2014/05/27 - 2014/05/28
2039位(同エリア10029件中)
エムさん
ロンドン線の特典Fクラスのチケットをプレゼントされ、ロンドン・パリを旅行しました。
今回は姉と二人旅なので、ロンドンのプランは姉が、パリは私が担当しました。
美術館巡りがメインだったパリを離れ、ユーロスターでロンドンに戻ります。
5月27日 パリ北駅発 9:13 → セント・パンクラス着 10:39
15:00 ルーベンスホテルにてアフタヌーンティー
ナショナル・ギャラリー見学
5月28日 ロイヤルアルバート、大英博物館見学、ヒースロー空港より帰国の途へ
- 旅行の満足度
- 4.5
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
7:55 パリ北駅
ロンドンから往路便では、長蛇の列に冷や汗をかき、さらにスーツケースの検査にひっかかり、滑り込みで乗車した苦い経験がありました。
イギリスは入国審査があるので、混雑を予想して早々にホテルをチェックアウトし、タクシーで北駅に乗り付けました。
余裕を持って早めに来てみたが、行列もなく拍子抜けするほど空いている。
エスカレーターを上がると入国審査があります。入国カードに記入するため、滞在ホテルの予約表や、パスポートを取り出して色々と面倒ですが、時間がタップリあるので余裕です。
前回はスーツケースに入っていたナイフ騒動で無駄な時間を費やしたので、今回はリンゴと一緒に紙袋に入れて、直ぐに出せるようにしました。
手荷物のエックス線検査は何事もなくスルー、目的が明確だからでしょうか?手に提げてる方が、よっぽど危険だと思うのですが・・・
イミグレは2ヶ所あり、特に時間を要せず進んでいきます。
ところが、私の番になって、後方にいた日本人がイミグレの写真を撮ってしまい、審査官の目はそちらに集中してスタンプを押してくれず、怖い目つきで日本人を呼び寄せる合図を送っています。
それでも私までは何とか進んだのですが、次の姉がなかなか来ません。
撮った画像を確認して、消去させていたので時間がかかったのだという。
「入国審査場は、万国共通で撮影禁止!」
国境がない島国なので、知らない日本人が多いようです。 -
8:56 ユーロスターに乗車
乗車待ち時間が長かったので、免税店を一軒ずつ丁寧に巡ると、色々な種類のチーズが置いてありました。昨日、モノプリで慌てて買ったのですが、お土産にちょうど良さそうなのがありました。
9:13 ロンドンへ向けて出発!約2時間半の旅です。
前回の失敗から、ロンドンに着く前に、ユーロとポンドの入れ替えをして準備万端に整えます。 -
10:45 セント・パンクラス駅到着
1時間の時差があり、時計の針を戻して一日25時間、得した気分!
駅に着いたら先ず、やるべき事があるのです。ロンドン出発の際、姉が忘れた手提げの受取りが・・・。
遺失物として届けられたのはラッキーでしたが、ロクシタンのポーチが抜き取られていたという。まぁ、それ位で済んで良かったと思うけど、ショックだったみたです。
気を取り直して、駅の傍にあるホテルに荷物を預けて出かけます。 -
地下鉄セントラルラインのノッティング・ヒル・ゲート駅で下車。
ここは映画「ノッティングヒルの恋人」で有名になった街ですが、大きな蚤の市があります。
今日は小雨が降るので人通りが少なく、静かな高級住宅という印象です。
『イギリスの伝統的なタウンハウス』
コッツウォルズでお世話になったガイドさんの話では、
1666年に起きたロンドン大火災の翌年から木組みの建物が禁止となり、煉瓦や石造りにすることが定められたという。屋根には使用されない煙突が並び、伝統的な煙突をつける風習だけ残っているらしい。
街並みが統一されて美しいです。 -
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ポートベロー・マーケット
可愛い建物が軒を連ね、店頭にはティーセットや、ガーデニングの水差しなど可愛いモノが並んでします。
お天気だったら手に取って見たかったのですが、写真だけ撮ってスルー。 -
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アンティークミシンが壁面にズラーっと並んだショップは、地下がごく普通の洋服店でした。
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お洒落な窓辺を写して!
イギリスは晴れたり降ったり、変わりやすい天候がガーデニングに適していると思うのです。 -
閑静な住宅地にお洒落なショップが軒を連ね、街並みが美しい。
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建物とガーデニングが美しく絵になります。
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ピザ屋さんのウィンドウに、こんな看板があって、美味しそうなので急にお腹が空いて・・・
ルーべスンホテルのアフタヌーンティーを予約しているので、写真だけ撮って駅へ行きます。 -
ノッティング・ヒル・ゲート駅
イギリスらしい煉瓦造りのシックな駅で、パリの雰囲気とは違います。
ここで、電車が遅れて暫く待ちました。 -
14:30 ルーベンスホテルに到着
ヴィクトリア駅から迷わず行けたので、早く着き過ぎて・・・
時間を繰り上げて貰えないかと淡い期待を抱きながら、予約時間までロビーで待ちました。
雨の中を彷徨うより、雰囲気の良い空間で寛げていいです。 -
15:00 ルーベンスホテルのアフタヌーンティー
紅茶は数種類の中からカモミールティーをチョイス。
ティーポットにタップリ入っており、大きめのカップで3杯も頂きました。
お腹が一杯になり、上段のケーキは一つも食べられないので写真だけ。
お味は分かりませんが、マカロンの蝶々も、すみれの花も可愛い。
残ったものは、お持ち帰り用にパックにしてくれました。 -
16:05
1時間も寛いだら腰に根が生えて、「雨の中を駅まで歩いて、地下鉄に乗りたくない。」ということで、タクシーでナショナル・ギャラリーへ行きます。
お洒落な制服に身を包んだドアマンがタクシーを拾ってくれました。
レトロな制服姿が素敵なドアマンで、この次ロンドンに来ることがあったら、ここに泊まろうと思ったほど。
記念に、タクシーからドアマンを一枚! -
タクシーは渋滞する道を避けながら、ルーベンスホテルの通りをバッキンガム宮殿方面に走ります。
初日の観光で、ヴィクトリア駅を目指しながら、逆方向に歩いた道です。
車窓からヴィクトリア女王の記念碑を撮っていたら、「これから面白いモノを見せてあげる。」と海軍門の途中で車を一時停止してくれた運転手さん。門には小さな人間の鼻のレリーフがあり、「見えたか?」と嬉しそうに聞いてきた。なぜ鼻のレリーフがあるのか分かりませんが、「見えた、見えた!」と鼻をつまんで答えた私。 -
16:22 トラファルガー広場
渋滞に巻き込まれて20分近くかかり、運賃は10ポンドを超えていた。
10ポンド札とコインを出してチップを取って貰おうと思ったら、「ジャスト10ポンド」と言って10ポンドだけ受け取り「良い写真を撮ってね。」と笑顔で挨拶してくれた。
思えばイギリスでは親切な人ばかり恵まれた気がします。 -
ナショナル・ギャラリー(10:00〜18:00 金曜のみ21:00 入場無料、撮影不可)
閉館時間より30分前に追い出されそうな予感です。
カモミールティーの飲み過ぎで2回もトイレに通ったので、迷うと時間が足りない。
写真入りの30点もの観賞リストを用意したので、椅子に座っている係り員に場所を尋ねたところ、全部の部屋番号を記入してくれました。
それまで居眠りをしていたのに、作品が全部頭に入っているとは、さすがです。
http://www.nationalgallery.org.uk/visiting/visiting-japanese/ -
トラファルガー広場から、キングス・クロス駅行きのロンドンバスはないかと、探してみたが見当たらず、地下鉄で戻りました。
ロンドンの夜も最後ですが、アフタヌーンティーのボリュームがあったし、時間的にお腹が空いてない。
荷物の整理をして、ミニカップうどんを食べたら、これが美味しくて、旅行には必需品です。 -
5月27日 10:20
いよいよ帰国ですが、フライトは19:35なので、3時頃まで時間があります。
ホテルをチェックアウトして、荷物を預けました。
地下鉄サウス・ケンジントン駅で下車、ロイヤル・アルバート・ホールへ行きます。
駅周辺はどの道を進むのか分からず、若い女性に尋ねると、彼女もiPhone片手に道が分からないらしい。住民に聞いてやっと看板のあるところに出ました。 -
ロイヤル・アルバート・ホールはヴィクトリア女王が、アルバート公に捧げた演劇場で、向い側にアルバート公の記念モニュメント(写真下)があります。
-
科学博物館、自然史博物館は入館料が無料なので、入口には行列ができていました。
写真の左側に地下鉄サウス・ケンジントン駅の入口があり、地下道で駅に繋がっています。帰りはここから駅へ行きました。 -
駅に戻る前に、反対側にあるヴィクトリア&アルバート博物館に立寄り、トイレを借りました。
係り員に聞くと、この通路をずーっと奥に入ったところに、トイレがあるとのこと。
下調べをしてないので内容は分かりませんが、なかなか興味深く、ちょっと立寄って鑑賞できるレベルではありません。
この彫刻の前で写真を撮って欲しいと女性に頼まれて、不慣れなiPhoneで3回も撮り直しをしました。 -
11:50 大英博物館
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ロゼッタ・ストーン
フランス皇帝ナポレオンがエジプト遠征の時、城塞の築城中に発見された石碑。
大英博物館の目玉となっているのは、イギリス軍に敗れたフランス軍が撤退、戦利品として持ち帰ったから。
上から古代エジプトのヒエログリフ文字 、古代エジプト・デモティック(民衆文字)、下はギリシャ文字で、三種類の文字が刻まれています。
人が映ったり、ガラスが反射して撮りにくいですが、文字の大きさから三層になっているのは確認できます。 -
アメンホテプ(アメノフィス)3世坐像
紀元前1400年頃、テーベで発見された第18王朝のファラオ -
アメンホテプ(アメノフィス)3世の巨像頭部
紀元前1390年頃、カルナック神殿より
花崗岩で王冠を含めると頭部の高さは3メートルある。 -
第19王朝ファラオ、ラムセス2世の頭像(紀元前1270年頃)
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うずくまるアフロディテ像
ルーブル美術館にもあったアフロディテ像ですが、こちらは古代ギリシャ時代の彫像をローマ時代に模倣した彫像。 -
アッシリアの守護神像
宮殿を魔物から守るため、入口に置かれていた一対の守護獣像の片方 -
トルコ南西部で出土したネレイデス・モニュメント(紀元前380年頃)
リキアの君主アルビナスのために建造された墓廟
円柱の間に立つ女性像はギリシャ神話の海の女神、ネレイデス -
ギリシャ・パルテノン神殿の彫刻を持ち帰った展示物
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アクロポリスの丘に立つパルテノン神殿は破風の彫刻が殆どありません。
ギリシャでは、返還を求めて、2009年6月にアクロポリス博物館をオープンさせたのですが、今もなお、大英博物館のお宝になっています。
おかげで、と言っては何ですが、目の高さで鑑賞できるのはありがたい。
しかも無料で! 炎天下のギリシャで神殿を見上げても、見えませんから。
アクロポリスの丘にあるエレクティオン神殿のカリアティッドの柱1本が大英博物館にある、とギリシャで聞いたのですが、見つけられませんでした。
返還されたとは聞いていませんが・・・
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=20905849 -
パルテノン神殿の東側破風にあった月の女神セレネの戦車を引く馬の頭部。
ギリシャで撮った破風の右側に小さく馬が写っており、1頭は残ったままなので、これらの彫刻群は神殿の下に崩れ落ちたモノだと想像できます。
アテネの博物館でパルテノン神殿(博物館から見える)を眺めつつ、これらの彫刻を鑑賞できれば、より感動的だと思うのです。
アクロポリス博物館はこちら
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=20904629 -
ルーブル美術館もそうですが、持ち帰った彫像の多いこと!
よくもまぁ、こんなに運び込んだものです。
これでは泥棒博物館と呼ばれても仕方がありません。 -
グレート・コートには売店があり、ここでパンと飲み物を買って休憩。
テーブルとイスを並べた飲食コーナーは満席、中には手作りのお弁当を広げて食べている人も・・・
1席確保した椅子に姉が座わり、椅子取りゲームのように、空いてもすぐに横取りされて、これを何度か繰り返しながら、隣の方が素早く椅子を確保して下さったのです。天使のように思えたお隣さんでした。 -
一息付いて元気が出たので、古代エジプトエリアから見学します。
エジプトから持ち帰ったミイラの数も多く、ガラスケースに納めてキレイに展示してあります。
エジプトまで行かなくても、無料で見学できるのだから、ある意味凄い。 -
死者の魂の住処として肉体を保存するために、ミイラ作りが発達した。
ミイラは内臓を取り出した後、天然ソーダーで乾燥させ、亜麻布で包み、簡単な副葬品とともに棺に納めます。 -
カノプス壷
ミイラを作る時、取り出した内臓を入れるための壷で、4種類の蓋の形によって、入れる臓器が決まっています。
大英博物館は二度目ですが、エジプトに行く前は、この壺に気付きもしなかったのに、現地で知った後に見ると「こんなものまで持ち帰って!」という思いがしました。死者に失礼ではないかと・・・ -
エジプトでツタンカーメンのミイラを公開していた時のことを思い出しました。
あの神々しい黄金のマスクからは、とても想像もできない真っ黒なミイラだったので、ショックでした。
ツタンカーメンの遺体は埋葬後に自然発火して炭化したらしい・・・ -
エジプトで見るより展示の仕方が美しい。
-
パピルス「死者の書」
エジプトで受けた説明では、3000年以上経っても色褪せず、キレイに残っているのが本物の証しだとか。
冥界の使者アヌビス神が死者を迎え、死者の告白が真実かどうか真実の羽根と魂を天秤にかけます。真実が認められれば復活するという死後の世界が描かれています。
アヌビス神が手に持っているのは生命のアンク・・・ -
アジアエリアは日本を見学します。
最初に目に入ったのが「百済観音立像」レプリカだそうですが、ここにあるのが不思議です。 -
江戸時代の櫓時計
鐘楼のような形をしており、初めて見ました。 -
長崎唐人屋敷図
色絵象置物と柿右衛門様式 -
【大橋安宅夕立】歌川広重画 Sudden Shower at Ohashi Bridge
江戸時代、隅田川に架けられていた橋
【花鳥図】狩野之信
【地雷也】歌川国貞
本物を見たのは初めてだったので、感動でした。 -
出口付近のモアイ像を写して、大英博物館を後にしました。
-
ラッセル・スクエエア・ガーデンズを対角線上に歩けばラッセル・スクエア駅に出ます。
駅から一駅なのにタクシーでキングス・クロス駅へ・・・
オイスターカードの払い戻しをしました。 -
ホテルで荷物を受取り、タクシーでパディントン駅(Paddington Station)へ。
道路が空いていて、思ったより早く着きました。
スーツケースがあるので、タクシーが楽です。
ヒースロー・エクスプレスの乗り場は矢印に沿って行けばあります。 -
ヒースロー・エクスプレス(£20、所要時間 約15分)
お値段が倍だけあってコネクト(£9.50 )より高級感があり、あっという間に到着。
ポンドが余ったから乗ったけど、時間に余裕あればコネクトで十分です。 -
15:50 ヒースロー空港
まだ誰も来ていないし、チェックイン受付まで40分以上あります。 -
Fクラスのラウンジで、おにぎりをのサービスがあって頂くと、ご飯がパラパラ・・・
復路の和食はやめた方が良い、というお告げのようにお米が不味い。 -
機内食は珍しく洋食にしました。
お酒が苦手なので、お薦めのミモザにしてみたら、美味しい。
Fクラスのキャビアは美味しいと聞いていたけど、ホントに美味しかったです。 -
食後のお茶は、ホワイトジンジャーペアというのにしてみました。
CAさんによると、このティーバッグがとても高いらしい・・・
今となっては、どんな味だったか思い出せないから困ったもの。
生姜の味がしたかどうかも覚えてない。
買いそびれたお土産を免税販売で選び、柄にもなくエルメスの男女兼用というミニフレグランスを買ってみました。オレンジとレモンの2種類が4個セットで10,800円也。
特典チケットじゃないと絶対に乗れない優雅なFクラスの空の旅を満喫して、無事羽田に到着しました。
個人手配の旅は、思わぬハプニングに戸惑うこともありましたが、今となっては良い思い出です。
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