2014/07/19 - 2014/07/21
31位(同エリア200件中)
食いしんぼう姉さんさん
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ナショナルデーの三連休にランスへ行ってきました。今回のお休みは取れるかどうかが微妙だったので、あまり計画を練る時間がありませんでした。
もともと6月にあった三連休に行く予定でしたが、その時も休めるかわからず初動が遅れてしまい、予算に合うホテルが全然見つかりませんでした。なのでその時に7月の連休用のホテルだけ押さえておきました。
ランスと言えばシャンパーニュと大聖堂。日本ではシャンパンと言いますが、フランス語ではシャンパーニュと発音します。英語の時はチョンペンみたいな発音でした。まずはメゾン見学について調べてみました。
メゾンは予約無しでも大丈夫のところもあるようですが、観光シーズンは予約必須です。
土曜日は移動日なので決まった時間に予定を入れたくなく、翌日の日曜日に開いているところを探しました。
G.H.Mummは、日曜日も開いていて見学設備も充実しているみたいです。出発の1週間前にサイトから見学コースを確認すると、英語での見学は14時半しか開いていませんでした。
Pommeryも日曜日に開いているのでチェックしてみましたが、英語コースは埋まっていました。
もう1軒有名どころのVeuve Clicquotは、日曜日にはやっていないので予定に入れていませんでした。でもやっぱり行ってみたいと土曜日の最終コースの問い合わせをしてみましたが満席でした。
G.H.Mumm、Veuve Clicquotのどちらも返信メールは翌日には届きました。
初夏のランスは観光シーズンで混んでいそうです。
ランスは美食の町としても有名だそうです。市内に一つ星が2軒、少し外れに二つ星が1軒、郊外に一つ星と三つ星が1軒ずつあります。わたし達は飲酒ができるように歩いて行ける距離にある一つ星に予約を入れました。
1日目
自宅からだいたい3時間半くらいでランスに到着。到着した時の印象は思ってたより大きな町でした。
ホテルにチェックインした後は、ランチをしにすぐに出かけました。ランチの後は酔っぱらってしまった夫は昼寝、わたしはひとりで買い物や街歩きに出かけました。
モノプリにはベルギーに比べて気のきいたものがちょこちょこ売っていて楽しい買い物ができました。
2日目
午前中に市内観光をして、午後からG.H.Mummの見学。
3日目
ランス大聖堂と少しだけエペルネ。
ランスはどこで飲んでもシャンパーニュがベルギーの半額くらいでシャンパーニュ好きにはたまりませんでした。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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13:20
Cafe du Palaisル・カフェ・デュ・パレ フレンチ
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店員さんのお勧めの小さいメゾンのシャンパーニュをセレクト。
うずらとフォアグラのサラダ。残念ながらフォアグラの質があまり良くなかったです。うずらの熱で溶けた部分は特に生臭い。
70euro(シャンパーニュ・ハーフ38e)
Assailly アサイィ/Cuvee Reservee Brut Blanc de Blancs Grand Cru -
裁判所 Tribunal de Grande Instance de Reims
裁判所 (ランス) 建造物
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Rue de Vesleは立派な建物が並んでいて壮観。
横道にアンティークショップがあって、素敵な小物がたくさん売っていました。 -
いつ見ても子供たちに人気の噴水。
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Fontaine Subé
広場の真ん中に思えますが、実はラウンドアバウトの中心に建っているので車に注意。 -
Holiday inn Reims Centre
専用駐車場は無いとホテルの予約サイトには書いてありましたが、実際はあったみたいです。わたし達は並びにある公共駐車場に停めました。料金はほとんど変わらないようでした。
駐車場はモノプリと同じ建物なので、たくさんお買い物しても大丈夫。ホリデイ イン ランス サントル バイ IHG ホテル
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アールデコ様式の建物
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Le Foch
ランスの一つ星のひとつ。19時半にネットから予約しました。ル フォッシュ フレンチ
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グラスでシャンパーニュ2種とワインをいただきました。
de Venoge ドゥ・ヴノージュ/Le Brut Rose
有名航空会社国際線のビジネス、ファーストクラスの機内シャンパンとして愛飲されています。
星付きには珍しくワインリストにグラスの値段が記されていました。シャンパーニュはさすがにおいしい。 -
左上から時計回りに。
前菜:仔鳩のタルタル・サモサ・フォアグラのポタージュ、前菜:ラングスティーヌのトリュフ添えサラダ・春巻き、メイン:的鯛のソテー・オマールのリゾット添え、メイン:リー・ド・ヴォーのポルトソース
この時期にトリュフ?と思ったらやっぱり最悪でした。ラングスティーヌはおいしいけれど、春巻きとトリュフはいらない。タルタルはごま油を使っていておいしいけれど、サモサとフォアグラの組み合わせが?
メインの的鯛はちょっと焼き過ぎだけどリゾットはとてもおいしい、でもオマールはToo Much。リー・ド・ヴォーも火を入れ過ぎでした。ル フォッシュ フレンチ
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左上から時計回りに。
アミューズ1:サーモンの海藻のせ、アミューズ2:グリーンピースタルト・プチトマト飴・ハムのゼリー寄せ、チーズ、チーズの盛り合わせ、プチフール、フランボワーズのソルベ・マカロン添え -
季節を無視したメニューが多くて残念な感じでした。お値段と料理が合ってないです。常時決まったメニューを見て予約の時に感じた不安が的中してしまいました。
席は小部屋の方に回されました。観光客のみだったせいか砕けた雰囲気でした。気を張らずごはんが食べられたところはよかったのか…。
Le Foch 220euro(シャンパーニュ15e、ワイン12-16e) -
2日目 10:30
Square du Palais de Justice
昨日の反対側から見た裁判所裁判所 (ランス) 建造物
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ノートルダム大聖堂Cathédrale Notre-Dame
13世紀のゴシック建築の最高傑作。フランスの歴代国王25人の戴冠式がこの大聖堂でおこなわれました。
西側正面には2300体以上の彫像があり、そのなかの「微笑みの天使」は有名ですが、わたし達が行った時はちょうどリノベーション中で残念でした。ランスのノートル-ダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院及びト宮殿 寺院・教会
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こちらも微笑みの天使?それともリノベーション中の真ん中にあるのが本物?勉強不足でわかりませんでした。
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アップで見てみるとほんとうに微笑んでいます。
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バラ窓の下のステンドグラス。肝心のバラ窓は覆いがかかっていて暗かったせいか撮り忘れてしまいました。
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シャンパーニュ造りのステンドグラス。シャンパン製造業者によって寄贈されたそうです。
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ブドウを運んだり踏んだり、樽に詰めたりという場面が描かれています。
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祭壇
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ランス大聖堂は第一次世界大戦で壊滅的な打撃を受けたためステンドグラスや彫像、大聖堂も修復されたものだそうです。
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入口に対して一番奥にあるステンドグラスはシャガールのデザイン。
見学しようと前に立ったとたん礼拝堂付近は閉鎖されてしまい、見学時間30秒くらい・・・。また後で見に来ることにします。 -
11:30
大聖堂前にあるカフェで。
Henri Abelé アンリ・アブレ
1757年に創立されたランスで三番目に古いメゾン。このグラスはきりっと辛口でした。 -
トー宮殿Palais du Tau
大司教の居所だった建物。現在は博物館になっており、隣接するノートルダム大聖堂の宝物や、聖堂にあった彫像の一部が展示されています。トー宮殿 城・宮殿
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トー宮殿側から見た大聖堂。
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大聖堂脇にあるツーリスト・インフォメーション。大聖堂の参事会の宝物庫管理人の家。
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北側の入口
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通りの向こうに市役所が見えたので、行ってみます。
お昼はG.H.Mummの近くに移動したほうがいいと思い北へ向かいましたが、これには意外な落とし穴が。日曜日のせいで市の中心以外のお店は軒並みお休みでした。 -
ランス市役所
17世紀から始まった建造が完成したのがなんと200年後。ルネッサンス様式のルイ13世像はじめ、多くの彫刻で美しく飾られたネオクラシックな外観は見事。 -
12:25 マルスの門 Porte de Mars
3世紀に作られたローマ時代に建造された凱旋門のなかで、最大のものと言われています。当時このマルスの門を含め3つの門がランスにはありましたが、現存するのはここのみです。マルス門 建造物
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ランチの出来るお店をさがして、門の近くのチェックしてあったお店、ホテルに併設しているカフェなどを当たって見てもことごとくクローズ。
町の中心に戻るには、次の予定に間に合わなそうで悩みました。
けっこう歩いて疲れていたけど、市庁舎の近くに有ったパン屋でサンドイッチでも買うことにして戻ります。 -
13:00
市庁舎に戻る途中で見つけたレストラン。のぞいてみると感じがよかったので入ってみました。
Samjia
32 Rue Colbert
月曜休み
高級タイ料理。味と値段の折り合いは、ランスで行った店の中で一番合っていたかも。ほとんど閉まっている日曜日に開いていた貴重なレストランでした。 -
14:10 G.H.MUMM
レストランからタクシーで移動。レストランの店員さんがとっても親切で、タクシーが来るのを待ち構えてくれ運転手さんに行き先を丁寧に説明してくれました。
この建物はショップで、左にある建物に受付があります。G.H マム 博物館・美術館・ギャラリー
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タクシーは敷地の中を通って入口まで連れてきてくれました。市内から10ユーロくらい。
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受付で名前を告げて、コースを選びます。最後にどのシャンパーニュを飲むかで値段が変わります。
ツアーが始まるまでフロアを見学。 -
モザイクで出来た古い看板
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14:30 英語のツアーに参加。
事前予約をして行きましたが、係員が時間を間違えていないか全員に何度も確認していたので、どうやら予約人数より集まった数が多いみたい。結局そのままコースを回りました。 -
醗酵タンク
長い階段を下りると急に気温が下がりました。それまでタンクトップだった人達もささっと上着をはおっていました。もちろんわたし達も。 -
ねかせて熟成させる・・・だったような。
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シャンパンは少しずつ瓶を傾けて、口の部分にオリを集めます。以前は手作業でしたが、今は大部分がオートメーション化されているそうです。
基本的にシャンパーニュはワインと違って売りだされた時が飲みごろだそうです。 -
この台に差し込んでオリを溜めるようです。よく見るといろいろな角度で置いてありました。
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古い時代のシャンパーニュ。参考用にとってあるそうです。
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地下通路。数十キロにわたるそうです。
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昔使用されていた器具の展示。
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お待ちかねの試飲の時間です。
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左:Brut Rose
右:Le Millesime 2006
どちらも前日に飲んだものよりきりっとしていてシーフードにも合いそうでした。 -
見学していないスペース。建物の中には近代的な設備がありました。
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ノートルダム・ド・ラペ礼拝堂。
Chapelle Foujita
中は撮影禁止。手元にあるパンフによると、藤田は二か月かけて礼拝堂内の壁を絵画で埋め尽くしたそうです。フジタのチャペル 寺院・教会
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この黒い部分はステンドグラスで、「葡萄を収穫する聖母」が置かれる小さな礼拝堂になっています。
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19:00 Café de la Paix
夕食も日曜日のため、あまりお店が開いていません。恐る恐るホテル併設のレストランに入りました。ベスト ウェスタン プレミア ホテル ドゥ ラ ペ ホテル
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前菜のカキはいままで食べた中で、一番立派なサイズでおいしかったのでメインにも期待しました。が、このタルタルはちょっと古い感じ。不安になって途中で食べるのを止めました。
Laurent Perrier/Brut
夕食 102euro
ことごとく食事をはずしてしまいました。ランスは一大観光地なので、念入りな下調べが必要でした。シャンパーニュはどこで飲んでもおいしいし安くてうれしい。 -
3日目
10時過ぎにホテルを出て大聖堂へ。壮麗な建物に近代的なトラムが走って不思議な景色。 -
前日に訪れた時に、シャガールのステンドグラスをゆっくり見学できなかったので再訪。
正面からの写真が無かったので撮ってみたけれど、リノベーションのシートがまぬけでした。ランスのノートル-ダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院及びト宮殿 寺院・教会
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ジャンヌ・ダルク像
ジャンヌはこの大聖堂で行われたフランス王シャルル7世の戴冠に貢献したそうです。ジャンヌ ダルク像 (ノートルダム大聖堂前の広場) モニュメント・記念碑
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1974年にシャガールによるステンドグラスが置かれました。
左と中央部は「旧約聖書」「新約聖書」がテーマで、右側にはクロヴィスの戴冠の様子など王家の逸話が表されています。 -
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ホテル前に建っていたアールデコの建築物。
Les Salons Degermann -
帰途とは反対方向だけど、ちょっとエペルネに立ち寄ってみることにしました。
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町に到着する少し前から雨が降ってきてしまいました。モエ・エ・シャンドン近くに広めの公共駐車場があります。
ちょっと歩いてみたらランスよりも好みの町。こっちに滞在して、ランスを立ち寄りにすればよかった!周りには小さなシャンパーニュのメゾンがあるみたいだし楽しそう。 -
12:45 La Cave a Champagne
観光局で聞いた郷土料理のお店。材料は人によって好き嫌いがありそうですが、おいしくて安くてわたし達は満足。繊細さは無いけれど家庭的な味で、最後にやっとおいしい店に出会えてよかった。 -
白とロゼのシャンパーニュはグラスでもありました。
Eric Isselée エリック・イスレ/Grand Cru
Couchou-Meillot/Rose -
左上から時計回りに。
エスカルゴ入りアーティチョークのパセリソース、卵のココット、子牛の脳みそのポトフ、ラムのタンと胸腺の煮込み、洋梨の赤ワイン煮・ラズベリーソルベ
58euro(Menu19.8ex2、シャンパーニュ7.5ex2) -
シャンパーニュ通り
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Moet & Chandon
モエ エ シャンドンのカーブ 文化・芸術・歴史
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モエ・エ・シャンドンの敷地内に建っているドン・ペリニヨン僧の像。
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ショップの玄関には、フルートグラスで出来たシャンデリア。
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来店するお客さんがみんなしげしげと眺めていたドン・ペリニヨンの売場。
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中央にはモエ・エ・シャンドンもかっこよく並べられていました。
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エペルネの町を出てワイン畑を見に行きました。
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まだ堅そうな実がたくさんありました。
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畑はエペルネの高台に位置しています。
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町はずれのラウンドアバウトは、自転車が飾られたデザイン。
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エペルネからの帰り道、ブドウ畑が広がっていました。
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地元以外では買えなそうな小さなメゾンのロゼと白のシャンパーニュ。コルクの形をしたチョコボンボン。木で出来た指貫き。アディルサAdyrsa(地中海の島Menorca)のぶどう形のピック。
ずっと欲しくて探してきたピックが手に入ってすごくうれしい。ウィンドウに飾ってあったものに一目ぼれして、夫に交渉してもらって手に入れました。
Jean Vesselle/シャンパーニュ・ドゥミ・セック・ロゼ・フリアンディーズ
1930年設立。家族経営の小さなメゾン。
J. Charpentier/トラディショナル・ブリュ
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この旅行記へのコメント (2)
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- yamada423さん 2014/11/05 08:05:32
- カーヴの地下トンネル
- おはようございます
シャンパーニュ地方の延々と続く地下のシャンパンの貯蔵トンネルを興味深く拝見しました。
50年前に学生フランス工業視察団でロアール地方のカーヴを見学したときに同じような地下トンネルを見たのを思い出しました。
年間を通じて気温が15℃前後で一定して、適度の湿度もあって特殊なカビが生えるのがワインの熟成に適しているとか聞きました。
それにブドウ畑はついついワイン畑と書いてしまいますね(笑い)
ランスは訪ねたことは有りませんが、50年前に交流があった学生の一人が住んでいます。今年10月には当時の学生の3家族の家を泊まり歩きました。(リヨン、エクサンプロヴァンス、パリ)
yamada423
- 食いしんぼう姉さんさん からの返信 2014/11/06 05:02:43
- RE: カーヴの地下トンネル
- yamada423さん
こんばんは。
あんな地下に長い通路が延びているとは思わずビックリしました。
フランス人のワインに対する情熱を感じます。
50年前にロアールでカーヴ見学!
今みたいに気軽に海外に行けない時代ですよね。
すごいです!
ところでワイン畑と書いてますね。笑
すっかり普通に書いてましたがブドウ畑ですよね。
ウッカリしてました。
今回はもうこのままワインで行っちゃおうと思います。
ちょっと恥ずかしいですが…。
他の旅行記も心配ですが今後気をつければ良しとしちゃいますね。
拙い旅行記にメッセージと投票をしていただき、ありがとうございました。
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