スルッとKANSAI3dayチケットで行く関西乗りつぶしの旅（大阪北部を横断）

2016/11/29 - 2016/11/29

スルッとＫＡＮＳＡＩ３ｄａｙチケットを使った関西私鉄乗りつぶしの旅。２日目後半は京阪線と大阪モノレールを完乗し、列車を乗り継ぎ兵庫県の三田まで向かいます。

エリア 大阪

• 旅行の満足度: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

難波から地下鉄と京阪電車を乗り継ぎ八幡市到着。ここから男山ケーブルに乗ります。

山上にある石清水八幡宮参拝のために作られたケーブルカー。こちらも京阪の路線の一部なので車両のカラーリングも（以前の）京阪特急と同じ。紅葉の見ごろを過ぎたためか乗客はまばら。

距離にして４００ｍ足らずの短い路線で、高低差も対してありませんがしばらく登ると視界が開けて京都方面が見渡せます。

３分で男山山上へ。そこから山道を少し歩いて石清水八幡宮に到着。１０００年以上の歴史を持つ由緒ある神社で、社殿が最近国宝に指定されたそうです。

ケーブル駅から八幡宮に向かう道は２つあるので、帰りは違う道を戻ります。途中に展望台があり、だいぶ散っていましたが紅葉した木々の向こうに京都盆地を一望できます。

京都市街地方面を望む。手前が木津川で高速道路の向こうが宇治川、さらにその向こうが桂川で、写真の左手少しいったところで３河川が合流し淀川となって大阪湾へと流れていきます。そして正面奥の山が比叡山。

展望台近くの広場にあった昆虫のオブジェ。

ケーブルで山を降り、京阪電車で大阪方面へ戻ります。

枚方市で交野線に乗換え。住宅と田畑が混在するいかにも都市近郊といった風景の中、ほぼ直線の線路が続きます。

最前部の席から眺めていると次第に山並みが近づき、少しづつ線路が上っているのがわかります。

山々に行く手を阻まれたようなところにある終点私市に到着。これで京阪線の全線完乗を達成！寺社仏閣があるわけでもなく大きな町があるわけでもなく、なぜここが終着駅？とも思うが、開業当初は山を越えて奈良県の生駒まで伸びる予定だったらしい。そういえば、枚方（ひらかた）交野（かたの）私市（きさいち）など難読地名が多いが、どんな由来があるんだろう。

駅近くの喫茶店で一休みしようかとも思ったが、初めて乗る路線をなるべく明るいうちに乗り進めたいので先を急ぐことに。やってきたのは京阪電車の最新型車両。

枚方市で大阪方面の普通列車に乗換え。ここで珍しい車両に遭遇。側面に扉が５つ（他の一般車両は３つ）あるのだが、日中はそのうち２つのドアを締切り、天井から座席が降りてきて写真のような状態に。このような構造は全国でも京阪だけ。しかも４０年以上前から走り続けているのだからすごい。

門真市で大阪モノレールに乗換え。始発なので最前部の席を確保し車窓の景色を楽しむ。ちなみにモノレールとして日本最長の営業距離を誇り、最近までギネス世界記録にも認定されていたそうだ（現在は中国・重慶が世界最長）。

高いところを走るので眺めはいい。ほぼ全線にわたって高速道路と並行して走る。

途中の万博記念公園で支線にあたる彩都線に乗換え。

車窓から公園のシンボル太陽の塔を望む。

万博記念公園をぐるっと半周して丘陵地を駆け上がったところで終点彩都西に到着。駅近くには巨大なスーパーがありいかにも新興住宅地といったところ。

駅構内にちょっとした休憩スペースがあり、駅窓口も兼ねた売店で飲み物とお菓子を買い一休み。そろそろ日没も近い。

夕方になり混雑してきたモノレールを蛍池で降り、阪急宝塚線に乗換え。大阪モノレールも全線完乗達成！

宝塚でＪＲ福知山線に乗換え三田へ。駅ビルで夕食をとり、神戸電鉄公園都市線に乗る。

１２分で終点ウッディタウン中央に到着。今日はここまで。

駅名からしてベッドタウンの玄関口として賑わっているのかと思いきや、数少ない利用客が去ると駅前にほとんど人気がなくなった。駅の規模の割にやたらと広いロータリーにも車はあまりない。少し離れたところにイオンが見えるがなんとも寂しいところに思えてくる。

駅のすぐそばにあるのが本日の宿、三田ホテル。結婚式場なども備えた大きなホテル。

ロビーも天井が高く広々している。フロントの方が、飲み物はホテルの玄関を出たところにある自販機で買った方が安いですよと言ってくれたのは良心的。

部屋もゆったりとしていて、雰囲気も良い。たまたま乗りつぶしルート上都合のいい場所だったから選んだのだけど、オフシーズンのためかネットで朝食ブッフェ付きの割安なプランを予約でき、得した気分♪