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19日目<br />今回の旅の目的地は最後にプラスされたトリンコマリーを観光したことによって消化した。今日は日本帰国の為にコロンボに戻らなくてはいけない。父がコロンボよりも初日に止まったニゴンボでいいというので、より空港に近いニゴンボに向けて出発。地図を見ると直線距離は150キロ位しかないように見えるが、東海岸から西海岸へセイロン島を横断する9時間のバス旅だ。後で気が付いたのだがコロンボまで出ないでクルネーガラからニゴンボに出るルートの方が楽だった。スリランカのガイドブックは結構不完全。それだけ旅行者が少ないのであろう。暇なバックパッカーに人気な国は、情報量も多くなってくるが、ツアー客が多い国はなかなか情報の提供が少なくなってくる。<br />見覚えのある街並みをみながらコロンボへダンブッラなどは今回4回目の通貨である。大き目な町クルネーガラで降りる外国人が多かった。途中食べた卵サンドにあたった。おかげで帰国後まで不調に。コロンボでは案の定、毎回彷徨うバスターミナルで右往左往。比較的早く見つけたニゴンボ行のバス。乗り込み父は何とか座り私は立っていた。バスが動き出して出発かと思いきや、バスターミナルを一周して戻ってきた。そしたら乗客が降りだした。そしてさっきまでこのバスが止まっていた所に来た新たに来たバスに乗り換え。あわてて自分たちも乗り換え。さっきよりも座席の少ないバスだったが2人座ることが出来た。<br />ニゴンボでは旅の最後という事もありちょっと奮発してザアイスベアーという宿に泊まろうとした。創業21年の老舗ゲストハウス。小さなスペースに飾られた空間は映画のセットのようなガーデンタイプのゲストハウス。<br />しかし開いている部屋が一室だけで、その部屋は68ユーロもするとのこと。ユーロ表示が憎たらしい。しかも高すぎる。流石に痛い出費になるので、仕方がなく他を探すことに。道を歩いていると三輪車タクシーの運転手が話しかけてきた。目の前の宿を紹介してくれたが、満室。もう一軒目で三階の角部屋で合意。その運転手は空港までは自分で送るからよろしくなと。普段この辺でぶらぶらしている運転手にとって空港送迎はおいしいのだろう。<br />とりあえず長距離のバス移動で疲れていたので、シャワーを浴びて30分休憩。もうすでに夕方なので通りに出て早めの夕食に。オープンで感じのよい店に入ってさあ注文。でもコックが来ていないので難しいのは出来ないという。仕方がないので簡単なミックスチャーハンにした。そしたら牛は入れなくていいかと聞いてきたので、いいよというと喜んでいた。ヒンドゥー教徒らしい。チャーハンもカニ汁もうまかった。カニ汁は想像以上でカニの足と身が一杯だった。夕日が沈みそうになり店を後にしてビーチへ向かった。目の前にまさしく沈んでいく夕日が、水平線に消える寸前だった。夕日が沈み紫に染まる空。今回の旅で空が一番紫に染まっていた。暗くなってもビーチには多くの人が涼んでいた。ビーチの北の方に行くとムスリムが多くいた。宗教によって人々が棲み分けしているのだろう。<br />スリランカに来て最初イメージしていたスリランカと、実情が違う事が明らかになってきた。日本のイメージはと言ったら外国人は何をあげるのだろう?芸者、てんぷら、テクノロジーだろうか?どうですかね。芸者なんか普段の生活で見ることないですよね。てんぷらだって毎日食べるわけでもないな。逆に食べる回数なんて、たかが知れている。テクノロジー確かにそれは一理あるかもしれない。しかしシンガポールや、タイの地下鉄の方が日本よりも進んでいる気がする。外国人が日本に来てみるとやっぱイメージとのギャップを感じるだろう。普段生活している私たちにとっては、日本のイメージはわかりずらいかもしれない。でも外国人が日本に来て感じるのは、いい面では安全、清潔、便利。悪い面では高い、英語力の乏しさなどだ。<br />私がスリランカに行くまでスリランカに感じていたイメージは仏教、紅茶、宝石である。さて帰国日前日そのイメージがどう変わったかというと。まず仏教。これは微妙。確かに仏教徒は信心深く強く信仰している。これは日本の信仰と比べれば歴然。しかしタイのように街中にお寺が溢れているという感じではない。東南アジアのミャンマーやカンボジアやタイで仏教が衰退した時、スリランカからの仏教が復活の力になったといいます。そしてスリランカの仏教が衰えた時、東南アジアから受け入れたと言います。現在旅をしていると、ミャンマーやタイほど仏教色が濃いようには感じることが出来ませんでした。それよりもイスラム教がかなり多く、そしてヒンドゥー教という感じでした。<br />二番目の紅茶。確かに世界的な産地であることは山岳地帯に行くとわかります。山全体が紅茶畑ですから。そして紅茶もおいしい。ただインドのチャイのように、あちこちで気軽に飲んでいる光景は見かけることがありませんでした。もちろんお土産としては最高です。国のイメージとしては、いまいちのような気がします。<br />最後に宝石。うーん。今回の旅では宝石を感じることは出来ませんでした。もちろんあちらこちらで宝石は売っていますが、普通に旅をする分には縁がない。<br />最初の三つのスリランカのイメージはどれも当てはまらなくなってしまいました。<br />それでは実際にスリランカに行ってみて、どのような国と感じるようになったかというと、豆カレー、蚊、フレンドリーでしょうか。かなり印象が変わりました。それでは説明していきましょう。インドなんかでもカレーが常食。スリランカでも同じです。しかし毎回のカレーに必ず豆のカレーがついてきました。辛くなく非常に食べやすいカレーです。この豆のカレーの他に1,2のカレーが付くというのが基本なのでしょうか?とにかく豆カレー。これは日本の天ぷら、すし以上の存在感でした。<br />二番目は蚊。今回一番悩ませたのがこの蚊です。他のアジアの国に比べて実際蚊が多いかどうかは知りませんが、とにかく今回の旅では蚊に刺され、蚊に睡眠を妨害され、かゆい思いをしました。スリランカ料理には蚊が嫌いな香辛料が少ないような気がします。タイなんか旅をしていると結構最初の頃は刺されますが、だんだん蚊に刺されなくなります。タイ料理ではレモングラスなど蚊の嫌いなハーブが結構使われるので、体臭が蚊の嫌いな匂いになります。そんなわけで蚊の量はともかく、刺される頻度が減っていくので今回のように蚊に終始悩まされることがない。そしてスリランカは結構水が豊富に感じました。北部は乾燥地帯と言いますが、観光地が極端に少ないのと、未だに危険地帯です。ラグーンや小川が多く、蚊の繁殖するとこが身近に多くありました。虫よけは必須アイテムです。<br />最後にフレンドリー。インド系はうざいほど馴れ馴れしいですが、スリランカの人はほどよい親しさで好感がもてました。外見的に同じように見えても、ネパール、インド、スリランカはまったく違う人柄です。<br />など考えながら宿への道を歩いていました。<br />最終地なのでお土産の事も考えていましたが、ニゴンボでお土産を探すのは困難な気がします。店の数と規模がたかが知れてます。紅茶屋に入りましたが、ティーファクトリーで見たような、おしゃれな紅茶はありません。悪魔祓いの仮面もいまいちです。革製品も特に気になるものがない。あとサリーを売っている店も少ない。<br />結局お土産は明日に伸ばすことにしました。<br />

79歳父とのスリランカ 19日目 バス移動

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2013/12/13 - 2013/12/13

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禅

禅さん

19日目
今回の旅の目的地は最後にプラスされたトリンコマリーを観光したことによって消化した。今日は日本帰国の為にコロンボに戻らなくてはいけない。父がコロンボよりも初日に止まったニゴンボでいいというので、より空港に近いニゴンボに向けて出発。地図を見ると直線距離は150キロ位しかないように見えるが、東海岸から西海岸へセイロン島を横断する9時間のバス旅だ。後で気が付いたのだがコロンボまで出ないでクルネーガラからニゴンボに出るルートの方が楽だった。スリランカのガイドブックは結構不完全。それだけ旅行者が少ないのであろう。暇なバックパッカーに人気な国は、情報量も多くなってくるが、ツアー客が多い国はなかなか情報の提供が少なくなってくる。
見覚えのある街並みをみながらコロンボへダンブッラなどは今回4回目の通貨である。大き目な町クルネーガラで降りる外国人が多かった。途中食べた卵サンドにあたった。おかげで帰国後まで不調に。コロンボでは案の定、毎回彷徨うバスターミナルで右往左往。比較的早く見つけたニゴンボ行のバス。乗り込み父は何とか座り私は立っていた。バスが動き出して出発かと思いきや、バスターミナルを一周して戻ってきた。そしたら乗客が降りだした。そしてさっきまでこのバスが止まっていた所に来た新たに来たバスに乗り換え。あわてて自分たちも乗り換え。さっきよりも座席の少ないバスだったが2人座ることが出来た。
ニゴンボでは旅の最後という事もありちょっと奮発してザアイスベアーという宿に泊まろうとした。創業21年の老舗ゲストハウス。小さなスペースに飾られた空間は映画のセットのようなガーデンタイプのゲストハウス。
しかし開いている部屋が一室だけで、その部屋は68ユーロもするとのこと。ユーロ表示が憎たらしい。しかも高すぎる。流石に痛い出費になるので、仕方がなく他を探すことに。道を歩いていると三輪車タクシーの運転手が話しかけてきた。目の前の宿を紹介してくれたが、満室。もう一軒目で三階の角部屋で合意。その運転手は空港までは自分で送るからよろしくなと。普段この辺でぶらぶらしている運転手にとって空港送迎はおいしいのだろう。
とりあえず長距離のバス移動で疲れていたので、シャワーを浴びて30分休憩。もうすでに夕方なので通りに出て早めの夕食に。オープンで感じのよい店に入ってさあ注文。でもコックが来ていないので難しいのは出来ないという。仕方がないので簡単なミックスチャーハンにした。そしたら牛は入れなくていいかと聞いてきたので、いいよというと喜んでいた。ヒンドゥー教徒らしい。チャーハンもカニ汁もうまかった。カニ汁は想像以上でカニの足と身が一杯だった。夕日が沈みそうになり店を後にしてビーチへ向かった。目の前にまさしく沈んでいく夕日が、水平線に消える寸前だった。夕日が沈み紫に染まる空。今回の旅で空が一番紫に染まっていた。暗くなってもビーチには多くの人が涼んでいた。ビーチの北の方に行くとムスリムが多くいた。宗教によって人々が棲み分けしているのだろう。
スリランカに来て最初イメージしていたスリランカと、実情が違う事が明らかになってきた。日本のイメージはと言ったら外国人は何をあげるのだろう?芸者、てんぷら、テクノロジーだろうか?どうですかね。芸者なんか普段の生活で見ることないですよね。てんぷらだって毎日食べるわけでもないな。逆に食べる回数なんて、たかが知れている。テクノロジー確かにそれは一理あるかもしれない。しかしシンガポールや、タイの地下鉄の方が日本よりも進んでいる気がする。外国人が日本に来てみるとやっぱイメージとのギャップを感じるだろう。普段生活している私たちにとっては、日本のイメージはわかりずらいかもしれない。でも外国人が日本に来て感じるのは、いい面では安全、清潔、便利。悪い面では高い、英語力の乏しさなどだ。
私がスリランカに行くまでスリランカに感じていたイメージは仏教、紅茶、宝石である。さて帰国日前日そのイメージがどう変わったかというと。まず仏教。これは微妙。確かに仏教徒は信心深く強く信仰している。これは日本の信仰と比べれば歴然。しかしタイのように街中にお寺が溢れているという感じではない。東南アジアのミャンマーやカンボジアやタイで仏教が衰退した時、スリランカからの仏教が復活の力になったといいます。そしてスリランカの仏教が衰えた時、東南アジアから受け入れたと言います。現在旅をしていると、ミャンマーやタイほど仏教色が濃いようには感じることが出来ませんでした。それよりもイスラム教がかなり多く、そしてヒンドゥー教という感じでした。
二番目の紅茶。確かに世界的な産地であることは山岳地帯に行くとわかります。山全体が紅茶畑ですから。そして紅茶もおいしい。ただインドのチャイのように、あちこちで気軽に飲んでいる光景は見かけることがありませんでした。もちろんお土産としては最高です。国のイメージとしては、いまいちのような気がします。
最後に宝石。うーん。今回の旅では宝石を感じることは出来ませんでした。もちろんあちらこちらで宝石は売っていますが、普通に旅をする分には縁がない。
最初の三つのスリランカのイメージはどれも当てはまらなくなってしまいました。
それでは実際にスリランカに行ってみて、どのような国と感じるようになったかというと、豆カレー、蚊、フレンドリーでしょうか。かなり印象が変わりました。それでは説明していきましょう。インドなんかでもカレーが常食。スリランカでも同じです。しかし毎回のカレーに必ず豆のカレーがついてきました。辛くなく非常に食べやすいカレーです。この豆のカレーの他に1,2のカレーが付くというのが基本なのでしょうか?とにかく豆カレー。これは日本の天ぷら、すし以上の存在感でした。
二番目は蚊。今回一番悩ませたのがこの蚊です。他のアジアの国に比べて実際蚊が多いかどうかは知りませんが、とにかく今回の旅では蚊に刺され、蚊に睡眠を妨害され、かゆい思いをしました。スリランカ料理には蚊が嫌いな香辛料が少ないような気がします。タイなんか旅をしていると結構最初の頃は刺されますが、だんだん蚊に刺されなくなります。タイ料理ではレモングラスなど蚊の嫌いなハーブが結構使われるので、体臭が蚊の嫌いな匂いになります。そんなわけで蚊の量はともかく、刺される頻度が減っていくので今回のように蚊に終始悩まされることがない。そしてスリランカは結構水が豊富に感じました。北部は乾燥地帯と言いますが、観光地が極端に少ないのと、未だに危険地帯です。ラグーンや小川が多く、蚊の繁殖するとこが身近に多くありました。虫よけは必須アイテムです。
最後にフレンドリー。インド系はうざいほど馴れ馴れしいですが、スリランカの人はほどよい親しさで好感がもてました。外見的に同じように見えても、ネパール、インド、スリランカはまったく違う人柄です。
など考えながら宿への道を歩いていました。
最終地なのでお土産の事も考えていましたが、ニゴンボでお土産を探すのは困難な気がします。店の数と規模がたかが知れてます。紅茶屋に入りましたが、ティーファクトリーで見たような、おしゃれな紅茶はありません。悪魔祓いの仮面もいまいちです。革製品も特に気になるものがない。あとサリーを売っている店も少ない。
結局お土産は明日に伸ばすことにしました。

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