2014/03/16 - 2014/03/16
3位(同エリア25件中)
はんけんさん
エルパソから日帰りでカールスバッド洞窟群国立公園へ。
往復約300マイルのロングドライブです。交通量が少ない上、ほとんどの区間が制限速度75もしくは70マイルなので、約2時間半で到着しました。
カールスバッド洞窟群国立公園は、世界最大級の鍾乳洞群。世界遺産にも登録されています。
地表から約200mを坂で下っていくと高さ80m、サッカー場が14面も入るという巨大な部屋、その名も”ビッグルーム”など、今まで訪れたいずれの鍾乳洞と比較にならない、もの凄いスケールの大きさでした。
エルパソからの道路は130マイルほど、ガソリンスタンドが無い区間が続くので、行き帰りにはガソリンの残量に要注意です。
旅行日程
□ 3/11 成田→デンバー→ツーソン ツーソン泊
□ 3/12 サワロ国立公園、砂漠博物館 ツーソン泊
□ 3/13 トゥームストーン、ビスビー ウィルコックス泊
□ 3/14 チリカワ国定公園 ウィルコックス泊
□ 3/15 ホワイトサンズ国定公園 エルパソ泊
■ 3/16 カールスバッド洞窟群国立公園 エルパソ泊
□ 3/17 エルパソ→アルバカーキ アルバカーキ泊
□ 3/18 サンタフェ観光 アルバカーキ泊
□ 3/19 アルバカーキ観光 アルバカーキ泊
□ 3/20 アルバカーキ→デンバー→(機中泊) 機中泊
□ 3/21 →成田
■:当ページの旅行記で記述している部分です。
この旅行の初日からご覧になりたい方は、こちらをどうぞ
http://4travel.jp/travelogue/10869036
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ユナイテッド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
カールスバッド国立公園へは、約150マイル。2時間半ほどかかる見込み。9時オープンなので、6:30前には出発したかった。
が、宿の朝食が6:30からなので、朝食を食べてから7時に出発。気温は4℃。エルパソもこの時期の朝はまだ寒いッス。
しばらく走って、日の出(7:20)です。 -
市街を抜けると、ナビが「次は127マイル先を左折です」と。127マイル=約200km!どんだけ「道なりまっすぐ」やねん!!
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ほとんどずっとこの様な風景。
東に向かうので、陽が低い日の出から1時間程度はグラサンを掛けないとまぶしくて大変です。
帰りは当然西に向かうことになるので、夕暮れ時だと、今度は西陽がまぶしい。やはりグラサン必須です。
というこで、エルパソからカールスバッドへの日帰りの場合、グラサン必携です!!
昨日と同様に、途中検問がありました。メキシコから遠ざかる方向なので、不法入国者のチェックでしょう。パスポートも必携です。 -
イチオシ
グアダルーペの山並み、朝は色が豊かでキレイです。
帰りは色的にちょっと違う印象でした。陽のあたり方で結構印象が変わる様です。 -
イチオシ
途中、グアダルーペマウンテンズ国立公園の中を通ります
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テキサス州からニューメキシコ州に入りました。
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おぉっと、スピード超過には要注意。
エルパソからカールスバッドへは、速度制限75もしくは70マイルのため、かなり心地良く走れます。が、やはりスピード超過で罰金は面白くありませんよね。 -
ホワイツシティ、ここがカールスバッド国立公園のゲートシティ。
ここを左折します。曲がるのは127マイルぶり。
そしてここが、貴重なガソリンスタンド。 -
ホワイツシティの街はとっても小さいです
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少し進むと、カールスバッド洞窟群国立公園の入り口
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到着。
朝9:30頃ですが、ビジターセンターの駐車場はかなり混みあっています。
この時点で気温は8℃。風が強かったので、体感温度はもっと低く感じました。 -
ビジターセンターの駐車場からの眺め
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ビジターセンター
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入場料は10ドル、オーディオガイドは5ドル。
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ここで事前にネットで購入(8ドル)していたKing's Palaceツアーのチケットも受け取ります。
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日曜日ということもあり有料のレンジャーツアーはすべて売り切れ。
事前に日本でネット購入しておいて良かったです。 -
イチオシ
カールスバッド洞窟群国立公園はユネスコの世界遺産に登録されています。
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チケット売り場のすぐ脇には、一気にビッグルームまで下れるエスカレータがあります。
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ビジターセンターの展示コーナー。
洞窟の立体模型です。
入り口(ナチュラルエントランス)から降りてゆくメインコリドーと、その下の巨大な部屋ビッグルームの見学が入場料に含まれています。
その他の部分をみたい場合は、レンジャーツアーへの参加が必須となります。 -
ビジターセンターから300mほど入り口まで歩きます。
入り口手前にレンジャーが居て、そこでチケットを見せます。そして、洞窟内でのルールを聞かされます。
水以外の飲食は"ランチルーム"以外では禁止。喫煙禁止。洞窟内の構成物に触るのは禁止。水たまりなどに硬貨を投げ込まない などなど至極当然のルールです。
写真はOK、しかもフラッシュ可能だとのこと。
風が強くて寒かったけど、300m程度の距離なので、ガマン、ガマン。 -
イチオシ
入り口の手前。さながらオープン劇場。
この時期は開催されていませんが、夕暮れには洞窟からコウモリが一斉に飛び立つのをこの場所から見学できるようです。 -
イチオシ
ナチュラルエントランス。
この様な巨大な洞窟の入り口がナチュラルに形成されたとは驚きです。 -
更に進んで行きます。
200m下るので階段を想像していたのですが、この様な坂をゆっくりと下ってゆくので、さほど大変ではありません。
なにより、洞窟に入ってゆくワクワク感を楽しめるので、いきなりエレベータで下に降りてしまうよりは、(時間的な制約や身体的な理由(膝や足の痛みなど)が無い限り)歩いて下る方が感動が得られると思いお薦めします。 -
ルートにはたびたびこの様な説明プレートがあります
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フラッシュ撮影OKとのことですが、フラッシュはある程度の距離しか届かないので、フラッシュ撮影する方が良いのか、フラッシュを使わず長めの露出で撮影する方が良いのか、ちょっと試してみました。
これはフラッシュなし。 -
フラッシュあり。
やはり、フラッシュ無しの方が良さそうです。
「基本、フラッシュ無し撮影。フラッシュは状況に応じて、たまに使うことにする」 という大方針を決定! -
上を見上げると入り口がかなり小さくなってきました。
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クジラの口(Whale's Mouth)
写真では分かりづらいですが、本当にクジラの口の様でした。 -
魔女の指(Witch's Finger)
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Iceberg Rock
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Green Lake Room
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この立ち入り禁止は何だろう?と思ったら、私が後ほど参加するKing's Palaceツアーの入り口でした。
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1920年代には、まだ歩道が整備されておらず、この様な木製の梯子で洞窟内を訪れたようです。
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約1時間でビッグルームに到着
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イチオシ
ビッグルーム。高さ80m、サッカー場が14面も入るという大きさ。まさにビッグルームです。
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ビッグルームの隅にあるランチルームへ。地下230mです。
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ランチルームのグッズコーナ。ライト付きのヘルメットが子供たちに大人気です。
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まだ11時ではあるが、ランチルームのセレクションをチェック。
何と食料はチーズがたっぷり挟まったサンドイッチのみ。チーズが苦手な私としては、一大事。
King's Palaceのツアーが1時からなので、その前に昼食を摂っておきたいが、、、、どうしよう、、、、。 -
と悩んだ末、ビジターセンターにレストランがあったことを思い出した。
そして、ランチルームのすぐ脇に地上へのエレベータがあることに気付いた。
一旦、上に戻って昼食を摂れば良いのだ。そして、エレベータで"ビッグルーム"に戻ってくれば良いのだ。 -
エレベータで一気にビジターセンターに戻りました。
お土産屋を通り過ぎて、 -
レストランへ。
カフェテリア方式です。 -
せっかくなので、Local Specialities(地元食)を選んでみる。
トッピングで「チーズは不要」をしっかり主張(苦笑) -
イチオシ
Local Lunch Plate、7.95ドル
チキン(もしくはビーフを選択可能)のタコスに豆とライス
美味しかったです、が、ややボリュームが足りなかったかな。 -
レストランの中はこんな感じ。昼食には早めの時間なのでまだ空いています。
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エレベータで一気にビッグルームに戻りました。
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King's Palaceのツアー(13時スタート、12:45にランチルーム集合)まで約1時間、ビッグルームを見学します。
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今までにも増して、神秘的な雰囲気が続きます。
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ライオンの尾(Lions Tail)
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巨人の間(Hall of Giants)
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1924年に歴史的な探索(Historic Explorations)が行われた時の様子が、当時から残されている?(んな訳ないか)梯子を見て偲ばれます
この時に発見された下の洞窟(Lower Cave)も見ることができます。が、暗くてキレイな写真を撮れませんでした。(悲) -
Top of the Cross
巨大な十字架に見立ててのトップの場所です。 -
Top of the Crossからの眺め
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ミラーレイク
鏡の様なキレイなレイク。ミラーレイクの表示が湖面に写ると正しく読める様に表示してあるのが印象的でした。 -
底なし地獄(Bottomless pit)
が、もちろん底はあります、40m下に。年に1回レンジャーが下におりゴミそうじを行うそうです。皆さん、ゴミの投げ捨ては止めましょう! -
Crystal Spring Dome
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年寄りの岩(Rock of Ages)
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人形劇場(Doll's Theater)
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中国劇場(Chinese Theater)
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やや駆け足気味にビッグルームの壮大な景観を味わい、King's Palaceツアー集合時間の12:45に集合場所のランチルームへ。
と、レンジャーが大声で何やらまくし立てている。めちゃくちゃ早口だったので、ほとんど聞き取れなかったが、どうやら「ツアー担当のレンジャーが、別のツアーからまだ戻れてないため、ツアー開始が遅れる。いつ始まるか分からない。20分か1時間後か」なので、その間どっかセルフツアーで見学するとか座って休むとか、いったん上に上がるとかテキトーにやってちょ。ツアー始まる時に放送入れるから」とのこと。 -
とはいえ、あまり遠くに行ってしまうのは不安なので近くに居ることにした。それが正解!。5分後ぐらいに「担当レンジャー戻りました!あと10分後ぐらいにツアー開始」と。近くにいてよかった、、、、(ホッ)。エレベータで上に行っちゃった人どーすんねん。ホンマええかげんやなぁ。
ツアーは、結局30分遅れで開始。上に行っちゃった人も何とか合流できたようです。
で、降りてくるときにクローズされていた入り口から入場、ワクワク。 -
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King's Palace王宮の間、早速このツアーのハイライト。
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ちょっと分かりづらいですが、このくっつきそうでくっつかない按配が、ものすごいことらしいです。
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続いて、赤ちゃんの部屋(Papoose Room)
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そして、女王の間(Queen's Chamber)
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ぐるっと回って、逆側から再度、王宮(King's Palace)に来ました
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内気な象(Bashful Elephant)
上手く撮影できなかったけど、分かりますか?
象のおしりがこっちを向いている感じ です。 -
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Green Lake
緑に輝く水なのですが、写真にその通り写すのは難しかった、、、、(悔) -
イチオシ
King's Palaceツアーを終了し、ビッグルームに戻りました。
約1時間半のツアーだったのですが、うち1時間ほどがレンジャーの喋りでした。
私のリスニング能力が低いことを棚に上げるつもりはありませんが、このレンジャーの話す速度がかなり速かったことが残念でした。まるで英語ネイティブの人しか参加しないような雰囲気のスピードでした。鍾乳洞だから組成化学や地質学的な単語も連発されるので、何のことについて話しているか理解するのに結構時間がかかるのです。
メキシコ国境が近いこともあるからでしょう、スペイン語を話す家族も何組か見受けられました。外国からの参加者も居ることを想定したうえで、もう少しゆっくり分かり易く話してもらえるともっと楽しめたのになぁ というのが率直な印象です。
個人的な感想ですが、このツアーに参加するよりは、入場料のみで鑑賞できるメインコリドーとビッグルームを個人で時間をかけてじっくり見る方がより有意義 と感じました。もちろん、別のツアーに参加すればより貴重な体験もできるかもしれないし、ネイティブ英語のスピードについて行けて、化学・地質学の単語も十分理解できる方であれば、このツアーも楽しめるのだろうと思います。 -
午後3時過ぎ、地上へのエレベータは30人ほどの行列でした。
曜日や時間帯によって、長蛇の列ができることもあるようです。 -
イチオシ
ホワイツシティの町。ここを右折してエルパソに向います。
ここから先は130マイルほどガソリンスタンドがありません。
(手もとのちょっと古いガイドブックでは80マイル と書いてあるので、80マイル先のガソリンスタンドが潰れたのかもしれませんね)
前日ガソリン満タンにして、ここまで約150マイルを走りました。タンクの約4割を消化し、メーター表示によると残り230マイルは走行できる様です。
したがい、エルパソまではガソリンは余裕で保つと判断、給油せずにエルパソへ向かいます。 -
帰りは行きの道をそのまま戻ります。
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再度、テキサス州に入ります。
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ちょっと休憩、グアダルーペの峠からの眺め
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グアダルーペ山、8749フィート(約2600m)は、テキサス州の最高峰。
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ナビの画面を見る限りでは、「湖の水が道に迫る風景」のはずなのですが、干上がってしまっているようです。
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この様な道を進みエルパソに戻ります。
次の旅行記は、
アリゾナ、ニューメキシコ ドライブ10:エルパソ→アルバカーキ
http://4travel.jp/travelogue/10882048
です。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ぴろろんさん 2014/04/29 21:43:01
- 真夏のエルパソは暑かった。
- はんけんさん、たびたびお邪魔させていただいてます。
10年くらい前に真夏のエルパソに行きました。ちょうどそのコースです。
ホワイトサンズやカールスバッド、ミッショントレイルなど。
懐かしく、自分の旅行を思い出しました。季節的には3月くらいの方が過ごしやすくて良さそうですね。
真夏なのでとても暑かったことを記憶していますが、カールスバッドからの真っ暗な帰り道、満点の星空が記憶に残っています。
夕方のコウモリの飛翔のプログラムを見学しての帰りでした。
かなりの迫力を期待していたにも関わらず、とても地味なコウモリの飛翔でしたが、帰りの星空で挽回できた感じでした。
ホワイトサンズも暑くて大変だったなぁ。
また訪問したい地域のひとつです。
ぴろろん
- はんけんさん からの返信 2014/04/29 23:49:58
- RE: 真夏のエルパソは暑かった。
- ぴろろんさん、こんにちは。
真夏のエルパソは暑そうですね。
3月でもそこそこ暖かいことを期待していたのですが、
朝は結構冷え込むのが意外でした。
また、お越しください。
はんけん
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