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全国にある住吉神社の総本山。<br /><br />住吉大社の本殿は第一本宮から第四本宮の4つの本宮からなり,第一本宮から底筒男命 (そこつつのおのみこと) 、中筒男命 (なかつつのおのみこと) ,表筒男命 (うわつつのおのみこと),神功皇后の順で祀られており、いずれも国宝建造物。<br /><br />訪れた11月30日は”いい日より”だったのか、和服礼装の結婚式と、着飾った何組もの七五三の子供たちに出会う。<br /><br />芭蕉の大阪での最初の宿は、芭蕉が大阪に仲裁に赴いた当事者の一人、高津の宮にあった酒堂宅だったようだ。<br /><br />大阪の門弟たち、とくに酒堂の弟子でもあった畦止(けいし)は気を使って、二人の和解を図り何度か自宅で句会をを開き、芭蕉に協力する。<br /><br />芭蕉が住吉大社の祭り見物に出かけ、宝の市で升を買った日も畦止宅で月見の宴を催すことになっていた。<br /><br />しかし芭蕉は体調を崩し、酒堂宅に引き返す。<br /><br />翌日の畦止宅で行われた句会で、芭蕉は、「昨日はたまたま升を買ったら急に気が変わって、休みを取ることにしましたよ」・・てな言い訳をする。<br /><br />  升買うて 分別替る月見哉  芭蕉<br /><br />芭蕉の努力も虚しく、酒堂は家を出てしまい、止む無く芭蕉は一方の当事者、之道宅に居を移す。<br /><br />その後体調を見計らって、芭蕉は門人に招かれて句会に出席するが、9月27日、やはり大阪の門人園女(そのめ)宅での九吟歌仙が、芭蕉最後の句会の参加となった。<br /><br />   白菊や 目に立て見る塵もなし  芭蕉<br /><br />衰弱し、床を離れることが出来な芭蕉が呼んだ句。<br /><br />   秋深き 隣は何をする人ぞ   芭蕉

奥の細道を訪ねて;付録2・芭蕉最期の行程を辿る旅 3.芭蕉の終焉の地・大阪 その1芭蕉が宝の市で升を買った住吉大社

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2013/11/30 - 2013/11/30

304位(同エリア430件中)

WT信

WT信さん

全国にある住吉神社の総本山。

住吉大社の本殿は第一本宮から第四本宮の4つの本宮からなり,第一本宮から底筒男命 (そこつつのおのみこと) 、中筒男命 (なかつつのおのみこと) ,表筒男命 (うわつつのおのみこと),神功皇后の順で祀られており、いずれも国宝建造物。

訪れた11月30日は”いい日より”だったのか、和服礼装の結婚式と、着飾った何組もの七五三の子供たちに出会う。

芭蕉の大阪での最初の宿は、芭蕉が大阪に仲裁に赴いた当事者の一人、高津の宮にあった酒堂宅だったようだ。

大阪の門弟たち、とくに酒堂の弟子でもあった畦止(けいし)は気を使って、二人の和解を図り何度か自宅で句会をを開き、芭蕉に協力する。

芭蕉が住吉大社の祭り見物に出かけ、宝の市で升を買った日も畦止宅で月見の宴を催すことになっていた。

しかし芭蕉は体調を崩し、酒堂宅に引き返す。

翌日の畦止宅で行われた句会で、芭蕉は、「昨日はたまたま升を買ったら急に気が変わって、休みを取ることにしましたよ」・・てな言い訳をする。

  升買うて 分別替る月見哉  芭蕉

芭蕉の努力も虚しく、酒堂は家を出てしまい、止む無く芭蕉は一方の当事者、之道宅に居を移す。

その後体調を見計らって、芭蕉は門人に招かれて句会に出席するが、9月27日、やはり大阪の門人園女(そのめ)宅での九吟歌仙が、芭蕉最後の句会の参加となった。

   白菊や 目に立て見る塵もなし  芭蕉

衰弱し、床を離れることが出来な芭蕉が呼んだ句。

   秋深き 隣は何をする人ぞ   芭蕉

同行者
一人旅
交通手段
JR特急 私鉄
旅行の手配内容
個別手配

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