2014/06/08 - 2014/06/09
52位(同エリア584件中)
まめ猫さん
ゴールデンウィークがあけてから、なんだか多忙の日々が続きストレスがMAXに…。
そこで癒しを求めて行ってきたのは、宮沢賢治生誕の地「イーハトーヴ花巻」。
新花巻駅から車で約30分のところにある志戸平温泉の旅館「游泉志だて」で、こだわりの素材を丁寧に料理した美味しい食事を楽しみ、せせらぎを聴きながら入る温泉でゆったりのんびり過ごした1泊2日の旅。
この宿は、豊沢川に面した28室の客室全てに源泉掛け流しの露天風呂が付いているので、お部屋で好きなだけ温泉に入ることができる。
緑と川を眺めながらの入浴はほんとうに気持ちが良くて、いつまでも入っていたかった。
一日目は宿でまったり、二日目は宮沢賢治記念館や童話村で賢治の世界に浸ってきた。
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新幹線やまびこで新花巻駅へ。
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乗車前に新幹線の中で食べるお弁当を選んでいるときって、なんだかワクワクする。
今回はどんな旅になるのかな? -
のどかな田園風景が見えてきた。もうすぐ到着。
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駅に着いて改札を出ると、構内の待合室にはSL銀河運行記念で設置された期間限定の足湯(無料)が。
タオルが借りられたので、さっそく入ってみる。
「渡り温泉」の湯は、少々熱めで足の疲れが取れる〜♪
泉質は、低張性弱アルカリ性高温泉(単純泉)。 -
足湯の奥には花巻観光センターがあり、岩手県の特産品や御神輿などが展示されていた。
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宿への送迎シャトルバスが来るまで、まだ時間がある。
駅近辺を散策してみよう!…といっても新花巻駅って何もない(>_<) -
とりあえず顔出しパネルの写真をパチリ。
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西口の広場には、宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」をモチーフとしたモニュメントがあったのでこちらもパチリ。
宇宙を表わした濃いブルーのモニュメントは、暗くなるとキラキラ光る。 -
下をくぐるとセンサーが反応して、宮沢賢治が作詞・作曲した「星めぐりの歌」が流れる。
♪あかいめだまのさそり〜
ひろげた鷲のつばさ〜 -
「セロ弾きのゴーシュ」の碑もある。
主人公の音楽家ゴーシュが、ねこ、かっこう、たぬきの子、野ねずみの親子とのふれ合いの中から成長していく姿を描いた童話。
ここもセンサーに反応して、シューマンのトロイメライが流れる。 -
〜童話「セロ弾きのゴーシュ」より〜
「先生、そうお怒りになっちゃ、おからだにさわります。それよりシューマンのトロメライをひいてごらんなさい。きいてあげますから。」
「生意気なことを言うな。ねこのくせに。」
セロ弾きはしゃくにさわってこのねこのやつどうしてくれようとしばらく考えました。
「いやご遠慮はありません。どうぞ。わたしはどうも先生の音楽をきかないとねむられないんです。」 -
ゴーシュの家に最初に訪れた三毛猫。
生意気な態度で、ゴーシュから散々いじめられる。
手に持っているのは、ゴーシュの畑から持ってきた青いトマトかな? -
「鹿踊り(ししおどり)」の自動販売機。
後で調べてみたら、以前は飲み物を買うと「どんどこ♪どこんどこ♪」という花巻名物鹿踊りの音楽が流れていたようだ。
鹿踊りは、シカの頭部を模した鹿頭とそこから垂らした布により上半身を隠し、ささらを背負った踊り手が、シカの動きを表現するように上体を大きく前後に揺らし、激しく跳びはねる伝統舞踊。 -
2番バスターミナルに到着する無料のシャトルバスは、花巻駅と各温泉に停車する。
ぶらぶらしていたらあっという間に時間が経った。
14時出発のバスに乗って、宿へ向かう。 -
田んぼの緑が綺麗。ここが宮沢賢治の生まれた町なんだな〜。
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約30分程で宿泊するお宿「游泉 志だて」に到着。
この頃から雨がポツポツ降ってきた。丁度いいタイミング。 -
ロビー。
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お茶と和菓子(黒豆ゼリー)をいただきながら、チェックイン。
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お部屋へ案内される。
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エレベーターホールでは、座りごこちの良い椅子で景色を楽しめる。
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お部屋は、布団敷き和風ツインベットを配した寝室と6畳の和室にバルコニーと露天風呂が付いている。
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こじんまりとしているけれど機能的な造り。
隅々まで綺麗に清掃されていて気持ちがいい〜〜。 -
バルコニーと露天風呂。
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バルコニーから見える緑と川。
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陶器の露天風呂は、源泉かけ流し。贅沢だな〜。
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鍵が2つ用意されているのは嬉しいね。
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CDデッキがあり、部屋に入った時から癒しのメロディーが流れていた。
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お茶請け菓子(抹茶月詩)は、抹茶生地、大粒の餡、羽二重餅の三重層。
美味しかったのでお土産に。 -
手作り風のティーカップと、白形傳四郎商店の煎茶ティーバックが可愛い。
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アメニティは、ひと通り揃っている(写真の他 バスタオル2枚、ハンドタオル1枚、巾着袋)。
ドライヤーは、ビジネスホテル等によくある壁に付いたものだったのがちょっと残念。 -
さて、浴衣に着替えて湯処に行ってみよう!
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大浴場の手前に足湯があったので、まずはこちらから。
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川辺の足湯。
泉質はナトリウム−塩化物温泉。 -
手入れの行き届いた庭園を眺めながら…。
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湯上りラウンジには、マッサージチェアー(無料)が2台と宮沢賢治の童話・絵本などがずらりと並んだライブラリーがある。
ここでカルピス、爽健美茶、ファンタ、綾鷹などのドリンク(無料)を自由に飲みながら、まったりできる。 -
版画の絵本が面白くて、思わず読んでしまった。
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どんぐりと山猫
それはそれはしいんとして、どんぐりはしいんとしてしまいました。
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廊下の突き当りが大浴場。
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朝晩で男女が入れ替わる。
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露天風呂「喜久の湯」。源泉100%のかけ流し。
ひのきの香りと肌に当たる風が心地よい。 -
ph値8.2のアルカリ性の泉質は、肌の古い角質を落とす効果があるといわれている「美肌の湯」。
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お肌がスベスベになった。
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今度は、部屋の露天風呂へ。
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イチオシ
泉質は単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)。
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聞こえるのは川の流れる音と鳥と蛙の鳴き声だけ。
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無駄な音のない世界。静かな時間が流れる。
は〜〜、気持ちいい〜。ずっとここにいたいな。 -
しばらくお部屋でまったり。
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楽しみにしていた時間がやってきた。
個室ダイニング「風とオルゴオル」での夕食。 -
★先付★しどけのおひたし。
しどけはキク科の多年草。初めて食べたが、独特な苦味がくせになる。 -
★旬菜★季節の大皿盛り。
味だけではなく、見た目も◎。 -
★スープ★蛤 新ワカメ 筍 木の芽
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★造り★北海の旬鮮 旨味三種盛
ほたてが肉厚で美味しい。 -
★揚物★ズワイガニ磯風味 山菜
パウダー状に細かくしたヒマラヤ岩塩を付けて、熱々の揚げたてをいただく。
温かいものを温かいうちに…と一番美味しい状態で提供してくれるサービスが嬉しい。 -
★煮物★焼き鯛の昆布蒸し
味付けが上品。繊細な味、なかなか出せないよな〜。 -
イチオシ
★焼き物★岩手ステーキ
最高ランクの黒毛和牛は、岩塩と胡椒だけというシンプルな味付け。
柔らかくて最高に美味しい〜〜〜♪ -
スタッフにすすめられて霊峰早池峰の湧き水で育った遠野市宮守町の山葵をおろし、ステーキにつけて食べてみる。
爽やかな辛味がお肉の旨味をひきたてる。 -
★サラダ★炙り蛸サラダ
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★食事★帆立ご飯 味噌汁
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香の物
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★デザート★フルーツ(スイカ・メロン・イチゴ) りんごのシャーベット
料理長の愛情がたっぷりつまった料理に大満足。
御馳走様〜〜。 -
再び温泉でまったりした後、寝心地の良いお布団でぐっすり。
明日は、宮沢賢治記念館や童話村で賢治の世界にどっぷりつかろう。
〜後篇につづく〜
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この旅行記へのコメント (2)
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- ウェンディさん 2014/07/01 19:39:15
- 賢治の世界
- こんにちは。
宮沢賢治の世界を旅していらしたのですね。
私も宮沢賢治さんの書かれたお話が大好きで、いつか行けたら…と思っています。
鹿踊り(ししおどり)の自販機、結構インパクトがありますね。
私の中の鹿踊りは、賢治さんの作品“鹿踊りのはじまり”からイメージしていたので、こんないかつい顔の鹿さんとは。。。
ちょっと意外でした。
次の旅行記では、雪童子(ゆきわらす)や雪狼、山ねこ、そして銀河鉄道…さまざまな宮沢賢治の世界が広がるのでしょうね。
楽しみにしています。
- まめ猫さん からの返信 2014/07/01 22:18:02
- RE: 賢治の世界
- ウェンディさん、こんにちは。
コメント、ありがとうございます(*^_^*)
鹿踊り(ししおどり)の鹿さんの顔はどちらかといえば獅子に近い感じですよね。
全体的に黒っぽい衣装なので、実物を子供が見たら怖くて泣き出してしまうかもしれませんね。
お宿の温泉と料理、とてもよかったです。
3日間ぐらい肌のすべすべ感が残っておりました♪
綺麗な空気と水、緑の香り…
賢治さんの育った花巻は、とても素敵なところでした。
ウェンディさんもぜひ行ってみてくださいね。
まめ猫
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旅行記グループ 2014年 岩手(花巻)2日間の旅
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