2014/03/20 - 2014/03/24
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Fluegelさん
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2013年に引き続き、2014年も英国へ。半月を過ごした。
3月10日(月)日本出国〜ロンドン3連泊、Torquay 2泊、 Launceston泊、Tavistock3連泊、Weymouth泊。
これは20日(木)ロンドン3連泊、ヘルシンキ泊、帰国までの旅行記。
表紙写真:Hahn/Cock. National Gallery前にて, London。2013年3月に来訪時は、見なかった像。実は、2013年7月から展示されている。Trafalgar Sqに4つある台座のうち、北西の台座は1841年に設置されて以来、資金不足で何も飾られないまま、150年が過ぎた。「第4台座委員会」が発足され、期間限定で現代美術を飾ることに。この雄鶏は6代目の現代美術像で、18か月間、展示される。ドイツ女性による作品。グレー一色の街並の中で、強烈な異彩を放っている。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- フィンランド航空 ブリティッシュエアウェイズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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泊まったのは、Weymouth郊外のWyke Regis. B&Bのすぐ後ろは、lagoon(潟、入り江が砂州によって外海から隔てられ湖沼化したところ)。DorsetにはLyme Regisもあるけれど、〜Regis(ラテン語)=of the king. 王領地だった所や王室ゆかりの地につけられた地名。Wyke Regisは、ジョージ3世が1790-1805年の夏に来訪し、ここの教会に通っていたから、Regisとついたのかも知れない。
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B&Bの朝食ブッフェ(starter)。これが2人分。グレープフルーツやヨーグルトは定番としても、生の苺やベリーが嬉しい。Homemadeのリンゴ、プラム、梨の3種入りジャム(生姜入り)もある。
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starterを頂いた後、温かいfull English breakfast. もちろん、別皿にbeansとhashed brownも。この後、スモークサーモンも出して頂いた。B&Bの朝食は、ここが最も良かった。
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B&Bで飼っている鶏は、若冲の描く鶏のように鮮やか。庭先の鶏を見ながら朝食をとる。
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そこへ豚も登場。ちゃんと名前もついている。朝食のstarterだったメロン。その皮が好物。この子は、女の子。裏のドアが少しでも開いていると、鼻でこじ開けて、リビングまで入って来るという。
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色とりどりの鶏。B&Bは、庭先卵も、玄関先で売っている。チェックイン時、お茶を出して頂いたテーブルでは、老夫婦が朝食をとっていた。奥さんが、ここは動物がいるから決めた宿なの、と話す。彼女は再婚で、今の夫が農業をして家畜の飼育していたから。旦那さんは、妻の誕生日だから泊まったのさ、と。B&Bの楽しみのひとつは、客同士の会話。
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Weymouthを発ち、LHRへ。途中、New Forestを抜けたけれど、A31は森の上、一段高い所を通っており、眺望は望めなかった。車を返却し、地下鉄でEarls Court、昨年も泊まったホテルへ。初め、大通りに面した1Fの客室だったので、backyardを希望したら次の部屋はバスなし。3室目で、この眺望(裏庭)とバスタブ付きの部屋に入れた。この部屋なら、3泊を過ごせる。チェックイン所要時間は30分(部屋の取り替えのため)。
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ホテルから歩いて5分のTESCOで買物。夕方、Piccadilly lineでHolbornへ。Covent Garden will be exit-only for 10 monthsという表示を、地下鉄車内の路線図で見かけたから。
写真:Freemason's Hall. 現存する建物は、1927−1933年築のアールデコ調。A.クリスティー原作、D.スーシェ主演のポアロシリーズ『西洋の星盗難事件』で、Majestic Hotelとして使われた。 -
New London Theatre. 1973年開館。960席。この劇場で最も当たった演目は、ミュージカルCats. 1981−2002年まで続いた。War Horseの上演は、2009年より。19時開場、19時半開演。
CatsをNYで観た時、観客がドレスアップしていることに目を見張った。今回、War Horseに行き、観客が本当に普段着で、びっくり。客席でペットボトル飲料を手にしていたり、映画館の雰囲気。 -
座席は、前から2列目のかぶりつき。馬のパペットを間近で見られ迫力があった。馬一頭を3人の人間が動かすのは、人形を2人で動かす文楽を彷彿させる。馬を動かす人が鳴き声も出すので、見ものだ。最前列には、小学生の団体が座っていた。原作は、児童書なのだ。馬のパペットが目の前に近づくと、少年たちは口に指をくわえて見上げていた。Devon訛りの台詞は、Devonで一週間過ごした後で、心なしか以前より聞きやすかった。
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翌日は一日、Trafalgar Sqで過ごした。表紙写真の雄鶏が、こうしてジョージ4世の騎馬像と同格に並んでいるのが、英国式ジョーク。
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朝10時の開館と同時に、National Galleryへ。2,300点以上の作品を所蔵。入場無料。ダ・ヴィンチ『岩窟の聖母』(1495−1508)や、ターナー展(東京展は2013年10-12月)に来ていなかった絵画Rain, Steam and Speed - The Great Western Railway(1844年)を鑑賞。
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次に、隣のNational Portrait Galleryへ。入場無料。Room 12(Arts in the later 18C)にはヘンデルの全身肖像画(1756年)があり、彼が生涯独身だったことに思いを馳せた。Room 24(Early Victorian Arts)にはBronte Sisters(1834年)。『ジェーン・エア』を書いたシャーロットと、『嵐が丘』を書いたエミリーの間には、男子(兄弟)が一人あり、彼が描いた肖像画。
2館を観ただけで疲れ、St Martin in-the-fields(写真)のCafe in the Crypt(納骨堂)で早めの夕食をとることに。 -
Cafe in the Cryptにて。手前が主菜(肉の温野菜添え)、奥がサラダ(パンつき)。今回の旅では、昨年3月より大幅円安となり(£当たり30円!)、全てがお高く感じられた。
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英国最終日、朝10時の開館に合わせて、Tate Britainへ。入場無料。Pimlico駅より徒歩8分。2001年,イギリス美術専門の美術館となり「テート・ブリテン」と改称された。Tateは、美術館設立当初の出資者の名前。
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1530年の部屋でエリザベス一世の肖像画から見始め、1810年の部屋でJohn Constableを鑑賞。ミレーMillais の『オフィーリア』(1852)は、先月東京で観たし(旅行記あり)、日本に貸出中。Carnation, Lily, Lily, Rose(Sargent 1885-6)の前で、解説員がChinese lanternsが描かれていると人々に話していた。ところが、紙製折畳式提灯は日本のもの。当時のヨーロッパ画壇を席巻したジャポニスムを、Tate Britainはご存知ないのか…
美術館内のRex Whistler Restaurantでランチ後、地下鉄でMansion Houseへ。 -
地下鉄駅から歩いてMillennium Bridgeを渡り、Sam Wanamaker Playhouse(the Globe)へ。Knight of the Burning Pestle(1607年初演). 14時半開演−17時半終演。土曜の午後、今年1月に出来たばかりの340席は、満席。アジア人は他に見当たらず、若い黒人女性客を一人見かけた。蝋燭を灯したシャンデリアは、場面に合わせて上がったり下がったり。役者が宙吊りになって天井から降りて来た時は、スーパー歌舞伎だ、と思った。
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Southwark Bridge(1921年完成)を渡って、地下鉄駅に向かう。明日は出国だと思うと、何だか名残惜しい。
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橋の上から、the Globeを振り返る。英国のどこが好きかと問われれば、天候でも料理でもなく、人々だと答えよう。日本人が歩いていると、他国ならじろじろ見られるのに、英国南西部ではニッコリ微笑まれる。それが、居心地の良さにつながる。
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Tower Bridge(1894年完成の、はね橋)にも左様なら。
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St James Garlickhythe. 1988 replica of 1682 clock. 時計の上にいるのが、St James.
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翌日、British Airwaysでヘルシンキへ。Finnairで飛ぶより、都合の良い時刻に乗れ、安く済んだ。往きのHEL→LHR(Finnair)は空席が目立ったのに、この便(復路)はほぼ満席。HEL-LHRに乗るのは英国人ばかりのようだ。16時20分、HEL着。預託荷物のターンテーブル脇に店があり、試食用にFazerのチョコレートを購入。旅客ロビーの外でも、免税手続きができ、英国で購入した革製iPad入れのVAT払戻手続きを済ませる。17時より、翌日の帰国便のチェックイン開始、スーツケースを預けた。airbusでヘルシンキ市内へ(チケットはクレジットカード可)。
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18時、ヘルシンキ中央駅rautatieasema/j?rnv?gsstationに到着。初北欧だ。スウェーデン語も公用語のため、「駅」も2か国語標記。英仏語標記のカナダみたい。ここバスターミナルが、駅側面で、正面でないと分かるのは、後ほど。この堂々たるデザインに、ここが正面かと思った。この時期、英国より日没が遅いようだ。
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高さ48.5mの時計塔。1919年(フィンランド独立の2年後)完成。ヘルシンキ中央駅は、フィンランド産の花崗岩でつくられている。北欧の大地は、基本的に岩場でできており、そのままでは耕せず不毛の土地らしい。
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駅の中を通り、駅の反対側へ。駅舎内には、ロシア皇帝のためにつくられた専用待合室(個室)と専用出入口がある。フィンランド独立後は、フィンランド大統領が使用しているという。
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反対側の駅前には、Ateneum Art Museum. 1887年築。ムーミンのトーヴェ・ヤンソンの生誕100年回顧展の案内が見える。翌日月曜は休館日で、観られない。今秋には日本に巡回するけれど。
それにしても、3月下旬に、駅前スケートリンクですか…18時の気温は5℃。 -
Finnish National Theatre(Suomen Kansallisteatteri)も駅前。1902年完成。民族主義の高まりにより建築され、1917年帝政ロシアからのフィンランド独立につながった。
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本日の宿は、その2軒先。劇場ともマッチした外観で、1917年の建国以来続くホテルだと実感。今回の半月の旅で、最もお高い宿。バスタブと駅近を求めた結果。ヘルシンキのホテルは、シャワーのみが多いのだ。チェックインを済ませ、再び街へ。写真下の白い塊は、雪掻きして寄せられた積雪の残雪。
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S-market Sokos Helsinkiは、SokosホテルとSokosデパートの入った建物の地下にあり、日曜も22時まで開いている。対面式量り売り総菜あり。英語可。カード可。kuivattu mustikka(dried bilberries)を見つけた。50gで約4ユーロ。
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19時、やっと日が暮れて、中央駅に明かりが点いた。ここが、駅正面。両脇に2体ずつ、計4体のランタンを持つ男達の像が。土曜の中央駅には有色人種が多く、フィンランドの人口がわずか540万人なのに、意外だった。ジプシーのような顔の人々は、どこの民族なのだろう。
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ホテルもライトアップ。complimentary drinkチケットを、チェックイン時にもらったので、フロント裏手のバーへ。グラスで白ワインを頂いた。Leyda(Sauvignon blanc)チリ産だった。フロント係がバーテンダーにもなる一人2役で、英語は上手くないけれど、陽気なイタリア人だった。
一人でバーカウンターに居たら、米国人ビジネス客ジャネットが話しかけてきて、暫くお喋り。西海岸在住の親日派だった。元夫がドイツ人で、祖母がスペイン移民、ジャネットが生んだ2人の子のうち一人だけが青目だったと笑った。 -
翌朝、朝食ブッフェは大変な品揃え。素泊まりなしで朝食込みでしか泊まれないホテル。英国式とコンチネンタル両方のメニューが並び、チーズはカマンベールもあり、ヨーグルトの他にスムージーも、またパンケーキやクッキーもあった。
チェックアウト後、まずはStockmannへ。1862年創業。ここ本店は、1930年建設。トリュフ塩を買ってみた。サマートリュフだったようで、風味は今ひとつ。まあ、100gが約9ユーロだったので、良しとしましょう。もちろん、フィンランド産でなく、イタリアメーカー。ユーロつながりということで。 -
アカデミア書店。Akateeminen Kirjakauppa/Akademiska Bokhandeln と二か国語表記。1969年竣工。設計はAlvar Aalto. Stockmannの向かいにあり、地上から入ったけれど、この2店は地下で繋がっていた。右手にあるスタバは、2013年11月に開店したヘルシンキ市内1号店。
cafe aaltoは、映画『かもめ食堂』(2006)でサチエ(小林聡美)とミドリ(片桐はいり)が出会う場面に使われた。 -
Esplanadi通りを歩き、Marimekkoとiittalaで買物。免税額(一店につき40ユーロ以上)には、達せず。歩き続けると、やがて海に出た。凍ってない…流氷が浮かんでいるのかと(笑)。
写真:Old Market Hall(Wanha Kauppahalli).1889年築。 2013年1月〜2014年夏まで、改装工事中。 -
Observatory Hill Park(T?htitorninvuoren puisto)からは、 Uspenskin Katedraaliがよく見えた。ヘルシンキが、こんなに丘や坂道のある地形だとは。ウスペンスキ寺院は、1868年(帝政ロシア支配下時代)に完成した西ヨーロッパ最大のロシア正教会寺院。
Observatory Hill Parkは、1900年代につくられ、ヘルシンキ市立公園の第1号。もともと岩場だったところを掘り返し、土を運び入れ、木々を植えた。大変な努力だ。 -
ヘルシンキ大聖堂 Tuomiokirkko も見える。1852年竣工。フィンランド福音ルター派教会。フィンランド国民の80%がこの宗派。ネオ・クラシック(新古典主義)様式。
帝政ロシア支配下の頃、フィンランドをスウェーデンから取り上げたロシアが、フィンランドの宗教を、スウェーデンから独立させるために建てさせたらしい。 -
ここは港沿い。viking lineのMariella号が停泊していた。ヘルシンキ−ストックホルム間を結ぶクルーズフェリーらしい。
Esplanadi通りに戻り、infoで岩の教会の場所を尋ねた。歩いて行くことに。 -
テンペリアウキオ教会 Temppeliaukion kirkko。1969年完成。福音ルター派教会。岩盤を掘削し、その上に銅線を使った円形の屋根を被せた。もともとの土地が岩でできていたため、それを利用した造り。
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教会の中。日差しの弱いフィンランドで、はめ込まれたガラスから自然光が入り、とても明るい。安藤忠雄の光の教会を思い出す。当初の設計では、岩を剥き出しにする予定はなかったけれど、そのほうが音響が良いからという理由で、内装も岩のまま。
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変な鳴き声を出す鳥…見上げると、LauncestonのB&Bでも見かけた鳥だ。今度は、近いので全身がよく見える。カササギにしては、尾が短いかしら…カケス?
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ヘルシンキ空港から出て、まず驚いたのが、植栽は針葉樹と白樺しかないこと。市内の歩道の植栽も、松のような針葉樹。単調だし殺風景…明るい色調のインテリアが多いのは、その反動?
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Finlandia Hall(Finlandia-talo). talo=建物。 アルヴァ・アアルト人生最後の建築。1971年竣工。
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ホールの外壁は、白大理石。雨が石の内部で凍ってひび割れしないよう、樹脂を混ぜた大理石を使っているらしい。大ホールは1,700席。月〜金は開館らしいけれど、時間がなく、外観のみ。
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日曜18時〜月曜15時という短い滞在ながら、トラムにも乗らず歩いて街歩きを満喫したヘルシンキ。空港に着くと、チェックインが済んでいるので、すぐ旅客ロビーへ。Esplanadi通りにあるiittalaで求めたTaikaカップが、同じ値段で売られていた。クラウス・ハーパニエミ(伊勢丹のクリスマスツリーを手がけた)によるデザインだ。空港内は、免税店というより、ショッピングストリートだった。
半月ぶりに帰国すると、日本でも桜が咲いていた(完)。
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