1986/09/08 - 1986/09/10
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Holisunさん
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ヨーロッパ諸国と言うとどこも先進工業国を想像する方が多いが、フランスもドイツもちょっと都市部を出ると周り中、畑が広がり田園風景が楽しめるところである。
ドイツもハイデンブルグ城を越えてからライン川に沿って行くと「人魚の像」を見て、さらに下るとそこにケルンの街がある。
ケルンと言えばベートーベンの生まれ育ったところで「ベートーベンの家」があるところ、ケルンの尖塔、オーデコロンの発祥の地として知られているところ。
途中、ミレーの「落ち葉拾い」の風景を思わせる馬鈴薯畑が広がる平野を列車は行く時はまことに旅を感じるひと時だ。
ヨーロッパの国の中でもドイツは何となく日本人好みに合うのか私には落ち着けて好きになった。
ドイツでは教育問題の現況をリサーチするのが旅の目的だったが、当時、ドイツでは小学5〜6年で将来の進路がほぼ決められ、1980年代ではまだ6%くらいしか大学へは進学できず、選ばれたエリートの道が小学校の高学年で決められてしまうという話を聞きました。
ドイツでは職業組合が根強く(ギルド制度のようなものがある)ケーキ作りの、パン作りのと言うどの職業も平等な扱いを受けるのだと言う。 職業によるの差別はないのだと言う。
当時、日本ではすでに大学進学率が27〜28%、ドイツ側パネラーはエリートをそんなに養成して日本ではどうするんだ?、と聞かれ羊より番犬が多くなったら管理が余計難しいだろうが・・・と。
当時の日本は新設大学ラッシュで新設学科も増えて一種の進学ブームが始まっていました。
個人の能力に合った職業や教育ができる環境作りが国の役割、そう考えると日本は今、どこを向いて舵を切ろうとしているのだろうか?
ケルンの街で見た公園にたたずむお年寄りたち、何とも絵になり、良い環境ですね、ああして公園でゆっくりした時を過ごせるなんて…と聞いた私に、ガイド役のマント女史は彼らは家にいれなくて公園で時間を割いているのであって、好きで公園にいるのでは無いんですよ、とのこと。 見ると聞くでは大違い、と言うことですね。
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