ジジ・ババ　チロルの旅ーエッツタールー

2014/05/30 - 2014/06/01

５/３０
今日も天気予報通り小雨模様です。
朝食の後、食堂でプランを練っていると、宿のお母さんはそんな雨の日のために「エッツィ」にゆかりの「Otzi Dorf（エッツィ村）」のパンフレットを用意してくれました。
そして天候が回復したら「Otzi Dorf」の近くから行けるStuiben Fall、そしてNiederthaiからの眺めがいいよとアドバイスをもらい、１０：００ホテルを出発となりました。
そうでした。ここエッツタールはアイスマン（エッツィ）が発見された地域でした。一昨年のクロアチア、ザグレブ郊外のネアンデルタール人の博物館や、スプリット近郊のサロナ遺跡に引き続き考古学選考のJ子さんには睡蓮の訪問先が続きます。興味津々で出かけました。
さてさて「Otzi Dorf」はどんなところでしょうね。

エリア チロル(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

「OTZI DORF」エッツィ村は言ってみればテーマパークのようなところです。エッツィの生活のフィルムを興味深く観ました。当時の住居を再現して自由に見学できます。
広い敷地にいろいろ点在していて、ブランコなどの遊具もあります。見学の仕方によっては一日楽しめそうなところです。そのせいでしょうか。小さな子供連れが結構来ていました。
しかし、この日、だんだん天候が回復してきたので滝へ向かうことにして滝のあるUmhausenに向かうことにしました。、

こんな建物が再現されて点在してます。
フィルムはドイツ語でしたので、映像だけ楽しみました。
というわけで、詳細の説明は今一つでしたので、この当たりで・・・。

「Otzi Dorf」から２０分ほど山道をどんどん上ると滝へ続く山道の駐車場につきました。
轟轟と流れる川を右に左に眺めながら山道を進みます。
ひたすら進みます。

新緑が昨夜来の雨に洗われていっそうすがすがしく感じられます。
ロッククライミングをするような装備をしたグループが追い越していきます。
若者ばかりでなく、中高年もいます。
たくさん食べて、たくさん運動して・・・。
やっぱり負けそうですわ。

よーくご覧ください。
ロープ1本の吊り橋を、留め金で固定しながらゆっくり渡っていきます。
この吊り橋を渡るルートはロッククライミングのルートのようです。

３分後振り返ると次の人が渡っていきます。

ずいぶん登ってきました

滝が見えてきました
第１展望台
第３展望台まであるようです。
頑張っていきますか。

振り返ると街が霞んで見えました。

また山道に入ります。

第２展望台到着
第３展望台まであと少しです。

先を行ったＹ氏が戻ってきます。
雪のため通行禁止だそうです。
今年は雪が深かったのでしょうね。
大迫力で流れ落ちる滝に汗がひいていきます

帰り道
またほかのグループが挑戦しています。
人気のコースなのですね。
かわいらしいお嬢さんでした。
渡り切りました。
後ろでお父さんが心配そうにアドバイスしている姿が微笑ましかったです。

この橋を渡ればもうすぐ駐車場です。

こんな山奥にもキリスト像があります。
２時間ちょっとのハイキング。結構な山道でしたが心地よい疲れです。

５分ほど車を走らせると宿のお母さんお勧めのNiederthaiに着きました。
これまでの山道と違ってチロルらしい風景の集落です。
金曜日の昼下がり。
もう２：００を回っておなかが空いてます。
レストランを訪ねようにも、人の姿が見当たりません。
本当に静かな昼下がりです。

これは、旅するうさぎさんに教えていただいた水の聖人フローリアンさんでしょうか？

ようやく探し当てたホテルでランチにありつきました。
ランチタイムは２：３０までということで、ほんの２、３分の差でランチメニューにはありつけませんでしたが、皆さんゆったりと寛ぐホテルで久しぶりにゆったりとしたランチタイムでした。
おなかを満たして周辺の散策開始。
やっぱりこういう風景がのんびりします。

今日は山道をたくさん歩きました。
ジジ・ババ元気です。

５/３１
今日からスキーシーズンが終わって休業していたゴンドラが再開します。
久しぶりにお日様が朝から顔を出しました。
宿のお母さんにハイキングコースを相談して、さあ、出かけますか。
隣のOetzの街(820m)から2020mまでゴンドラで登ります。往復１４．５ユーロ。
Barbach Almを経由してBieletelder HutteでランチをしてAcherberg Alm経由で再びゴンドラで戻る予定です。

気持ちの良い青空の下出発。

やはり青空のハイキングは晴れ晴れしますね。

整備された歩きやすい山道です

瓦礫の雪道に入ってきました。Y氏が偵察に行きます。
この先は通行禁止となっておりました。
本来なら、通行できる山道なのですが、今年は積雪が残っていて通行できないと山小屋での情報でした。
当初の予定を変更して、一度Balbach-Almに戻って、ヒュッテに向かうことにしました。

Balbach-Almのカフェでコーヒータイム。

Bieletelder Hutteに到着。
今日も２時間ちょっとのハイキング。
着いたときはいっぱいの人でしたが、遅めのランチだったので、終わるころにはこんなにガラガラ。
今日が開店初日のヒュッテでした。

どこを切り取っても山、山、山

Acherberg Alm経由でゴンドラ乗り場に戻ろうと思いましたが、よく見ると300m下りてまた登るので、体力を考えてコース変更。
そのかわりこんな雪道を下ることになりました。

二日間よく歩きました。
平均２０，０００歩。
今日も早めに戻って、ティータイムの始まり。

朝もゆっくりおしゃべり、心地よい風に吹かれながら、ハイキングの後もゆっくりおしゃべり。
のんびり、ゆったりのジジ・ババの休暇です。
毎日が休暇でしょうって？
たしかにそうですが・・・。

６/１
フルプメスへの移動ですが、出発前にもう１度晴れた日の「Piburger湖」に行ってみたくて、朝食後大急ぎで向かいました。今度は急なコースで急ぎ足です。
林の中を抜けていきます。
キリスト像には朝早くからろうそくが灯っています。

川の音が聞こえてきます

轟轟と流れています

岩の際に橋が架けてあります

木漏れ日がさして気持ちの良い朝です。
ところどころにお疲れ様とベンチがあります。
今朝は急ぐので休憩なしです

今日もひたすら上り坂です。
わんこを連れたおじいさんがいともたやすく下りてきます。鍛えてますねぇ。

湖に着きました。
やっぱりお日様に輝く湖は別格です。

皆さんが待っているので戻りましょうか。

大急ぎの散歩でしたが、行ってよかったな。
１０：００にフルプメスに向けて出発。
おすぁになったお母さんやおばあちゃんと力強く握手をしてお別れです。
ハンカチ喜んでもらえたかなぁ。

この旅行記へのコメント （4）

• bellaさん 2014/06/24 23:05:06

  おお〜〜

  oneoneさん
  
  おおお〜〜　健脚なんですね〜！　　山々の尾根・尾根も歩かれるのかしら
  素晴らしいご旅行をなさっていらっしゃいますね。
  
  我が家は　主人はお宅様のようにアウトドアが大好きなんですが
  私が足を引っ張るくちなので　私がいる時は、車に頼ってますよ〜
  
  きっと　私より　美味しくチロリアンの空気をたくさん吸われたでしょう！
  確かに　見たような教会や道端のキリスト像など　ハッとさせられました　
  またね。　　　

  oneonekukikoさん からの返信 2014/06/25 08:20:55

  RE: おお〜〜

  bellaさん
  おはようございます。
  
  健脚ではないんですよ
  もっぱらリフトやゴンドラに頼るなんちゃってハイカーです。
  
  上り坂が続くとゼイゼイ言って、下りてくる人に会うたびに
  「あと、どの位ですか？」と聞きまくっています。
  
  oneoneは苗字が犬○なのでoneone(わんわん）とした次第です。
  これからもどうぞよろく
  
  oneonekukiko　　　

• 旅するうさぎさん 2014/06/24 20:29:48

  美しいエッツタールの風景を拝見しました

  oneonekukikoさん
  
  今日はとても清々しいエッツタールの風景を拝見しました。
  雪解けで、川の水量が凄いですね。
  ロープ1本のつり橋が面白そうです。滝も迫力がありますね！
  
  Niederthaiの風景は、さすがに地元の方がお薦めだけあって
  とても美しいと思いました。
  教会のある風景もお花畑も美しいです。
  泉にはやはり、フローリアンさんがいるのですね。
  
  聖フローリアンさんなのですが、
  別の聖人事典を読んだところ、
  オーストリアの守護聖人なんだそうです。
  だからチロルを歩いていると、
  あちこちに佇んでいらっしゃるんですね。
  この方、キリスト教迫害が行われた際に拷問され、
  石の重りを付けて川に投げ込まれ、殉教したのだそうです。
  また幼年時代には、１杯の桶の水で火を消し止めた
  伝説もあるので、水と火関連の守護聖人なのだそうです。
  さらに、畑の干ばつ、不作になった時に頼る、
  農民の守護聖人でもあったそうですから、
  チロルではこの守護聖人さんが
  ずっと大切にされてきたのでしょうね。
  
  エッツ村には以前泊まったことがあるのですが、
  美しい壁絵ばかり見ていて、ロープウェイには乗らなかったので
  山の上はこんなアルプスの風景が広がっていることを知りました。
  ヒュッテは開いた初日だったのですね。
  雪を被った山々の眺めが良いですね！
  
  お宿の方々が親切で、お茶などで交流もされて、
  思い出深い滞在であったことがよく分かりました。
  
  
  旅するうさぎ

  oneonekukikoさん からの返信 2014/06/24 21:43:14

  RE: 美しいエッツタールの風景を拝見しました

  旅するうさぎさん
  
  書き込み、投票ありがとうございます
  何回も無断で旅するうさぎさんを連呼しておりますこと
  チロルの美しい風景に免じてお許しくださいね。
  
  物忘れのひどくなったoneonekukikoですが
  不思議とフローリアンさんは水の聖人として
  記憶に残っておりました。
  オーストリアの守護聖人
  大事な聖人なのですね。
  
  スライダーに挑戦した旅するうさぎさんですから
  ロープの吊り橋も・・。
  私、装備さえしていたら本気で挑戦してみたいと思いました。
  ボール協議はからきしだめですが
  木登りとか吊り橋とか好きなのです。
  
  Niederthaiの風景
  気に入っていただけてうれしいです。
  ４トラでチロルの旅を思いながらぐるぐるしていたら
  偶然bellaさんのチロルの旅のところで
  教会のある風景とそっくりな画像に出合いました。
  きっと同じところだと思いましたので
  思わず書き込みしてしまいました。
  
  こんな出会いもうれしい４トラの副産物です。
  
  oneonekukiko