２０１４春のポルトガル３泊４日★２　モンサント

2014/05/29 - 2014/05/30

１日目・後半
モンサントの宿泊は具体的な情報がとても少なくて探すのが大変でした。

検索してもネット予約できるところは限られているようで、カステロ・ブランコに泊まろうか迷いました。けっきょく少し前にモンサントを訪れた友人に聞いて泊まったところを教えてもらいました。

到着してみると観光客は夕方にはほとんど帰ってしまうようで、わたし達以外で会ったのは2組だけでした。

歩いているとあちこちで村の皆さんがオテル？マリアなんちゃら？と勧めてくれます。そこが代表的な宿なのでしょうか。わたし達の宿の名前を見せても誰も知らないと言うのですごく不安になりました。

ちょっと迷子になりながら到着してみるとこざっぱりとした部屋でバスルームにはモンサントらしく岩がめり込んでいました。オーナーも英語を話す感じがいい男性でした。

部屋に荷物を置いたら急いで城跡に出発です。夕陽がきれいだよと友人に勧められていたので楽しみ！ホテルからは一本道でわかりやすいルートでした。

この日は祝日でお目当てのレストランはお休みでしたが、宿の下がバルで食事が出来ました。ただしメニューは軽食が主で鰯のグリルは同じオーナーがやっている隣りのピザ屋だよと言われ、迷った末にそのままバルでこの地方のハムやチーズを食べました。

翌日は子豚の丸焼きを食べにメアリャーダへ移動しポルトへ帰るというロング・ドライブのため早めに寝る予定が、バルで他のお客さんとオーナーの楽器演奏を楽しんでしまい長い一日を終えました。


5/29　モンサント
5/30　イダーニャ・ア・ベーリャ→メアリャーダ
5/31　ポルト
6/1　ポルト

エリア モンサント(ポルトガル)

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

19:00 モンサントに入って坂を登ったところに10台くらい停められる駐車場がありました。

Googleと宿からの地図を見ながら、本日泊まるTaverna Lusitana探し。この辺りは舗装道路で車輪付きの小型スーツケースでも楽でしたが、その後は大変でした。

駐車場から見た景色

駐車場は、宿からの事前のアナウンスによると村の中にも2か所あり。宿に行く途中に1か所発見。置けるのは5台程度。

駐車場にあるのはChafariz da Fonte Novaで近くに石の十字架があります。

インフォが開いてない時間に到着するため、事前にネットなどで地図を探してもなかなか見つからなかったので参考に載せておきます。

ツーリスト・オフィス
OPEN:10-13,14-18

左の建物は
Pinheiro's Manor House

壁中バラでとてもきれいでした。

地図を見ながら坂道を登って行くとゴロっと岩が。

ゴミ捨て場も不思議な景色。

19:10　宿に到着

半端ない石畳に荷物のキャスターが壊れそうで、持ち上げて運びました。小型のスーツケースにしてよかったです。

長時間運転していた夫も今日は元気いっぱい。村の景色にワクワクしてるみたいで早速城跡に出かけました。

宿の前の道を登っていけば着くようです。

少し歩くとすぐに家が無くなりました。

これが城跡です。

この城は敵に攻撃されたのではなく、武器庫の爆弾が誤爆したせいで廃墟になったそうです。

村に近いほうの出入口。城壁の中に入るにはもう一つ城の正面入口Porta da Traicaoがあります。

城壁にぐるっと囲まれています。

城壁に登ってみると恐竜のような岩を見つけました。

イダーニャ平原に人造湖Barragem Marechal Carmonaが見えました。

モンサントの村全体も見えます。

Casa dos Governadores

19:50　夕焼けにはまだ時間がかかりそうです。風が強くて長くはいられないので村に戻ることにしました。

Santa Maria do Castelo

明りとり（？）の窓からちょっとのぞいてしまいました。

Capela de Sao Miguel

城壁外にあります。12・13世紀にローマ帝国によって建てられました。

鉄格子で中に入れないようになっていました。天井は無いけれど壁は全て残っています。

下界に戻ってきました。

写真で見たことがある石を発見。

モンサントの村 自然･景勝地

宿の階下にあるバルに顔を出すとまだ準備中というので、もう少し村の中を散策します。

20:30　夕焼けが始まりました。

夕暮れ時は猫時間。あちこちで猫が大移動。どこからかイワシの焼く匂いがしてくるからかな。

顔と手だけグレーでかわいかった猫。

猫の横から覗いてみるとさっきの石のそばでした。この下に降りて行こうと思ったら数匹のワンコに追いかけられてしまい退却。

Torre do Relogio ou Lucano
1930年代に取った「もっともポルトガルらしい村」の記念の銀の風見鶏。

さっきオテル？と聞いてきたおばあちゃんにまた会いました。今度は犬のお散歩中。またオテル？と言われたけれどもう見つけたよと伝える言葉がわからない。

もう荷物を持ってないからわかってくれたかな。

Igreja da Misericodia

翌日インフォでもらった地図によると、この斜め前に罪人をつなぐさらし台Pelourinhoがあったのに見逃してしまいました。残念！

この岩のレストランも祝日のためお休みでした。

21:00　Taverna Lusitanaのバル
なかなかオープンしなくてしばらく展望台へ行ったりしてまた時間をつぶしました。

テラスもあるけれど寒くて断念。オーナー一人で采配しているので、なかなか料理は来ませんがのんびりした時間が流れていて気になりませんでした。

食後近所に泊まっている常連さん達がギター＆太鼓を演奏。オーナーもスプーンでリズムを取って楽器代わりにして参加。みんな趣味だと言ってたけど上手で聴きほれました。

部屋に戻る前にもう一度展望台へ行ってみると降るような星空！

Taverna Lusitana ホテル

左：どぶろくみたいな赤ワイン
中：この地方のハムとチーズの盛り合わせ
右：アローシュ・ド・パト

盛り合わせが巨大過ぎて小サイズの方で十分でした。チーズは少しくせがあるので蜂蜜をもらって合わせたら美味しく食べられました。アローシュ・ド・パトは普通、盛り合わせを頼んだら量的にもいらないかも。赤ワインはすごくくせがあってきついので、途中で止めてビールを飲みました。

２日目　8:00
うちにしては珍しく早起きでした。宿の前の路地。

左に見えるのは炭焼きコンロ。

朝ごはん前に宿のすぐそばにある展望台へ朝の景色を眺めに。

夕方とはまた違って見えます。

そろそろ準備が出来てそうなので宿に戻って朝ごはんタイム。

左に見えるのが泊まった宿

8:40　宿の脇道を登って歩いてみるとここからの景色も素敵！

昨日の村歩きは薄暗くなってしまったので、もう一回歩こうと思っていたら、夫は城跡に行く気満々。

こんなに意欲的な彼はめずらしいので意見を尊重して城跡へ。

あそこの岩に行ってみたいねとルートがあるか探したけど見つけられませんでした。

この先は行き止まり。

昨日は気付かなかったけれど、うっすらピンクの小花が咲いていてかわいい。

まだ歩いてなかった城壁の外に行ってみます。

Capela de Sao Joao
アーチだけ残っていました。

城に沿って先に進みます。

けなげに咲いてました

元からある岩なのか城の破片なのかわからないです。ちょっと足元が不安定になってきて手も使ったりして進みました。

昨日恐竜岩を見た城壁の外側あたりに来ました。

絶景です。際に立って眺めていると、景色の一部になったみたいに感じられました。

これは城の破片ぽい。爆撃で飛んできて以来この状態なのかな。

城壁の中へ。

Cistern
貯水タンクの周りは金網がぐるっと。誰か落ちた人がいたんでしょうか。

今日は、階段の向こうにあるPorta da Traicaoから入りました。

今日も城壁に登ってしまいます。

モンサントとレルバRelva

昨日よりくっきりと見えました。

9:45　村に戻ってきました。

その名も「城通り」。岩にプレートが貼られていました。

見収めです。

ヨーロッパには紫陽花がたくさん咲いています。

数年前にモンサントを訪れた人のブログ写真に載っていたワンコがいました。当時は元気にヤギを追ってましたが、今は隠居したのかな。

銀の雄鶏も見収め。

10:20　昨日の夕方にはガラガラだった駐車場もこの時間には車が並んでました。村の中もにぎやかになってきました。

駐車場に一個だけ設置されていた砲台。

城跡から眺めていたレルバの町

モンサントの家にもあった金属製のすだれ。

ほんの数分坂をくだっただけで遠ざかってしまったモンサント。不思議な距離でした。


２０１４春のポルトガル３泊４日★１　ポルトからモンサントへ
http://4travel.jp/travelogue/10905479
２０１４春のポルトガル３泊４日★３　イダーニャ・ア・ベーリャ＆メアリャーダ
http://4travel.jp/travelogue/10901638
２０１４春のポルトガル３泊４日★４　ポルト
http://4travel.jp/travelogue/10894000