2014/03/23 - 2014/03/23
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ミズ旅撮る人さん
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この旅行記は、各地を旅行して楽しかったというような内容ではなく、東日本大震災の当時と3年後の今を比較した、たいへん重苦しいものです。それを受け止める心構えのある方のみの、閲覧をお願いします。出来ましたら、単なる今昔物語ではなく、ニュースでよく聞く「進まない復興」とは、どういうものなのか。3年経って忘れてしまっている、当時の不安な気持ちを思い起こし、今だに「何一つ元に戻っていない」被災地の現状を理解して欲しいのです。
三陸鉄道が全線再開しました。けれども、その鉄道の走る地は、駅の前に何一つ建物も建っていない、更地状態の場所があるのです。かつてリアス式海岸の景観を見て楽しんだ車窓には、津波で押し流された何もない土地が広がっているのです。鉄道が再開したことで、復興したようなイメージがあるかもしれませんが、今まで鉄道を支えてきた沿線住民は、そこに戻っていないのです。
甚だ、こうしたサイトには不似合いな内容とは思いますが、ご覧いただけたら幸いです。
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
石巻から国道45号線を西に向かい、鳴瀬川に架かる鳴瀬大橋を渡ると、国道が右、県道60号が左に分かれます。
ここで、県道に入り、奥松島へ向かいます。 -
JR仙石線の高架です。本来の線路は鳴瀬川を渡って、ここで90度南(画面では左方向)へ曲がって行くのですが、この先の被災状況から、線路を内陸に移すことになりました。この高架のまま真っ直ぐに西(画面正面)に向かい、山を切り崩した所を通って松島へつながります。
-
県道を横切る巨大なベルトコンベアが現れました。陸前高田で見たものと同じです。
このコンベアで運ばれる土砂は、どこに行くのでしょうか。 -
JR仙石線の野蒜(のびる)駅です。この駅は、野蒜海岸の最寄り駅として賑わい、洒落た外観の駅舎となっていました。おそらく、被災する少し前に建て替えたものなのでしょう。隣のヤマザキショップの状況を見てもわかるように、ここも津波と地震で壊滅的被害を受けています。
この駅は、2011年に訪れました。それだけに、感慨もひとしおです。
以後、2011年と2014年の比較をしてみたいと思います。 -
2011年の野蒜駅です。被災してから2ヶ月経っていなかったので、駅の入り口はふさがれていませんでした。外から見ると、無事なようですが、ガラス窓の中や、改札の奥など、内部が破壊されているのがわかります。
壁の時計は、地震の来た時間なのでしょうか。2014年には、違う時間を示していましたが、現在時刻でもありませんでした。 -
2011年、ホーム側から見た野蒜駅の改札の様子です。
当時でも倒壊を免れた駅舎ですが、今回の仙石線路線変更によって、内陸部に新駅が出来るため、ここは駅としてはもう使用されることはありません。今後は、バスの待合所などにでもなるのでしょうか。 -
2011年のホームです。ホームの向こう側の家は、無事なのがわかります。
少し土地が高くなっているので、津波によって破壊されることは無かったようです。それに比べて、線路上はとんでもないことになっていました。
次の写真は、この画面右側の続きです。 -
一体何が起こるとこうなるのでしょう。
線路の先の赤い屋根の小屋(家?)は、どこから来たのでしょう?
線路脇の信号機の足元に横倒しになっている軽トラックは?
何がなんだかわかりません。 -
2014年の野蒜駅ホームです。すっかり瓦礫が撤去されていて、すっきりしています。線路もそのままです。
画面左側に小さくプレハブが見えると思います。この辺りで、工事をしているのです。てっきり復旧工事なのだと思ったのですが・・・ -
この車輌も今は、姿がありませんでした。どこかでまた活躍しているのでしょうか。
それとも、使用不能になってしまったのでしょうか。 -
2014年の野蒜駅の写真右手に写っていたヤマザキショップの2011年の写真です。
意外と外観は、壊れずに残っていました。もちろん、内部はひどいものでしたが。
建物の解体が決まり、ようやく壊されることになったんですね。駅前の一等地だったけれど、もうここに電車が来ることはないのですから。 -
2011年、ヤマザキショップの道路側です。水銀灯が根元から折れています。
津波が押し寄せたのは、こちら側だったのでしょう。この道路の向こうは東名運河が流れています。 -
2011年、野蒜駅の前、道路と運河を挟んだ向こう岸は、壊滅状態でした。住宅などの建物があったはずなのに、海岸から運ばれたらしい砂が大量に覆っていました。
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野蒜駅からまっすぐ伸びる道を海岸方面に行ってみました。
ここら辺も住宅地だったのだと思います。しかし、木造の上物は流されて無くなり、土台や塀の一部が残っているに過ぎません。
どんな場所だったのか、想像することもできません。 -
立派な門柱と、エントランスの広さから、立派な家だったのだろうと思われます。
ここは、海岸が目と鼻の先。防潮堤もありましたが、津波は易々と乗り越えて来たのです。 -
真ん中で倒れている電信柱に取り付けられている「津波の際の避難方向」が悲しいです。
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これは、陸前大野と野蒜の間、鳴瀬大橋を渡った線路が急激に左に曲がった辺り。
JR仙石線の4両編成の車輌が立ち往生しているところです。
ここから先の線路が被災して、どちらにも行かれなくなりました。
2011年冬に撤去されたそうです。 -
ここは、元々水田だったところだと思います。3年たった今、これらの瓦礫は撤去されて、綺麗になっていました。春になったら、田植えが行われるのかは、不明ですが。
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再び2014年の野蒜駅前に戻ります。6枚前の運河に住宅が転げ落ちそうになっていた場所と同じところです。
少しわかりづらいですが、あの巨大ベルトコンベアが来ているのが見えます。運ばれた土砂の行き先は、ここだったのです。 -
運河から海岸までの土地はすべて瓦礫が撤去され、整地されて、現在は運び込んだ土砂のビルほどもある砂山が覆っています。
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JR仙石線は現在、陸前小野〜高城町間で不通となっていて、代行バスが運行されています。
このバスは、矢本駅行きなので、陸前小野の2つ石巻寄りの駅まで行かれます。ちょうど松島基地の辺りです。 -
現在の野蒜海岸です。ちょうど防潮堤の上に立っているのですが、確かに高さ5mでは、あまり高そうには見えません。今後、嵩上げ工事がなされるようです。
この海岸は、ちょっと荒れているけれど、眺めもよく、気持ちのいいところです。
海岸線を辿ると、石巻の町が見えます。小島の右手には日本製紙のものと思われる工場の煙が立ち上っています。もくもくとした煙が頼もしく思えます。 -
野蒜海岸に面していた地域は、今は工事車輌と土砂の山しか見られません。
左手に見えるのは「奥松島温泉 かんぽの宿 松島」です。これもおそらく、土地嵩上げの邪魔になるので、解体されるのでしょう。 -
野蒜駅の一つ松島寄りの駅、東名(とうな)付近の2011年の様子です。
当時は、松島方面からここへ来たので、それまで町並みが崩れるほどの現場を目にしなかったこともあり、この惨状に言葉にするどころか、身動きも出来なかったことを覚えています。
全身に震えが来るのをこらえ、ようやく撮った数枚の写真です。
手前は、野蒜駅前に繋がっている東名運河です。大量の土砂が一面に広がっているため、ひどい砂埃で、もうもうとしており、辛うじて確保されている県道だけが、動くもののある場所でした。
直視することすら、辛くて怖くていたたまれませんでした。
でも、絶対にこれは見なくてはいけない。
出来れば、多くの人に見て欲しい。
どういうことが起こったのか、肌で感じること。これは絶対に重要です。
テレビの画面などで見たって、臨場感なんてありません。その場に立つこと。
それが「わかる」ことなんです。 -
県道27号線です。正面奥が野蒜、左手にカーブして松島方面に繋がります。
このすぐ左手に東名の駅がありました。よくよく見なければわからないほどの瓦礫の山です。
ここも線路が移動するので、使われることはありません。 -
2011年、瓦礫と化した住宅地には、こんな印がありました。「済」。
埋まっている人がいないか、捜索した場所に白いロープを張り「済」と表示する。
そういうことなのだと思います。 -
沿道の個人の住宅は、あまり掲載したくないので、郵便局の状況を載せます。
左側の大きな部屋には、おそらく手前に壁があったろうと思います。三方が無事なのに、道路に面したこの一面だけが無くなっています。ここにあった、多くの郵便物は無事だったのでしょうか。
宮城県内の銀行では、多額の現金が盗まれました。「火事場泥棒」。ニュースなどで、あまり大きくは取り上げられませんが、そうした人間の弱い部分も噴き出して来るのです。 -
被災地では、住民の姿を見ることはまったくありませんでした。
いたのは、自衛隊の方々です。行方不明者の捜索、道路の復旧、瓦礫の撤去。
どれもみんな自衛隊の方々が行ってくれました。
この土煙の中、どれほどの自衛隊車輌が行き交っていたことでしょう。
肉体的以上に、精神的に、どれほど辛い作業だったことでしょう。
ありがとうございました。
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