2013/12/26 - 2014/01/04
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ブエノスアイレスに訪れて感じたのは、「落日のブエノスアイレス」。経済情勢が悪さを感じたのは、気温38度を超える真夏日にもかかわらず、公共施設、とりわけ空港では全くエアコンが機能していなかったこと。そして街の荒み・・・。落書きが多く、若者が徘徊する姿を見ると、少し怖さすらも感じた。少なくとも隣国チリと比べると、国の安定感はチリの方が上だと感じた。
ブエノスアイレスは美しさを持ち、まるでパリを彷彿させるようなおしゃれな街並み、そしてエレガントなオーラ。「かつてのブエノスアイレス」の発展ぶりを容易に想像できる街並みだけに、現在のその姿や力を持て余したブエノスアイレスに少しがっかりしたものがあった。私はブエノスアイレスに数泊しかしていないし、中東欧のように私の専門領域でもないので、あくまでも感覚的な印象でしかない。一片しか見ていない私が「落日のブエノスアイレス」と片付けるのは乱暴ではあるだろう。しかしそう思わずにはいられなかった。
2013年終わりぐらいから深刻な通貨危機を再び経験しているアルゼンチン、そしてその心臓部のブエノスアイレス。この通貨危機を脱し、経済がよくなればきっと「南米のパリ」はきっとその輝きを取り戻すだろう。
ネガティブなことを書いたが日本が見習うべきこともあった。それは子連れ旅行にとても寛容なこと。これはアルゼンチンに限ったことではなく、チリやブラジルでも同じことがいえるのだが、皆が子連れを助けてくれる。
地下鉄ではサッと席を譲ってくれ、地下鉄の改札はバーを回転させて中に入るがバギーがあると、ゲートを開けて中に入らせてくれる。日本では子連れ側が気を使っているのに、南米では真反対だ。
極めつけはイミグレーションだ。子連れ専用レーンがあり、小さな子連れは優先的に出入国を受けることができるのだ。ブエノスアイレスからウルグアイのコロニアへの往復の航路も子連れと身障者は先に乗り込むことができる。そのためか小さな子連れは南米ではポピュラーで、飛行機の中でもよく見かけたし、子供だから泣くことだってある。それを周りの乗客は全く気にせず、むしろ一緒に泣き止むのを手伝ったりしてくれる。
以前ノルウェーからラトビアに向かう機内でうちの娘が唯一大暴れしたことがあり、この時も周りの人たちもあやしてくれたり、玩具を貸してくれたりと助けてくれた。まさにその光景が南米にあった。
日本社会もこんな寛容なところは見習う必要があるとおもう。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- アルゼンチン航空 ラタム チリ ピーチ航空 ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- エクスペディア
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サンチアゴからブエノスアイレスに戻った。チリからアルゼンチンへの入国は今回の旅行では何と4回目、今度はホテルを変更。宿泊したのはTwo Hotel Buenos Aires, Buenos Aires。セントロに位置し、インターコンチネンタルホテルのすぐ向かいにあり、利便性はとても高い。
http://twohotelbuenosaires.com.ar/リッチは良い by worldspanさんツー ホテル ブエノスアイレス ホテル
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エクペディアで予約した部屋は、扉を開けた瞬間、普通のホテルだなーと思っていたが、左に目を向けると・・・
リッチは良い by worldspanさんツー ホテル ブエノスアイレス ホテル
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部屋は左側に細長く伸びている。さすがデザイナーズホテル。
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デザイナーズホテルだけあっておしゃれな室内。
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部屋のかたちは少し変わっており、横に奥深くなり、角にベッド一台と追加で頼んだベッドが用意されている。
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夕方前からブエノスアイレスの街を散策する。モンセラートからサン・テルモ地区へと伸びる路地を散策、ペルー通り。
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St. Andrew's Presbyterian Church、 1829年に建設。住所は Av. Belgrano 579
http://www.sanandres.org.ar/centro/ -
1773年に建てられたサント・ドミンゴ教会。
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チリのサンチアゴと異なりブエノスアイレスの教会は落ち着いたバロック雰囲気の教会が多い。
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サンテルモ地区の街並み細い路地が走り、昔ながらのブエノスアイレスの趣を残す地区でもある。
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地元の人が訪れるバルや商店が立ち並び庶民のエリアという感じが強い。
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まるでパリの建物用な立派なものもある。
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サン・テルモ地区を貫く小路、デフェンサ通りには典型的なコロニアル様式が多い。バルコニーがあってかつての美しさを忍ばせる。
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大晦日でほとんどのお店がしまっていたが、サン・テルモ地区ではバルや商店が意外と開いていた。ドレーゴ広場でもバルとなっていた。
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1734年に作られたサン・テルモ地区にあるサン・ペドロ・テルモ教会。美しい外観は、ブエノスアイレスんで見た教会の中で最も目を引いた。
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バロック様式の美しい教会
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内部は意外に質素なものだ。観光客も少なく、とても落ち着いた雰囲気。
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その中でも教会の説教台は素晴らしい装飾だ。
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それでも私が訪れた時には日本人観光客が一人訪れていた。有名な教会だけある。
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教会前を走るフンベルト・プリモ通り。石畳に埋まる軌跡。かつてのブエノスアイレスにはこうして多くのトラム(路面電車)が走っていたのかもしれない。モータリゼーション化の流れで埋もれてしまったトラムの歴史を見た。しかし現在トラムは欧州や日本でも見直されている。きっとブエノスアイレスも残しておけば良かったと思う。
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サン・ペドロ・テルモ教会の正面に位置するEscuela dr. guillermo rawson 住所はHumberto Primo 343。1858-1887の間に建てられた、ブエノスアイレス初の医学校
http://www.turismo.buenosaires.gob.ar/es/atractivo/escuela-dr-guillermo-rawson -
サン・テルモ地区の美しい街並みに、こうした落書きは本当にがっかりだった。
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Facultad de Ingenier?・a (Universidad de Buenos Aires)、ブエノスアイレス大学の工学部の立派な建物。住所はAv. Paseo Col?・n 850 。当初はてっきり国の省庁の建物かと思っていた。
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美しい並木通りのパセオ・コロン通り。
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スシ??? パセオ・コロン通りにて。
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パセオ・コロン通りから見た立派な税関。税関の裏には緑あふれる公園があり、市民の憩いの場ともなっている。
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コロン公園からみた大統領府。大きな国旗がはためく。
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大統領府横には地下鉄の駅がある。この乗り場だと、地下までEVがついていて、ベビーカーで降りるのにはとても楽。ブエノスアイレスの地下鉄でEVがついているのは極めて稀。
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大統領府前に広がる綺麗に整えられた五月広場。
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1873?1894年に建設された大統領府。
大晦日の夕方ともなると、観光客すらも全くいない。 -
マヌエル・ベルグラーノ将軍の騎馬像。ベルグラーノは10ペソにも描かれたアルゼンチンの独立運動の英雄。
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大統領府の斜め前には国立銀行の立派な建物がある。
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そして大統領府が面する5月広場の向かいに建つ大聖堂。1827年に建設された。
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整えられた五月広場。ブエノスアイレスで一番の観光名所にもかかわらず、本当に誰もいない。
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その五月広場の向かいに位置するカビルド。独立後にブエノスアイレスの市議会としても利用された。
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五月広場周辺には立派な建物が多い。チリの領事館が入った建物
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大聖堂と五月広場
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左の建物は市役所Palacio Municipal de la Ciudad de Buenos Aires。
http://www.welcomeargentina.com/ciudadbuenosaires/jefatura-casa-de-cultura.html -
五月広場付近の時計塔。まるでミナレットのような建物
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5月広場を中心に放射線状に伸びる道路にはさまれ建物が特徴的な形になっているのがとても印象的。
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5月広場付近に位置するサン・イグナシオ教会。白亜の外観なのですぐにわかる。
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教会内部。
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落書きが多いのは本当に残念だ。
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コロニアル様式の建物。
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今回の旅行は正月にかかっていたので、路上で単語を見ることがなかったのが残念。
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翌朝、ホテルの朝食はバイキング形式。
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ホテルの朝食はそこそこ美味しいが、最初に宿泊したホテルの方が口にあった。
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インターコンチネンタルホテルからピエドラス通理を歩き、アドルフォ・アルシナどおりにある教会、IGLESIA SANJUAN BAUTISTA。
住所はdolfo Alsina 824 -
ピエドラス通りの街並み。
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テラスは素敵だが、テラスに出るには少し怖い・・・。
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地下鉄A線を走る新型の地下鉄の車両。初めてブエノスアイレスでまともに冷房が効いていた施設・乗り物だった。因みに中国で製造されていた。
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国会議事堂付近に建つ変わった形の建物。正面に風車のようなものがついている。
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世界で二番目に大きい国会議事堂と言われる、ブエノスアイレスの国会議事堂。
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国会議事堂広場周辺の建物も立派だ。
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国会議事堂広場から望む。この日は正月。全く人がいない。
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スリやケチャップ強盗にいつあうかとドキドキしていたが、人と会うことすらほとんどなかった。
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コロン劇場からラバージェ広場を挟んだ位置にある最高裁判所。
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コロン劇場の隣の立派なPresident Rock school。
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世界三大劇場の一つ、コロン劇場。今回の旅行では白鳥の湖を観劇できて良かった!大きさを感じないが、3400名を収容できる世界で二番目に大きな劇場。
http://4travel.jp/travelogue/10856125 -
ブエノスアイレスを代表する通りの一つ、7月9日通り。通りの真ん中にバスレーンのようなものがあり、バス停がある。
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昼食を食べたレストラン、ラ・エスタンシア。
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何を頼んでもとにかく量が多いにはまいった。
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ワインはハーフボトルで注文。とても飲みやすいワインでどんどん進む。
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正月ということもあり、お客も疎ら。
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肉の盛り合わせのパリジャーダ。これで一人前だが大人2名+子供2名はこれだけで十分。
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生贄の子豚たち!? いや、我々の胃袋に入る子豚たち。
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国立セルバンテス劇場の横を歩く。
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娘たちはブランコに夢中!
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世界で1、2位を争う美しい本屋、エル・アテネオ・グランド・スプレンディト。残念ながら正月で営業していなかった。劇場を改装して本屋にしている内装をぜひ見てみたかった。
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本屋を見ることができず、仕方なく、近くのカフェでお茶をする。
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カフェでも冷房がほとんどきいていなかった・・・。
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見ての通り、地下鉄はA線はガラガラ。我々しか乗っていない。地下鉄で5月広場周辺へ。
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再び散策。
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スブテ(地下鉄の駅)もう少しエレベータがついてたらいいのになー。
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歩行者天国で繁華街のフロリダ通り。正月だとさすがに閑散としている。
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お店が相手ないので仕方なしか。この調子なので、ケチャップ強盗やマヨネーズ強盗も全くいない。
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フロリダ通りのショピングモールもこの通り閉店・・・。そりゃ強盗団もいるはずがない。
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ガレリア・パシフィコ。お正月で閉店。
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レティーロ地区のサン・マルティン広場。この日まで毎日38度を超す気温だったが、この日はやや楽に過ごせた。
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サン・マルティン像。
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地下鉄C線の無残に落書きされた地下鉄旧名古屋市営地下鉄東山線の車両。C線はそこそこ乗客が乗っている。
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地下鉄でホテルに戻り、18時出発のレミースで空港へ。
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23:55発のサンパウロ経由イスタンブールでまずはイスタンブールへ。
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旅行中に胃が小さくなったせいか、機内食がとても重く感じた。
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