2014/03/24 - 2014/03/24
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ケロケロマニアさん
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江差線との惜別の意味を込めてやって来た今回の江差旅でしたが、後半は”鉄分”は全くなしの、普通の街歩き旅となります。北海道内には総合振興局を含め、沢山の振興局(元は支庁という言葉でしたが…)がありますが、江差線の廃止により、遂に鉄道が走っていない振興局(檜山振興局)が生まれることとなってしまいました。
車メインで旅をされている方にとってはイメージし辛いことかと思いますが、鉄道メインの旅のスタイルである私のような者にとっては、鉄道が走っていない場所へアクセスすることは、無意識のうちに減ってしまうものです。北海道随一の歴史ある町江差が、自分の中でそんな町になってしまわないよう、自戒の意味も込めて、江差線廃止前に江差観光に関する旅行記を記しておくことにしました。
数年前の熊石町の八雲編入により、檜山振興局は南北に分断された特殊な状況下にありますが、渡島の管内にある八雲という町はこれを機に、日本で唯一の太平洋と日本海の双方に面した町、を売りにするようになりました。札幌と函館の間にあり、通過はしょっちゅうしている町ですが、実際に町の中を歩いたことは殆どなかったので、タイムスケジュールの都合とはいえ、今回ちょっとだけ八雲町内を散策することが出来たのも有意義な旅となりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
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江差駅からは市街地まで歩きます。
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駅前通り、という呼称もなくなってしまうのでしょうか???
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街中の案内板を発見。
鉄道がなくなっても、町はなくなりません。
これからも折を見て巡ってみたい町です。 -
海沿いの風景。
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鷗さんと鴎島?
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歴史ある街並みが今風に再現されているメインストリートですね。
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気圧計が町のランドマークなんて、ちょっとシブ過ぎます!
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取り敢えず、お天気も良いことですし、鴎島を目指します。
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幕末好きの方には、開陽丸も外せないスポットですよね!
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鴎島内には、色々なウォーキングルートが設定されています。
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島内の名所はこんな感じで解説されていました。
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義経が置いていったお馬さんが岩になっているらしい…。
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解説はこちらで。
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陸続きで行ける鴎島。
この辺りの雪解けは早いですね。 -
鴎島名物の瓶子岩です。
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海沿いの遊歩道を歩いてみます。
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昔はここに舟を係留していたんですね。
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解説はこちらで。
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なかなか風光明媚で歩くのが楽しい遊歩道でした。
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沖合に、奥尻からやって来たフェリーを望みます。
今だに渡ったことのない奥尻島。
次に来るときは是非行ってみたいです。 -
鴎島は、江差にとって、天然の要害のような場所でしたので、島の南北端には、台場跡も残っていました。
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広々とした千畳敷です。
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解説はこちらで。
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野外イベント用のステージも設置されていました。
こんな所で、野外ライブとか盛り上がるでしょうね! -
可愛らしい風情の鴎島灯台。
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登れるようになっていました。
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解説はこちらで。
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先程はかなり遠方を航行していた奥尻からのフェリーも、間もなく入港です。
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江差といえば江差追分ですが、鴎島内にはこんな記念碑も建っています。
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解説はこちらで。
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こちら側から眺める開陽丸も素敵ですね!
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やや水没気味の弁慶の足跡、も見られました。
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解説はこちらで。
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そして島の南端へ。
先程と同じように台場跡がありました。 -
解説はこちらで。
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付近より、市街地方面を望みます。
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昔の井戸も島内に残されていました。
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解説はこちらで。
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そして今後の調査(?)も兼ねて、今回は乗りませんがフェリーターミナルにも足を運んでみました。
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ターミナル内はこんな感じでした。
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一日一往復だけの冬季タイムスケジュールです。
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フェリーはこんな感じ。
実は利尻礼文、更にはサハリン航路と同じフェリー会社ですので、どちらかと言えば稚内に近い側に住んでいる身にとっては、ちょっと不思議な感覚に陥りました。 -
歴史ある江差ですので、立派な建物の名家の建築も幾つか見られました。
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江差郵便局はこんな感じでした。
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新聞社の建物も歴史的建築を意識したデザインとなっていました。
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スポーツ用品店もこんなお洒落な外観でした。
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菅江真澄の碑を発見。
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解説はこちらで。
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歴史あるかつての藩庁門から海を望みます。
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こちらの建物も江差を代表する近代洋風建築ですね。
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江差の景勝地がこのようにラインナップされていました。
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ご丁寧に場所まで記されていました(笑)。
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お雛祭りのシーズンからは少し過ぎた時期でしたが、町内では至る所にこのような感じで雛人形が飾られていました。
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江差町役場。
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追分会館もあります。
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そして、町の人に勧められて足を運んだお蕎麦屋さんにて、看板メニューをオーダーします。
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こちらのお店にて、カエルさん発見!!!
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町内にて、こんな記念デザインの日本手拭が発売されていました。
勿論即買いです(笑・400円)。 -
こちらのお店のおばちゃんとしばし歓談して過ごします。
江差線のことも色々とお話しましたが、やはり鉄道マニア的でなく、地元の方にとって、生活路線の廃止、という歴史的”事件”は死活問題なんだなあと、改めて寂しい気持ちになりました…。 -
こちらのお店では、一際華やかにお雛様が飾られているように感じました。
まるで江差線廃止の寂しさを紛らわせているかのように…。 -
数時間の江差滞在の後、昼過ぎのバスにて八雲を目指します。
このバス、もう少し本数が多いと良いんですけどね。
一日二便しかありませんので、これに乗るしかありません。 -
さようなら、江差。
そして、さようなら江差線…。 -
日本海側を走っていて、ここから八雲、といわれても、まだまだ違和感を感じますね…。
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この辺りの海岸線も、雪解けは早いようでした。
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そしてバス旅は内陸へと向かい始めました。
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八雲市街地へは、雲石峠を越えなければなりませんが、流石にこの辺りは、標高を上げる程に積雪量が増していく感じでした。
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紅葉で有名な雲石峡も、この時期はこんな感じです。
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雪壁が高くなってきました。
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本当は写真が撮りたいなと思う風景の場所もたくさんありましたが、悲しいかな路線バスでは通過のみですので、車窓から慌てて撮るしかありません。この辺りはレンタカー利用の方が良いでしょうね…。
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太平洋側の四合目まで降りてきました。
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そして平坦な地形の場所を走行するようになりました。太平洋側は、峠を越えてからも市街地まではかなりの距離がありますね。
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並行して流れる遊楽部川の川幅も徐々に広くなってきました。
市街地も間もなくのようです。 -
この日の普通列車のスケジュールでは、八雲にて2時間以上の待ち合わせ時間がありましたので、終点の八雲駅前までは乗車せずに、こちらのバス停にて下車。100円程運賃を浮かせることに成功しました(笑)。
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八雲のマンホールはこんなデザインでした。
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八雲の太平洋側エリアって、意外とこの時期でも残雪が多いように感じますね。町全体が吹き溜まりになっているような立地といえるのかもしれません。
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橋の上にて、躍動感溢れる銅像を発見。
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橋の反対側にはこんな像も設置されていました。
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まだまだ春遠し、という風情の遊楽部川の景観でした。
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本当は川沿いを歩きたかったんですが、まだ時期尚早、という感じですね…(悔)。
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線路沿いの壁には、このように八雲の風景が色々と描かれていました。
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こちらは旧熊石町域(日本海側)の風景っぽいですね!
合併により急に日本海側をゲット(?)した八雲町民の喜びが感じられます…。 -
八雲市街地には、こんな立派な日本庭園もあるんですね。
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普段は無料開放されているとか…。
オンシーズンですと、なかなか気持ち良く過ごせそうな場所でした。 -
八雲といえば、北海道の土産物として超有名な、熊の木彫りの発祥地として知られていますね。博物館入口でもこのような熊さんがお出迎えしてくれました。
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それ以外の動物さんもいらっしゃいました。
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そしてこちらには、このような木彫り熊専用の展示室もありました。
うーん、流石八雲! -
一言に木彫り熊といっても、地域性が見られるようで、八雲の木彫り熊のデザインには八雲的な特徴があるそうです。
この辺りがアイデンティティーの拠り所なのかもしれませんね。 -
木彫り熊展示室の中で、細々と鎮座されていたカエルさんを発見!!!
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こうして、束の間の八雲観光を楽しんだ後、八雲駅に到着しました。
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こちらの列車に乗車します。(下の特急ではありませんので悪しからず…。)
江差駅で押印した18きっぷのスタンプを、駅員さんが不思議そうに眺めていました(笑)。 -
本日は晴天に恵まれた一日でした。夕焼けを眺めながら、朝からの行程を振り返りつつ、ホームにて長万部行き列車を待ちます。
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ホーム上の名所案内。
いつも列車から眺めていたこちらの看板ですが、実際に木彫り熊を沢山見た後ですと、改めて八雲は木彫り熊の町なんだなあと思い知らされました。 -
そして、宗谷本線でも見慣れた40系がやって来ました。
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長万部からは、こちらの新型にて小樽へ。
こちらの車内では、日も暮れたことですし旅の疲れもあって、ぐっすりと寝入ってしまい、気付いた時にはもう小樽の数駅前でした…(汗)。 -
そして最後は快適なエアポートタイプのクロスシートにて札幌へ。
この日は札幌ナイトを過ごした後、翌日、18切符をもう一日分使用して和寒へと戻りました。
こうして、約10日間にわたった洞爺湖・函館・江差・八雲を巡った、今回の道南春旅は終了となりました。
最後の旅程に関しては、敢えて江差線が廃止になる2014年5月の初日に記させて頂きました。最後までご閲覧下さった方、本当に有難うございました。
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