スペイン・ポルトガル　ドライブ旅行記　4　（コインブラ）

2014/05/18 - 2014/05/19

12時のチェックアウトまでホテルでゆっくりしてからコインブラに向かいます。1時間もかからずに到着。ポルトガル最古の大学が有名です。

エリア コインブラ(ポルトガル)

ホテルは旧市内の公園の前にありました。ホテルの前に人がたくさん歩いているので、車を停める所がありません。どうにか車を近くに停めて、ホテルのおじさんに駐車場を聞くと、「今日は日曜日だから横の道路が無料ですよ」と案内してくれました。　とはいっても一方通行の急な坂道を逆にバックして登って行って駐車するという暴挙。おじさんは「はよこい」とばかりに、手招きする。なんとか駐車して、明日は8時まではただだから大丈夫とは言われるものの、明日8時に来て2時間だけ駐車料金をはらうことにしました。
このホテルは安いものの、部屋はこぎれいで観光名所はすぐそばだし、部屋の前はポルタジェン広場でなかなかいい所です。

早速観光に出かけようと玄関に行くとバックパッカーのようなおじさんがいます。エコバックと日本語で書かれたバッグを持っていたので日本人と推測。後で声をかけると、一人できままに旅をしているとのこと。昨日までリスボンに3日間いて、余りに煩雑なのでここに来たとか。きっと若い頃こうやって旅をしていたのでしょう。同じ位の年齢だから、あの頃流行っていたのよね。

ホテルの前のメインストリート　ヴィスコンテ・ダ・ルース通りを数分歩くと、

アルメディーナ門。ここを登ると大学ですが、もう少し歩きます。

サンタ・クルス修道院。

坂道を登って

新カテドラル

反対側にあった教会

歩道のモザイクがきれい。

1308年に建てられたコインブラ大学の入り口で、「無情の門」と呼ばれる鉄の門を潜ると広い中庭に出ます。

大きな階段を登るとラテン回廊があり、壁にはやはりアズレージョが。

三方を古い建物が囲み、もう一方は開けていて、眼下に公園や植物園が見えます。

帽子の間は煌びやかな装飾が施されて豪華でした。サラマンカ大学より数段豪華でした。昔の国力の差でしょうか。
　

中庭には黒いマントを着た2人の学生が案内役をしていました。昔はこういう格好で闊歩していたのでしょう。

又、図書館も凄くて扉の向こうにあります。中は撮影禁止。金ぴかで、壁の上まで本がぎっしり。

脇の階段を降りると旧カテドラルがあります。いかめしい建物でした。

　細い路地を降りていくと音楽が聞こえてきます。店の中を覗いてみると、イケメンのお兄さんがギターを片手にファドを歌っています。お店の宣伝らしく、観光客がたくさん入っていました。さっき見かけたフランス人の観光団です。そういえば6時に集まって下さいって言ってたのは、このことだったのね。ファドが聴けて得しちゃった。でも思っていたファドと雰囲気がちょっと違うと思ったら、コインブラ・ファドは、学生が恋する女性に捧げたセレナーデだそうで、甘く繊細だそうな。「コインブラ、コインブラ」のリフレインが頭に焼きつきました。私が思っていた怨念のこもったファドはリスボンのファドだったみたいです。