カンクン カリブ海＆マヤ遺跡（3/全8）： シアン・カアン生物圏保護区, グラン・セノーテ

2013/12/26 - 2013/12/26

カンクンでカリブ海・マヤ遺跡を満喫し、メキシコ料理を堪能してきました。

4日目も日本語ツアーに参加し、ムイル遺跡, シアン・カアン生物圏保護区, グラン・セノーテを回りました。内容の充実した、お勧めのツアーです！

シアン・カアン生物圏保護区内にあるムイル遺跡は、観光客もほとんどいない素朴な遺跡でした。今でもシャーマンが埋葬されていて、マヤのパワースポットと言われています。

世界自然遺産のシアン・カアン生物圏保護区では、熱帯雨林の中を歩いたり、ラグーンをボートで走ったり、マヤ水路をプカプカ下ったりと楽しみました。

グラン・セノーテの透明度の高さには驚きました。光のカーテンがきれいでした。さらに、トゥルムのビーチに面した高級ホテルでのランチ（時間が遅く 兼ディナー）を頂きました。

※ ウォータースポーツカンクンの「シアンカーン&グランセノーテ日本語ツアー」に参加し、ガイドは吉田店長にお世話になりました。大人1人220米ドル。

■ カンクン カリブ海＆マヤ遺跡 7泊9日 ■
1〜2日目） 準備編, 往路, カンクン・セントロ
http://4travel.jp/travelogue/10844514
3日目） チチェンイッツァ遺跡, セノーテ・サムラ, エクバラム遺跡
http://4travel.jp/travelogue/10844838
★4日目） シアン・カアン生物圏保護区, グラン・セノーテ
http://4travel.jp/travelogue/10844839
5日目） ショッピング （メルカド28, ラ・イスラ）
http://4travel.jp/travelogue/10844840
6日目） イスラ・ムヘーレス （イルカ, ウミガメ, ココビーチ）
http://4travel.jp/travelogue/10844842
7日目） 無人島＆国立公園 イスラ・コントイ
http://4travel.jp/travelogue/10844844
8日目） トゥルム遺跡, 海賊船クルーズ
http://4travel.jp/travelogue/10844845
9日目） 帰路, 総集編 （遺跡, 自然保護区, メキシコ料理）
http://4travel.jp/travelogue/10844846

エリア カンクン(メキシコ)

• 旅行の満足度: 5.0

朝7時にホテルに迎えに来てもらい、ツアーに出発です。
昨日同様のバンで移動です。
快晴です。

途中、朝食にティコスという店でバゲットを買ってもらいます（ツアー代金に含まれています）。

カンクンから2時間ほど走って、ムイル遺跡（Muyil, Chunyaxché）に到着です。
ムイル遺跡はシアン・カアン生物圏保護区のなかにある、マヤ後古典期の遺跡です。
ここはかつて水路を利用した交易都市でした。

遺跡の入り口には大きな豆の木があります。
ホウオウボク（鳳凰木）で、スペイン語ではフラン・ボヤンです。
豆の鞘は20〜30cmほどの大きさで硬いので、車の上に落ちると傷が付くそうです。

小高い丘のようになっているのは全て遺跡です。

スペイン語でワノ（Guano）というキューバ原産の椰子です。
マヤの伝統的な住居ではこの葉で屋根を葺きます。
この植物は絶滅危惧種に指定されているので、マヤの屋根には植林されたものを使っています。

祭壇。
ワノで葺かれた屋根は神殿は保護するためです。

この祭壇の柱にはオリジナルの“マヤ・ブルー”が残っています。
この辺りでは取れない鉱石を使っているのでとても貴重で、建物の内部にしか使っていません。

奥に見える黒い塊は、羽アリの巣です。
地面でなく木の上に巣があるのですね。

木にしがみついて繁殖する植物エクメア（サンゴ・アナナス）です。
寄生して親木から栄養を取っているのでなく、ただ足場として利用しています（着生植物）。
栄養素は根からではなく、葉や茎から取ります。

シャーマン（祈祷師）が暮らしていた神殿。
階段の横には少し前まで中に続く穴が開いていたそうですが、強い“気”が流れ出しているとのことで、政府が塞いだそうです。

この神殿周辺には9体のシャーマンの骨が今でも埋まっています。

シャーマンのお墓に誰かが花びらを置いています。

マヤのパワースポットと言われています。

トンネル。
かつては神殿につながっていました。
マヤ遺跡にはトンネルがたくさんあったようですが、今でも見学できるものはあまりないそうです。

エル・カスティージョ。
高さ17メートルのペテン式建築です。

少し前まで登れたそうですが、今は登れません。

珍しいことに、この建物は正面が2つあります。
こちらがもう一方の正面です。

もう一方の正面には鳥が描かれています。

サクベという石で作られた道です。

ムイル遺跡からシアン・カアン生物圏保護区の自然のなかに入ります。
シアン・カアン（Sian Ka'an）は“空が生まれた場所（Where the Sky is Born）”という意味のマヤ語です。
シアン・カアン生物圏保護区は世界遺産に指定されています（メキシコの世界自然遺産の第1号）。

※ 生物圏保護区（Biosphere Reserves）とは、ユネスコが認定する生物圏保存地域です。

シアン カアン 自然遺産

ラグーンの方向に向かって、熱帯雨林のなかを歩いていきます。
ちゃんと木で道が作られているので、歩きやすいです。

至るところから地下水が出てきて、湿地帯となっています。

板根をもつ木が、熱帯雨林っぽいです。

所々で木が倒れています。
石灰岩の岩盤がすぐ下にあるので、植物は根を下まで生やすことができません。
なので、露出した根が平面になっています。

途中に展望台がありました。
高さ20メートルくらいで、木でできています。

ここまで来たのだからと思って登りますが、今にも壊れそうな展望台でとても恐いです。

見渡すかぎりのジャングルです。

今から向かうラグーンの方向です。
階段が垂直に近いので、降りるのもすごく恐いです。

ムイル・ラグーンに到着です。
ここからボートに乗って、水路下りに出かけます。

ラグーンがどこまでも続きます。
ラグーンは淡水ですが、海とつながっているので少し海水が混じった味がします。

ボートに乗って出発です。

マングローブの林を抜けて、

湿原を抜けて、

水路下りのスタート地点に到着です。
ボートでここまでやって来たマングローブの中の道や今からライフジャケットを来て下る水路はマヤ水路と言われ、交易に使われていました。
一部はマヤの時代に人工的に作られた水路だそうです。

小さいマヤ遺跡があります。

ここの外壁にはオリジナルの色が残っています。
マヤの遺跡は元々はこのような朱色で塗られていました。
この朱色はベニノキの実から作る食用色素アトナーと言われています。

ライフジャケットとシュノーケルを身に付けて、水路下りに出発です。

水が緑色に見えますが、近くで見るとけっこう透明です。
魚も泳いでいます。

マングローブ林のなかの水路を下っていきます。
入る時だけ少し寒いのですが、すぐに慣れます。

海の方向に向けて落差があるため、水流はけっこう早いです。
浮いているだけで どんどん流されるので、楽しいです。

40分ほど下って、ゴールに到着です。

帰りはボートが停めてあるところまで、歩いて戻ります。
けっこう遠いです。

続いて、水着のままグラン・セノーテに到着です。
ユカタン半島にはセノーテが多数ありますが、有名なものの一つです。

グラン セノーテ 洞穴・鍾乳洞

このセノーテは地面が陥没したところに、地下水が溜まっています。

水温はやや冷たいですが、すぐに慣れます。

水の透明度がとても高いです。

光のカーテンがとても美しいです。

防水カメラケースを持って行って、大正解でした。

真水なので、上がったあともベタつきません。

トゥルムの高級ホテル「アナ・イ・ホセ」で遅い昼食です（メインの料理1品はツアー代金に含まれます）。
昼食というよりも夕食に近い時間になってしまいました。
なので、一品多く注文し、夕食を兼ねることにしました。

レストランはプライベート・ビーチに面していて、とても気持ちよいです。
いまトゥルムはヨーロッパからの観光客に大人気らしいです。
確かに、カンクンのホテルゾーンよりもかなり落ち着いていて静かです。

今回はできませんでしたが、こんなところで波の音を聞きながらゆっくり本でも読みたいですね。

食事を待っている間は、砂浜で遊んでました。

モヒート（Mojito）。
キューバのハバナ発祥のカクテル。
ミント＋ライム＋ホワイトラム＋ソーダ水。

セビッチェ（Ceviche）。
魚介類のマリネ。

パスタ。

アラチェラ（Arrachera）。
牛ハラミのステーキ。

今日も充実の1日でした。お勧めのツアーです！

翌日は、カンクンのセントロ（ダウンタウン）とホテルゾーンのそれぞれでショッピングしました↓
http://4travel.jp/travelogue/10844840