えきぽで散策　～日暮里駅から下町を歩く編～

2014/01/05 - 2014/01/26

皆さんはJR東日本が提供している「えきぽ」というアプリをご存知ですか？これは関東近郊のJRの駅を起点としたウォークラリー情報をまとめたアプリなんです。それぞれのスポットを巡りGPS情報で踏破記録を付けていくとコースごとのスタンプがもらえる仕組みになっています。街歩きが好きなポジー的にはなかなか面白いアプリなので、時間があるときは「えきぽ」を使ってプラプラしています。今回はそんなアプリを使った街歩きシリーズ、日暮里編です。東京の下町である日暮里を歩いて歩いて何が見えたんでしょう？

エリア 日暮里・西日暮里(東京)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 徒歩

スタートは日暮里駅。橋上駅舎を抜けると鉄道ファンのメッカ、下御隠殿橋があります。なぜここが鉄道ファンのメッカというと・・・。

この橋の下は新幹線から、山手線、京浜東北線、常磐線など様々な電車が一日中走り抜けるからです。一日に2,500本以上の電車が橋の上から眺められるそうです。

こんな電車たちが走っているそう。

こんな感じで見物人が絶えません。

下御隠殿橋は通称トレインミュージアムとも呼ばれています。

これは「フレッシュひたち」かな。

では街歩きスタート。日暮里駅は寺町である谷中の最寄駅なので寺社仏閣がたくさんあります。ここは駅のすぐそばにある本行寺です。

本行寺 寺・神社・教会

これは小林一茶の碑？縁起はよくわかりませんがなかなかいい石を使っています。

本行寺の本堂。

本行寺 寺・神社・教会

戦国時代初期の名将、太田道灌にゆかりのあるお寺らしく、道灌の名を遺した塚がありました。この地に見張り台を作ったことが由来みたいですね。

綺麗な実がなっていました。

本行寺の隣には経王寺というお寺があります。山門には戊辰戦争の傷跡として弾痕が残っていたりします。

経王寺 (浅草) 寺・神社・教会

経王寺の先には有名な谷中銀座が。最近テレビでもよく取り上げられるよなぁ。

客に絡みまくるイラン人店主で有名なトルコ料理屋の「ザクロ」。一回行ってみたいなぁ。

谷中銀座はそこそこにコースを進みます。ひぐらしの布袋で有名な修正院。こちらは七福神巡りで歩いたのでパスします。

味のある看板建築。

西日暮里駅まで歩いてきました。

西日暮里駅からは日暮里・舎人ライナーに沿って歩きます。

とはいっても特に見どころもなく延々真っ直ぐ歩くのみ・・・。舎人ライナーに乗っちゃえばよかったなぁ。

ということで脇道に逸れて尾久銀座商店街を歩くことにしました。ここも下町情緒あふれる味のある商店街なんですよ。

そして商店街を抜けるとこれまた古き良き東京を感じる都電荒川線にぶつかります。

都電荒川線 乗り物

都電荒川線に沿って歩くと尾久八幡神社にたどり着きます。境内はそこそこの大きさでなかなかの雰囲気を醸し出している神社です。

そして都電荒川線といえばあらかわ遊園。

あらかわ遊園 テーマパーク

遊園地の入り口には都電荒川線の旧車両が静態保存されていました。ラッピング広告だらけの電車より全然いいですよね。

大して天気も良くなくとても寒い一日でしたので、閑散としています。なんでこんな日に街歩きをしているのか、と自問自答です。一人で遊園地に入っても仕方がないのでここは外観のみでパス。

あらかわ遊園横の住宅地。なんでこんな住宅地を歩いているかというと、この赤レンガを見に来たのです。

実はこのあたり、戦前は煉瓦工場が多く立ち並びあらかわ遊園もその工場跡の敷地を利用していたんです。この赤レンガは当時の工場の煉瓦塀跡が残されたもの。いまでは住宅地の塀としてそのまま利用されています。
この塀は２〜３００メートルくらい続いていました。

実はここからは違う日になります。歩き疲れて途中でリタイアしてしまったんですよね・・。
天気も良くなって街歩き再開です(笑)

都電荒川線と日暮里・舎人ライナーが交差する熊野前交差点。2路線の駅がありますがこの乗継をする人はいるのかな？

熊野前交差点を過ぎると道幅が一気に狭くなり、荒川線も路面ではなくなってしまいます。

そういえば荒川線ってバラの時期が綺麗なんですよね。春になったら歩いてみようっと。

荒川線沿いにあった可愛らしいお店、下町バルの名を冠しているバールマールさん。どんなお店か気になるところです。

ローカリズム漂う道をガンガン進みます。

荒川区のTHE下町と呼べる町屋まで歩いてきました。町屋は京成線と千代田線が交わる下町のターミナルポイント。決して洗練されているとは言えない雑多な雰囲気がたまりません。

「えきぽ」のチェックポイントである拍船軒。正直どうってことないお寺でしたが、境内は綺麗な履かれて気持ちいいですね。

拍船軒の山門。

コースを進むと三河島水再生センターがありました。ここは日本で最初の近代的下水処理施設であり、当時の施設もそのまま残されています。今度機会があったら見学したいと思います。

荒川区役所。トイレを借りたら東京都知事選の期日前投票に来た人と間違えられて困りました(笑)

区役所の前は区民憩いの公園になっています。

あまり色はよくないけれど。

造形が面白い噴水。

この花は綺麗ですね。

公園内には色々な彫刻作品も展示されていました。平和の雰囲気が漂う作品なんですが、微妙な雰囲気を感じてしまうのは私だけでしょうか？北村西望作の「夢」という作品だそうです。

羊を肩車している少女。なにかの罰ゲームなんでしょうか？

区民の憩いの場・・・。釣りしていいのかなぁ。

カオスな雰囲気漂う区役所前公園を後にさらに進みましょう。

さらに濃い雰囲気漂う路地に迷い込みました。

ここは日本なんでしょうか？完全にコリアンタウン状態です。

あとで調べたら三河島周辺は都内でも有数のコリアンタウンだったんですね。コリアンタウンといったら新大久保周辺が思い浮かぶんですが、こんな場所もあったんだ。

いまどきなかなか見ないスパゲッティの食品サンプル。サラダ・コーヒーもついて600円って安いな！

三河島から日暮里まで戻ってきました。日暮里は日本有数の繊維の問屋街。日暮里繊維街としてさまざまな生地を購入することができます。

日暮里繊維街 市場・商店街

手芸好きには堪らない街なんでしょう。私は手芸の趣味はないのでパス。

2日に分けてやっと日暮里に戻ってきました。
駅前には立派な銅像があります。太田道灌の銅像ですがこれはカッコいいなぁ。

銅像の由来。

ということで「えきぽ」を使った街歩き日暮里編、これにて終了〜。
お付き合いいただきありがとうございました。