
こいでいるのは高校生ぐらいに見えますが、アルバイトでしょうか。 -
【 お坊さん 】
僧衣の感じからして、上座部仏教のお坊さんでしょうか。
お坊さんだって観光することに不思議はありませんが、足元がスニーカーというのが、ちょっと笑ってしまいます。(失礼) -
【 ストリート・ミュージシャン 】
この二人、どういう関係だろう? なんて勘ぐるのは芸術に素養のないゲスのやっかみですね。(反省)
でも、置かれたバイオリンケースに殆どお金が入っていなかったところを見ると、ほかの人たちも「チクショー」と思っていたのではないでしょうか。 -
【 ストリート・ミュージシャン 】
それに引き替え、こちらのケースには結構お金が入っていました。
やっぱり子供は強いですね。
でも、後ろのオバサンとピンクのシャツの女の子、顔が似ていませんか?
もしかしたらお母さんで、子供に稼がせてアガリを取り上げてしまうのかも知れません。 -
【 ストリート・ミュージシャン 】
これはまた、訳の分からないミュージシャンです。
ディジュリドゥなんか吹いているところを見ると、オーストラリア人でしょうか。
それにしても、ドラムの中にいるロブスターは何でしょう? -
【 ブッチャート・ガーデン 】
指定された時間に集合すると平凡なレストランに案内され、平凡な昼食を食べ、ブッチャート・ガーデンに向かいました。
セメント会社のオーナー夫人が採石場のあとに草花を植えたのが始まりだそうで、それから100年、見事な庭園に育っています。
毎年100万人が訪れるとのことですが、その殆どは中国人ではないかと思われるくらい、中国人、中国人、中国人で溢れていました。前述のとおり写真を撮るので、その前は道が詰まって大混雑です。 -
【 コンサート 】
園内の野外音楽堂でオジサンたちのコーラスが響いていました。
ここには中国人はいませんでした。 -
【 噴水 】
人工とは思えない谷間の池に、噴水が上がっていました。
遠くにあるだけに、「これでもか」という押し付けがましさが感じられず、しばらく見とれました。 -
【 イタリアンガーデン 】
園内にはサンクン(窪地)ガーデン、イタリアンガーデン、地中海庭園、ローズガーデン、それに日本庭園の5つのエリアがあります。
日本庭園だけはがっかりで、世界の人々があれを日本庭園だと思って帰るのかと思うと残念です。
そのほかはどこに行っても花、花、花で、日頃無粋な私でも飽きることがありません。
3時間ぐらいいたと思いますが、集合時間ぎりぎりに戻ると、他の人たちは全員揃っていて、非難の目つきで私を見ました。 遅れていないのに、と思いましたが、朝から口をきいた人はいないというよそよそしいグループでしたので、黙ってワゴン車に乗り込みました。
帰りのフェリーでは眠ってしまい、目が覚めたら周りに乗客は一人もいませんでした。焦りに焦って、とにかく下へと走り、ツアーの車を見つけたときには、もうエンジンがかかっていました。
添乗員さんが起こしてくれるようなツアーではないのです。
かくしてツアーらしくないツアーで行ったカナダですが、最終日にホテルまで迎えに来てくれたのは普通車で、またしても私一人でした。
最後の最後まで、「これって、ツアー?」と思いながらの9日間。 でもカナダには魅了されました。大まかな様子が分かりましたので、次は妻を連れて、“知ったかぶり”をしながらゆっくり滞在したいと思います。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- ふわっくまさん 2022/04/11 12:31:33
- バンクーバー・・
- ねんきんさん、こんにちは。
カナダ・バンクーバーに行かれたご様子を、拝見させていただきました。
バンクーバーから、ツアーでバンクーバー島へ・・
同じ名前というのが、少々ややこしいですね( ;∀;)
ツアーに参加された方々⇒よそよそしい感じで、若干寂しくも感じました。
けれども私も1度だけ行った経験のある、ブッチャートガーデン・・(^^♪
・・とても美しく、お陰様で遥か昔の風景を思い出しました。
そして長く続いた貨車の写真、しばらく見とれるお気持ちよーくわかります(^_-)-☆
私も思わず手をとめて眺めることが多々あったので、1枚撮れただけでもお見事!と思いました。
ふわっくま
- ねんきん老人さん からの返信 2022/04/11 17:29:54
- やっぱり国土が広いということでしょうか。
- ふわっくまさん、こんにちは。 古いカナダの旅行記をお読みいただいて、ありがとうございました。
たしかにあのツアーはメンバーが日替わりになったり、泊まるホテルが違ったりして、それまでに私が体験していたツアーとは違うものでした。
でもまあ、私はカナダという所が初めてでしたし、見て回ることが忙しくて、行きずりの、その場だけの「仲間」と付き合っている暇はありませんでしたから、それはそれで、ま、いっか、という感じでした。
ふわっくまさんもバンクーバー島に行かれたということで、同じ景色を楽しまれたのだと知って、嬉しい気分になりました。 同じ場所に行かれたのであれば、私の下手な旅行記でも、その様子がよく分かっていただけたのではないかと安心しています。
あの長い貨車のことも、見た人でないとなかなか理解しにくいですね。 そもそも日本だったら、そんなに長い列車を停められる駅がありませんものね。
ふわっくまさんの旅行記を拝読していると、私が行ったことのない場所が次々と出てきて、羨ましいばかりですが、たまに私の知っている場所が出てくると、同じ体験を共有できているんだという気になります。
これからもいろいろ教えてください。
重ねて、ありがとうございました。
ねんきん老人
-
- 琉球熱さん 2015/02/01 18:31:05
- わからないものですね
- ねんきん老人さん、こんにちは
宮古島の旅行記に投票いただき、ありがとうございます。
古い記録で恐縮です。我ながら酷い仕上がりです・・・
ところでカナダ、バンクーバー。
なんとなく良いイメージがあったのですが、市街地の様子をうかがうと、新宿歌舞伎町以上ですね。意外です。
カナダ自体、とても落ち着いた国と言うイメージがありましたが、やはりその場に行ってみないとわからないことは多いですね。
隣の国の傍若無人ぶりはカナダにまで波及していましたか!
沖縄のマイナーなところまで進出しているし、最近では山にも出没しています。
環境が汚されないかと心配です。
- ねんきん老人さん からの返信 2015/02/01 20:03:52
- 共感していただいて、ありがとうございます。
- 琉球熱さん こんばんは
いつも丁寧に読んでいただき、張り合いがあります。ありがとうございます。
どこの国に行ってもその国独特の雰囲気があって楽しいものですが、どこに国に行っても自分たち流にしかふるまえない民度の低い旅行者がのさばっていて、折角の雰囲気を台無しにしています。
日本は官民あげてそういう不作法な観光客を呼ぼうとしており、どこに行っても中国語が書いてあります。
由緒ただしい古刹にお詣りして、境内のあちこちに中国語の張り紙を見るとうんざりします。
琉球熱さんの旅行記は美しい写真と含蓄に富んだ文章でいつも楽しませていただいております。
沖縄は、本島には4回か5回行きましたが、いつも2泊か3泊で、離島には行ったことがありません。
本島をはるかにしのぐ景色だと聞いていますので、行ってみたくて仕方がないのですが、お金がかかるので実現していません。
ですから、琉球熱さんのように「効率の悪い」旅行をしている方が羨ましくてなりません。
毎年年金が下がっていますし、さらに今年からは本格的に下がるそうですから、私が沖縄の離島に行ける日はもう来ないと思います。
その分、琉球熱さんの旅行記を楽しませていただきますので、これからもよろしくお願いします。
ねんきん老人
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