2007/11/24 - 2007/11/26
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tamayuraさん
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韓の国の美を探して・・・
先ずは・・・
古くは、利休をはじめ幾多の茶人に、
そして近年では、浅川兄弟を始め多くの人々に愛された
韓の国の美を探して、国立中央博物館を訪ねました。
そして もう一つの韓の国の美 楽善斎(ナクソンジェ)
あまたの色を取り除いていくと・・・
もう一つの韓の国の美が・・・
日韓辛く暗い歴史の中で数奇な運命に翻弄されながらも
人生を立派に生き抜いた李方子妃が、
晩年を過ごされた場所でも有るのです。
韓の国からの海の道 いにしえよりもっとも早くひらけた海の道
そこでは・・・数知れぬ人々の往還が・・・
そこには・・・人々のいくたの思いが・・・いくたの願いが・・・
李方子妃は、どのような想いを胸に往還なさられたのでしょうか。
色々な思いにかられた旅でした。
過去の旅行 写真の整理を兼ねて投稿しました。
宜しければ どうぞ ご覧下さいませ。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
韓の国の美
気候・風土・流れる時が・・・そので営む人達が造り出した美
国立中央博物館で・・・ -
もう一つの韓の国の美
楽善斎(ナクソンジェ)
李王朝ラストエンペラーとなる李垠(イ・ウン)殿下が幼児期を過ごし
そして方子妃が晩年を過ごされた場所 -
朝一番ソウル行きの飛行機で金浦空港へ
沖縄までの飛行時間と変わらない
金浦空港からは地下鉄でソウル市内へ
国内旅行と変わらない
改めて 彼の国との 過去・現在・未来を思いました・・・
先ずめざしたのは
2005年にリニューアルした国立中央博物館 -
展示室に挟まれたこの空間は「歴史の道」と呼ばれいるそうです。
高くそびえ立つ石塔に目を奪われました。 -
敬天寺十層石塔 国宝86号 高麗 1348年
韓国初の大理石の石塔で、
一層の塔身には、高麗・忠穆王(チュンモクワン:高麗の第29代の王)4年(1348)に建てられたと記されています。
日本では木製の塔を多くみますが、この国では石塔が主流なのですね。
1907年、田中光顕により日本に不法搬出されたものを、
イギリスのジャーナリスト、E. Bethellと
アメリカのジャーナリスト、H. Hulbertなどの努力により、
1918年返還されたそうです。
田中光顕て誰??
土佐藩志士。幕末維新を生き延びる。維新後、陸軍少将、警視総監など。
長く宮内大臣として、宮中に勢力を誇った。とありますが・・・
どのような経緯が有って 不法搬出という愚行にでたのか・・・ -
半跏思惟像 国宝78号
悟りを求めて思惟瞑想にふける出家前の悉達多(シッダルタ)の姿だそうです。
悉達多(シッダルタ)???て、誰???で検索
日本語では、お釈迦様(おしゃかさま)
漢訳では瞿曇 悉達多(クドン・シッダッタ)と伝えられる。と有りました。
学生時代にはまったく興味が無かったのに・・
渡来人秦河勝(はたかわかつ)が聖徳太子から賜った仏像を
本尊として創建したとされる広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像との類似が、
いろいろと論議を醸していますが・・・
心の安らぎを求めての仏様に、そのような・・・
和を持って尊しとなす その言葉がずっしりと心に響きます。 -
この国の時々の権力者には、
仏の教えは受け入れられなかったようですね。
-
青磁象嵌菊花宝相唐草文鉢 国宝 115号
全体の形が、なんと端正な・・・ -
大きな菊花文とその周りに、流麗な線で描かれた宝相唐草文が埋めつくし
端正で繊細で優雅な器
どのような方が、愛でられていたのでしょうか? -
青磁象嵌梅竹鶴文梅瓶
宝物 1168号 (宝物は日本で云う所の重要文化財)
ラインが柔らかく流れおちるような自然な曲線美
ぽっちゃり豊満な女性のよう
典型的な高麗青磁の梅瓶との事です。 -
青磁陰刻蓮華唐草文梅瓶 国宝 97 高麗 12世紀
高麗青磁は9世紀末~10世紀はじめに制作が始まり、
12世紀に全盛期を迎えた。美しい翡翠色の釉と象嵌技法が特徴である。
丸みのある肩部から緩慢な腰部を経て足にいたる柔らかい流れの線が、
高麗青磁ならではの曲線美を表している。
との説明が有りました。確かに端正な洗練されたライン
こちらは、柳腰の手弱女(たおやめ)のような・・・ -
白磁青画梅鳥竹文壷 国宝 170号
朝鮮前期には青華白磁を作る際、
白磁に青華顔料で絵画を描くのは専門画員の仕事で有り
宮中の画員が毎年広州官窯に赴き、絵を描いたとの事
解説には、韓国的な情緒が表現された竹と鳥、梅の木を
洗練された筆致で描写している。と有りました。
梅の木の下に描かれている菊の花が、素朴で優しく描かれていて好きです。 -
この展示品の前に立ち思った事は・・・
浅川伯教(あさかわ のりたか)巧(たくみ)兄弟の事
李朝−朝鮮時代(1392-1910)の陶磁器に注目し、
その美と向かい合って 朝鮮時代の美術を紹介した方です。
その影響を受けた柳宗悦、そこに河井寛次郎、濱田庄司、富本憲吉
そうそうたる人達が加わり、「民藝」運動は具体化していったそうです。 -
青花蘭竹文? 朝鮮18世紀
柳宗悦を魅了してやまなかった 李朝染付秋草面取壷を
思い浮かべました。
柔らかい乳白色の地と、描かれた草花との余白 -
ずっ〜と 以前
デパートで、抹茶碗の作品展を覗いた事が有りました。
李朝家具の上段にさり気なく飾られていた一輪差し
その地肌に釘付けになりました。
柔らかな白一色の世界、
白い木槿(ムクゲ)の花 その花びらに宿る色そのもの
そしてその中に・・・
ひとひら・ふたひら まるで舞い散る牡丹雪のような・・・
心安らぐ 温かみをそこに感じました。 -
満月と・・・
晩秋 月の光に 物思う・・・ -
昌徳宮 (チャンドックン) 正門
昌徳宮 (チャンドックン)は
正宮 景福宮の東側にあり「東宮」とも呼ばれていたそうです。
その歴史は、
1405年、正宮である景福宮の離宮として建造された宮殿で、
光海君(クァンヘグン・1571-1641・李朝第15代王)以降、
約270年に渡って李氏朝鮮王朝の政務が行われた
王の御所としての役割をはたしたそうです。 -
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2010年5月から見学システムが変わり
今は楽善斎は自由観覧出来るようになりした。
私達が訪れた頃は、決まった時間だけの観覧で
楽善斎は、更に限定人数でのガイドツァーでの観覧でした。 -
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見学者ははるさんとtamayura 二人だけ・・・
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韓国の美を探して・・・
錦川橋(クムチョンギョ)
1411年に造られた、ソウルに残る最古の石橋。 -
“瑞獣” だそうです。
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進善門(チンソンムン)
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仁政門(インジョンムン)
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昌徳宮の正殿
仁政殿 (インジョンジョン)
王の即位式・朝礼・外国使臣の接見などの重要行事が行なわれた場所 -
品階石
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仁正殿内 玉座
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青瓦の美しい宣政殿(ソンジョンジョン)
王が日常的な政務を行なった場所
現存する宮殿の中で唯一青い瓦屋根をもつ建物 -
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宣政殿(ソンジョンジョン)
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宣政門
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宣政殿(ソンジョンジョン)回廊
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宣政殿(ソンジョンジョン)青瓦
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宣政殿(ソンジョンジョン)
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宣政殿(ソンジョンジョン)
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熙政堂(ヒジョンダン)
王と王妃の日常生活の場。
一部西洋式に改造されています。 -
大造殿(テジョジョン)
王と王妃の寝殿であり、王とその家族が生活していた中宮殿
屋根に棟瓦が無いのがお判りいただけますか?
韓国では棟瓦を「龍棟」と呼んでいたそうです。
国王は龍に例えられたので、国王の寝殿であるこの大造殿の棟瓦を
省いたという事だそうです。 -
この鳥は・・・
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ここにも・・・(どこにいるか、判りますか〜〜)
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喜善楼
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長楽門
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楽善斎
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楽善斎
李方子著『流れのままに』の中に、
ここ楽善斎は、李垠(イ・ウン)殿下が
幼児期を過ごした所でも有ったと書かれていました。
15才の時 日韓の架け橋になろうとの決意を胸に、
韓国皇 太子英親王に嫁いだ梨本宮方子様
87才でその生涯を終えたその人生を想う時、胸が熱くなります。 -
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錫福軒
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壽康斎
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楽善斎 手摺
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あっ リスが・・・
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壽康斎裏から錫福軒へ
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間静堂
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たまたま
ブックカバーが、韓国手仕事の一つポシャギだったので、
ポシャギについて、話がはずみました。
お日様の光を受けながら、風にそよぐポシャギの美に惹かれ
どんな小さな布ぎれも無駄にせず、つないでいくその心に惹かれ
ポシャギ作りを楽しんでいた頃なので
自作のブックカバーを使っていました。
この時彼女から パッチワーク風のものは 「チョガッポ」と呼ぶと教わりました。 -
昌徳宮の魅力の一つ
豊かな自然をそのまま生かして造った美しい宮殿の庭園、
後苑(フウォン)です。
時まさしく晩秋・・・ -
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芙蓉池(プヨンジ) 芙蓉亭(プヨンジョン)
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暎花堂(ヨンファダン)
王族の休憩所で
前の広場で科挙の試験が行われたとの事 -
愛蓮池(エリョンジ)と愛蓮亭
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李朝時代の正宮「景福宮(キョンボックン)」
白岳山が背後に見えるのですが・・・
今日はあいにくのお天気で・・・ -
「王宮守門将交代儀式」
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「守門軍(スムングン)」
王宮門の開閉や警備を担う軍隊の事だそうです。 -
現在のソウルの姿です。
清渓川(チョンゲチョン)
駅で・街中で地図を広げていると・・・
「すみませ〜ん!」えって振り返ると、男性が「わかりますか?」
市場の前を通り過ぎた時、カラッとした明るい声でキンパプ作りながら
「こんにちは!! 日本から来たの!!」 -
私がず〜〜っとず〜〜っと小さかった頃
大阪天王寺の茶臼山(たぶんここでだと思います。)で見た光景
ふっと思い出しました。
断片的なシーンしか思い出せないのですが・・・
赤・黄・青・黄緑・桃色が、グルグルと回っていて
今思えばそれは、韓国の民族衣装チマチョゴリだったのでしょうか?
動くその色を、何故か鮮明に覚えています。
大きな太鼓を打ちながら唄いながら、グルグル 回っている人達がいて
なんだか とっても楽しそうで・・・
もう半世紀以上も前の事です。
近くて・遠くて・遠くて・近い国・・・・
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この旅行記へのコメント (2)
-
- konomiさん 2014/08/30 19:47:17
- ぜひ行きたいです!
- 来年5月にソウルに行く予定を入れているので、ぜひ国立博物館に行ってみたいです。
艶消しの染付の鶴首、美しいですね。
前回ソウルに行ったときに、街中で初めてパンソリを見たのですが、おじいさんおばあさんが、自然に踊りだして、楽しそうな表情をしているのをみて、とても感動しました。
苦労をした世代の方ですよね。
あのリズムと楽器の音色が大好きになりました。
次は、コリアハウスで公演を見てみようか・・・と思っています。
ホイアンの旅行記も見せていただきました。
ここも行ってみたいと思っているところです。
- tamayuraさん からの返信 2014/09/01 23:41:15
- 訪問・投票有り難うございます。RE: ぜひ行きたいです!
- こんばんは
ホイアンとソウルの旅行記 訪問・投票有り難うございます。
新緑の季節のソウル いいですね。
どうぞ 国立中央博物館で素敵な作品との出会いが有ります様に・・・
予想だにしない事で感動したり苦労した旅は、一生の宝物ですね。
トラブルで忘れられない旅が多い私ですが・・・
はるさんが投稿しているので、時々旅行記に訪ねて・・・
そうやったなぁ〜〜 そやそや! 一人PCの前で思い出に耽ってます。
旅行記拝見出来るのを、楽しみに待っています。
tamayura
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