2014/02/26 - 2014/03/02
3165位(同エリア5994件中)
hayaojisanさん
- hayaojisanさんTOP
- 旅行記17冊
- クチコミ105件
- Q&A回答20件
- 121,720アクセス
- フォロワー4人
4泊5日で早春の関西を一人旅する。昨年来3度目の関西旅行なのだが、関西には歴史に関心ある者にとって行きたい所が尽きることはない。いつもは妻を伴うが、今回は一人なので、贅沢を排したスパルタンな旅である。目的地は北野天満宮(京都)、仁徳天皇陵(堺)、東大寺・お水取り(奈良)である。切符はJTBのエーススペシャルセットプランで往復の交通費と4日目の奈良宿泊をふくめ 23400円と格安である。ケチケチ旅行者なので、行きは「こだま」だったが、帰りは「のぞみ」に初乗車でき感動もの。ただ私は「こだま」の方を好む。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- JTB
-
京都到着後、バスで北野天満宮へ向かう。梅見を期待して。寒波のせいで開花が遅れているようだ。門前の梅園は料金600円だが、門に登ると中がよく見える。五分咲と銘打っているが、せいぜい三分咲なので入らない。
北野天満宮 (天神さん) 寺・神社・教会
-
赤いよだれかけをした牛が数頭いて微笑ましい。このよだれかけには、合格祈願など願い事が書いてある。
-
梅花祭は昨日(2/25)で芸妓さんなど綺麗どころが野点を披露したらしい。豊臣秀吉の北野の大茶会を記念したものだが、野点の拝服には何やかやで1500円もかかるそう。見物はしたかったな。
-
-
本殿は1607年豊臣秀頼の造営になる。桃山建築の粋とのこと。この人たちは何故並ぶ?拝むだけなら、賽銭箱は横長なのに。
-
-
天王寺駅よりJR線にて仁徳天皇陵に向かう。下車駅は三国ヶ丘で関西空港行きの快速で3駅目10分、210円と安い。
-
広大な敷地で1周するにも1時間以上かかる。堀は三重になっているというが見えているのは2番目の堀。目の前で大きな鯉が空中高く飛び上がった。水は流れなくよどんでいて汚い。酸欠なのだろうか。
-
他に亀も多数生息している。この鳥はウか?
-
参拝所、でも特に何もありません。前方後円墳の前方部(南)にある。ここにはボランティアの解説者がいて、「甲子園球場何個分の敷地だからプロ野球の全試合ここで開催できる」との説明。堀や山があるのにどうやって野球やるんだろう?
-
近くに堺市博物館があるので行ってみる。入口に千利休の像。折から「利休にたずねよ」公開記念の展示開催中。65才以上は無料で私も初めてその恩恵にあずかる。入場料は200円也。
-
堺市博物館にある茶室黄梅庵;今井宗久ゆかりの茶室で非公開
-
もう1軒の茶室伸庵。20人収容の立礼席で抹茶をいただける。
-
利休の古印が押された干菓子と抹茶、これで300円と安い。
-
すぐそばにある大仙公園日本庭園。立派な庭園でこれからの季節いろいろな花で楽しめそうだ。
-
狐山古墳、仁徳天皇陵のすぐ側にあり陪塚の一つ。地図で見たときはたくさnある古墳を全て見てやろうと思ったが、ここまでで十分疲れた。三国ヶ丘駅に戻る途中の「魚太郎」(安くてボリュームある和食の店)で昼食とビールでくつろぐ。その後、大阪に戻る。
-
中之島を歩く。途中、関西電力を囲んで抗議する人々を見た。
-
国立国際美術館。嬉しいことに、シルバー世代は通常展は無料で入れる。展示は全て地下で3階まである。
-
翌日奈良へ向かう。宿で自転車を借り国立博物館へ向かう。お水取りの特別陳列を見る。表面に見えるのは「お松明」だけだが、実は様々な伝統と厳しい修行があることを知る。次いで展望スポットとして有名な県庁の屋上へ行く。今日は土曜なので1時から公開。内部には働く人は誰もいない。さすがは県庁、公務員の鏡。
-
県庁屋上より興福寺を臨む。
-
私が初めてお水取りに付いて知ったのは、黛敏郎やシュットクハウゼンらの現代音楽を通してであった。そういった作品中でどんな音響となっていたのかは今となってははっきりしない。ごく最近まで、お水取りという行事の具体的内容は全く知らず、夜中に井戸から水を汲み上げ、読経することかと思っていた。
最近になって、この行事はタイトルとは裏腹に、巨大な松明を掲げて古い木造の寺の廊下を走り回り、火の粉を振り落とすという狂気じみた所業であることを知り、古都の春を先触れする行事ということなので見物しようと思い立ったわけである。
3月1日は初日で午後からしとしとと雨が降り出し気勢がそがれる。それでも5時半にJR奈良駅からバスで出発する。天気のせいか、バスは空いており、道路も平常。東大寺近くのバス停で降りて歩き出してもその印象は変わらなかったが、駐車場のそばを通ると10数台に登る観光バスの姿、やはり来る人はもう来ているのだ。舞台からはかなり遠くに佇む。ここでは火の粉を浴びる心配はない代わりにご利益もない。
傘を差して待つこと40分ほど、屋根付きの登り廊下に赤い火が見える。7時に会場を照らしていたライトは全て消された。一斉に傘をたたむ。予想よりはるかに大きい松明の炎が走り出す。木の燃える芳香も漂ってくる。聞こえてくる掛け声、床を踏み鳴らす音が、ちょうど歌舞伎の間を詰めていくリズムで響く。人によっては太鼓のようにも聞こえたらしい。舞台の右端に到達した松明は屋根よりも高く掲げられ、やがて突き出されクルクル回されて、下に火の粉を撒き散らす。それは決して細かなものではなく、落ちてもしばらく燃えているほどで、直接受けるとかなり危険に思える。やがて左端から次の松明が出現する。火の散り方は1本ずつ違い、前のものより見事だと歓声が上がる。
私は写真を取り続けた。しかし小型デジカメではうまくいかなかった。軽すぎるためしっかり構えることができないし、ストロボは遠すぎて届かず、近くの広げられた傘ばかりが鮮明に映る。肝心の炎や松明は流れてしまい、手ぶれも加わってパソコンに入れても全てゴミ箱行きと相成った。重さを忌避して、一眼レフを持ってこなかったことを後悔。
30分ほどして10本目の松明が燃え尽きるとお開きとなり、ライトが点灯され、警察の「ゆっくり帰れ」という放送が流れる。多くの人はまだ何かを期待してか、すぐには立ち去らない。私は、はじにいたせいもあり、すぐに雑踏を後にし、東大寺の境内を抜けると、臨時バスが待っていて素早く帰還することができた。 -
最終日。大和郡山は城下町で、近鉄線が城の敷地すれすれに通っているのに心引かれていた。今日の午後の新幹線まで時間ができたので、行ってみることにした。
-
大手門。豊臣秀吉の弟秀長が居城としたことで有名だ。
-
これは天守閣ではない。やぐらです。
-
これは梅か桃か、それが問題だ。
-
この町の名産は金魚だそうな。
-
つわ者どもの夢のあと。この上に天守閣があったのでしょうか。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
奈良市(奈良) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
27