2014/07/12 - 2014/07/19
379位(同エリア3873件中)
チョビさん
ルネッサンスの代表格と言われるフィレンツェは、ドゥオーモの大聖堂、ウッフィッツェ美術館などの歴史遺産やボッティチェッリ、ミケランジェロといった天才達の貴重な作品が点在する、言わば街全体が美術館のような所です。
また、薬の卸売りで財を成し銀行業で成功したメディチ家ゆかりの地であり、メディチ家統治の下、15世紀から16世紀にかけ繁栄しました。
医療を表すメディカルやメディシンは、このメディチが語源と言われています。
フィレンツェ市内観光の前に、ミケランジェロ広場に行くことをお勧めします。
高台に位置するミケランジェロ広場からは、街の東西を流れるアルノ川、ベッキオ橋、ドゥオーモの巨大なクーポラ、ヴェッキオ宮殿など、フィレンツェの主要観光スポットがが一望できるので、それぞれの位置関係を覚えてから観光を始めることをお勧めします。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
-
イチオシ
広場からのフィレンツェの眺望は素晴らしく、一見の価値ありです。
ミケランジェロ広場 広場・公園
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正面に見える建物はベッキオ宮殿。
シニョ−リア広場を抜け、フィレンツェ最初の目的地ウフィッツェ美術館へ向かいます。
この日も好天に恵まれ、汗だくです。ヴェッキオ宮殿 城・宮殿
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これはランツィの回廊。
この左奥がウフィッツェ美術館の入り口です。 -
この日、広場に大勢の警察官が集結していました。
さすがに世界遺産の警備は一味違うぜ。と思っていたら、ベッキオ宮殿でヨーロッパ主要国の首脳会議が行われていました。
おかげで今日は、スリがいません。
ここのダヴィデ像は、レプリカです。 -
イチオシ
入り口付近にあるコジモの像。
ウフィッツェ美術館は、コジモ1世により建築されました。
建築には約20年を要し、コジモが亡くなった1500年代後半に完成ました。
英語のオフィスは、ウフィッツェが語源だと聞きました。ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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さあ、ウフィッツェ美術館に入場です。
美術館入り口付近は来館者の長蛇の列。
しかし、我々は予約しておいたので、すんなり入場できました。
美術館に入ると最初にメディチ家の紋章が目に入ります。
赤い球は、丸薬を表しているとの事です。 -
ウフィッツェ美術館は南北に長く、画像にある回廊で各部屋が画像結ばれ、45の部屋に2,500点の絵画、彫刻が展示されています。
http://www.polomuseale.firenze.it/
http://www.uffizi.com/
従って、1・2時間程度で美術品の全てを鑑賞することは、到底不可能です。 -
最近、写真撮影がOKになったそうです。
重い一眼レフを持ってきて大正解です。
但し、撮影はノーフラッシュ。
添乗員さんの話では、試行的に許可されたので入場者がルールを守らないと、また撮影禁止になるかもしれません。とのこと。
三脚が使えないため、手持ち撮影が可能になるまでカメラのISO感度を上げす。 -
ウフィッツェ美術館は、ルネサンスを代表する作品を数多く所蔵する美術館として知られています。
ここからは、よく撮れた画像を中心に絵画・彫刻などを紹介します。
有名な作品の前は人が多く、目的の絵画だけをフレームに収めるのに苦労しました。
オニサンティの聖母(ジョット) -
人の多いところは、このとおり画に近付けません。
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美術の教科書には必ず載っている、ウフィッツェ美術館一番人気の「ヴィーナスの誕生」ボッティチェッリ作品
特に貴重な絵画は、分厚いパネルでカバーされています。
「お前ら、触るなよ!。」ってとこですかね。 -
タイトル、作者忘れました。
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美術館の部屋別展示品のインフォメーション。
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遠近法を用いて描かれた、「受胎告知」レオナルドダビンチ作品
大天使ガブリエルから受胎を告知されるマリアの姿を描いたものです。 -
フィレンツェでミケランジェロが描いた絵画が見られるのは、唯一ここだけ。この1枚だけとのことです。
ミケランジェロの画風は、女性も筋肉モリモリでマッチョに描かれています。
「聖家族と幼い洗礼者聖ヨハネ」ミケランジェロ作品 -
天井の絵画にも目を見張るものがあります。
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タイトル、作者忘れました。
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部屋名称「トリブーナ」
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「ヒワの聖母」ラファエロ作品
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ラファエル自画像
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タイトル、作者とも忘れましたが、暗いトーンで描かれた女性が男の首を刎ねている衝撃的な画です。
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「ウルビ-ノのビーナス」ティツィアーノ作品
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タイトル、作者忘れました。
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ギリシャ神話に登場する怪物メデューサですが、かなり衝撃的で見入ってしまいます。
首を刎ねられ、大量の血が滴っています。
しかしこの画、メデューサは女性なんですが、男の顔にしか見えません。
メデューサは、万能の神ゼウスの娘アテナを侮辱し、怒りをかったため、その姿を毒蛇の髪を持つ醜い化け物に変えられました。
見る者を石に化す力を持ち、人々から恐れられたメデューサも最後は勇者ペルセウスにより首を刎ねられます。
ペルセウスはメデューサ退治に当たり、ゼウスがアテナに与えた、全ての災いを跳ね返す楯、アイギスを借り受け、眠っていたメデューサの首を刎ねたといわれます。正に寝首を欠くとは、このことです。
余談ですがアメリカ海軍や海上自衛隊が所有するイージス艦の名は、万能の楯、アイギスに由来するものです。
半径500kmをカバーする高性能レーダーを備えたイージス艦は、近代戦における万能の楯といったところでしょうか。 -
「バッカス」カラヴァッジョ作品
酒の神といわれるバッカスですが、よく見ると果物が腐っており、退廃をイメージさせる画です。 -
イチオシ
ジョットの鐘楼とドゥオーモのツーショット。
ドゥオーモの正式名称は、「サンタマリア デル フィオーレ大聖堂(花の聖母大聖堂)」と言います。 -
ドゥオーモ内部。
広角レンズで撮影すると、不思議な空間が撮れます。 -
クーポラに描かれた「最後の審判」
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正面中心に見えるのは、時計です。
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写真のタイトル。 「真夏のジョット」
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フリータイムに立ち寄ったおもちゃ屋。
土産に木製のピノキオのを買いました。 -
街のあちこちで馬車を見かけます。
馬車乗り場で見かけた馬は、皆おとなしく、よい子ばかりでした。
馬君、暑い中ご苦労様です。 -
イチオシ
アルノ川に架かるベッキオ橋。
西側からのショット。ヴェッキオ橋 建造物
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ベッキオ橋を上流から。
第二次大戦中、フィレンツェを占拠するナチスドイツは、連合軍の進行を阻止するため、アルノ河に架かる橋をことごとく破壊します。
しかし、ベッキオ橋だけは爆破を免れたため、600年以上、橋の両側に店舗を構えるたたずまいを変えていないと聞きました。 -
次は、河の北側からのショット。
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ベッキオ橋を渡ります。
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ベッキオ橋の宝飾店。
ここには、宝飾店しかありません。
以前は、肉屋が店舗を連ね、骨肉を河に捨てていたため、かなりの悪臭を放っていたそうです。
メディチ家の人々は、橋の上に設けられたヴァザーリの回廊を抜け、ヴェッキオ宮殿(当時の庁舎)へ通っていましたが、悪臭に耐えかねたコジモ家のフェルディナンド1世が全ての肉屋を撤去します。
そうして、橋上の店舗が肉屋から宝飾店に変わったそうです。 -
レッブリカ広場。
日を遮るものがないので、暑いです。レプッブリカ広場 (フィレンツェ) 広場・公園
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レッブリカ広場のメリーゴーラウンド。
日中は、暑いせいか営業していません。 -
ベッキオ橋の夕暮れ。
相変わらず、観光客が多いです。 -
すっかり陽の落ちたレッブリカ広場。
レプッブリカ広場 (フィレンツェ) 広場・公園
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涼しくなって営業を開始したようですが、2人しか乗っていません。
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イチオシ
夕食はここ。添乗員さんお勧めのIl Magazzino。
ベッキオ橋から歩いていけます。
NHKの「世界ふれあい街あるき」のフィレンツェ紹介で、正面の広場といっしょに、この店が何度も映っていました。
店名のIl Magazzinoイル・マガッツィーノとは、倉庫を意味し、昔は付近が肉の倉庫街だったとのこと。
フィレンツェ伝統料理の店で、値段も安く、中でもモツ煮がお勧めと聞き、早速注文しました。
日本のモツ煮とは違う味わいでモツ特有の臭いも無く、とても柔らかでした。
水より安いワイン(4ユーロ)と一緒に美味しくいただきました。
http://www.amoitalia.com/firenze/restaurant_magazzino.html -
夜の市街を散策。
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ミネラルウォーターを買いました。
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さあ、明日は最後の目的地、ローマへ。約300km移動です。
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この旅行記へのコメント (2)
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- rinnmamaさん 2019/01/20 12:46:44
- はじめまして
- チョビさん、こんにちは
ご投票有難うございました。
イタリア記の写真が綺麗で素敵ですね。
流石に手慣れたカメラワークです(1500枚の整理は大変だったことでしょう)
構図も素敵です(私のコンデジ写真とは差が歴然ですね)
私はミラノは初めてでしたが、長旅の出だしでゆったり回り、時間の関係でスカラ座と大聖堂はパスしましたので、拝見出来て嬉しかったです^^
今年は夫と古希の2人旅で再度イタリア旅なので、べッキオ橋から歩いて行けるという郷土料理店「IL Magazzio」を探せたら行ってみようと思いました。
次はローマ記なんですね!
2017年は北を中心だったのでローマはパスしましたが、今年は3泊の予定ですので楽しみにお待ちしております。
夫は初イタリアです。ただ、海外に行きたいというわけではなので、私のように忙しなく歩く事は嫌いで、多分、食事中心になると思います。
その為、チョビさんの情報は有難いです。
フィレンツェではキアナ牛は又、食べて来ようと思っていますが^^
こちら愛知はインフルエンザが猛威をふるっています。
チョビさんもお気をつけて下さいませ。
rinmama
- チョビさん からの返信 2019/01/20 22:36:38
- Re: はじめまして
- rinnmama様、初めまして。
旅行記に投票頂き、ありがとうございます。
今年は南イタリアに行く予定でしたが、愛犬のチョビが高齢で介護が必要になってしまい、長期間家を空けることが出来なくなりました。いずれナポリには行こうと思います。
以下に、IL Magazzioのリンクを張っておきます。
https://amoitalia.com/firenze/restaurant_magazzino.html
チャンスがあれば是非、トリッパを召し上がって下さい。
それでは、楽しいご旅行を期待しております。
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