2014/05/23 - 2014/05/23
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frau.himmelさん
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ザンクト・ゴアからケルンにやってまいりました。
ここはK氏のリクエスト。
前に大聖堂の塔に登ったけど時間がなくてゆっくりできなかった。もう一度登ってみたいなーと。
私にとっては2009年以来5年ぶりのケルン。
その時はなぜだかケルン名物のケルシュビアを飲んでいないのです。
今回は是非飲んでみたい。
美味しいビールを飲むために、昼食は車中でのグチャグチャのケーキで我慢したのです。
なお、下に示しているスケジュールは、旅行前にお二人にプリントして渡したhimmel個人旅行社の実際の日程表です。
今のところは順調に進んでいます。
◆◆
2日目後半のスケジュール
St.ゴア発(14:39)→コブレンツ15:08乗換え15:16発→ケルン着16:28
・世界遺産ケルン大聖堂へ(21時まで入場可)
南塔展望台3ユーロ(18時まで):元気があればどうぞ。
・夕食はケルン名物ケルシュビア酒場で
:候補
①フリュー・アム・ドム Koelscher Teller(ソーセージ・ベーコンの盛り合わせ)
②ブロイハウスSimon ロールキャベツとベーコン盛り合わせ
③Peters ブロイハウス いずれもゲルマン博物館の先にあり
ケルン発(19:20)→フランクフルト着(20:30) ホテルにチェックイン。
フランクフルトホテル
Mannheimer Str. 7-9
Hotel エクセルシオール
ホテルは駅のすぐ前、部屋のミニバーのドリンクは飲み放題(ビールもあります)
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-
コブレンツ乗換えで16時28分にケルン駅到着。
-
駅を出るとすぐ巨大なケルン大聖堂が現れます。
駅の方から撮っても大聖堂の全体像が入りきれません。
人も多いし活気がありますね。 -
その中にとても面白いプラカードを見つけました。
ウクライナ情勢をめぐって、軍事的圧力をかけるプーティン大統領に対して皮肉ったオバマ大統領の演説のことですね。
「今は誰でもノーベル平和賞を受賞できるから、プーティン氏も受賞できるかも・・」。
ちなみにオバマもノーベル平和賞を受賞しているんですよね。 -
さて、大聖堂。
大聖堂の塔に上ると言うお元気なK氏I女史と別れて、一人南側広場に来ました。
何か催し物でもあるのでしょうか、ドーム型の骨組みが出来ています。
奥に見える建物はローマ・ゲルマン博物館。 -
そういえば、大聖堂の南側面ってあんまり見たことがありませんでした。
なにやら由緒ありげな彫像。 -
ここには教皇ヨハネ23世のレリーフ。
ケルン大聖堂と氏との関係を見つけられませんでした。 -
正面に負けず劣らず立派な構造です。
大聖堂の奥行きは144mもあるそうです。
私は、お二人が大聖堂の塔に上っている間に、今夜のレストラン探しをいたします。
出発前に3件のレストランを候補に上げていますが、みんなこちら側にあるのです。 -
「ハインツェルメンヒェン・ブルンネン」
よく見ると可愛い小人が大勢。
ケルンに伝わる小人のお話を題材とした泉なんです。 -
その先に探し求めていたレストランはありました。
「フリュー・アム・ドム」。
中を覗いたら雰囲気よさそう。
よしっ、今夜はここに決めた!
3軒を回ることなく1軒目で決定。
ここは名物のケルシュビアの醸造所です。 -
そう決まったら、お二人が塔から降りてこないうちに待ち合わせの大聖堂に急がなければ・・。
が・・。
あれは何をやっているのかしら?
パフォーマーの動きが気になります。 -
男性が袋を取り去ると、あら不思議!
ヨガ行者みたいな黄色い衣服を着けた2人組、一人がアグラをかいて瞑想し、1本の杖のようなもので繋がったもう一人が宙に浮いて瞑想している。
何かトリックはあるのでしょうけど、ちょっと見抜けないですね。
大聖堂の周りにはいろんなパフォーマーがいます。 -
もう一枚横から。
宙に浮いている行者の間に見える黒いものは、通行人の足です。 -
これはなんのモニュメント?
日本語で説明がありました。
「大聖堂の塔の先端部(原寸大模型)
大聖堂完成(1880年)を記念して制作。
高さ9メートル50センチ、
幅4メートル60センチ」。
こんなものが大聖堂の先端についているんですね。 -
塔の先端についているものなんて、下からはゼッタイ見ることが出来ませんね。
写真にさえやっと入るくらいですもの。
高さ157m、奥行き144m、幅86mもあるそうです。 -
1248年に着工し、一時中断はありましたが、1880年に完成。
なんと600年もの歳月を掛けて造られたゴシック様式の大聖堂です。 -
中に入ります。
2本の塔の真下、西側玄関の入り口。
聖母マリア像と聖人達の像の精巧なこと。
どうしてこんな巨大な大聖堂が建てられたのでしょう? -
12世紀後半にミラノより東方三博士の聖遺物が持ち帰られたことで建設が始まりました。
このような偉大な聖遺物を安置するには、大きな聖堂が必要なのです。
そこで全国を行脚して莫大な献金を募りました。
偉大なる三博士聖遺物のお陰で、1年間で建築費の7割の献金が集まったということです。 -
何度中に入っても、その豪華さ、天井の高さには圧倒されます。
◆◇
大聖堂の建設は16世紀になり一時中断されることになりました。
16世紀はじめ、マルチン・ルターは、「宗教は教会への献金の額ではなく、自分自身の宗教心にある」という宗教改革を推し進めました。
三博士の聖遺物を錦の御旗にしての資金集めには、もはや献金する人はいなくなりました。 -
長いこと中断していましたが、18世紀に入り、ナポレオン戦争ののち、中世ドイツに伝統を探し求める運動が強まりました。
またゴシック様式回帰の潮流も高まりました。 -
そのことにより、ケルン大聖堂に注目が集まり、1842年に建設が再開されました。
全てが完成したのは1880年のことで、建設開始よりなんと600年以上が経過していました。
と言うことをNHKテレビの世界遺産の説明でやっていました。 -
豪華な内部の中でも目を惹くのは鮮やかなステンドグラスの数々。
-
その中には、バイエルン王ルートヴィヒ1世から奉納されたバイエルン窓と呼ばれる5枚もあります。
聖堂南面のひときわ鮮やかなステンドグラスです。
まず1枚目は、キリスト誕生のお祝いに駆けつけた東方三博士。 -
ピエタ像。
十字架から降ろされたキリストの遺体を聖母マリアが膝の上に乗せて、我が子の死を悲しむという場面です。 -
「荒野で説教する洗礼者ヨハネ」
-
現代絵画の巨匠 ゲルハルト・リヒターの格子柄
-
「ゲロの十字架」
現存するヨーロッパ最古の木造磔刑図。 -
いろんな聖人がいますね。
この写真の左側は聖クリストフォロス。 -
そしてこの方はどなただったかしら?
見たことがあると思ってたけど調べられず。
ベームさん助けてくださ〜い。 -
そしてやっと見つけました!
東方三博士の聖遺物が入っている黄金の棺(ひつぎ)です。
簡単に近づけないように囲いがあり、遠目にしか拝めません。 -
2009年に写したものを貼り付けます。
この棺は多くの宝石や黄金で飾られ、棺の中をあけると、王冠を戴いた三博士のドクロが入っています。
(一般の人は見ることは出来ません。テレビ説明によると。)
これが大聖堂建設のキッカケとなったものですね。 -
さて、塔に登ったお二人は?
I女史は途中で脱落。
彼女いわく「登って登れないことはないけど、登ったら同じだけ降りなければならないのよね。まだ旅は始まったばかりだから、無理はしないことにしたの。」
負け惜しみ?
いえいえそれが正解です。最初からヘタレな私は素直に同意します。
高尾山などのハイキングで、常日頃足腰を鍛えているK氏は元気に登って降りてこられました。
お写真を借りてアップしますね。
周りに張り巡らされた金網でいい写真は取れなかったそうです。 -
展望台上の天井部分も厳重な柵が。
その隙間から塔の先端部を撮影。
さっき見た模型と同じものも見えます。 -
塔の真上を見上げたところ。
-
K氏はこんなものも撮っていました。
展望台の壁にびっしり書きつめられた落書き。
隙間があったらどこでも落書きしたくなる人の気持ちは分かりません!。
さっと見たところ、日本語の落書きがなくてほっとしました。 -
ではでは、お待ちかねのケルシュビア酒場にまいりましょう。
と、お店に向かっていたら・・。
なにこれ、何の像?
パフォーマーでした。
誰かがコインを入れると、手に手に持っているいろんな鳴り物をいっせいに鳴らすのです。
この表情、ちょっと気持ちが悪いですね。 -
フリュー・アム・ドム。
大聖堂の近くにあるからアム・ドム。
中は広くて奥にはいくつも部屋がありそうです。
まだちょっと早かったせいか、あっさりと座れました。
お部屋の調度品も歴史がありそう。 -
やっぱりケルンではケルシュビールですよね。
ここは「フリュー」というケルシュビアの醸造所なんですって。
200mlの、ドイツにしては小さなグラスに入ったビールが運ばれてきました。
では、今日1日お疲れ様でした。
ツム:ヴォール!(乾杯!) -
お料理は、ネットで調べていた「ケルシャー・テラー」(ソーセージ・ベーコンの盛り合わせ)
それにK氏はさっきから「お野菜が食べたい、お野菜が・・・」
サラダの盛り合わせを頼みました。
店員さんに、小さなお皿を持ってきてくれるようお願いして、3人でシェアすることにします。
私達にはこれで十分。 -
これがお野菜の大盛り。
そういえば今朝の朝食にもお野菜は少なかったし、日本でお野菜をたくさん食べているからドイツではどうしてもお野菜不足になりますね。 -
私達の隣の席に若い女性グループが座りました。
食べる食べる!
日本のシニアたち、ただただ感歎するのみ。
みんな立派な体格していますものね。
なお、ビールはグラスが空になると、注文しなくてもウェイターが次々と新しいのを運んできます。
これがケルシュビアの流儀だそうです。
飲みたくなかったらコースターで急いで蓋をしてください。 -
ケルン到着時に時刻表を調べておきました。
私達が予定しているケルン中央駅7時20分発のICEの出発時間も迫っています。
そろそろ駅に向かいましょう。 -
大聖堂の階段上からケルン中央駅を見たところ。
駅前にはパトカーが十数台停まっています。
何か事件があったのかしら? -
階段を下りたところでは相変わらず、ロシアのウクライナ介入に対する非難運動のデモンストレーションが。
ホントにこの問題もどうなるんでしょうね。
さて、私達の乗ったドイツが誇るICE(高速列車)は、ノンストップでわずか1時間10分でフランクフルトに着きました。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- ハッピーねこさん 2014/07/02 23:28:56
- 〆はケルン!
- himmel旅行社さんでは事前に日程表が準備されていたのですね!
本格的!楽しそう!
そういうものをいただいたら、それだけでわくわくしそうですね。
ライン川下りをされ、ラインフェルス城を楽しまれ、〆はケルンとは
なんと充実の1日でしょう。
私はケルンへは二度行きましたが、2度とも大聖堂の塔には上れていないのです。
時間があわなかったり、工事中だったり。
いつか三度目の正直といきたいところです。
さあ、フランクフルトへ戻られてこの翌日はどちらへ!?
続きを楽しみにさせていただきます。
ハッピーねこ
- frau.himmelさん からの返信 2014/07/04 10:44:06
- RE: 〆はケルン!
- ハッピーねこさん、おはようございます。
コメントいただいたのに見落としておりました。ごめんなさい。
> ライン川下りをされ、ラインフェルス城を楽しまれ、〆はケルンとは
> なんと充実の1日でしょう。
この1日、大変そうに思えますが意外とそうでもないのです。
なんたって、乗り物に乗っている時間が長かったので。
時間的にも結構ゆったりとしたコースでしたし、
himmel旅行社(笑・すっかり定着しましたね)としては、皆さんにご推薦したいくらいです。
ケルシュビアも美味しかったし、あそこにはお値段は書いていませんでしたが、ビールを2杯ずつ頂いてあのお料理でなんと合計33ユーロだったのです。1人11ユーロ!びっくりでしょう?
ケルン大聖堂の塔には私も一度も登ったことはありません。自慢じゃないですが・・(笑)。
エレベーターでも付いたら機会はあると思いますが、今後もたぶん登らないでしょうね。
さて、次はどこでしょうね?
ハッピーねこさんもご存知のところです。
himmel
-
- norisaさん 2014/06/30 21:24:31
- ケルン大聖堂とケルシュビア
- frau.himmelさん
こんばんわ。
ケルン大聖堂、一度は見たい、登りたい。
お二人を残して登らないfrau.himmelさんは既に堪能すみですよね!
高いけど、登ってケルン市内を見たいものです。
ドイツは出張、観光で行きましたが、ケルンは素通り。
この有名な寺院は未踏です。
さて、ここもパーフォーマーはいるのですね!
古今東西、これで生計を立てる方が多いことーー。
ケルシュビア、画像では差はわかりません(笑)
この楽しみもとっておきます。
ガイド業、大変でしょうが頑張ってください!
noris
- frau.himmelさん からの返信 2014/06/30 22:49:22
- RE: ケルン大聖堂とケルシュビア
- norisaさん こんばんは。
いつも早々にご覧くださってありがとうございます。
> お二人を残して登らないfrau.himmelさんは既に堪能すみですよね!
いえ、自慢じゃございませんが、あんな高いところなんか登れません。
500何十段あるんですってよ。とてもじゃないけどそれを聞いただけでパス!
ケルシュビア、普通のドイツビアより少し淡白、なので結構クイクイいけるのです。
グラスがカラッポになると、ウェイターさんが次から次に新しいのを持ってきて、その本数をコースターに書き込んでいきます。
もう飲みたくなかったらそのコースターで蓋をしていりません表示をします。
なんか面白い流儀です。
ガイド業?、とんでもない、私のほうが助けられることも多いです。
ありがとうございました。
himmel
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