2014/06/10 - 2014/06/10
223位(同エリア747件中)
ニッキーさん
佐倉城址公園の花菖蒲が開花する季節です。
ネットで調べると、6月5日(2014年)に4分咲きだと言っていました。そろそろ見に行きたいなぁ。
ところで、菖蒲が咲く時期はちょうど梅雨の時期に当たります。花を見に行くタイミングが難しい。雨の菖蒲田も風情があるとは思いますよ。でも、しとしと雨とは限りません。横なぐりの雨の中、ずぶ濡れになりながら菖蒲田を回ることを考えると、やっぱり雨の日は避けたい。でも、まごまごしていると菖蒲は終わってしまう。どうするか〜。
そんな中迎えた梅雨の晴れ間。よし、ここで行っちゃおう。朝思いついてすぐ行動。母を誘って行って来ました。
佐倉城址公園では菖蒲田の周りにアジサイも植えられていて、この時期、花菖蒲とアジサイが同時に楽しめます。もっともアジサイは花菖蒲より1〜2週間遅れて咲くため、両者完璧な競演という訳には行きません。花菖蒲を目指して行くとアジサイには早く、アジサイを目指して行くと花菖蒲が終わりかけになってしまいます。
一昨年(2012年)6月22日に来た時には菖蒲は終わりかけ、代わりにアジサイがきれいでした。
↓
http://4travel.jp/travelogue/10681890
今回は2年前より10日以上早く来ました。花菖蒲にはいいけど、アジサイはどうかなぁ?
実はもう一つ、この時期から夏にかけて、城址公園の姥ヶ池(うばがいけ)ではスイレンの花も見ることができます。
3種類の花が見られるなんて、お得ですよね。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 5.0
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梅雨の晴れ間。
明日はまた雨になるというので、朝思い立って花菖蒲を見にやって来ました。
意外にいいお天気。
輝度差(明暗差)が大きくて、写真を撮るには難しい状況です。
カメラには輝度差を自動的に調節してくれるオートライティング・オプティマイザーという機能がついているんですが、家を出る時こんな天気は予想せず、白っぽい曇り空で花菖蒲を撮るから両者が白とびしないように考えて、オートライティング・オプティマイザーはOFFにし、逆に高輝度側諧調優先機能(白とびを押さえて明るい部分の色調を豊かに出す。代わりに暗い方はちょっと犠牲になる)をONにしていました。
その設定のまま、すっかり忘れてた〜。写真教室ではヒストグラムを見ながら撮るように習いますが、普段はそんなの見てませんって。日陰になった部分が暗く写ってしまいました。 -
姥ヶ池(うばがいけ)。
スイレンがびっしりです。
3月に来た時は何もないつるんとした水面だったのに、たった3カ月でこんなになるとは・・・。
ちなみに今年3月の姥ヶ池の様子です。
↓
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=32836654 -
菖蒲田の方を見ると、咲いてる咲いてる・・・
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まばらに咲いているのも風情があります。
菖蒲田を縁取るようにアジサイが咲いています。
アジサイの色づきはまだまだですかね。 -
きれいです〜♪
佐倉城址公園の菖蒲田はそんなに規模が大きい訳ではありませんが、9000株の花菖蒲が咲くそうで、しっとりとした世界に浸るには十分です。
人が多過ぎないのもいいです。 -
朝、駐車場に着いたら大型バスが3台ぐらい来ていて、大勢の観光客が降りて来るところでした。
さすがは花菖蒲の季節、大型バスで見に来るのかと思ったら、城址公園の中にある国立歴史民俗博物館(歴博)を訪れた人たちでした。
つい先日、皇太子さまも歴博を訪問されていました。皇太子さま、歴博へは昨年秋にもいらっしゃっています。結構頻繁に来られるのですね。 -
そんな訳で、この平日、人出はそれほど多くなく、見て回りやすいです。
昨年より10日以上早く来たので、今年は花が傷んでなくてきれいです。
これは江戸系「蛇の目傘」という名前の花。 -
賑やかな声が聞こえて来たと思ったら、先生に引率された小学校低学年の一団でした。
先生が大きな声で花の説明をしています。
学校から連れて来てもらえるなんて、いいですね。
すれ違う時に見ると、子供たち、汗で髪の毛が額に貼りついてました。
確かに今日は暑い。 -
日なたは暑いので、母は日陰のベンチでひと休み。
私一人であっちこっち見て回りました。 -
イチオシ
紫の濃淡、黄色、白・・・いろんな色が競うように咲いているのがきれいです。
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アヤメ科の花には花菖蒲・アヤメ・カキツバタなどがありますが、花が似ているので、どれがどれだか違いがよくわかりませんよね。
花菖蒲は花弁の根元に黄色の菱形模様があるのだそうです。
なるほど、ありますね。 -
こちらにも。
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ちなみにアヤメは花びらの元が網目模様になっている。
カキツバタは花びらの根元が白〜薄黄色なのだそうです。 -
もう一つ、得た知識。
端午の節句の「菖蒲湯」に使う菖蒲と花菖蒲はまったく別ものなのだそうです。
菖蒲はサトイモ科で、花は目立たない。
一方、花菖蒲はアヤメ科で、葉っぱが菖蒲に似ているから花菖蒲という名前がついたらしいです。 -
黄色の菱形模様が花菖蒲。
覚えました。 -
中央後方の奇抜なデザインの建物は、黒川紀章さん設計の佐倉市役所です。
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この辺り、アジサイがだいぶん色づいて来ています。
アジサイは土が酸性ならブルーに、アルカリ性ならピンク色になると言いますが、城址公園のアジサイはブルー系が多いです。
最初は白くてだんだん水色になり、最後は紫色へと色を変えて行きます。
今は白から水色に変わりかけた辺りです。 -
アジサイは花菖蒲より1〜2週間遅れて咲くので、両者ドンピシャという時期はそれほど長くありません。
今日は何とか同時に見られたので良しとしましょう。 -
江戸系「夜明前」。
濃い紫の花菖蒲です
地元の写真愛好家のグループみたいな人々が、楽しそうにこの花の周りに集まって集中的に写真を撮っています。
中には三脚を立てて撮っている人も。
何が写真グループをそんなに引きつけているのでしょう?
珍しい花なのでしょうか?
私も気になって一枚写真を撮っておきました。 -
確かに「夜明前」のように濃い紫の花菖蒲は珍しい方です。
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向こうに停めてある自転車が気になって仕方がありません。
写真教室の撮影実習なら、ああいうのがいい被写体になるんですが、持ち主がそばにいないので勝手に撮るわけにはいきません。
遠くから遠慮がちに写真の隅っこに入れました。 -
やっぱり花菖蒲は薄紫がきれいかなぁ。
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いや、やっぱりいろいろな色のが競い合うように咲いてこそきれいです。
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花菖蒲、アヤメ、カキツバタの違いの続きですが、大まかに言って、花菖蒲が一番背丈が高く、大輪なのだそうです。
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その他の違い。
アヤメは畑などの乾燥地に生え、カキツバタは水辺に。
花菖蒲はどちらもOKだとか。 -
ここの菖蒲田の中には常に水が引き入れられていました。
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辺りには水がポチャポチャ流れる音が絶えず響いています。
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イチオシ
花菖蒲、梅雨の季節に似合う花ですね。
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菖蒲田の中にはあぜ道や木道がこしらえてあるので、すぐ近くまで寄ることができるんですよ。
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ベンチで休憩していた母の所へ戻ると、母は隣に座っていた70歳ぐらいの女性と言葉を交わすようになっていました。女性はここで友人たちと待ち合わせとのこと。集まった後、みんなで佐倉駅近くの「藍屋」まで歩いて行こうと相談をしていました。
歩きかぁ。
菖蒲田の近くにも城址公園の出入口があるんです。さっきの小学生たちもそこから入って来たようです。その出入り口を通ると、藍屋まで意外に近いのでしょうか?それでも20分近くかかるのでは?
暑いのに、皆さん元気ですね。 -
母と合流して一緒にアジサイを見て回ります。
色づき始めの新鮮なアジサイ。 -
色が乗って来た華やかなアジサイ。
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そして白いアジサイ。
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これはエゴノキ?
よくわからないんですけど、つぼみが鈴なりにぶら下がっています。白い花が咲きそうです。 -
このアジサイは紫色になりそうです。
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これはこのまま白いアジサイになりそうです。
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キレイ・・・
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まだアジサイには少し早いので、開きかけの若い花がたくさんあります。
これはこれで新鮮です。
アジサイって最初は葉緑素のせいでグリーンなんですが、次第に色づいていく様子がわかって面白いです。
花びらみたいに見えるところはガクで、花の中心の粒みたいな所が花なんだそうです。 -
一見したところ、白に見えますが、かすかにブルーが乗って来ています。
もしかしたらだんだん水色になるのかもしれません。 -
今日は梅雨の晴れ間。
暑いぐらいです。
私は帽子を、母は日傘まで持って来ました。 -
最後にもう一度花菖蒲を眺めて引き上げます。
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今日は花菖蒲とアジサイと両方見られて得したようです。
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これは、昔、陸軍が駐屯していた頃に高所からの飛び降り訓練に使われたという「12階段」です。
正面から見ると、こんな作り(模様)になっていたんですね。
知らなかった〜。真正面から見て初めて気づきました。
第一、真正面から見ると階段には見えませんね。 -
2年前に来た時に撮った写真を差し込んでおきます。(2012年6月22日撮影)
斜めから見ると、こんな風に階段になっているんですよ。 -
この時期、城址公園では姥ヶ池のスイレンの花も楽しめます。
ここのスイレンは白ばかり。
品があるけど、ちょっと寂しいような。
スイレンも赤や黄色、ピンクがあると楽しいのだけど。 -
水の中に何かいます。
コイかと思ったら・・・ -
カメでした。
それもうじゃうじゃ大量にいます。
小学生たちが大喜び。
「あっちにもいる」「こっちにもいる」、キャーキャー騒いでいました。
池をさらえたら、おそらく何百匹もいると思います。
昔はカエルの名所だった姥ヶ池。
今は外来種のカメに乗っ取られたか? -
カメはずっともぐっている訳にはいきません。
日なたぼっこも必要。
不器用にゆっくり動いてスイレンの葉の上によじのぼっています。
よろよろスイレンの葉の上を進むカメ。
おもしろ〜い。
動画に撮りました。 -
うまく撮れた〜って思ったのに、後でよく見ると、花びらに虫が。(-..-;)
-
お昼ご飯をどこかで食べたいな。
グループの皆さんのように「藍屋」という手もあるけれど、せっかくここまで来たほどなら、房州屋本店へ行きたい。お蕎麦の有名処で、地元では「房州屋さん」と呼ばれて親しまれているお店です。
私も以前、旧堀田邸へ行った帰り、一人で来て旅行記で紹介したことがあります。
↓
【佐倉の名所を訪ねる】 最後の佐倉藩主、堀田正倫が後半生を過ごした「旧堀田邸」http://4travel.jp/travelogue/10740153 -
という訳で帰りに房州屋さんへ寄りました。
そうしたら、お店の人が母を見るなり「お久しぶりです。ご主人はどうなさいました?」って。
え?知り合い?びっくりです。
奥から女将さんみたいな人も出て来て、しばし亡くなった父の思い出話。
家から車で30分。近いわけでもないのに、父が房州屋のお蕎麦が好きで、二人でよく食べに来ていたそうです。実は母も覚えていてもらっているとは思わなかったそうです。
両親を京都から呼び寄せたのが18年前。佐倉の地によく馴染んで、父が元気な時は二人であっちこっち出かけ、畑をやったりサークルに入ったりお蕎麦を食べたり行動的。30年住んでる私より顔広いじゃないですかー。
これは三味そば。おろしといくら、山芋、おろしとなめこの3種類のつゆで食べるお蕎麦。結構分量もあって美味しかったです。
ここは人気店なので、お客さんがひっきりなし。帰る時にも5〜6人待っていました。 -
最後にこれはスマホで撮った写真です。
まだ色づく前ですが、結構よく撮れました。
梅雨の晴れ間で暑いぐらいの日でしたが、花菖蒲、アジサイ、スイレンと、この時期の花を一挙に楽しめました。
朝思い立って、すぐにやって来て正解でした。
というのもこの翌日はひどい雨になったので。
(おわり)
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この旅行記へのコメント (2)
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- ねいちゃさん 2014/07/08 13:04:03
- 花菖蒲と菖蒲は違うんだ?!
- こんにちは、ニッキーさん。
梅雨の晴れ間ならぬ、仕事の合間にお邪魔してます。
そういや大型の台風8号が近づいてきていますね。ご用心くださいませ。
ニッキーさんの近くにはお花が綺麗な場所って多くあるんですね。
バラに藤に・・・今回は花菖蒲・・・
アヤメとカキツバタとの違い、今回花菖蒲の見分け方(花心に黄色の菱形)
私もばっちり覚えました。ですがアヤメとカキツバタとの違いがイメージとしてよくわかりません。
いつでも結構ですので、アヤメ・カキツバタ・花菖蒲を3枚並べて違いを写真で教えて下さいね〜。お願いします・・・。(笑)
それと花菖蒲と節句の時の菖蒲は違うって?!節句の時は葉っぱで、その花の部分を花菖蒲というのかと勝手に思ってました。思い込んでいることって多くあるね〜。
蓮の花、抜群に美しい写真です。プロのカメラマンみたいな作品。
ただ「虫」がねぇ〜、こういう何か一点「惜しい」感がニッキーさんの旅行記からはにじみ出てて、ついついこちらも笑顔になってしまうんですよね。
冒頭の白飛びがどうとか、なんちゃらかんたらをoffにしたとか、さっぱりわかりませんでしたっ。ニッキーさんが「遠いの人」になっちゃったかと寂しかったです。(笑)
ねいちゃ
- ニッキーさん からの返信 2014/07/08 21:27:49
- RE: 豊悦のバルテュス、今夜です。
- > ニッキーさんの近くにはお花が綺麗な場所って多くあるんですね.
私が花好きなもので、そういう所を選んで行く傾向があるんだと思います。近年は花を見どころとしている観光地や公園も増えて来ていますよね。
> ただ「虫」がねぇ〜、こういう何か一点「惜しい」感がニッキーさんの旅行記からはにじみ出てて、ついついこちらも笑顔になってしまうんですよね。
そうなんです〜。自分では完璧を目指してがんばってるつもりなんですが、いつも何かやらかしちゃってるんです。
> 冒頭の白飛びがどうとか、なんちゃらかんたらをoffにしたとか、さっぱりわかりませんでしたっ。ニッキーさんが「遠いの人」になっちゃったかと寂しかったです。(笑)
まあ、そう寂しがらないで。大丈夫ですよー。ちょっと独りよがりの文章になっちゃってましたね。それでわかりにくかっただけですよ。
私の知識も写真教室で習ったものではなくて、本を読んで得た自己流の知識です。4トラベラーのyumeさんお勧めの萩原史郎・萩原俊哉「四季の風景撮影」(日本カメラ社)を読んで得た知識なんです。とてもいい本で、私が憧れるような風景写真が一杯です。私はAmazonで購入して7巻まで揃えていますが、特に第1巻にあたるスタートマニュアルは初心者には勉強になります。
カメラが苦手とする輝度差のあるシーン。そんなシーンで助かる機能にダイナミックレンジ拡張機能があります。、カメラサイドでソフト的な処理をすることによりハイライトからシャドウまでを無理なく再現してくれる機能です。ニコンだとアクティブD−ライティングというのでしょうか?、キャノンだとオートライティングオプティマイザーと言います。
一方、ハイライト側の諧調を豊かに再現してくれる(代わりにシャドウ側はちょっと圧縮される)高輝度側諧調優先という機能があって、白飛びしやすいシーンではこちらが助かります。
問題はオートライティングオプティマイザーと高輝度側諧調優先は同時には使えない、どちらか一方しか設定できないということ。ですから私の認識はこうです。輝度差のあるシーンではオートライティングオプティマイザ−をオンにし(強中弱が選べます)、白飛びしやすい「曇り」とか「滝」とか「白い花」とかいうシーンでは高輝度側諧調優先をオンにしておくのがいいんじゃないかと。
あの日は曇りを予想していたので、高輝度側諧調優先をオンにしておいたのですが、実際行ってみたら晴れて明暗差が大きかった。むしろオートライティングオプティマイザーをオンにしておくべきだったのです。ちゃんとヒストグラムを見ていれば現場で気づいたのでしょうが、撮影実習以外ではヒストグラムなんて見ないので気づかなくて。結局、明るい所と暗い所の明暗差が大きい写真になってしまいましたよ、というのがあそこで言いたかったことです。
ところで、今夜は11時45分からBSプレミアムで豊悦の「バルテュスと彼女たちの関係」の再放送があります。絵を見る前に見ると、予習になる反面、新鮮味がなくなるというマイナス面もありますよね。録画しておいて絵を見てから番組を見る手もありますね。
私は絵を見る前に見たので、豊悦がカッコ良かったぐらいしか印象に残っていません。絵を見た後でもう一度見るとまた違ったものが見えると思うので、今夜楽しみにしています。
では。ニッキー
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