2014/02/11 - 2014/02/11
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Tam-Kさん
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我が国の現在美術を代表する画家のひとり、横尾忠則氏の故郷、兵庫県西脇市の岡之山美術館にて現在開催中の篠田守男展「重力の恩寵」を鑑賞してきました。岡之山美術館は、横尾忠則氏の作品展示を目的に、JR加古川線日本のへそ公園駅脇に1984年に建てられました。現在ここは、この地方における現在美術の展示拠点とも言うべき場所でとなっています。また、ここは西脇市は、子午線の交わる町としても有名で、実は日本の標準時とされる明石天文科学館は北緯が少し足りず、実際に東経135°北緯35°の交じわっている地点はさらに北、ここ西脇市の岡之山にあります。この位置には現在JR加古川線の駅と共に「日本のへそ公園」が整備され、公園内には巨大なヘソの形をモチーフにした科学館なども整備されています。
現在この岡之山美術館で開催されている「重力の恩寵」は、アルミニウムやステンレスの金属材とピアノ線にようなラインで構成された作品で、あたかも鉄骨構造物が宙に浮かんでいるように見える、とてもユニークな彫刻作品です。これは彫刻というよりも科学的な構造物という方が形容としては当てはまる気さえします。それ故、理系人間の私のような人間にとっては、その原理を見極めてみようとついつい長時間観察してしまう、とても興味深い作品でした。
また、岡ノ山美術館での作品鑑賞の後、現在では廃線となっている旧国鉄鍛冶屋線の旧駅舎が当時の列車と共に保存されているということを聞き、こちらも訪れてみました。ここで偶然見つけた「コヤノ美術館」、ここは偶然目に止まって入ってみたのですが、想像だにしない驚きの収穫が有りました。
以下に最近の現在アート関連の旅行記を示します。
今年初の初アート、兵庫県立美術館パリ・ポンピドーセンター展「フルーツ・オブ・パッション」と安藤忠雄氏講演会
http://4travel.jp/travelogue/10855370
神戸ビエンナーレ
http://4travel.jp/travelogue/10826552
六甲・ミーツ・アート
http://4travel.jp/travelogue/10814589
瀬戸内国際芸術祭2013、秋の会期
http://4travel.jp/travelogue/10821577
芸術祭後、秋の豊島
http://4travel.jp/travelogue/10832216
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
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岡之山美術館の入場券と篠田守男展「重力の恩寵(Grace of Gravity)」の小冊子、そして日本のへそ到達証明書です。この証明書は岡之山美術館で100円で発行して頂けます。
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イチオシ
岡之山美術館の全景です。
西脇市のHPです。
http://www.city.nishiwaki.lg.jp/shisetsuannai/bunkacommunityshisetsu/1359280111945.html岡之山美術館 現在美術を展示する小さな美術館です。 by Tam-Kさん西脇市岡之山美術館 美術館・博物館
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この美術館の隣にはJR加古川線の日本のへそ公園駅があります。
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「日本へそ公園駅」
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列車は電車が走っていますが、1〜2時間に1本程度しか運行していません。この時は偶然到着列車に出会うことができ、ラッキーでした。
日本へそ公園 公園・植物園
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正面から見た岡之山美術館、左側の壁に壁画が描かれてあります。
岡之山美術館 現在美術を展示する小さな美術館です。 by Tam-Kさん西脇市岡之山美術館 美術館・博物館
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岡之山美術館の正面にある、横尾氏の巨大壁画です。
岡之山美術館 現在美術を展示する小さな美術館です。 by Tam-Kさん西脇市岡之山美術館 美術館・博物館
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それでは中に入ってみます。
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「重量の恩寵」岡之山美術館HPです。
http://www.nishiwaki-cs.or.jp/okanoyama-museum/exhibition/000505.html
作品は2階の3つの部屋に展示されています。
この美術館は3両編成の列車をイメージし、3つの展示室とその展示室の間の連結部分に吹き抜けの空間を配した構成になっています。岡之山美術館 現在美術を展示する小さな美術館です。 by Tam-Kさん西脇市岡之山美術館 美術館・博物館
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最初の部屋と隣の部屋の間にある吹き抜け空間です。
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1回部分に降りて下から見上げた状態です。
1回はブルーに白の水玉があしらわれた少し神秘的な空間となっています。
この部屋のそこには水溜りが有り、その中央部分位2回から吊り下げられたお守りがぶら下がっています。この重りは2階部分から滑車でつながれ、これを動かすことで上下でき、水の中に沈めたり、上げたりすることができます。これもひとつの重力の表現でしょうか。 -
館内では建物の撮影はよいのですが作品の撮影は遠慮くださいとのキュレーターさんからの注意がありましたので、今回の展示のポスターを代わりに載せます。
篠田守男氏の重力の恩寵・Grace of Gravity
このポスターに描かれた門型の構造物は2つめ、真ん中の展示室の真ん中に展示されていました。
篠田氏のHPです。
http://www.morioshinoda.jp/ -
ポスター裏面の写真でもわかるように、この作品は大きな門型の構造物とその門型の間の部分に置かれた2本の支柱からできています。上部の大きな門型は、真ん中の2本の支柱から支える構造物が一切なく完全に宙に浮いた状態となっています。周囲を回ってぐるりと眺めてみても門型と2本の支柱は全く接していない、かといって門型を上から吊り下げているようなこともない。一瞬マジックのような、重力を感じさせないといった、とても不思議な作品です。これは、ポスター裡面の下側の写真、これは小さめの作品ですが、こちらも支持構造物がない状態で空中に浮かんでいる。先に書いた門型の作品同様重力を感じさせねい作品となっています。
しかし、ゆっくりと鑑賞というよりも、念入りに観察しているうちのそのカラクリに気づくことができました。
一件宙に浮いた中心構造物、実はこれらはその構造物の最下端部にあたる部分、その先端にワイヤーが取り付けられており、このワイヤーは支柱の最高部につながっています。つまり、支柱最上点と宙に浮く中心構造物の最下端部の釣り上げるような構造となっており、これによって支持されている。また、中心構造物の最下端部に支持柱上端から来ているワイヤーはそこから更に支柱の下方に接続されることによって中心構造物の安定化をはかっている。このような構造がこの作品「重力の恩寵」の基本構成のように感じました。とても興味深い作品、素晴らしいアイデアだと思います。 -
ここでの展示は重力の不思議を感じさせてくれる、工学的な興味という点でもとても面白い作品でした。篠田守男氏については今後も注目してみたいところです。
次に瞑想の間に入ってみたいと思います。
建物の右に突き出した三角屋根の小部屋が瞑想の間です。 -
瞑想の間の入口です。
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瞑想の間
天井は三角屋根であり、何となくピラミッドパワーのような力を感じれるのでしょうか、、、
ここで座り、心穏やかにしばし佇んでみました。
静かでとても落ち着ける空間になっています。 -
2階の展示作品を鑑賞した後、1日に降りてみました。横尾忠則氏のポスターがたくさん置かれてありました。
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1階のショップです。
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今回展示の「重力の恩寵」とその横に神戸の横尾忠則現在美術館で今、開催されている「昭和NIPPON」のポスターがならんで貼ってりました。
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ショップから外に出ると正面にギャラリーがあります。
岡之山美術館、横尾忠則氏の作品展示から始まり、現在ではさまざまな現在美術の展示が行われている小さな美術館、小さいながらも低価格であり、充実した展示でした。前回は横尾氏の友人ということで写真家アラーキーの作品展示が行われていたそうです。次回の展示にも期待してみたいですね。 -
岡之山美術館での鑑賞の後、隣の日本のへそ公園にも寄ってみました。向こうに見えるのが西脇私立経緯度地球科学館テラ・ドームです。
テラドームのHPです。
http://www.nishiwaki-cs.or.jp/terra/ -
この円形の巨大な建物はへそをモチーフにしているのでしょうか、、、
この中はプラネタリュームだそうで、時や宇宙に関する展示や天体望遠鏡による観測会なども行われているようです。にしわき経緯度地球科学館「テラ ドーム」 美術館・博物館
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イチオシ
テラ・ドーム横に建てられた12星座のモニュメント、この先に経緯度の交差点があります。
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この日はもうひとつ、旧国鉄鍛冶屋線の廃線跡に列車や駅舎が展示されていると聞き、こちらも訪ねてみました。
鍛冶屋線跡の旅行記です。
http://4travel.jp/travelogue/10863511
ここではこの中、旧市原駅前で偶然見つけたコヤノ美術館について、アートつながりで載せていきたいと思います。
旧国鉄鍛冶屋線、市原駅記念館、駅舎の先に気動車(キハ30)が2両保存されています。
旧駅舎が記念館として保存されています。
内部はかっての現役当時の写真などの資料が展示されています。 -
イチオシ
気動車の外面にはかわいい楽しそうな絵が描かれていました。
地元出身の漫画家さんが描かれたそうです。 -
上の写真の踏切を渡った正面にコヤノ美術館がありました。
かっての豪農のお屋敷だったそうで、鍛冶屋線の建設もこの屋敷の主人が主導して進められ、自宅前に駅が設置されたそうです。昔のお金持ちは桁が違いますね。豪気です!
コヤノ美術館のHPです。大阪に本館があり、ここは西脇館になるそうです。
http://www.koyafron.co.jp/museum/index.html -
このお屋敷は、江戸時代の庄屋さん、多くの小作農家を従えていたようですがそれだけでは大した富は得れない、やはり金貸しを合わせて行っていたことで大きな財を蓄えていたようで、明治以降は地元の金融機関の立上げなどにも絡み、更に大きく成長していったようです。儲かるにはいつの時代も金融なのでしょうか、、、
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それでは豪農のお屋敷の中を見てみたいと思います。
中に入ると館長さんがおられ、全体を案内して頂けました。とても親切で丁寧に説明頂き、とてもためになりました。
館長さん、ありがとうございました。 -
玄関を入ってすぐ右側、三間続きの座敷となっています。
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お座敷からお庭を眺めます。
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2階に上がるといろんな展示があります。
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ここには色とりどりな美しい着物がたくさん展示してありました。
鮮やかで、とても華やかです。 -
母屋裏手の中庭、正面の2階建てが昭和初期の建築、左が大正期のモダンな造り、右が土蔵です。
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昭和期の建築の2階から中庭を見下ろします。
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大正期の建物の中にある応接間、モダンな造りです。
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土蔵2階の展示室、昭和の後半頃に金融機関で配られたプラスチックの人形型の貯金箱がたくさん展示されていました。
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お茶の間の囲炉裏、
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土間、ここは天井が吹き抜け、とても広く開放感のある空間です。
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土間のはしに衝立のようなのがあります。
館長さんにこの裏を覗いてごらん、と言われ、、、 -
とんでもない写真を発見してしましました。
龍馬、西郷、大久保、小松帯刀、中岡慎太郎、岩倉具視、高杉、大隈、、、幕末の志士が一堂に会しています。
その時代、蛤御門の後、桂小五郎が一時ここで身を潜めていたことがあったとか、歴史のロマンを感じさせますねぇ〜、、、 -
コヤノ美術館、ここは大阪のカー用品関連会社が運営されているようです。
http://www.koyafron.co.jp/ -
この豪農の建物のだけでも見ごたえが有りますが、展示されているものもバラエティーに富んでおり、宝箱のような空間でした。偶然見つけて入ったのですが、想像以上の充実した空間にとても満足できました。
ここはお勧めです。 -
最後は、西脇市の超有名店、播州ラーメンの元祖、西脇大橋ラーメンに寄ってきました。甘味が特徴のスープ、とても美味しく頂きました。
西脇大橋ラーメン 元祖播州ラーメンのお店です。 by Tam-Kさん西脇大橋ラーメン グルメ・レストラン
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