2014/03/08 - 2014/03/09
48位(同エリア562件中)
鼻毛マンさん
keiさんの八幡平の温泉と夏油温泉の旅行記を見て、ふつふつと温泉に行きたい気分が大きくなってきた。
そんな中、どういう訳かじゃらん限定の1000ポイントが付加された。
このじゃらんポイントは3月31日までの限定ポイント。
妻にこのポイント使って温泉に行こうよ!って言ったら、予想に反してOKの返事。
うーん… どこにしようかなぁって調べて浮上したのが日本最古の湯である湯の峰温泉。
よし。
週末は湯の峰温泉で温泉生活だ!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- じゃらん
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-
自宅のある堺から国道26号を介して有田へ。
有田は言わずもしれたみかんの一大産地。
出荷忙しい12月に田村を訪れると、極限まで甘く食べるとぷちぷちする新鮮な食感を味わえるみかんを手に入れることができる。
しかし今は3月。みかんの出荷時期は終わっている。
素通りしようと思っていたら、妻がデコポンが欲しいと言い出した。
言い出したら抑えることが難しいため、国道沿いの直売所でデコポンを購入。
驚いたことに、この直売所ではみかんがまだ売られていた。
試食してみるとなかなかいけるので300円で買ってみたが、買ったみかんはう〜んという感じ。
やはり収穫時期のものだけ買うに限る。 -
国道26号線を進むと次に現れるのは醤油発祥の地である湯浅。
湯浅には樽を持った造り醤油屋が3軒あるようで、もっとも著名なのがこの(有)湯浅醤油。
モンドセレクション金賞に輝き、フランスの三ツ星レストランからわざわざ買い付けに来るそうだ。
生産量が限られているため、売り先を選ぶことができるという。
技術大国日本が生き残るためのヒントがここにあるように感じた。
少し心配なのが、醤油樽を作る職人が関西にはいなくなってしまったことだろうか。
ぜひ、これからも続けていって欲しいものだ。 -
国道424号線に乗り換えて進むと一つ目の日本一が現れる。
それがヤッホーポイント。
何を以って日本一としているかは不明だが、恐らく日本で一番ヤッホー度が高いところなのだろう。 -
ヤッホーポイントへは、駐車場からこのような豪快な橋を渡ってえっちらほっちらと進む。
-
すると、こんな地点に到着。
この足マークのところに立って、向こうの山に向かって「やっほ〜」というと、1秒後くらいにやっほ〜って音が跳ね返ってくる。
解説を読むと、向こうの山まで300mくらいがいちばん跳ね返ってくるのだそうだ。
解説を読み進めると、どうやら森のくまさんを大声で歌うといい感じだって書いてあったので早速トライ。
あるぅーひ! …ある〜ひ… もりのなかっ!! …もりのなか…
妻が車酔いで車で待っていて独りだったのだが、独りでやってこれほど虚しいものはない。 -
ヤッホーポイントで充実した時間を過ごし、一路湯の峰温泉へ。
途中、道の駅で熊野サイダーをゲット。
熊野サイダーはご当地サイダーの一つで、"梅・みかん","しそ","じゃぱら"の3種類が売られている。
昨年"梅・みかん"を買い後悔だけが残るという大失敗に終わったため、ここでリベンジ。
今日はしそをチョイス。
うん。うまい!
熊野サイダーを買うならしそ味をチョイスすることをお奨めしたい。 -
湯の峰温泉へは、山形県肘折温泉に行くときのような道を通ってゆく。
山を越えて、川が流れている谷に向かって細い道を進むと到着する。
温泉に共通する地形なのかもしれない。湯の峰温泉 温泉
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ここが僕らが本日お世話になる民宿あづま屋。
外観だけで判断するとマイナス感情を表す人が多いかもしれない宿だが、コストパフォーマンス抜群の宿だ。 -
この温泉が二つ目の日本一。
何が日本一かというと、湯の峰温泉は日本最古の湯と言われている。
ここは熊野本宮大社への熊野古道の道沿いの温泉であるため、恐らく古くから記録が残っているということで最古と認められたのだろう。 -
宿にチェックインしたら、温泉街散スタート!
-
そして、この旅館があづまやの本館。
こっちは一泊一人2万円くらいするからとてもじゃないけど泊まれない。 -
神社と共同浴場のある中心地。
近くの売店で生卵を2つ買って川っぺりへ。 -
川っぺりには、温泉が湧き出すところがあって、みんな卵やさつまいも、得体のしれないものなど、様々なものをゆでている。
僕らもさっき買った卵を入れて待つ。 -
湯の峰温泉の噴き出し温度は90度。
温泉たまごにするには熱すぎる。
11分で半熟、13分で全熱だという。
やはり日本人なら間をとってここは12分待ちたい。 -
12分待ったら近くの水道で卵を冷ます。
妻曰く、ここで流水で冷ましきらないと、皮をむくのが難しくなるそうだ。 -
ゆでた卵を食べてみると、12分はゆで過ぎだということがわかった。
明日またトライしよう。 -
これが世界遺産に登録されているつぼ湯。
つぼ湯は貸し切り制で、共同浴場チケット売り場でチケットを買って番号札をもらう。
確認すると、3組み待ちだったので、夜にまたトライ。 -
つぽ湯のすぐ隣を通っているのが本宮大社までの熊野古道。
本宮まで3.4Kmなので、昔はここで泊まって本宮参拝していたのだろう。 -
5時になったので風呂に入るため宿へ。
-
そして僕ら宿の部屋。
ハンガーが一つしかないのが不満だけど、その他はいい感じ。 -
宿のお風呂。
この日は3組みしか宿泊者がいなかったので、夕食前のこの時間で独り占めできた。
源泉かけ流し。湯船の大きさもちょうどいい。
温泉は空気に触れた瞬間から錆び初める為、湯船に注ぎ込む量に応じた大きさの湯船でなければならない。 -
6時になると夕食。
料理は旅館あづまやの料理人が来てているため民宿の料理とは思えないものが出てくる。
てんぷらも揚げたてなのがいい。 -
部屋で一休みした8時半。
つぼ湯にトライしに共同浴場へ。 -
しかし、残念ながらの2組み待ち。
仕方がないため、旅館あづまやの風呂に入ることにする。
民宿あづまやの宿泊客は、旅館あづまやのお風呂にも入ることができる。
ここからはサミュエルさん口調で論評を。
鼻毛は民宿あづまやの方が優れていると見た。
なぜならば旅館あづまやに泊まると、民宿あづまやの風呂に入ることができないからだ。
民宿あづまやに泊まると旅館と民宿両方の風呂に入ることができる為お得である。旅館あづまや 宿・ホテル
-
翌朝5時半置きして共同浴場へ。
既にひと組待っていた。 -
つぼ湯のチケットを買ってつぼ湯へ。
チケットを買うと、番号札がもらえる。
僕らの番号札は2番。 -
1番の人が出るまで、この辺で待つ。
外は寒いけど、温泉で出ているためか、我慢できないほどではない。 -
6時20分、1番の人が出てきた。
ひと組30分の時間制限があるが、少し早く出てきてくれた。
2番の札を入り口に掛けて入湯。 -
つぼ湯の中から入り口に向かって撮影
-
次は入り口から撮影。
-
ああ〜 いい湯だぁ〜
前記した通り、温泉は空気に触れた瞬間から錆び初める。
そのため、温泉として最も良いのは底から湧く湯。
そして、必要以上に大きくない湯船。
つぼ湯はこの2つを兼ね備えた温泉だった。
一人が入るのにちょうど良いくらいの大きさしか無い湯船に、2〜3分すると熱くて埋めなければならないほど底から湧き出て来る温泉。
掘削せずに底から湧く天然温泉は、日本に数えるほどしかない。
この温泉は、その数少ない温泉の一つだった。
そして、この湯船の大きさは間違いなく日本一小さい。
観光開発の波の中、この湯を守ることがどれほど大変なことなのかは想像に難しくない。
この湯が世界遺産に登録された理由はそこにあるのかもしれない。 -
宿に戻って朝食。
うまい!
3杯も食べてしまった。 -
つぼ湯は一人750円と高価だが、特典がひとつ付いてくる。
それは、一般共同浴場かくすり湯か、どちらに無料で入れる権利。
一般共同浴場は地元の人が入りに来ている湯だが、源泉50%、水50%の配分。
くすり湯は源泉100%を冷ました湯でさまし湯とも呼ばれている湯。
くすり湯は源泉100%だが、冷ましているため空気に触れている時間が長い。
まー、でも、源泉100%と聞くと、やっぱりくすり湯だなぁ〜。
って入ったのがこの湯。
う〜ん…
妻がこのように総評していたのが興味深い。
1位: つぼ湯
2位: 民宿あづま屋の湯
3位: 旅館あづま屋の湯
4位: くすり湯 -
外に出ると、日曜日のこの日は小さな朝市が立っていた。
-
僕らは昨日のゆで卵のリベンジ。
今日はきっかり10分。 -
おお!
いい感じの半熟。
湯の峰温泉でゆで卵を作る際は、10分で。 -
結局4回も風呂に入ってしまいさすがに疲れた。
宿を後にして、車を一路大阪へ。
写真は十津川温泉の道の駅。
足湯をバックにここで買った熊野じゃばらサイダー。
極めて特徴的な香りと飲み口は、好きな人にはたまらなく思えるかもしれない。
僕には深い後悔だけが残る一品であった。道の駅 十津川郷 道の駅
-
十津川村というと、日本一と言われている谷瀬のつり橋が有名。
しかし、谷瀬のつり橋は人がたくさん来ててしかも有料。
あと、補強したのかわからないが、つり橋自体がしっかりしてて、全然揺れなくてつり橋っぽくなく好きじゃない。
そこで妻に僕の好きなつり橋に案内したのがこの林橋。
ここは人はいないし、歩くと揺れるしつり橋の代名詞にしたいような The つり橋。
ぜひ、訪れてみて欲しい。 -
この道は、日本一走行距離の長い路線バスも通ってる。
このバスで五條から日本で一番早く源泉かけ流し宣言を出した十津川温泉に泊まって、翌朝熊野本宮大社へ熊野古道を歩いて参拝し、日本最古の湯の峰温泉に泊まり世界遺産のつぼ湯に入る。
そんな旅もいいなぁって改めて感じた、そんなちょっといい旅でした。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- kurokoさん 2014/03/11 21:50:30
- やまびこ
- 「“京阪乗るならおkeiはん”のブログを見て」という書き出しだったので、
てっきり東北進出だぁ!と思ったら、ちょっぴり騙されました。
騙されたと言えば、あぁ… 晴子さん。なぜなぜ。とほほ?
なぜだぁー!! …ある〜ひ 噓だー!! …もりのなか…
ぼくは原産地が九州なので、温泉には頻繁に入っていたのに、最近は
遠ざかっちゃいました。お風呂と言えば、毎土日が“焼却場の湯”
ゴミ焼却の余熱を使って沸かす湯なので、タダです♪
じいちゃんばあちゃんとの話が、楽しかとです。
どうしたらタダで温泉に行けるかなぁ?
また今度、教えておkeiさん♪のコーナーで訪ねてみようかな。
- 鼻毛マンさん からの返信 2014/03/11 22:29:38
- タダで温泉に行く方法
- 小保方晴子さんの衝撃ニュースが飛び交う中、kurokoさんはどのような営みを育んでいますでしょうか。
僕は小保方さんは悪くない。理研のお偉方が焦って急がせたのがすべての原因であると既に結論付けています。
僕も以前論文を書くことがありましたが、使いまわしや加工などプライドが許さず、100%オリジナリティでまとめていました。
小保方さんがそんなことする訳がなく、理研のお偉方が「いいんだよぉ使っちゃえばぁ」って感じだったと僕の中では結論済です。
さて、真実は如何に。
“京阪乗るならおkeiはん”とじゃらん1000円限定ポイントをきっかけにしたこの湯の峰温泉とヤッホーポイント。
てっきり東北進出だと思ったkurokoを騙すための伏線だったとは思いもしないことだったことでしょう。
僕はkurokoさんを騙したので、小保方さんを信じることができました。
ありがとう。
kurokoさん九州出身とは意外でした。
九州、特に福岡と佐賀は美人が多い県として有名で、kurokoさんのお姉さん好きはここから育まれたのかもしれません。
僕は埼玉で何不自由なく育ち、小さい頃に連れていかれた新潟の温泉旅館の素晴らしさに感銘を受け、ついに南極まで行くようにすくすくと育ちました。
確か福岡からプサンまで国際フェリーが出てたように気がしてて、そのフェリーで韓国に行ってみたいと密かに考えています。
あと九州と言えばやはり長崎と佐賀。なぜならばこの二県は僕がまだ訪れていない県だからです。
軍艦島と呼子のイカ食べにイカ無きゃ。
さて、本題に戻ります。
タダで温泉に入る方法。
簡単です。
焼却場の湯に毎日通いつめて、じぃちゃんばあちゃんと親密な関係になります。
頃愛を見計らって「温泉行きたいなぁ」と切り出してみます。
もちろん個別会計であることを前提に。
すると、仲良くなったじぃちゃんばぁちゃんが、いいよあんたの分くらいわたしが出したげるわよとなるわけでございます。
じぃちゃんばぁちゃんと楽しく会話しながらタダで温泉に行ける。
そして、じぃちゃんばぁちゃんからは感謝される。
さらには人徳という素晴らしい価値も加算される。
これぞまさしく一石四鳥!
自分で書いてて惚れぼれとしました。
この作戦をkurokoさんの両親に行ってみると、追加で親孝行という人徳までプラスされます。
最近少しづつ春が近づいてきたのか、梅の花があちこちでみられるようになってきました。
お気に入りの服屋さんから10%割引券が届いたことだし、今週末は買い物しなきゃ。
それではお互い日々を健やかに過ごしてゆけるようがんばっていきましょう。
- kurokoさん からの返信 2014/03/11 23:22:49
- バベルの塔
- そうですかぁ。
ボクの勘では理研にはあまりよくない意味で、そんな大胆なことを言える人はいないと思います。いずれにしても真実に一番近い晴子さんは勿論、理研、共著者、ネイチャーあるいはマスコミにはそれぞれの立場で重大な責任があると思います。何よりも今は真相の説明責任が。
仮に写真や記載内容が、使いまわし/盗用だったとしても、核心のSTAPだけは事実であって欲しい。
そうでなければ、それこそこそが、最初に論文をリジェクトしたレビュアーが言った通り、神への冒涜だと思います。
- 鼻毛マンさん からの返信 2014/03/12 00:08:36
- だいじょうぶです
- STAP細胞自体が実は嘘でしたというものなら、あれたけ権威のある複数の人が賛同することはありません。
ただ少し急ぎ過ぎただけだと僕は信じています。
そして少し時間を掛けて論文を完璧なものに仕上げることが、いまやるべきことだと僕は思います。
しはらくは外野がうるさいけど、めげずにがんばって欲しいです。
しかしさすがは世界遺産登録のつぼ湯。
つぼ湯からまさかこんな話に発展するとは思いもよらなかった。
小保方さん、僕と一緒に温泉いきましょー。
-
- ウェンディさん 2014/03/10 23:04:31
- 春の色
- こんばんは。
今年は3月に入ってもなかなか上空には冷たい空気が居座り、春はもう少し先のようですね。そんな時には体がホカホカになる温泉が一番!
奥さまとタップリと温泉情緒を味わった様子が伝わってきました。
そして、林橋。
吊り橋もスリリング感満載で面白そうですが、十津川の色が上流の山の雪解け水を含む春の色。
そんなところから、春を感じました。
- 鼻毛マンさん からの返信 2014/03/10 23:44:16
- あぁ〜 そうかぁ〜
- こんばんわ!
なるほどー。
僕はなぜ川の色が春先になるとこんな深い緑色になるか不思議に思ってましたが、そうですね。
あの深い緑色は、カナディアンロッキーの氷河湖の色に似てるってことに気づきました。
氷河湖の水には氷河が削った様々なものが乱反射して深い緑色になるって解説を読んだことがありますが、もしかすると同じ原理なのでしょうか。
ウェンディさんのコメントに、僕もほっこりしました。
林橋はぜひウェンディさんと一緒に渡ってつり橋効果を実感してみたいけど、きっと全然平気でつり橋効果がまったく無いだろうなぁって思います。
それでわ!
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