JALマイレージでフランスへ①伊丹～パリシャルル・ドゴール～カノックス・プロヴァンスでロングステイ

2014/05/09 - 2014/06/22

思えば二年前、マルセイユでドロボーに遭遇した苦い思い出のあるフランスにこんなに早く戻ってくるとは思いもしなかったです。

花のよい季節にぜひとも行ってみたら？という主人の声にJALのマイレージも使えるしと、つい乗ってしまった私です。
マイレージでの航空券を利用できる日程上、GW明けになってしまいました。
滞在場所はカノックス・プロヴァンス。
マルセイユから東に車で約20分、リゾート地のCassis（カシ）とLa Ciota（ラシオタ）、オーバーニュにほど近い場所です。

カノックスはアルジェリアがフランス領だったときにフランス本土から移民し、そののちアルジェリアが独立する際にまた本土に戻った人たちが住み始めたた街です。大きな庭やプールのある家も多く、落ち着いた雰囲気の安全な地域です。

知人のお父さんがリゾート用アパートにリフォームした部屋を借りました。
ここは1週間350ユーロ、光熱費込み、最大4人まで泊まれます。
プールもあります。何より皆さんフレンドリーなのと造園士のお父さんの庭がすごくきれいです。
6月17日までの5週間をここで過ごし、植物の絵をかきながら出かけることとします。

日程
5月 9日　JAL発着が成田から羽田に変更、伊丹発が超早朝になり伊丹に前泊
5月10日　伊丹－羽田－シャルルドゴール－マルセイユ
5月11日　ル・キャステル（Le Castellet)
5月17日　マルセイユ　旧港北側　サントマリー・マジョール大聖堂
　　　　　　　　　　 パニエ地区　ヴィエイユ　シャリテ
5月21日　La Ciota, Mugel公園
5月25日　Aix-en-Provence セザンヌのアトリエ
5月27日　再度Aixへ
5月29日　マルセイユ・ロンシャン宮
6月 4日～7日 トゥーロン～コルシカ島
6月12日　Cassis
6月15日　マルセイユMUCEM
6月17日　マルセイユ～パリ
6月18日　ヴェルサイユ宮殿
6月19日　モンマルトル・サクレクール寺院、ダリ美術館、モロー美術館
6月20日　マドレーヌ寺院、オペラガルニエ
6月21日　服飾美術館、夕方空港～日本へ
6月22日　羽田着

★２年前のフランスでの出来事

高級感あふれ、ながめのよいブイヤベースレストランhttp://4travel.jp/travelogue/10748556
マルセイユの観光２日目http://4travel.jp/travelogue/10748566
マルセイユの旧港って素敵が一転…http://4travel.jp/travelogue/10748572
さすがフランスhttp://4travel.jp/travelogue/10748583
おまけのマルセイユhttp://4travel.jp/travelogue/10750613

エリア マルセイユ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス
• 航空会社: エールフランス JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

伊丹空港直結のホテル。リニュアルされたばかりで心地よい。

シャルルドゴール空港、マルセイユまでの乗り継ぎ便。
JALにこだわらなければ、関空−アムステルダムまたはフランクフルト−マルセイユなど、海外航空各社を選択でき、乗り換えも1回で済みます。

しかし、治安面で乗り継ぎの際、あまり待ち時間が多いと、預けた荷物があけられ、ものが紛失したとの話をよく聞ききます。（保険でのカバーと最終搭乗の航空会社が責任を持つということではある）
その点では日本の航空会社は安全度が高い、と何人ものフランス人から言われました。

5月10日というのにパリはこの日13度で雨

シャルルドゴールから1時間、プロヴァンスの風景が見えてきました。

この辺りはリゾート用のアパートを持っているお宅が多い。
もともとペンションはフランス語の年金という意味で、年金世代が空き部屋を貸すことから始まったそうです。

朝晩は13，4度でヒーターをつけました。東京の早春といった感じです。
タンクトップ＋七分袖 Tシャツ＋カーディガン
ソックスまたはひざ下ストッキング
昼は22，3度になります。

母屋の周りのお庭

水温21度になったら入れるよ、と勧めてくれましたが…つ、つめたすぎます！

滞在当初wifiがうまくつながらず、ここで日向ぼっこしながらメールチェック。
しかし、あまりにドライで自分の手をみたらシワシワです。慌てて保湿クリーム塗りました。それ以前のしわもありますが（泣
※　サングラス、日焼け止め　保湿剤　必携

奥にベッド、手前にはソファベッド、ダイニングセットで計4名まで泊まれます。

昼は窓やドアを開けて温かい空気をいれて。寒いと閉め切ったらより、冷えます。
南仏の蚊は午後4時から6時まで出現。夜はどこかに行くそうですが…。

トマトもワイルド。

大型のアイスバーグという品種のバラ。

今回は植物を描くことも旅の目的です。
イギリス製ウインザーニュートンの水彩絵の具、イタリアの水彩紙ファブリアーノはドライな南仏ではすぐに乾き、なかなか絵の具がのびずに苦労しました。
南仏はやはり油彩の地域なのでしょう。

フサスグリ。赤くなるのが楽しみです。

非常に治安のいい場所でバス停、郵便局、スーパー、病院などがある。

ここではマリアはアフリカの人で、地図もあります。
でもカトリック教会です。

バスでオーバーニュまで20分くらい。リゾート地のCassis,Ciotaにも。
ただし来るのが遅れることが多い。バスに乗るときボンジュール、降りるときオフボワーフ、と挨拶するせいでしょうか。

カノックスから車で30分、アルプ・コートダジュールの村Le Castellet（ル・カストレ）入り口。
小高い場所にあるので村へいく車がたくさん。駐車場あります。

犬を連れた人たち多数。カメラを向けるのはなんだか気が引ける・・・のでポストカードでイメージを。
本当にこんなにきれいです！

フレンチコネクション…同行者の二人は私の買い物の間ちょっと一休み。

ラベンダーのにおい袋ひとつ1ユーロ、マルセイユ石鹸、シンボルのせみをあしらったテーブルマットなど、ばら撒きお土産にぴったりなものがたくさんあります。

村にある救世主後変容の（キリストが本当の天主であることを弟子たちに示した）教会

車で20分ほどのマルセイユ。ここ2年ほどできれいな町に変身。
でも、油断禁物！

旧港北側にあるサントマリーマジョール大聖堂。
南側旧港とちがった静けさがあります。

1853年から40年あまりをかけて建築されたビザンチン様式の聖堂です。

中は奥行きもあり厳かな中にも華やかさも。

サントマリー・マジョール大聖堂から歩いて6，7分、パニエ地区という下町にあるヴィエイユ・シャリテ。
ドーム型の礼拝堂を持つこのバッロク様式の建物は17世紀貧民救済のための建物だったが、いまはギャラリーや博物館、コンサート会場として利用されています。

あのアーチのひとつひとつが部屋になっています。

建物のバルコニーから海を望む。

現代アート展でピカソ、マグリット、ジャコメッティの作品が展示されていました。

いくつか入っている博物館の地中海考古学博物館は古代エジプト彫刻がル−ヴルに次ぐ多さだそうです。
確かに見ごたえありました。