2014/05/10 - 2014/05/10
1051位(同エリア7089件中)
愛吉さん
東京のS美術館主催の”万(よろず)KENBUN録”5月度講座 鎌倉の近代建築を巡る旅 にカミサンと2人して参加しました。
集合は江の島電鉄、長谷駅改札 午後1時。
長谷で昼食をとるべく11時半に到着。食後は時間が有るので光則寺、長谷寺を訪ねます。
光則寺はひっそりとしていますが、長谷寺は多くの人で賑わっていました。
参加は約40人、案内人に従い歩きます、終点は神奈川県立近代美術館で、4時半を過ぎて居ました。
鎌倉には良く来るのですが、近代建築目当てに訪ねるのは初めて。何処を訪ねるのか興味が湧きます。
それでは出発します。
表紙は鎌倉文学館
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
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-
11時半に長谷に到着しました。
先ず昼食を取ります、その後まだ時間が有るので光則寺を訪ねて見ました。
花の寺として有名ですが、今は何も咲いて居ません。
観光客も殆ど居ません。 -
隣の長谷寺にも寄ります。
こちらは多くの観光客で賑わっていますが、時間が迫ったので正面の写真を写しただけて駅に向います。
駅には既に多くの会員が集まって居ましたが、一人の会員から今電車の中、5分程遅れるとの連絡が入り、それを待って出発です。
総勢40人程です。 -
最初は駅から5分程にある旅館対遷閣。
長谷寺の門前宿として昭和2年(1927)に建てられた旅館で現在も営業中です。
正面には4っの欄間、2階の高欄等、戦前の和風旅館の佇まいを残し、鎌倉の景観重要建築物に指定されています。
何処かで見た事のある懐かしさを覚える縦物です。 -
暫く歩くと、道路の脇に目立つ家が見えて来ます。
木造2階建ての個人住宅、加賀谷邸です。
大正14年(1925)築 鎌倉市の景観重要建築物。
近所のランドマークになっています。 -
鎌倉市長谷子供会館
明治41年(1908)福島浪蔵氏が建築、大正10年諸戸氏の所有。
バルコニーが特徴で造形意匠が優れて居る、鎌倉市の景観重要建築物。
尚訪問時は丁度、修理用の足場を組む業者が来ており、これから修理が始まるようです。 -
鎌倉文学館に到着。
門から長いプロムナードが続きます。
ここは元加賀百万石前田侯爵の別邸で、昭和11年(1936)に建てられました。昭和58年前田家より鎌倉市に寄贈。 現在は鎌倉ゆかりの文学者の直筆原稿、手紙等を展示して居ます。
国の有形文化財。 -
建物は、切妻を取り入た和洋折衷です。
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庭から海が見えます。
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庭で説明を聞く会員達。
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下の庭に降りて来ました。
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庭にはバラ園が有ります。
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室内は撮影禁止なので、バラを写します。
綺麗なバラでした。 -
文学館から7〜8分歩くと吉屋信子記念館。
昭和37年から77歳で亡くなる昭和48年まで過ごした自宅です。
シーズンの土日しかオープンしません。 -
文化勲章を受章した吉田五十八の設計。昭和37年(1962)築
吉田氏は信子女史から、奈良の尼寺のような家をと注文されました。 -
古谷信子記念館の塀。
尼寺のような洒落た塀です。 -
寸松堂
鎌倉彫の彫師、佐藤宗岳氏の店舗兼住宅。昭和11年(1936)築
国の有形文化財。
お城を思わせる3階建で、街のランドマークになっています。
現役で活動中。 -
若宮大路に入って来ました。
通りに面し高く聳える塔は日本基督教団鎌倉教会です。
先代の教会が関東大震災で倒壊した為、大正15年(1926)に再建されました。
尖塔のアーチ窓等は、初期ゴシックの代表的スタイルです。
設計者はアメリカ帰りの吉武長一氏 -
祭壇上部にあるステンドグラス。
中央に月桂冠と王冠と十字架、左右にブドウが意匠されています。
製作は小川三知氏、教会で一番の見所となっており、暫く教会の椅子に座り鑑賞します。
大正15年9月24日取り付け。 -
旧安保小児科医院
御成り通りに入って来ました、暫く歩くとレトロな建物が目に付きます。
旧安保小児科病院です。
震災後医師の安保隆彦氏により大正13年(1924)頃に建てられ、平成7年まで現役の医院として使用されていました。
内部も昭和初期の医院の状態が、そのまま保存されているそうで是非見て見たいものですが、現在は非公開。 -
御成り通りを鎌倉駅迄来ました。
江ノ電の鎌倉駅、西口 通称裏駅。
昭和24年の建築です。 -
ホテルニューカマクラ(旧山形ホテル)、大正13年(1924)築。
JR鎌倉駅ホームの向いにあります。鎌倉市の景観重要建造物。
戦前の名門ホテルで数々の出会いが有りました。
現在もホテルとして活動中。
一度泊まってみようかな。 -
鏑木清方記念美術館
横須賀線の線路と八幡宮に挟まれた閑静な住宅地にあります。
清方が昭和29年から93歳で亡くなる昭和47年まで過ごした画廊兼自宅です。 -
門から玄関まで続くプロムナード。
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再現された画室。
当初東京牛込に在った自宅は、昭和7年(1932)に吉田五十八氏により設計された家でした、その画室がすごく気に入っていたので、ここ鎌倉の自宅を新築するにあたりそのまま再現されたのがこの画室です。
画室の他、作品も展示される小さな美術館です。 -
清方美術館を出て50米も歩くと、川喜多映画記念館があります。
映画人として活躍、特に洋画の輸入に貢献した川喜多長政夫妻の自宅跡に建てられた記念館で、2010年にオープンしました。
今日は素通りです。 -
八幡宮の境内、平家池の畔に建つ神奈川県立近代美術館、日本最初の近代美術館です。
設計は坂倉準三氏、昭和26年(1951)築。日本のモダニズム建築の代表。
しかし残念ながら、地主の八幡宮との契約が2016年3月末で切れる為、閉館取り壊しが予定されて居ます。
本日の旅は、ここで終了となります、時間は午後4時半を過ぎました。
八幡様をお参りして帰るとしましょう。 -
八幡宮の境内に入り、改めて平家池越しに近代美術館を眺めます。
今では風景に溶け込んでいます。 -
八幡宮にもお参りします。 多くの参詣客で賑わいます。
-
舞殿では結婚式を挙げて居ました。
お幸せに。 -
八幡宮の扁額、鳩がシンボルです。
御土産には鳩サブレを買います。 -
段蔓を通り鎌倉駅に向います。
お疲れさまでした。
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