2014/07/18 - 2014/07/22
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pacorinさん
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「モンゴルでは初心者でもたくさん乗馬ができる」と知ったのは去年のこと。
旅行のベストシーズンは夏、関空からウランバートルへの直行便が出ているのは7・8月のみ、ということで1年間待ってモンゴルへ行ってきました。
4トラのモンゴル旅行記を読みまくり、あるトラベラーさんが参加されたツアーがよさげだったので同じ旅行会社のツアーに参加。
といっても、他の参加者はおらず、ガイド&運転手をつけて個人旅行しているようでとっても気楽に楽しめました♪
<日程>
1日目 13:00 関空 (OM506) 16:40 ウランバートル
(ウランバートル泊)
2日目 ウランバートル → テレルジ (テレルジ泊)
3日目 テレルジで乗馬 (テレルジ泊)
4日目 チンギス・ハーンテーマパーク
ウランバートル観光 (ウランバートル泊)
5日目 7:00 ウランバートル (OM505) 12:00 関空
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この旅行記は旅行2日目、雨でどうしようもなかったテレルジ編です。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
旅行2日目の朝。お迎えは9時だったのでゆったりとホテルで朝食をいただきました。
宿泊していたフラワーホテルは日系のホテルですが、朝食会場のレストランには前日見かけなかった西洋人がたくさんいてにぎわっていました。 -
朝から雨降りで気分もどんよりしながら、ウランバートルの北東約50kmにあるテレルジへ。
この辺りは降雨量の少ないステップ気候ですが、夏が年間で最も雨の多い時期なのです。
前日のウランバートル到着時、ガイドくんが「18日〜22日まで雨の予報です。」と不吉な発言をしていましたが、ほんとにずっと雨だったらどうしよう・・・(沈)
ゲルと建物が混在しているところがモンゴルっぽい風景です。 -
トール川が見えてきました。
ゴルヒ・テレルジ国立公園はウランバートルから近いこともあり、モンゴル人や外国人旅行者がたくさん訪れる保養地です。 -
この辺りはモンゴル人の別荘地だったかな。
建物がカラフルです。
庭にゲルもあったりします。 -
テレルジの特徴は岩山や岩壁です。
見渡す限りの草原、って感じじゃないんですね。 -
テレルジには100ケ所ぐらい、ツーリストゲル・キャンプがあるそうです。
-
その中のひとつ、「ミラージュ」に到着。
ウランバートルから1時間ちょっとのドライブでした。
運転手さんとは駐車場でお別れ、明後日の朝にお迎えにきてもらいます。
女性スタッフがカートを押して荷物を運んでくれました。
そういえば、このツーリストゲルで男性スタッフを一人も見かけませんでした。 -
宿泊したゲルです。全部で30ぐらいのゲルがあったかな?
ゲルとはモンゴル語で「家」の意味。
木とフェルトでできた、分解・組み立てが簡単な移動式の住居です。
ドアは南向きと決まっています。
ツーリストキャンプのゲルは遊牧民のように移動するわけではないので、コンクリートの基礎の上に建っています。 -
中に入ると・・・あら、かわいらしいじゃありませんか〜♪
ベッドが2つに、キャビネットのような家具、小さなテーブルとイスに薪ストーブ。
基本的なゲルにならって家具が配置されています。 -
屋根の中心には円形の木枠でできたトーノと呼ばれる天窓があり、明かりを調整します。
天窓の一部には煙突を出す穴をあけ、閉じるときにはウルフと呼ばれる布で閉めます。 -
壁は布でカーテンのように囲ってありますが、めくってみると木枠が見えたので下から風が入ってくる感じ。
それにしてもオレンジのモンゴル調の家具がかわいいわ〜♪
トイレとシャワーは別棟の建物にあります。 -
これで天気が良ければ言うことないのに・・・いまいちテンションが上がりません(沈)
-
元々の予定でも乗馬は午後からだということで、雨が小降りのうちに付近を散歩してみます。
ゲルには木の扉がついていて、鍵をかけられるようになっています。
この鍵がかたくてコツが必要で、開け閉めに毎度苦労しました。 -
キャンプ敷地奥の岩山に向かって歩きます。
草が濡れているので、あっという間に靴がぐっしょり濡れてしまいました。
そこら中に生えてる草花がかわいいです。 -
きのこ発見〜♪
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ガイドくん曰く、ヒダが黒っぽいから毒きのこなんだって。
そうなの?? -
ガイドくんと友人、何か見つけたのかな?
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名前がわかりません〜
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これはアザミかな。
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「可憐」という言葉がぴったりです。
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岩のてっぺんに登ろうとするpacorin。しかし、雨で意外に岩が滑って危険だったので断念。
ガイドくんが心配そうについてきてました。 -
岩山からの眺め
お隣の丘のツーリストゲルが見えています。 -
岩山からの眺め
天気がよければここから夕日が眺められたのに〜 -
岩山はまだまだ続くので、トレッキングなどもできそうなところですね。
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岩の裂け目に落ちないように気をつけて慎重に戻りました。
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われらが「ミラージュ」キャンプ全景です。
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ランチは大きなレストランゲルでいただきます。
良い雰囲気です。
ちなみにこの日は土曜日でしたが宿泊客は少なそうで、レストランで見かけたのはガイドをつけた日本人夫婦1組、モンゴル人ファミリー1団体のみ。
モンゴル人は食料持参の人も多いらしく、レストランではお茶だけしていました。 -
まずはポテトサラダ。
普通に美味しい♪
じゃがいもはよく食べるようで、ポテトサラダも普通に食べるそうです。 -
バンシタイ・シュル
水餃子入りスープ。
外が寒かったので、あったかいスープがうれしかったです。
水餃子の中身はもちろん羊肉ですが、そこまでニオイが気になるほどでもなく。
羊肉の苦手なpacorinでもお肉部分を少々残したらなんとかいけました。 -
シャルサン・マフタイ・ホールガ
肉の炒め物定食。
食堂での定番メニューのひとつ。
羊肉っていわれないとわからないぐらい。かなりうまし☆
このキャンプで一番美味しかったのがコレかも〜♪
お米がやたらつやつやして「中国が化学的な処理をほどこしているのでは?」と疑ってしまいましたが、中国で食べたパサパサの炒飯のゴハンなんかより断然美味しかったです。 -
デザートはLOTTE作のブルーベリーパイ。
ウランバートルのスーパーには韓国のものが沢山売ってました。
しかし、お菓子は日本のが美味しいですね。
韓国の人も割と沢山モンゴルに来ているようです。
一番多い外国人はやはり中国の人です。 -
午後からは乗馬の予定でしたが、雨がやまないのでとりあえず馬を管理している遊牧民のゲルへ行って天気の様子をみます。
仏壇や家族の写真がきれいに飾られていました。 -
ゲル内の基本的なレイアウトはツーリストゲルと同じです。
ベッドの場所にソファベッドのような家具が置いてあります。
入り口から見て左手が男性、右手が女性の居場所です。 -
ゲルでは乳製品がふるまわれました。
アイラグ(馬乳酒)は甘みのない酸っぱいヨーグルトドリンクのような味。
普段飲んでいない人がたくさん飲むとお腹をこわすと言われました。
pacorinはなめる程度でしたが、友人はけっこうクセになると言ってちょこちょこ飲んでました。
ガイドくんは「あんまり好きじゃない」だって(笑) -
ボールツォグ
甘くない揚げドーナツのようなもの
ウルム
手作りバター -
エーツギー
ウルムを作ったあとの残りを煮詰めて作る固いチーズのようなもの。
「乳のカタマリ!!」みたいな味です。(笑) -
ゲルには遊牧民のお子様がいて、シャボン玉をして遊んでいました。
-
遊牧民の子。ちなみに姉弟ではありません。
お顔立ちが違いますよね〜 -
このゲルは他の観光客も入れ替わり立ち代り訪れていました。
-
どこの人かわからないけど(なんとなくイギリス人?)のオジサマは馬乳酒のもてなしをアッサリ「いらない」と断っていました。
日本人ってこういうとき、飲めそうになくてもがんばってトライする人が多いような気がするけど。
ガイドブックには「一応口をつけるのがマナー」って書いてあったけどどうなんでしょう?
リピーターだったのかしら? -
ゲルに置いてあったかわいいブーツ。
ちなみにこのゲル、すごい羊臭がします。
出入りのたびに「あ、ヒツジ・・・」って思ってました。
ガイドくんにそれを言っても「全然わからない」とのこと。
韓国に行ったらなんとなくニンニク臭がするような感じで、もともとそこにいる人にはわからないニオイ問題です(笑) -
ゲルでまったり過ごしていましたが、雨はやまず。
仕方ないので雨の中、少し馬に乗ることにしました。
すね当てとヘルメットを借りていざ出陣。 -
モンゴル馬は小柄で、サラブレッドから比べると体高が30〜50cmも低いそうです。
雨の中うなだれてじっとしている馬たち。
pacorinはオーストラリアやグアムで乗馬トレッキング経験あり、乗馬検定5級(誘導馬について小区画の馬場で軽速歩ができる)という2日で取れる資格を持っています。
友人は大人になってから馬に乗るのは初めてで、乗馬中はずっと手綱を遊牧民に預けて常に馬をひっぱってもらっていました。
乗り方のレクチャーはほとんどなく、ガイドくんと「曲がる、とまる」の手綱さばきを確認しただけ。
馬を操る遊牧民の青年はモンゴル語しか話せないので、pacorinはほとんど絡みなしでした。
発進の時は「チュッ!」とするどく言って両脚で馬の腹を圧迫します。 -
比べてみました、お馬さん。
足の長さが違いますよね〜乗った目線もモンゴル馬は低いです。
とりあえず常歩(なみあし)で付近を散歩します。
先頭は遊牧民の青年+友人、あとからpacorinとガイドくんの馬がついていきます。
馬には名前もついてないし、pacorinのいうことを聞いてくれるというよりは、先導の馬に仕方なくついていってるだけ〜、という印象。 -
雨に打たれてトボトボ散歩、おまけに気温はどんどん下がりめちゃくちゃ寒い!
これは罰ゲームですか?という乗馬体験を小一時間ほどで終え、キャンプに戻りました。
ゲルでは薪ストーブをガンガン燃やして暖をとりました。
BBQの炭なら一度火がつくとずっと燃えていますが、乾いてない薪はなかなか燃えないし、すぐ燃え尽きるし、火をキープするのがけっこう難しかったです。 -
明日もこの靴をはくから絶対乾いてもらわないと!!ということでゲルの中はこんな状態(苦笑)
ちなみに木の扉は小さいので、出入り時は頭上注意です。 -
乾いた服に着替えてディナータイム。
とりあえずビールでおつかれさ〜ん、ってほんと疲れたし!
「こんなにしつこく雨が降る日は珍しい」、とか「今日これだけ降ったら明日は絶対降らない」、とか「客人が恵みの雨をもたらす」とか、いろいろなぐさめられながらゴハンをいただきます。 -
最初にサラダが出てくるのはうれしい♪
ヒツジハムは独特のテイストでしたが、ぱりぱりのキャベツサラダがうまーい。 -
ボーズ
中国のパオズ(包子)に由来する蒸し肉餃子。
お正月、人の集まる家では数千個作るそう。氷点下の戸外で保存するんだとか。1人10個は食べるんだって〜
pacorinはまわりの皮に対して中身のお肉を少ししか食べられないので、変な残し方をしましたが、まだ食べやすい方だと思います。イランのヒツジ料理なんて全く食べられなかったし。 -
デザートはモンゴルのヨーグルト。
さらっとしていて美味しくいただきました。
このツーリストキャンプ、ごはんが美味しいのがかなり救いです。
これで何も食べられなかったりしたら悲劇だし〜! -
あまりの寒さに薪を燃やし続け、シャワー浴びたら間違いなく風邪をひきそうだったので今夜はパスして、明日雨がやんでくれることをひたすら祈るばかりでした。
まさか京都で暑くてあおいでたうちわが、モンゴルで薪ストーブを燃やすのに役に立つなんて思ってもみなかったし!
そういえば、この日は宿泊客が少ないせいか外灯がついておらず、トイレ棟に行くまでの道は真っ暗。友人が持参していた懐中電灯が大活躍でした。
ヒマだったのでモンゴルの紙幣を並べてみました。
高額紙幣はチンギス・ハーンの肖像、小額紙幣はスフバートルの肖像です。
ゲルの天井にバタバタ打ちつける雨の音に不安感満載で就寝。
「モンゴルでプライスレス体験☆ Part 3 テレルジ乗馬編」に続く。
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