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 平成26年6月、以前から計画していた中国地方と四国地方の神社巡りの旅に出発しました。この旅には二つの目的がありました。<br /> 一つは、健康になったら日本全国をドライブ旅行しようと新車を購入したその年に妻に先立たれたので、生前の妻との約束を実現したいと考えたものです。しかし一人旅になるので、何のテーマもなく旅行するのは楽しみが半減します。妻は毎日神棚に向かってお参りをしていましたし、あちこちの神社に参拝することを楽しみにしていました。そこで考えたのは、車で全国の神社巡りの旅に出かけ、参拝した記念に御朱印を集めようということでした。<br /> 実は神社巡りは既に始めていて、北海道や関東地方は出かけたついでに御朱印をもらっていました。今回は長期の旅行になることと、ほとんど行ったことのない場所の一人旅なので、旅行記を書いてみる気になりました。<br /> もう一つは、長い人生を二人で生きてきて、何をするにも二人で相談したり決断していたのが、急に一人で放り出されたため、未だに戸惑いが消えないのです。そこでこの旅行を機に、何事も一人で決断し、一人で生きていくことを決心する転機にしたいと考えたのです。<br /> そしてこの旅行では、いくつかの目標を設けました。それは旅行記の中で明らかにしようと思います。<br /><br />第1日目 平成26年6月19日(木)<br /> 19:00 苫小牧港発 太平洋フェリー いしかりで名古屋港へ出発。<br /> 5時半ころに乗船開始となりました。船には二日間乗るので、一日目の夕食は持ち込んだ弁当を食べました。食事中に船が出港したので、食事後展望大浴場に入りました。ほとんどの乗客は食事中だったこともあり、すいていました。無料のコインロッカーもあり、シャンプーやボデーソープも備え付けで、快適な風呂でした。<br /> 船中泊<br /><br />第2日目 平成26年6月20日(金)<br /> 10:00 仙台港着<br /> 12:50 仙台港発<br /> 出港までの間は、震災以後津波注意報が出た場合は直ちに出港する可能性があるので、下船禁止ということでした。<br /> 仙台からの車を積み終わり、定刻に仙台港を出港しました。デッキに出ると、カモメがたくさん寄ってきて餌をねだっていました。カモメと目が合うほどの近さを浮遊する姿を見られるのは、船旅ならではの光景です。<br /> スタンドコーナーでは生演奏もあり、のんびりとした一日を過ごすことができました。夕食は海に沈む夕日を眺めながら、レストランでのディナーバイキングを楽しみました。<br /> 船中泊<br /><br />第3日目 平成26年6月21日(土)<br /> 9:40 名古屋港着<br /> 下船してから伊勢湾岸道路を走り、新名神高速を通って京都にお昼前に着きました。最初の参拝は京都の八坂神社です。ここはいつも参拝客や観光客が多く、駐車場を探すのに苦労すると聞かされていたのですが、行ってみると丸山駐車場にはすぐに入れて、参拝客もそれほど多くはなかったようです。八坂神社で御朱印帳を買い求め、今後関西地区の神社巡りをした時に記帳してもらうことにしました。これが一つ目の目標でした。<br /> 名神高速、中国道を走り、山崎インターから国道を走りました。これらの道路を走るのは私にとって初めてのことで、車のナビゲーションだけが頼りでした。次の目的地は、間際になって付け加えた御形神社です。比較的山間部の多い道路を走り、順調に参拝を済ますことができました。<br /> ここからが問題となりました。峠越えのルートを覚悟していたのですが、ナビが示したのは別の最短ルートだったのです。多分山間部の細い道だろうと思いつつ、通れるのなら走ってみようと挑戦したのが間違いでした。途中で道を間違えて引き返したまではよいのですが、ナビが示したルートを辿ると、道が通行止めになっていたり、道そのものが無くなっていて通れなくなっていることが分かりました。仕方なく出発点まで戻り、当初計画のルートを走ることになりました。この間約1時間のロスは大きいものでした。ナビに頼りすぎるのは、時と場合によって諦めなければならないことが改めて思い知らされました。<br /> 道の駅はわいに到着したのはもう暗くなってからでした。急いで夕御飯を食べてから、日帰り温泉の「ゆーたうん」に行きました。ここも時間ギリギリで、ゆっくりと入ることはできませんでした。<br /> 本日の行程 名古屋港⇒名港中央IC⇒伊勢湾岸自動車道⇒東名阪道⇒新名神高速道路⇒名神高速道路⇒京都東IC⇒八坂神        社⇒京都南IC⇒名神高速道路⇒中国自動車道⇒山崎IC⇒国道29号線⇒御形神社⇒国道29号線⇒鳥取自動車道⇒       国道9号線⇒道の駅はわい<br /> 宿泊は道の駅はわいで車中泊<br /><br />第4日目 平成26年6月22日(日)<br /> 朝から小雨の降る中、米子を通り、境港から大根島を通って松江まで走り、その間9カ所の神社を参拝しました。しかしながら、社務所が無かったり、宮司さんが居なかったりで御朱印をいただけたのは一か所だけでした。<br /> 本日の行程 国道9号線⇒国道313号線⇒国庁裏神社⇒山陰自動車道⇒日吉神社⇒賀茂神社天満宮⇒大港神社⇒国道431号線       ⇒松江アーバンホテルレークイン <br /> 宿泊は松江アーバンホテルレークイン<br /><br />第5日目 平成26年6月23日(月)<br /> この日は天気にも恵まれ、まず島根半島の日本海側まで走りました。途中の野波地区の集落は赤瓦の屋根がとても美しく、日本海の海岸美とともに、正に神話の故郷を訪れたような気持ちになりました。<br /> この日は七か所の御朱印をいただけました。その中でも六所神社の宮司さんはとても話し好きで、神社の由来から神話の話まで、いつまでも話が尽きない話しぶりでした。途中、八重垣神社でお昼の時間になったので、八重垣という食堂で特製鴨汁定食を食べました。地元の食材がゴロゴロ入っているという店の能書き通り、長芋、大根、ネギ等を大きく切ったものが入っていました。<br /> 今晩宿泊する道の駅キララ多伎には余裕をもって到着したので、少し離れた「いちじく温泉」に入りに行きました。道の駅のホームページを見たときは、同じ施設内にあるように思っていたので、少し残念でした。<br /> 本日の行程 日御碕神社⇒佐太神社⇒八重垣神社⇒六所神社⇒熊野神社⇒須我神社⇒道の駅キララ多伎<br /> 宿泊は道の駅キララ多伎で車中泊<br /><br />第6日目 平成26年6月24日(火)<br /> 今日の参拝が今回の旅行のメインイベントです。最初に訪れようとした神社は山の中にあるようで、ナビではルートが示されないため訪問を諦めました。次に向かったのは須佐神社です。ここは11年前に妻と訪れたことのある神社です。その時はまさか再び来ることはないと思っていました。<br /> 次は日御碕神社に向かいました。そして日御碕灯台にも行ってみました。灯台の立つ崖を散策すると、見覚えのある景色が広がりました。以前記念撮影した鳥見台休憩所もそのままで、とても懐かしい気持ちになりました。<br /> そして出雲大社に参拝しました。さすがに圧倒されるような大きさと広さと、観光客の多さでした。まだ改修中のところもありましたが、本殿の周りを一周し、妻と歩いたときの事を思い出しました。<br /> 今日はこの三か所の御朱印をいただきました。二つ目の目標を達成できたことになります。<br /> 旅の記念に島根ワイナリーに寄り、ワインを買いました。<br /> 出雲から高速に乗り、松江自動車道を走って今夜の宿泊地に到着しました。のんびりと「君田温泉」に浸かり、食事をしました。夜は施設内で時間まで本を読んで過ごしました。<br /> 本日の行程 須佐神社⇒日御碕神社⇒出雲大社⇒出雲IC⇒山陰自動車道⇒松江自動車道⇒口和IC⇒道の駅ふぉレスト君田<br /> 宿泊は道の駅ふぉレスト君田で車中泊<br /><br />第7日目 平成26年6月25日(水)<br /> 旅のお土産に、三次ワイナリーに寄ってワインを買いました。少し早かったので待っていると、君田温泉で昨夜札幌ナンバーを見かけたと、声を掛けてくる人がいました。ワインの話から赤穂浪士の話まで、短い時間でしたが楽しいひと時でした。<br /> 中国道を走り広島まで行きました。比治山神社では宮司さんが拝殿横に立っていて、私が参拝を始めると御幣を振ってお清めをしてくれました。この宮司さんも話し好きで、私の旅行に興味を持ってくれました。<br /> この日は六か所の神社を参拝し、三か所の御朱印をいただきました。<br /> 本日の行程 三次IC⇒中国自動車道⇒広島自動車道⇒山陽自動車道⇒広島IC⇒比治山神社⇒国道2号線⇒国道185号線⇒国道       2号線⇒福山ロイヤルホテル<br /> 宿泊は福山ロイヤルホテル<br /><br />第8日目 平成26年6月26日(木)<br /> 朝福山市内を抜けて府中市にある甘南備神社に向かいました。ここはそれほど高い山ではないけど、山肌を縫うような細い道を慎重に運転して到着しました。立派な拝殿でしたが、社務所には誰も居なくて御朱印はもらえませんでした。<br /> 引き返して二か所の御朱印をもらい、いよいよしまなみ海道を走って四国に向かいました。本四連絡橋を走るのは初めての経験です。<br /> 四国に上陸してもなかなか御朱印はもらえませんでしたが、最後の湯神社で四国最初の御朱印をもらえました。この神社は道後温泉の近くにありますが、今回は高速を走って石鎚山SAまで行き、「こまつ温泉」に入ることにしました。<br /> 本日の行程 国道486号線⇒甘南備神社⇒素盞嗚神社⇒国道2号線⇒西瀬戸尾道IC⇒西瀬戸自動車道⇒今治IC⇒国道317号線       ⇒湯神社⇒松山IC⇒松山自動車道⇒石鎚山サービスエリア<br /> 宿泊は石鎚山サービスエリアで車中泊<br /><br />第9日目 平成26年6月27日(金)<br /> サービスエリアのパン屋さんは朝早くからオープンしていたので、軽い朝食を済ませてから今日の目的地である金刀比羅宮へ向かいました。<br /> 話には聞いていましたが、石段を上がり始めるとどこまでも昇っているような気がしますし、ようやく社殿が見えたと思ったら途中の建物でがっかりしたり、なかなか本宮まで辿り着きません。団体客の案内人が、時間の関係で上まで行かないことになっています、と説明しているのが聞こえました。せっかく来たのに、何ということかと思いましたが、自分も含めて年寄りが多いので、諦める人も多いようです。<br /> ようやく本宮まで辿り着き、御朱印をいただきました。上がる時はまだ早い時間だったので、それほどの人出はありませんでしたが、降りる時は徐々に人で混みだし、カゴを利用している人もいました。<br /> 香川県内の神社を巡り終わって、瀬戸中央自動車道を走り、岡山県に入りました。昨日の西瀬戸自動車道と違って、ほとんどが海の上を走る感じで、ついつい横目で海と島の景色を眺めながら走りました。途中与島PAに寄って、外から橋の姿を眺めました。人間とはとてつもない物を作り出すものだと、感心したものです。<br /> 結局、本日の御朱印は一か所だけでしたが、四国の神社の代表格である金刀比羅宮に参拝できたことが三つ目の目標達成でしたし、本四連絡橋を二か所通行できたことが四つ目の目標達成でした。<br /> 今夜は道の駅で車中泊の予定でしたが、少し疲れが出てきたのと、暑さで汗が止まらなくなり、ビールを補給したくなったので、ホテルに連泊することにしました。<br /> 本日の行程 松山自動車道⇒高松自動車道⇒さぬき豊中IC⇒国道377号線⇒金刀比羅宮⇒国道319号線⇒坂出IC⇒高松自動車       道⇒高松中央IC⇒八坂神社⇒高松中央IC⇒高松自動車道⇒瀬戸中央自動車道⇒水島IC⇒熊野神社⇒岡山シティ       ホテル厚生町<br /> 宿泊は岡山シティホテル厚生町<br /><br />第10日目 平成26年6月28日(土)<br /> 岡山市近郊の神社を巡り、三か所の御朱印をいただきました。これで予定していた中国・四国地方の神社巡りが終わり、明日は帰途につきます。<br /> 本日の行程 国道53号線⇒石上布都魂神社⇒国道484号線⇒東豊野神社⇒賀陽IC⇒岡山自動車道⇒岡山総社IC⇒総社宮⇒岡       山シティホテル厚生町<br /> 宿泊は岡山シティホテル厚生町<br /><br />第11日目 平成26年6月29日(日)<br /> 高速を走り、兵庫県に入って三か所の御朱印をいただきました。これで今回の旅行で計画していた行程の全てが終わったので、一路名古屋港へ向けて高速をひた走りました。途中で雨に降られましたが、全般に良い天気に恵まれ、幸運でした。きっと何かに守られていたのではないかと思っています。<br /> 本日の行程 岡山IC⇒山陽自動車道⇒山陽姫路西IC⇒国道2号線⇒生矢神社⇒高砂神社⇒浜宮天神社⇒第二神名道路⇒阪神       高速⇒名神高速道路⇒新名神高速道路⇒東名阪道⇒伊勢湾岸自動車道⇒名港中央IC⇒名古屋港<br /> 19:00 名古屋港発 太平洋フェリー いしかりで苫小牧へ出発。<br /> 船中泊<br /><br />第12日目 平成26年6月30日(月)<br /> 長い船旅はのんびりとして優雅な感じがしますが、一人旅は退屈との戦いかもしれません。ほとんどの人は読書をしたり、仲間と食べながらおしゃべりで過ごしていました。そして、行くところも限られているので運動不足になります。デッキに出ても周りは海ばかりで、たまに陸地が近づいて見えることがありますが、どこが見えているのかも分かりません。<br /> 有料ですがコインランドリーも備わっているので、長旅の終わりの荷物整理に使うと便利と思います。<br /> 仙台に近づいたころ、行く時もそうでしたが、名古屋行きの‘きそ’とすれ違いました。船内放送でお知らせがあり、乗客の皆さんが歓声を上げていました。単純な時間経過の中での変化として、サービスの一つなのでしょう。<br /> 16:40 仙台港着<br /> 19:40 仙台港発<br /> 船中泊<br /><br />第13日目 平成26年7月1日(火)<br /> レストランで朝食バイキングを食べて、到着までの間の生演奏を楽しみ、下船の準備に入りました。<br /> 11:00 苫小牧港着<br /> 北海道に上陸して道路を走ると、今更ながら広々とした空間が懐かしく感じられました。家に辿り着くまで、気を抜かずに慎重な運転を心がけることにします。<br /> ちなみに、今回の総走行距離は2,278km、燃費は27.3km/lでした。<br />

御朱印を求めて神社巡りの旅(中国・四国)

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2014/06/19 - 2014/07/01

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インコのキーちゃん

インコのキーちゃんさん

 平成26年6月、以前から計画していた中国地方と四国地方の神社巡りの旅に出発しました。この旅には二つの目的がありました。
 一つは、健康になったら日本全国をドライブ旅行しようと新車を購入したその年に妻に先立たれたので、生前の妻との約束を実現したいと考えたものです。しかし一人旅になるので、何のテーマもなく旅行するのは楽しみが半減します。妻は毎日神棚に向かってお参りをしていましたし、あちこちの神社に参拝することを楽しみにしていました。そこで考えたのは、車で全国の神社巡りの旅に出かけ、参拝した記念に御朱印を集めようということでした。
 実は神社巡りは既に始めていて、北海道や関東地方は出かけたついでに御朱印をもらっていました。今回は長期の旅行になることと、ほとんど行ったことのない場所の一人旅なので、旅行記を書いてみる気になりました。
 もう一つは、長い人生を二人で生きてきて、何をするにも二人で相談したり決断していたのが、急に一人で放り出されたため、未だに戸惑いが消えないのです。そこでこの旅行を機に、何事も一人で決断し、一人で生きていくことを決心する転機にしたいと考えたのです。
 そしてこの旅行では、いくつかの目標を設けました。それは旅行記の中で明らかにしようと思います。

第1日目 平成26年6月19日(木)
 19:00 苫小牧港発 太平洋フェリー いしかりで名古屋港へ出発。
 5時半ころに乗船開始となりました。船には二日間乗るので、一日目の夕食は持ち込んだ弁当を食べました。食事中に船が出港したので、食事後展望大浴場に入りました。ほとんどの乗客は食事中だったこともあり、すいていました。無料のコインロッカーもあり、シャンプーやボデーソープも備え付けで、快適な風呂でした。
 船中泊

第2日目 平成26年6月20日(金)
 10:00 仙台港着
 12:50 仙台港発
 出港までの間は、震災以後津波注意報が出た場合は直ちに出港する可能性があるので、下船禁止ということでした。
 仙台からの車を積み終わり、定刻に仙台港を出港しました。デッキに出ると、カモメがたくさん寄ってきて餌をねだっていました。カモメと目が合うほどの近さを浮遊する姿を見られるのは、船旅ならではの光景です。
 スタンドコーナーでは生演奏もあり、のんびりとした一日を過ごすことができました。夕食は海に沈む夕日を眺めながら、レストランでのディナーバイキングを楽しみました。
 船中泊

第3日目 平成26年6月21日(土)
 9:40 名古屋港着
 下船してから伊勢湾岸道路を走り、新名神高速を通って京都にお昼前に着きました。最初の参拝は京都の八坂神社です。ここはいつも参拝客や観光客が多く、駐車場を探すのに苦労すると聞かされていたのですが、行ってみると丸山駐車場にはすぐに入れて、参拝客もそれほど多くはなかったようです。八坂神社で御朱印帳を買い求め、今後関西地区の神社巡りをした時に記帳してもらうことにしました。これが一つ目の目標でした。
 名神高速、中国道を走り、山崎インターから国道を走りました。これらの道路を走るのは私にとって初めてのことで、車のナビゲーションだけが頼りでした。次の目的地は、間際になって付け加えた御形神社です。比較的山間部の多い道路を走り、順調に参拝を済ますことができました。
 ここからが問題となりました。峠越えのルートを覚悟していたのですが、ナビが示したのは別の最短ルートだったのです。多分山間部の細い道だろうと思いつつ、通れるのなら走ってみようと挑戦したのが間違いでした。途中で道を間違えて引き返したまではよいのですが、ナビが示したルートを辿ると、道が通行止めになっていたり、道そのものが無くなっていて通れなくなっていることが分かりました。仕方なく出発点まで戻り、当初計画のルートを走ることになりました。この間約1時間のロスは大きいものでした。ナビに頼りすぎるのは、時と場合によって諦めなければならないことが改めて思い知らされました。
 道の駅はわいに到着したのはもう暗くなってからでした。急いで夕御飯を食べてから、日帰り温泉の「ゆーたうん」に行きました。ここも時間ギリギリで、ゆっくりと入ることはできませんでした。
 本日の行程 名古屋港⇒名港中央IC⇒伊勢湾岸自動車道⇒東名阪道⇒新名神高速道路⇒名神高速道路⇒京都東IC⇒八坂神        社⇒京都南IC⇒名神高速道路⇒中国自動車道⇒山崎IC⇒国道29号線⇒御形神社⇒国道29号線⇒鳥取自動車道⇒       国道9号線⇒道の駅はわい
 宿泊は道の駅はわいで車中泊

第4日目 平成26年6月22日(日)
 朝から小雨の降る中、米子を通り、境港から大根島を通って松江まで走り、その間9カ所の神社を参拝しました。しかしながら、社務所が無かったり、宮司さんが居なかったりで御朱印をいただけたのは一か所だけでした。
 本日の行程 国道9号線⇒国道313号線⇒国庁裏神社⇒山陰自動車道⇒日吉神社⇒賀茂神社天満宮⇒大港神社⇒国道431号線       ⇒松江アーバンホテルレークイン 
 宿泊は松江アーバンホテルレークイン

第5日目 平成26年6月23日(月)
 この日は天気にも恵まれ、まず島根半島の日本海側まで走りました。途中の野波地区の集落は赤瓦の屋根がとても美しく、日本海の海岸美とともに、正に神話の故郷を訪れたような気持ちになりました。
 この日は七か所の御朱印をいただけました。その中でも六所神社の宮司さんはとても話し好きで、神社の由来から神話の話まで、いつまでも話が尽きない話しぶりでした。途中、八重垣神社でお昼の時間になったので、八重垣という食堂で特製鴨汁定食を食べました。地元の食材がゴロゴロ入っているという店の能書き通り、長芋、大根、ネギ等を大きく切ったものが入っていました。
 今晩宿泊する道の駅キララ多伎には余裕をもって到着したので、少し離れた「いちじく温泉」に入りに行きました。道の駅のホームページを見たときは、同じ施設内にあるように思っていたので、少し残念でした。
 本日の行程 日御碕神社⇒佐太神社⇒八重垣神社⇒六所神社⇒熊野神社⇒須我神社⇒道の駅キララ多伎
 宿泊は道の駅キララ多伎で車中泊

第6日目 平成26年6月24日(火)
 今日の参拝が今回の旅行のメインイベントです。最初に訪れようとした神社は山の中にあるようで、ナビではルートが示されないため訪問を諦めました。次に向かったのは須佐神社です。ここは11年前に妻と訪れたことのある神社です。その時はまさか再び来ることはないと思っていました。
 次は日御碕神社に向かいました。そして日御碕灯台にも行ってみました。灯台の立つ崖を散策すると、見覚えのある景色が広がりました。以前記念撮影した鳥見台休憩所もそのままで、とても懐かしい気持ちになりました。
 そして出雲大社に参拝しました。さすがに圧倒されるような大きさと広さと、観光客の多さでした。まだ改修中のところもありましたが、本殿の周りを一周し、妻と歩いたときの事を思い出しました。
 今日はこの三か所の御朱印をいただきました。二つ目の目標を達成できたことになります。
 旅の記念に島根ワイナリーに寄り、ワインを買いました。
 出雲から高速に乗り、松江自動車道を走って今夜の宿泊地に到着しました。のんびりと「君田温泉」に浸かり、食事をしました。夜は施設内で時間まで本を読んで過ごしました。
 本日の行程 須佐神社⇒日御碕神社⇒出雲大社⇒出雲IC⇒山陰自動車道⇒松江自動車道⇒口和IC⇒道の駅ふぉレスト君田
 宿泊は道の駅ふぉレスト君田で車中泊

第7日目 平成26年6月25日(水)
 旅のお土産に、三次ワイナリーに寄ってワインを買いました。少し早かったので待っていると、君田温泉で昨夜札幌ナンバーを見かけたと、声を掛けてくる人がいました。ワインの話から赤穂浪士の話まで、短い時間でしたが楽しいひと時でした。
 中国道を走り広島まで行きました。比治山神社では宮司さんが拝殿横に立っていて、私が参拝を始めると御幣を振ってお清めをしてくれました。この宮司さんも話し好きで、私の旅行に興味を持ってくれました。
 この日は六か所の神社を参拝し、三か所の御朱印をいただきました。
 本日の行程 三次IC⇒中国自動車道⇒広島自動車道⇒山陽自動車道⇒広島IC⇒比治山神社⇒国道2号線⇒国道185号線⇒国道       2号線⇒福山ロイヤルホテル
 宿泊は福山ロイヤルホテル

第8日目 平成26年6月26日(木)
 朝福山市内を抜けて府中市にある甘南備神社に向かいました。ここはそれほど高い山ではないけど、山肌を縫うような細い道を慎重に運転して到着しました。立派な拝殿でしたが、社務所には誰も居なくて御朱印はもらえませんでした。
 引き返して二か所の御朱印をもらい、いよいよしまなみ海道を走って四国に向かいました。本四連絡橋を走るのは初めての経験です。
 四国に上陸してもなかなか御朱印はもらえませんでしたが、最後の湯神社で四国最初の御朱印をもらえました。この神社は道後温泉の近くにありますが、今回は高速を走って石鎚山SAまで行き、「こまつ温泉」に入ることにしました。
 本日の行程 国道486号線⇒甘南備神社⇒素盞嗚神社⇒国道2号線⇒西瀬戸尾道IC⇒西瀬戸自動車道⇒今治IC⇒国道317号線       ⇒湯神社⇒松山IC⇒松山自動車道⇒石鎚山サービスエリア
 宿泊は石鎚山サービスエリアで車中泊

第9日目 平成26年6月27日(金)
 サービスエリアのパン屋さんは朝早くからオープンしていたので、軽い朝食を済ませてから今日の目的地である金刀比羅宮へ向かいました。
 話には聞いていましたが、石段を上がり始めるとどこまでも昇っているような気がしますし、ようやく社殿が見えたと思ったら途中の建物でがっかりしたり、なかなか本宮まで辿り着きません。団体客の案内人が、時間の関係で上まで行かないことになっています、と説明しているのが聞こえました。せっかく来たのに、何ということかと思いましたが、自分も含めて年寄りが多いので、諦める人も多いようです。
 ようやく本宮まで辿り着き、御朱印をいただきました。上がる時はまだ早い時間だったので、それほどの人出はありませんでしたが、降りる時は徐々に人で混みだし、カゴを利用している人もいました。
 香川県内の神社を巡り終わって、瀬戸中央自動車道を走り、岡山県に入りました。昨日の西瀬戸自動車道と違って、ほとんどが海の上を走る感じで、ついつい横目で海と島の景色を眺めながら走りました。途中与島PAに寄って、外から橋の姿を眺めました。人間とはとてつもない物を作り出すものだと、感心したものです。
 結局、本日の御朱印は一か所だけでしたが、四国の神社の代表格である金刀比羅宮に参拝できたことが三つ目の目標達成でしたし、本四連絡橋を二か所通行できたことが四つ目の目標達成でした。
 今夜は道の駅で車中泊の予定でしたが、少し疲れが出てきたのと、暑さで汗が止まらなくなり、ビールを補給したくなったので、ホテルに連泊することにしました。
 本日の行程 松山自動車道⇒高松自動車道⇒さぬき豊中IC⇒国道377号線⇒金刀比羅宮⇒国道319号線⇒坂出IC⇒高松自動車       道⇒高松中央IC⇒八坂神社⇒高松中央IC⇒高松自動車道⇒瀬戸中央自動車道⇒水島IC⇒熊野神社⇒岡山シティ       ホテル厚生町
 宿泊は岡山シティホテル厚生町

第10日目 平成26年6月28日(土)
 岡山市近郊の神社を巡り、三か所の御朱印をいただきました。これで予定していた中国・四国地方の神社巡りが終わり、明日は帰途につきます。
 本日の行程 国道53号線⇒石上布都魂神社⇒国道484号線⇒東豊野神社⇒賀陽IC⇒岡山自動車道⇒岡山総社IC⇒総社宮⇒岡       山シティホテル厚生町
 宿泊は岡山シティホテル厚生町

第11日目 平成26年6月29日(日)
 高速を走り、兵庫県に入って三か所の御朱印をいただきました。これで今回の旅行で計画していた行程の全てが終わったので、一路名古屋港へ向けて高速をひた走りました。途中で雨に降られましたが、全般に良い天気に恵まれ、幸運でした。きっと何かに守られていたのではないかと思っています。
 本日の行程 岡山IC⇒山陽自動車道⇒山陽姫路西IC⇒国道2号線⇒生矢神社⇒高砂神社⇒浜宮天神社⇒第二神名道路⇒阪神       高速⇒名神高速道路⇒新名神高速道路⇒東名阪道⇒伊勢湾岸自動車道⇒名港中央IC⇒名古屋港
 19:00 名古屋港発 太平洋フェリー いしかりで苫小牧へ出発。
 船中泊

第12日目 平成26年6月30日(月)
 長い船旅はのんびりとして優雅な感じがしますが、一人旅は退屈との戦いかもしれません。ほとんどの人は読書をしたり、仲間と食べながらおしゃべりで過ごしていました。そして、行くところも限られているので運動不足になります。デッキに出ても周りは海ばかりで、たまに陸地が近づいて見えることがありますが、どこが見えているのかも分かりません。
 有料ですがコインランドリーも備わっているので、長旅の終わりの荷物整理に使うと便利と思います。
 仙台に近づいたころ、行く時もそうでしたが、名古屋行きの‘きそ’とすれ違いました。船内放送でお知らせがあり、乗客の皆さんが歓声を上げていました。単純な時間経過の中での変化として、サービスの一つなのでしょう。
 16:40 仙台港着
 19:40 仙台港発
 船中泊

第13日目 平成26年7月1日(火)
 レストランで朝食バイキングを食べて、到着までの間の生演奏を楽しみ、下船の準備に入りました。
 11:00 苫小牧港着
 北海道に上陸して道路を走ると、今更ながら広々とした空間が懐かしく感じられました。家に辿り着くまで、気を抜かずに慎重な運転を心がけることにします。
 ちなみに、今回の総走行距離は2,278km、燃費は27.3km/lでした。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配
  • 船内でのモーニングサービスメニュー。

    船内でのモーニングサービスメニュー。

  • 船内でのディナーバイキング。ビールは別料金です。ステーキは焼きたてが美味しかった。

    船内でのディナーバイキング。ビールは別料金です。ステーキは焼きたてが美味しかった。

  • 最初に訪れた京都の八坂神社。

    最初に訪れた京都の八坂神社。

  • 島根半島の日本海側にある、野波地区の赤瓦屋根の住宅街がとても美しかった。

    島根半島の日本海側にある、野波地区の赤瓦屋根の住宅街がとても美しかった。

  • 八重垣神社近くにある八重垣という食堂の特性鴨汁日替り定食。

    八重垣神社近くにある八重垣という食堂の特性鴨汁日替り定食。

  • いちぢく温泉に併設されているごはん茶屋「和楽」

    いちぢく温泉に併設されているごはん茶屋「和楽」

  • 刺身定食が美味しかった。

    刺身定食が美味しかった。

  • 須佐神社拝殿。

    須佐神社拝殿。

  • 日御碕神社の拝殿。朱塗りの建物が鮮やかだった。

    日御碕神社の拝殿。朱塗りの建物が鮮やかだった。

  • 日御碕灯台。

    日御碕灯台。

  • 日御碕灯台の立つ崖沿いにある鳥見台休憩所。

    日御碕灯台の立つ崖沿いにある鳥見台休憩所。

  • 出雲大社は圧倒的な大きさで、威圧された。

    出雲大社は圧倒的な大きさで、威圧された。

  • 金刀比羅宮へ続く長い長い階段。

    金刀比羅宮へ続く長い長い階段。

  • 金刀比羅宮の拝殿。

    金刀比羅宮の拝殿。

  • 与島PAから見た本線への乗り入れ口。

    与島PAから見た本線への乗り入れ口。

  • 与島PAから見た本四連絡&#144954;の吊り橋。

    与島PAから見た本四連絡𣘺の吊り橋。

  • 海上ですれ違う太平洋フェリーの「きそ」。

    海上ですれ違う太平洋フェリーの「きそ」。

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