八重山諸島の魅力に触れて (その２）.....石垣島、西表島

2014/02/25 - 2014/02/28

沖縄３泊４日の後半、石垣島の東部・空港〜離島ターミナルラインだけが石垣島ではなく、西部〜北部に息づいている豊かな自然を観光しなければと思いました。
丁度、石垣港バス停発のバスツアーがあって午前中、玉取崎灯台〜川平湾〜石垣焼き窯元〜（やいま村）〜石垣空港着。
午後は空港からの乗客も合流しやいま村〜鍾乳洞を回り港へ向かいます。私達は午後一番のフェリーで西表島に移動したいので午前コースに参加することにしました。
午後は西表行き直行便フェリーに乗船して西表島の西北の上原港に向かい憧れの「星野リゾートニラカナイ西表島ホテル」でゆったりと一夜を過ごしました。　

エリア 石垣島(沖縄)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 観光バス 船 ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ANAセールス

２月２７日 7:09 日の出　晴れ　
ホテルの素朴な郷土料理を美味しく味わいながら朝食を済ませ８：３５の集合に間に合うよう ２泊した「ヴェっセル石垣島ホテル」を早めに出て「石垣島図書館」の角を曲がり港へ向かいます。

ターミナルで大きな荷物を預けました。（無料です）

　　

観光バス｢石垣島号」の窓はブルーがかっているので景色は青々しています。

石垣島北東部「玉取崎展望崎」を目ざして走ります。

島特有の松が枝を広げています。

挨拶もそこそこにガイドさんが三線(サンシン）を取り出し自慢の喉を披露。

バスを降りてから道々の植物を説明して貰いました。

向うの小高い丘を目指して進みます。

丘の上から右を見ると広がっている雄大な景色

ハイビスカスが良く似合います。

あいにくの空模様でちょっと灰色がかっていますが太平洋です。

左手に広がる風景です

展望台のデッキからもう一度振り返って見ました。
東に太平洋、西に東シナ海を望む雰囲気は規模こそ違え南アの喜望峰でインド洋と大西洋を振り分け眺めた記憶を呼び覚ましました。

案内板です

車窓観光しながら石垣島北西の海岸沿いを進みます。　　

米原キャンプ場、国指定天然記念物・高さ７ｍほどのヤエヤマヤシ群落を過ぎて...

島のオバア手作りの黒砂糖を売っているみやげ物店に立ち寄ります。

島屈指の景勝地と言われる川平湾が見えてきました。

川平湾 自然・景勝地

マンタに会えるかもとシュノーヶリングはもちろん評判のグラスボート観光あり、夏限定のカヌー体験あり、砂浜でゆったりと寛ぐありと各自自由時間を楽しみます。

公園茶屋のレストハウスで珈琲タイムです。

川平公園宿所　＜石垣島＞ 宿・ホテル

手軽な食事も提供しています

お土産の棚が充実しています

紅型の布額

石垣焼きの製品

石垣の塩 ちんすこう等など

左手奥を入ると

観音堂がありました。

そこを右に折れると浜に行けるのです

きれいな浜辺が現れました。

晴れたり曇ったりで海の色も変化します。
舫っている小舟、砂遊びに余念のない親子、ゆったりと「した時間が流れています。

左手に目をやれば....

黒チョウガイの養殖真珠ブイがぷかぷかと

バスは海岸線を西側に回って石垣焼き窯元に着きました。


〒９０７−００２１
沖縄県石垣市名蔵１３５６−７１ tel [phone]
http://www.ishigaki-yaki.com/

タブーとされた陶器とガラスを融合させた「海の青」と桑の葉を融合させて発色した「山の緑」が生んだ宝石のような「油滴天目」の説明がありました。

大切に飾ってあります。
幸せを呼ぶブルー「HAPPY BLUE]
高価なので小さなペンダントなども作られています。

体験教室もあります。

９：００〜１８：００（１時間おき）　￥３６７５
年中無休　カードOK 子連れOK

　

壷、食器、装身具...どれを買おうか目移りしてしまいます

午後コースのグループは「やいまむら」にて降車し自由にランチタイム。
我々午前コースはそのまま空港へ移動です。

お世話になったドライバー 浜城さんとガイド の砂川さんにお別れです。

東運輸株式会社
沖縄県石垣市三咲町３
tel [phone]~6
http://www.cosmos.ne.jp/〜bus

東バスの「定期観光バス」 乗り物

空港に戻り１階ロビーの食堂コーナーで握りずしを頂きました。
新鮮なネタでぺろりと平らげました。

別の定期便バスで東海岸を南下して石垣港離島ターミナルに向かいます。
（「やいまむら」から直接いけたら楽だったでしょうがあいにくと連絡便がなくて）空港から２５分で港に戻りました。
パンフレットには港発ー港着のコースがあるようなのですが、全般的に接続が上手くいってない感じがします。「あわてなくてもいいじゃないの...」島時間のスタイルでしょうか。

石垣港離島ターミナル 乗り物

預けておいた荷物を受け取り、ターミナルの西表島行きフェリー波止場を探します。

石垣島トラベルセンター
tel [phone]
http://www.itc-isigaki.jp/　（ＡＮＡ関連）

この高速船で西表島の西北・上原港まで行くのです（４５分）

天気予報のとおり天候が悪くなってきました。
船は大揺れにゆれ、気分がおかしくなってきました。
後で聞くと東シナ海は良く荒れるそうです。

機関室の方を見るとフロントガラスに並しぶきが砕けて視界不良のようです。

「鳩間島」に立ち寄って貨物のあげおろしをしているようでした。

この島は人口５０名、島の周囲３.９ｋｍの小さな島で近年音楽祭が名物になっているとか。

鳩間島 自然・景勝地

やっと西表島に着きました。
新婚さんらしきカップルも顔面蒼白で「大丈夫ですか？」と声を掛け合いながら下船しました。

西表島の地図です。底知れぬ熱帯の島とも言われ、人口２２７２名、周囲130.7ｋｍ
石垣島西方に位置し沖縄本島に次いで大きな島。ほとんどが山河口つぃで９０％以上が熱帯、亜熱帯の原生林に覆われています。

ホテルから迎えのバスに乗り込みます。

標識を右に折れて約10分でホテルです。

左手の北方はかの「尖閣諸島」らしいのです。

ホテル専用のアプローチが雰囲気をかもし出しています。

部屋ごとに係りの人がバスに乗ってきてお客の名を呼び案内されます。

広いロビーでwelcome drinkと館内利用案内をうけ各部屋に。

2階の廊下を通り角を曲がったところ

スーペリアツインのデラックスルームに通されました。
左奥にガラス張りのデイベッドが設えられています。

まるでマハラジャの寝室ムードです。

石垣島では２泊ともビジネスホテルだったので旅の最後はプチ贅沢をしてみたかったのでツアー基本代金に￥６５００追加しました。

WCはふつうに清潔な小部屋。

洗面所はシンクが２人分並んでいます。

バスルームはバスタブとシャワールームとに別れゆったりしています。

デッキチェアーのあるベランダ

プール越しに海が見えます。

プールにはまだちょっと早い季節かな？

洋室（１〜４名１室）１泊朝食付き
チェックイン１５：００/アウト１２：００（年末年始、GWを除く）
自然環境保護優先（かみそり、歯ブラシは置いていない）

インドネシア・バリで見たような廊下の壁の躍動的レリーフ。

広々として品揃えも豊富な売店もあります。

庭から見た食堂付近です。

浜へ出る庭の小路にところどころ立っている石造がユーモラス。

きれいな浜が見えてきました。

日没間際の砂浜で戯れるカップル。

晴れた日ならばもっと鮮やかに東シナ海に沈む入日が見られたでしょうが....

静かな静かなひと時を満喫しました。

夕食タイムです。エキゾチックなムードの食堂に案内されました。

夕食は特別注文の地元食材こだわった「ＤＥＥＰ］コースで、テラスに面した座席に案内されました。

バイキングスタイルのものも並んでいますが...

鄭重に案内された奥まった小部屋には

専任の料理人が 選んだ食材を目の前で調理してくれるようです。

水槽に蠢く「ヤシガニはいかがでしょう？」と勧められました。

出来たのがコレです。めづらしいお味で美味しく頂きました。

大ぶりで気味悪い感じではありますが...

「ヤギのしゃぶしゃぶ」を注文しました

あっさりした癖のない味でした。

「ギイラとタカセガイのレイセイパスタ」も堪能しました。

ご飯や味噌汁その他好みのものを自由にチョイスし、

南国フルーツのデザートもたっぷりと味わいました。

食後は「ヤマネコの学校」と題してロビーで講義がありました。


先ずは大スクリーンに映し出された地図を基に解説が始まります。

八重山諸島は東京から２００ｋｍ、沖縄本島から４００ｋｍと遠く離れた地にありながら、与那国島からだと台湾へはたった１１１ｋｍの近さにあります。
石垣島を中心として日本最南端の波照間島、最西端の与那国島、西表島、黒島、小浜島、竹富島、鳩間島、新城島、由布島などの友人島と尖閣諸島などの無人島からなり、サンゴ礁に囲まれ亜熱帯、熱帯特有の自然景観に恵まれた国指定の天然記念物、自然の宝庫です。

亜熱帯植物楽園由布島 自然・景勝地

沖縄全体のやく１/４を占める総面積のなかで西表島は本当に次ぐ２番目の大きさ。
平均気温２４℃という温暖な気候に生息する生き物達の種類は約３０００種ともいわれ世界的にも貴重な動物を育んでいます。　
マングローブの林で見た「サキシマスオウの木」「ヤエヤマヒルギ」、「イリオモテヤマネコ」「オオゴマダラ」「ヨナグニウマ」「マンタ」「ウミガメ」「リュウキュウアカショウビン」「カンムリワシ」多種多様の熱帯魚」など等。

イリオモテヤマネコ.は 世界中で八重山諸島の西表島だけに分布するヤマネコであり。体重4 kg前後で、暗褐色の体毛が特徴。おもに夜間に活動しますが、巧みな木登りや泳ぎが観察されているそうです。
危険で要注意の生物についての解説もありました。

西表島の奥深い自然探検では「マリュドウーの滝」「カンピレーノ滝」をめざすアクテイビテイーがいろいろと用意されているし、晴れた夜空の満点の星も魅力的。
もう一泊していれば参加出来たのにと思いました。
期待した星空は次回の楽しみにと観念しました。

翌日は気持ちよく晴れた青空を仰ぎホテル玄関辺りを散策しました。

もう２度と大揺れの高速フェリーに乗るのはごめんと思いフロントに「もし台風などで欠航になったらどうするのですか？」と訊ねると「島の定期バスで南東の大原港へ廻ればそこからのフェリーは石垣島まで必ず出ますから」との返事。
バス代は１時間１０００円ほどでフェリーは切り替えＯＫでした。

２日前に通った道の駅でバスが止まり乗客が乗ってきました。バスは観光客だけでなく地元の人々の大切な足で島の西ににある「白浜」からぐるりと島を半周して南東の「豊原」に至るルートを走行しています。
手を挙げれば駅でなくても止まってくれることもあるようです。

台風対策のダブル電柱が並んでたっています。平地が少なくやまがちとはいえせいぜい４００ｍ台の緑の連なりです。

道路工事中で「イリオモテヤマネコ」用の白いアンダーパストンネルが道路脇に置いてあるのが見えました。

茶色の横縞はバスやトラックがわざと「ガタガタ」と音を出して山猫たちが警戒するように工夫したものです。

此処も停留所の一つです。

島の東海岸を南下しながら２日前に観光したルートを改めて見つめなおせました。

抜けるような青空が気持ちよく広がっています。

大原港から石垣島に向けて乗船します。

白波をけ立ててフェリーは快調に進みます。

濃さが変わるマリンブルーに見とれてしまいます。

約３１ｋｍの船旅です。

行き交うフェリーもスマートに。

懐かしい石垣島港に着きました。

11：00　予約しておいた空港行きのタクシーに乗って

新石垣空港が頼もしくみえます。

此処から空港の表玄関に左折です。

新石垣空港にはここ日本最南端のマチ・竹富町マスコットキャラクター「ぴかりゃ-」がいました。

ロビーに座して穏やかな山の起伏を遠望し、名残を惜しみました。

１２：３５発　ANA1768便は那覇空港を経て。

１６：００　無事伊丹空港に着きました。



今頃沖縄ではニイニイゼミが鳴き始めているとか....。

この旅行記へのコメント （2）

• sheltieさん 2015/01/01 20:47:42

  あけましておめでとうございます

  プーケット旅行記へのご投票いただきましてありがとうございました。
  
  やっぱり日本が一番いいですね。
  
  そして日本の海が世界一綺麗なんだなーと改めて思い知らされます。
  
  また今後ともよろしくお願い申し上げます。

  orangeさん からの返信 2015/01/02 17:33:40

  RE: あけましておめでとうございます

  sheltieさん　穏やかな新年をお迎えのことと拝察します。
  
  
  昨年プーケットでは災難でしたね。私達もインドへ旅した折に
  ”水”には十分気をつけていたのですが多分サラダでしょうか？
  帰国便が離陸する直前からお腹具合がおかしくなってトイレも禁止タイムとて地獄の苦しみでした。
  機中ではプレミアムの食膳も横目に眺めるだけで、成田AP から伊丹AP への乗り継ぎ便を遅らせ伊丹APの医務室で点滴を受けるという有様でした。
  もうインドは２度と御免です。旅は健康第一ですよね。
  コレをご縁に宜しくお願いいたします。
  
  
  orange
  
  
  
  
  > プーケット旅行記へのご投票いただきましてありがとうございました。
  >
  > やっぱり日本が一番いいですね。
  >
  > そして日本の海が世界一綺麗なんだなーと改めて思い知らされます。
  >
  > また今後ともよろしくお願い申し上げます。