1982/10/02 - 1982/10/04
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Holisunさん
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私がジュネーブを訪れたのは行政視察のため恒久平和を願うスイス人の魂を知るためだった。
かってはスイスと言えば時計の国、オメガやチャコットが知られた時代だ。当時のスイスの賃金は日本より高く生活は遥かにゆとりがあるように思えたが、何よりも家々の窓辺にフラワーポットやプランターが置かれ、咲き誇る花々にスイス人の心を見た気がしたものです。というのもシベリアを旅した時にバイカル湖のほとりに点在する家々がとてもきれいにペイントされているのに驚き、さぞかし中はさらに凝ったインテリアで満たされていると思ったらロシア人は外見を気にするんですよ、と湖畔のレストランで結婚式中のパーティの出席者から聞かされ、驚いたのを思い出し、スイス人のそれは心から花を楽しむ心であり、それぞれの国民性、文化の違いを知ったものです。
その時はスイスに留学中だった日本人学生が無事卒業し日本への帰国途中で立ち寄った店で私とあったのだが、文化の違いを知る逸話を話してくれたことも思い出した。
その話では日本の刀と西洋の剣との違いにはっきり表れているという。
日本刀は保身のためであり、殺しの道具ではないという。 それに対して元来、狩猟民族であった欧米人の持つ剣は殺害する道具であり、そこにまったく目的が違うことを注目すべきだという。
日本の名刀の鍛冶師・正宗に対してその切れ味の良さを誇る西洋の鍛冶師がどちらがより優れているかを競おうと申し出たことがあり、正宗は断り続けたようです。
それに対し西洋の鍛冶師は「勝てる自信がないからだろう」と正宗をコキ落としたそうです。
そこで正宗は受けて立ち、滝壺の下に行き、滝壺へ落ちてくる鯉をどちらがより切れ味よく切れるかを戦ったのです。
まずは西洋の鍛冶師の刀(剣)を入れたところ、見事に真っ二つに切れたのです。ヨーロッパの刀匠は勝ち誇りました。
今度は正宗が刀を滝壺に刀を入れたら、鯉が刀を避けて落ちて行ったそうです。これを見て西洋の刀匠は正宗を笑ったようです。 そこで正宗は西洋の刀匠を諭しました。
日本刀は人をあがめるために持ち歩くのではありません。あくまでも護身用です。 刀は相手を殺傷するために使われるべきものではなく、相手が闘う意欲を持たなくなればそれで良いのです。
現在でもフェンシングは心臓や、喉元など、致命傷を与えることでポイントが取れますが、剣道は小手など、相手が闘えなくなれば得点になるところにも違いが見えるというのです。
即ち、正宗の刀はそれを見た鯉が着られることを恐れて自ら身を避けたもので、これができればすでに剣を持つ意義は達成できており、何でも殺してしまえばよい、という考えは野蛮です。と話したそうです。 良い話です。
さて、ジュネーブを訪れたのは国連の会議場を訪れるためでしたがドイツ語圏とフランス語圏があり、そういった一国内での言語の違いによる問題点を探るためでした。日本も今電力供給が問題になっているが大井川を境に東は50ヘルツ西は60ヘルツと使い分けが必要でこれが問題になっています。
ジュネーブで入った時計店はどこも高級時計店で数十万するものばかり私は買い物を諦めました。
レマン湖のほとりを散策し湖上で食べたビーフフォンディユの味が忘れられずその味を新宿で見つけた時はとても懐かしくうれしく思ったほどです。(野村ビル43階スイスフォンディユの店)
- 旅行の満足度
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- 観光
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