ドイツ・クリスマスの周遊記８

2013/12/06 - 2013/12/06

２０１３年１２月にドイツを周遊した旅行記です。冬のヨーロッパは日が短いので、ちょっと観光には向きませんが、１２月は別の楽しみがあります。１１月の末から各地で始まるクリスマスマーケット。すぐに日の暮れてしまうヨーロッパに、夜ならではの美しい夜景を引き立たせる露店と遊園地。寒くてもウキウキ・ワクワク！グリューワインと呼ばれるホットワインも美味。クリスマスにしか食べられないお菓子も美味。ビール樽をテーブルに飲み交わす人々も楽しそう。そんなドイツの冬の旅を、ちょっと駆け足のツアーで訪れました。「ちょいと鉄」の私は、ツアーから離れてＩＣＥにも乗車。ケルン中央駅は「鉄」にとっては、最高の場所。
ツアーのコースはシュバンガウ・ローテンブルク・ニュルンベルク・ドレスデン・ベルリン・ビュルツブルク・ハイデルベルク・ケルン・フランクフルトです。
私の旅行記は、ガイドブックのような観光名所だけではなく、実際に行って見た状況を地道に語って行きたいと思っています。これから訪れる方の、参考になればと思います。限られたスペースなので、敢えて長い観光地の説明文は添付しません。それらはガイドブックの仕事ですから。

エリア マイセン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.0

• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

マイセンの街の北側にある丘の上に、アルブレヒト城があります。
右手はエルベ川。写真は、バスが信号待ちをしている時に撮りました。
ツアーは、マイセンの街には立ち寄らず、一路マイセン磁器工房へ向かいます。

マイセンの町並み。古い小さな街のようです。
マイセンの駅は、エルベ川の右岸にあるので、こことは対岸になります。
そちら側は、新しい町なのかもしれません。
マイセンの磁器工房は、町外れにあり、マイセン駅より一駅西側のマイセン・トリビシュタール駅からなら歩けるようです。

マイセン磁器工房。華やかなマイセンには似合わず、シンプルな外観です。
ここでは、マイセン磁器で作られたパイプオルガンのコンサートを聴き、博物館を見学し、
工房の見学をすることが出来ます。入館時にそれぞれの開始時間を確認することが必要です。

マイセンのマークの変遷。少しずつ変わっているので、マークを見るといつの年代のものか
わかるそうです。

マイセン磁器で作られたパイプオルガン。
パイプ全部が磁器なのではなく、前面に見えている２０本くらいだけだそう。
あとは、金属パイプで、奏者の左側にある黒いつまみを押したり引いたりして、使用するパイプを調節できるそうで、このつまみを引いたら磁器のパイプの音ですと、説明がありました。
パイプオルガンで演奏される曲は、その性格上、宗教音楽が主なので、
クラシックとはまた別の曲調です。

博物館入り口。館内が暗いので、素晴らしい作品が綺麗な色で撮れません。

繊細で、ツルツルで、硬そうで、とても脆そう。身近で使うなんて、考えられません。

ガラスケースの中なので、平皿はこんな風にしか撮れません。
色使いが素晴らしい逸品です。

さすがはマイセンといったところでしょうか。
食器というよりは、彫刻。芸術作品ですね。
ガラスに反射して、背後の空調機器が写ってしまいました。

本当にため息の出るような繊細な作品ですね。いったいどうやったら、こんなに細かく作れる
のでしょうか。すずらんの一輪一輪の花まで精巧です。
日本（横浜）の真葛窯でも、このような飛び出すような立体感あふれる陶器を排出しました。
これ程、精巧ではなかったにせよ、相通ずる物があると思います。

ものすごく素敵な作品です。ただ、これは世界の陶器のコレクションなので、
どこのものかはわかりません。

マイセンの正規品のショップにある商品です。
お向かいには、アウトレットショップもありますが、それでも簡単に手の出る値段ではありません。

アウトレットショップの陳列品。ティーカップのひとつも欲しいなとは思うのですが、
ソーサー１枚のカップで２４６ユーロから、ソーサーが２枚ともなると６９５ユーロ。
更に金彩が多いと一桁上がって１，７１５ユーロ！！！
卵立てで１１４ユーロ。これらは２０％ＯＦＦのお値段です。