2014/04/06 - 2014/04/06
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裏山秀人さん
1962(昭和37)年1月に「交通科学館」として開設されて、これまで52年間続いてきた大阪・交通科学博物館は2014(平成26)年4月6日(日)に営業を終了します。
閉館する交通科学博物館の最終日に訪れてみました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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JR大阪環状線の弁天町駅にやって来ました
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弁天町といえば・・・目の前にある交通科学博物館が有名ですよねw
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弁天町駅の改札を降りたらすぐの場所にあるこの象徴的な建物と歴史のある車両達...
そんな大阪のシンボルも、本日2014年4月6日をもって交通科学博物館は52年間の歴史に幕を閉じることになります交通科学博物館 美術館・博物館
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入り口には「52年間の感謝をこめて」の文字が
それだけ、地元の方に愛されてきた博物館なんだろうなあと思う瞬間でありました -
52年間地元の方達に歩まれてきた入り口の廊下にも大きな「ありがとう」の文字が
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開館前に館長さんから、「交通科学博物館は本日で閉館します。これまで多くの方達に来館して頂きましてありがとうございました」という挨拶を頂くと、まわりからは盛大な拍手があがりました
・・・少しうるっとした瞬間でありましたね -
最終日の今日は普段よりも30分早い9:30に開館です
入ってすぐの場所には「感謝」の文字がたくさん並んでいました -
そして・・・交通科学博物館に対する来館者のメッセージがこんなにもたくさん並んでいました
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その一つ一つを見てみると、どれも交通科学博物館への感謝の想いがとても伝わってきました
うんうん、私もそんな一人でありますよ〜 -
さて、先ずは館内をぐるりとまわってみます
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イチオシ
入ってすぐの場所にあるのはML500形リニアモーターカー
当時は世界最高速度517km/hを記録したとのこと -
そしてその奥にあるのは・・・もう説明するまでもありませんよね
0系新幹線、それも貴重なトップナンバーの車両であります -
館内を歩いていくと次に目に付いた車両は151系の先頭車の先端が保存されていました
国鉄時代の花形であったこの車両・・・とても貴重です -
0系新幹線の運転席は2時間待ちとのことで敢えなく断念してしまいましたが、151系の運転席は45分待って入ってみましたw
う〜ん、国鉄当時の風景をそのまま残しているかのようです -
次に目に付いた車両は101系の先頭車の先端が保存されていました
この車両も国鉄黄金時代の中を走り抜けた貴重な車両・・・歴史を感じさせますね -
国鉄黄金時代を走り抜けたブルートレインのHMもこんなにもたくさん
この姿が見られるのも今ではとても貴重なことです -
館内は国鉄時代の貴重な遺産の数々で満ち溢れていました、とても素晴らしい!
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そんな貴重な遺産の数々に熱心に目を向けるお子様の姿もたくさん見ることが出来ました
・・・将来が有望ですねw -
屋外に出てみると閉館セレモニーが行われていました
館長さんからの閉館に向けてのお言葉は、52年間の想いがこもった実に重いお言葉であってとても印象に残りました -
当日はテレビカメラの方達もこんなにたくさん来ていましたねw
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イチオシ
屋外展示場で一番最初に目に付いた車両はこれ・・・通称「ブルドック」の愛称を持つキハ81形気動車であります
この特徴的なお顔は日本初の特急形気動車でもあるのですが、実はこの車両は効率の悪さから短命であった車両でもあり、現存するのはここ交通科学博物館に保存されている車両のみであります
・・・目の前にすることが出来て感無量でありました^^ -
車内も当時の面影をしっかりと残していますねw
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そして、その反対側にも貴重な車両が・・・通称「湘南電車」の愛称を持つ80系であります
当時は国鉄東海道本線の主力車両であったこの車両も、現存するのはここ交通科学博物館に保存されている車両のみであります -
車内もこの場所だけ時が止まっているかのようでした
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イチオシ
このホームも1914年に完成した京都駅の1番ホームで使用されていた部材を再利用したものらしいです
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D51-2蒸気機関車・・・通称「ナメクジ」であります
蒸気機関車の煙突部分のまわりがナメクジのような形状をしているでしょ、だから「ナメクジ型」と呼ばれています
この「ナメクジ型」の蒸気機関車も、現存するのはここ交通科学博物館に保存されている車両のみであります -
C62-26蒸気機関車・・・通称「シロクニ」であります
当時は日本最大最速の蒸気機関車であったこの車両も貴重な存在であります -
記念HMも一枚パチリ☆
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当日はこれら歴史ある車両達を前にしてカメラを向ける人達の風景がたくさんありましたねw
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7100形蒸気機関車・・・通称「義經号」であります
動態保存機のため、通常は屋外展示場の専用車庫で展示されていたのですが、当日は特別に屋外に展示されていました -
屋外の片隅でやたらとカメラを向けている光景を見つけましたので近寄ってみると、島さんの記念植樹があるじゃありませんかー、記念に一枚☆
・・・島秀雄さんって知っていますか?「新幹線の父」ですよ -
最終日でもあってか、お昼あたりを過ぎると屋外はこんなに人混み状態でありましたねw
それだけ地域に愛されてきた博物館であったんだなあと感じる瞬間でもありました -
家族連れの姿もたくさん見かけましたね
きっとこの交通科学博物館と一緒に育ってきたんだろうなあ -
当日は小雨混じりな朝だったのですが、午後になるとすっかりと気持ちのいい青空に
まるで、交通科学博物館の歴史の終焉の門出を祝福してくれているかのようでありました -
館内もこんな人混み状態
じっくりと見回れるような感じではなくなってきました... -
221系の運転シミュレーターも早い段階で締め切りになってしまいましたので、運転台の横から見学
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ちっちゃいお子様が「しゅっぱつ、しんこう〜♪」している様子がとても可愛かったですw
・・・この子も将来有望だな! -
鉄道ジオラマも当日は大勢の鉄道ファンの方達に囲まれていました
・・・開始30分前なのに既にこんなに大勢の方達が -
約15分間の鉄道模型ショー
リニア・鉄道館の鉄道ジオラマと比較しちゃうのはちょっと酷な話だとは思いますが・・・それでも見応え十分な鉄道ジオラマであります -
列車が走行している姿は見ているだけでも時が経つのを忘れてしまいますよねw
皆様熱心に見入っている姿がありました -
館内には52年の軌跡展も催されていて、交通科学博物館の歴史が数多く展示されていました
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「活」から「進」へ・・・
今日で交通科学博物館の歴史の幕は下りてしまいますが、これで終わりではなく、また新たなスタートが始まる瞬間でもあります -
・・・そして、2016年春には京都梅小路に新たな鉄道博物館が誕生します
どんな更なる進化を遂げているのか、今からとても楽しみな存在でありますねw -
今日一日十分過ぎるほど満喫してきた交通科学博物館もそろそろ閉館のときが近付いてきています
最後に7100形蒸気機関車を専用車庫に入れる光景を見学です
7100形蒸気機関車のまわりには大勢の方達が集まっていました -
2014年4月6日17時30分、これまで52年間も続いていた交通科学博物館の歴史に遂に幕が下りました
最後は出口前で職員さん達からの感謝のお礼を受けて、交通科学博物館を後にしていきました -
最後は「ありがとう〜!」の声と絶え間ない感謝の拍手がいたる場所から聞こえてきました
ちょっと寂しい瞬間でもありましたが、とても気持ちのいい最後の風景でありましたねw -
イチオシ
一つの歴史に幕が下りる瞬間というのは実に感慨深いものなのですが、今日はその瞬間に立ち会うことが出来た、とても意義のある一日でありました
2016春に京都梅小路にオープンする新たな鉄道博物館が楽しみでありますねw
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この旅行記へのコメント (4)
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- さんぽさん 2014/04/14 09:03:55
- なつかしい「こだま」
- 車裏山秀人さん、こんにちは
こだま151系というのですか
あの、こだま新幹線が出来る前、在来線を走っていた、車両ですね
小学校の頃、何度か、東淀川駅の所まで見に行った記憶が有ります
懐かしく思います
さんぽ
- 裏山秀人さん からの返信 2014/04/25 03:03:43
- RE: なつかしい「こだま」
- さんぽさん、こんばんは
ブログをご覧頂きましてありがとうございます。
151系は国鉄初の電車特急車両であり、国鉄黄金時代を象徴する車両でもありました。
現在も先頭車の先端が保存されているのはとても貴重なことですよねw
これからも宜しくお願いいたします。
> 車裏山秀人さん、こんにちは
>
> こだま151系というのですか
> あの、こだま新幹線が出来る前、在来線を走っていた、車両ですね
> 小学校の頃、何度か、東淀川駅の所まで見に行った記憶が有ります
> 懐かしく思います
>
> さんぽ
>
>
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- まつじゅんさん 2014/04/11 16:10:41
- 本当に残念です。
- 裏山秀人さん、いつもご訪問ありがとうございます。
交通科学館の閉館をTVで見て、私も断腸の思いです。
息子が小さかった頃、豊中に住んでいましたので、何度も子供を連れて遊びに行きました。
子供は小学校低学年で、小さすぎて分からなかったかもしれませんが、どちらかというと私が楽しんでいたのを思い出します。
特に、行先表示のパタパタや、食堂車レストラン、ジオラマ、運転席など今でも十分遊べると思うのですが、今度の京都の開館を楽しみにしています。
埼玉の博物館に比べ、時代がかった昭和の香りがした展示が多かったですが、今度は層はならないでしょうね。
さらば交通科学館です。
matujyunn
- 裏山秀人さん からの返信 2014/04/14 02:41:44
- RE: 本当に残念です。
- まつじゅんさん、こんばんは
ブログをご覧頂きましてありがとうございます。
当日は最終日とはいえ大勢の方達が交通科学博物館に来館されて閉館を惜しむ姿をたくさん見ることが出来ました。
それだけ地域に愛されてきた博物館だったんだなあと感じさせられました。
2016年オープン予定の京都の交通博物館に更なる発展を期待してしまいますね^^
これからも宜しくお願いいたします。
> 裏山秀人さん、いつもご訪問ありがとうございます。
>
> 交通科学館の閉館をTVで見て、私も断腸の思いです。
> 息子が小さかった頃、豊中に住んでいましたので、何度も子供を連れて遊びに行きました。
> 子供は小学校低学年で、小さすぎて分からなかったかもしれませんが、どちらかというと私が楽しんでいたのを思い出します。
> 特に、行先表示のパタパタや、食堂車レストラン、ジオラマ、運転席など今でも十分遊べると思うのですが、今度の京都の開館を楽しみにしています。
> 埼玉の博物館に比べ、時代がかった昭和の香りがした展示が多かったですが、今度は層はならないでしょうね。
> さらば交通科学館です。
>
> matujyunn
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