2013/12/29 - 2014/01/04
31243位(同エリア54804件中)
kosukeさん
- kosukeさんTOP
- 旅行記10冊
- クチコミ1件
- Q&A回答0件
- 8,469アクセス
- フォロワー0人
端っこが好き。
人は(ぼくは)どうしてそんなに端っこが好きなのだろうか。電車の席はいつも端っこ、たい焼きも頭からとか尻尾からとかには興味がなく型からはみ出て薄く回りについた端っこ部分が気になる。嫌われ者のパンの耳が大好物。小洒落たサラダや中華丼でお目にかかる小さいトウモロコシみたいなやつは端っこからきちんと食べる。カップアイスは本体よりもフタについたところが美味いに決まっている。あれは端っことは言わないか…。もちろん日本の最北端宗谷岬、最南端波照間島で撮ったアホ顔の記念写真は今でも僕の宝物だ。
うーん、こうやって考えてみると「端っこ」とはなかなかに奥が深い。こんな旅などは今すぐに切り上げて「端っこ同好会」設立準備にとりかからなければ!
というわけで、まずは冬の日本最東端納沙布岬で北方領土でも眺めつつ新年を迎える計画を出発進行〜
- 旅行の満足度
- 5.0
PR
-
大好きな石川さゆり「津軽海峡冬景色」では、上野駅から青森駅のホームまでわずか2小節という神業を阿久悠氏はやってのけた。
とりあえず乗り換えの駅だけでも記録しておくか。
池袋6:47〜赤羽7:09〜宇都宮8:44〜黒磯9:39〜郡山11:06〜福島12:00〜白石12:37〜仙台13:41〜一ノ関15:27〜盛岡17:04〜八戸19:17〜青森駅着20:48 -
青森駅前の「居酒屋 弁慶」(2度と行くことはないかな…)で時間をつぶし、「寝台急行はまなす」に乗車。
椅子指定席を予約しておいたんだけど、これはキツイ。国内線のエコノミーなみで6時間以上はつらすぎる。寝つけないので車内を探検しながらいろいろ試したが「カーペットカー」の2階が快適。あれは寝れる。青森駅 駅
-
早朝に苫小牧に到着。
ここからは室蘭本線で追分駅〜石勝線で新夕張駅。乗り換え中に四日市からの青年と目的地(彼は北の端っこ宗谷岬)やら四中工のサッカーの話やらお伊勢詣りの話やらをして朝の時間を過ごす。
新得〜狩勝線で帯広着。ここから釧路までは「特急おおぞら」でらくらく移動。苫小牧駅 駅
-
釧路といえば、「池中玄太80キロ」世代としては「丹頂鶴」なのである。
鶴を求めて釧網線で茅沼駅に行ってみよう。車窓からは冬の湿原が凍てつき、線路を鹿が横切り楽しい乗車。
白鳥のカップルはずっと雪原にいたんだけどアタマの赤い鶴の姿は残念ながら確認できなかった。けど夕刻の無人駅は素晴らしかったな。
途中車内で予約した宿(ラビスタ釧路)に入り、街に繰り出す。
今日は12月30日、まだ繁華街はうごいてる。ここ釧路は鳥の唐揚げ「ザンギ」が有名らしいということで「鳥善(とりよし)」を目指してみる。残念ながら暖簾が出てなく別の店を探したが、なかなか触手がうごかない。うろうろしながら再び「鳥善」の前を通ってみると何やらよい香りが… 勇気をもって扉を開けてみると旅人を優しく向い入れてくれた。
どうやら年末は持ち帰り分の注文で手一杯らしく暖簾をしまってたらしい。カウンターで美味しい「ザンギ」とビールを地元の常連さんたちと楽しくいただき、なぜかお土産ザンギまで頂いた! 釧路の「鳥善」最高です!!
2軒目の「炉ばた」も美味しかった。つぶ貝のお造りに本ししゃも等々、地元のお酒で頂きました。釧路駅 駅
-
早朝、再び茅沼駅へ。
2羽の大きな丹頂鶴が横に飛んで行くのを目撃。双眼鏡でもばっちり確認できた。
雪原で戯れる姿は見れなかったけど早起きしてよかった!
釧路駅にもどり、市場名物「勝手丼」で朝食。レンタカー屋さんの開店と同時にホンダフィットを手に入れ、ここからは4つのタイヤで冬の北海道をばく進する計画だ。茅沼駅 駅
-
釧路の街を出るとすぐに立派な角を持ったエゾジカが道路を横切ってくる。
道は空いてるし雪もほとんどない。2時間ほどで根室半島の端っこ「日本最東端 納沙布岬」到着。
大晦日の天気は快晴で目の前に歯舞諸島と国後島の羅臼山がくっきり見える。はじめて見る北方領土になぜか興奮気味になり、周りに人がいないのを確認して「かえせコノヤロー」と中指を立てたりして日頃のストレスを解消してみた。
おみやげ屋さんを覗いてみると、優しそうなおかみさんがこの摩訶不思議で不条理な状況を生活者視点で親切に話してくれた。お店を出てからあらためて双眼鏡であっち側を見てみると、さっきとは違って見えたりするんだな。
貝殻島昆布うまし!納沙布岬 自然・景勝地
-
根室半島をぐるっと反時計まわりに走ってオホーツク海に浮かぶ国後島を見ながら北上をつづける。途中にあった湿原や不思議な形をした野付半島に寄り道しながら知床半島羅臼に到着。
今日は大晦日、漁港に集まっている漁船はみんな大漁旗を掲げている。これはかっこいい! しかし店はどこもやってなく人気もほとんどない。目当ての羅臼昆布も無理そうだ。 -
漁船の向こうに見える羅臼山(ロシア名:メンデレーエフ火山 влк. Менделеева)を見ながら、もう少し世界遺産知床を走って見ようとツルツルに凍った足下に細心の注意を払いながらフィットに乗り込む。
今回の旅で驚いたことの一つが最新のスタッドレスタイヤの性能だ。東京からの心配事が冬の北海道でレンタカードライブはどこまで安全なのか?だったのにこのブリヂストンの足は素晴らしい。低速でブレーキチェックとハンドリングのチェックをくりかえし、ブラックアイスバーンでの安全範囲を確認したが予想をはるかに上回る出来で、ちょっとビックリするくらい安全快適にぶっ飛ばすことができた。 -
純と結の親父(トド 唐十郎)が入った温泉はどこだ?
ここなのか?雪の中を階段降りて探してみたけど雪が深過ぎてどこがどうなってんのかわからんかった。
しかし日も暮れてきて素晴らしい景色だ。 -
知床半島行き止まり。
車はここまで。
人は誰もいない。
鹿はいっぱいこっちを見てる。
オオワシが上空を飛び山に消えてゆく。
かなり近くに国後(外国?)が見える。
あと数時間で2013年がおわる。
道はここでおわり。
やばい… レンタカー返さなきゃ。朝8時半に釧路駅前で借りて夜7時までに北見の営業所に返却予定。今は4時半、知床峠は冬期通れない。無理だな。。
標津あたりまで戻ってきてから釧路の営業所に「明日朝一で返しますんで延長してください」と電話を入れたら「明日の元旦は北見営業所やってません」と…。
なんだか考えもまとまらず、夜の野付国道を走っていると星が出ているのに気づいて気分転換に極寒の外に出てハイライトを一服。天の川が天上に渡り満天の星空。ラジオからはNHK紅白がはじまった。あまちゃんのなんか小芝居みたいのやってるのか…?ラジオの心地よい曖昧さと極寒北海道の夜のドライブが楽しい♪知床国立公園 自然・景勝地
-
斜里、網走、女満別… いろいろ考えてはみたもののカーナビにもセットしちゃってたんでそのまま北見へ。何時くらいかな?ホテル入ってすぐテレビつけたら綾瀬はるかが大泣きしててびっくりした。
大晦日にやってる店は少ないらしく北見ドーミーイン情報を頼りに街をふらついて「居酒屋倶楽部」に入ってみる。今夜は紅白でも見ながら一杯飲んで早めに部屋に帰ろう。疲れた。
カウンターに腰を下ろしてとりあえず生ビールを頼んで顔を上げた先のテレビからは録画中継のプレミアサッカーが真司香川の華麗なプレーを映している。
学生アルバイト風のお兄ちゃんに地元のお酒とおすすめの料理を聞いてそのまま注文。たまねぎステーキ、サロマ湖の牡蠣、大ぶりの甘エビ(1尾80円)、お刺身盛り、などなど…
うまい!安い!北見「居酒屋倶楽部」最高!
東京は入谷の出身という店のおっちゃんと仲良くなってお酒をごちそうになり、気づけば2014年まであと数分。お店の常連さんカップルらと一緒にカウントダウンして新年を乾杯で祝った。おっちゃんマスターはずっと「新年だー!?、正月なんて関係ねぇー」って江戸ことばで文句言ってた。
そこで知り合ったカップルさんに誘われて近くの北見稲荷へ初詣。小さなダルマをいただき、振る舞い酒をいただき、ホテルに戻ったのは何時だったんだろうか…。
なにはともあれ、新年あけましておめでとうございます!北見神社 寺・神社・教会
-
旅先での二日酔い…。車どうしよう…。とりあえず温泉大浴場へ…。
釧路のレンタカーに電話すると旭川営業所は今日元旦もやっているらしい。夜7時までに旭川に返せばよいわけでのんびり今日も車移動決定。
北見から旭川に向う道はすごく整備されていて走りやすい。スタッドレスもあいかわらず絶好調だし、たまに出会う地元ナンバーの車もけっこう飛ばしてる。車間距離だけしっかりとってあとを追う。
大雪山国立公園のカチンコチンの峠もキビキビ走り、層雲峡でちょと観光気分で凍りついた滝を拝み、お昼過ぎに旭川に到着。
旭川ラーメン「まつ田」を食べながら、この大都会でなにするべ?
と思いつつ富良野までドライブしてみることにする。「北の国から」大好き!
夏、秋は来ているが雪の季節ははじめて。
富良野駅から「草太兄ちゃんの牧場」がある八幡丘の峠に行ってみる。ここは純と雪子おばさんが吹きだまりにはまって死にかけた道だ。たしかに下とは天気がちがって一瞬ホワイトアウトになりかけて怖かった。
この通りには「中の沢小学校分校」もあって懐かしい。正面の一本木も雪景色でいいかんじになっている。JR富良野線 乗り物
-
JR富良野線 布部駅
「北の国から」はこの駅からはじまる。
富良野駅の観光案内でスキー場の情報を聞いてみる。
すごく親切におしえてくれてリフト券の割引券までくれた。観光客を大事にしてくれる感じが好感がもてる!
よし! 明日は富良野でスキーだ!!JR布部駅 名所・史跡
-
旭川でレンタカーを無事返して、まずはホテルを決めてチェックイン。
なんだかすっかり疲れたし、店もあんましやってないので駅前の西武デパートの地下食品売り場に買い出しへ。
これが素晴らしい!閉店1時間前の商品は次々と「50%値引き」のシールが貼られて北海道の海の幸が大特価なんだな〜
十分すぎるほど買い込んでホテルの食堂を間借りして(部屋だと狭いし陰気になるので…)豪華で美味しい食事。旭川の地酒「男山」も旨し!
早寝すると朝元気。
さっそく富良野線に乗って久々の鉄道旅の復活。
富良野駅からバスで10分ほどでスキー場到着。バス停の目の前にあるホテルナトゥールバルトで着替えさせてもらい、クロークに荷物を預かってもらい、新春サービスのみかんとお神酒をいただきレンタルスキーショップへ。アトミックの最新ギアを揃えたショップが他より千円高かったけど丁寧でフィッティングもしっかりやってくれそうなんで決定。
富良野スキー最高だ!
新雪ノー圧接コース超楽しい! ニセコよりこっちだな。空いてるし、物価安いし、札幌からだってアクセスいいし、今日のここよりいい雪なんてオイラは知らなくていいし。
タダで大荷物預かってもらったのにじゃがバターとまたまた樽酒サービス!
何度でも言おう、富良野最高!!富良野スキー場 スキー場
-
富良野駅前の「くまげら」へ。
「北の国から」でお馴染みのお店ではじめて入った。
そしてうまい!生富良野牛の丼ぶり、チーズ豆腐、ソーセージ、どれも美味しかった。時間がなくて食べれなかったが次回はぜひお鍋も食べてみたいな。
帰途につかなければ…
富良野から根室本線で滝川〜函館本線で岩見沢〜札幌駅着。
ふたたび「急行はまなす」に乗車。往路で学習した技を駆使しまあまあ快適に過ごせた。くまげら グルメ・レストラン
-
太平洋側は飽きたので帰りは日本海側で行ってみよう。
青森駅から奥羽線で弘前〜大館〜秋田駅。初の羽越線に乗り換え酒田駅。 -
山形県酒田駅でぶらり途中下車。駅の観光案内でチャリを借りて漁港市場までサイクリング。
酒田市 観光用自転車 乗り物
-
羽越本線でどこまで行くか悩みながらひたすら西へ。
疲れたし、どっかで東京方面に入って行かなくちゃならないわけで… 新潟駅で下車。
小雨が降ってきた。駅近の大衆居酒屋「天下一」へ。油揚げの味噌ネギはさみ焼きが美味かった。
素早くホテルを決めて早めに就寝。。 -
9時過ぎまでゆっくり寝て大浴場で朝風呂に入り、朝ご飯食べに漁港にあるピア万代という施設へ。佐渡のネタとお酒が売りの回転寿し屋さん「弁慶」が人気で美味しいらしい。朝から食べた!飲んだ!!寒ブリうまいっ!!
万代シティ 食堂街 グルメ・レストラン
-
よしっ 帰ろう!
新潟駅から信越本線で長岡〜水上へ。
長岡駅から大きな楽器を持った女性がクロスシートの向かいの席で同席になった。
吉祥寺にある優秀な女子大学で哲学を勉強している学生さんでクラシックギターに夢中だそうだ。このローカル列車でニーチェやピアソラの話ができるなんて不思議で楽しかった! -
しかし旅人は水上温泉でぶらり途中下車することに。
このまま東京に帰っては体が適応出来ないような気がする。群馬県の良湯で落ち着かせてから都会に再突入しよう。
利根川沿いの水上源泉「水上館」気持ちよかった。 -
高崎〜池袋、ずっと座って帰れた。
年をまたいでの7日間の旅、楽しかった。
年末に大滝詠一さんが亡くなってたんだ、ショック… R.I.P.
次はどこに行こう。。。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
22