2013/10/12 - 2013/10/12
1453位(同エリア3724件中)
naoさん
10月14日の「鉄道の日」を記念して、JR西日本エリア内の普通列車を自由に乗り降りできる、「鉄道の日記念 JR西日本一日乗り放題きっぷ」が発売されたので、たまには電車の旅も良いかと思い、のんびり電車に揺られながら北琵琶湖をめぐってきました。
この日の行程
京 都 : 美術館「えき」KYOTO
長 浜 : 北国街道の町並み
マキノ : 海津の町並み
まず、ジェイアール京都伊勢丹に隣接する『美術館「えき」KYOTO』で開催中の、「棟方志功 幻の肉筆画展」を鑑賞するためJR京都駅を訪れます。
明治36年、青森県に生まれた棟方志功は、18歳の時に見たゴッホの「ひまわり」に大きな衝撃を受け、今も語り継がれている「わだはゴッホになる」という一大決心のもと、21歳の時に画家を志して東京に出てきます。
東京で苦学の末、5年後に帝展に出品した油絵が見事入選を果たしますが、その後手がけた版画作品がいろんな美術展で入選を続けるにおよび、版画一筋で行くことを決心します。
昭和11年、国画会に出品した版画「大和し美し」が民藝運動の創始者・柳宗悦に絶賛されたことをきっかけに、次々と傑作を世に送り出し、数々の国際的な賞を受賞するに至って「世界の棟方」として広く海外でも知られるようになり、1970年には文化勲章を受章されています。
生涯、ふるさと青森をこよなく愛し、土着的な表現を貫いた棟方の作品は、今なお多くの人々に支持されています。
今回の展覧会では、60歳を過ぎ円熟期に入った棟方が、京都で出版会社を経営する、同じ青森出身の山口繁太郎邸の襖・板戸・扉・納戸など、邸宅のあらゆる部分に描いた肉筆画をはじめ、版画約45点が展覧されます。
中でも、私に棟方の存在を知らしめるきっかけとなった代表作、「二菩薩釈迦十大弟子図」が含まれていることに誘発され、訪れました。
平安遷都1200年記念事業の一環としてJR京都駅を建替えるにあたり、『JR京都駅改築設計競技』という国際指名コンペが行われ、世界中から招聘した7名の建築家から提出された設計案の中から、京都の景観に配慮し、建物高さを最も低くおさえた原広司氏の案が採用されました。
原広司氏のコンペ案に基づき、1997年に完成したJR京都駅ですが、今まで近くは通るものの、ゆっくり見る機会がなかったので、今回、棟方の展覧会に併せて見て廻ることにしました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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JR西日本エリア内の普通列車を自由に乗り降りできる、「鉄道の日記念 JR西日本一日乗り放題きっぷ」が発売されたので、この機会に、のんびり電車に揺られる旅を楽しむことにしました。
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まずJR京都駅を訪れ、『美術館「えき」KYOTO』で開催されている、「棟方志功 幻の肉筆画展」の鑑賞と併せて駅ビルを見て廻ります。
展覧会は撮影不可なので写真はアップできませんが、久しぶりに見た「二菩薩釈迦十大弟子図」に、新たな感動を覚えてしまいました。 -
では、JR京都駅を見ていきます。
4階レベルから見た東側コンコースです。 -
コンコース全体を覆う上屋は、メカニカルな鉄骨トラスになっています。
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コンコースの西側上部には・・・
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ある意味で京都駅の顔ともいえる、大階段があります。
この大階段は、4階から11階までを171段の階段でつないでいて、「大階段駈け上がり大会」など、いろんなイベントが催されています。 -
屋上レベルから見下ろしたコンコースです。
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大階段には、ところどころ赤いモニュメントが配置されています。
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大階段に架けられた曲面のダイナミックな大屋根と、これを支える鉄骨トラス。
このトラスの中には空中経路が仕込まれています。
では、地上へ下りることにします。 -
地上へ下りてきました。
コンコースの鉄骨トラスの外部は、全面ガラス張りになっています。 -
1階のこの奥に中央改札口があります。
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東側の高層部分には、ホテルグランヴィア京都が入っています。
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コンコース上屋の一部が斜め窓なので、専用の清掃用ゴンドラがセットされています。
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鉄骨トラスの隙間から差しこむ太陽光。
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その太陽光に照らされた鉄骨トラスが見せるメカニックなフォルム。
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コンコースのガラスに、京都のランドマーク、京都タワーがその姿を映しています。
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ホテルグランヴィア京都の正面です。
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客室のバルコニーに角度を持たせているので・・・
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ファサードの表情に変化を与えています。
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西側の高層部分には、ジェイアール京都伊勢丹が入っています。
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鉄骨トラスを支える柱に貼られた石にも・・・
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京都タワーが顔をのぞかせています。
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1階レベルからみた西側コンコース上部。
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こちらは東側コンコース上部。
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全面ガラス張りの温室効果で、夏場は暑いんじゃないかと心配してしまいますが・・・
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東西が大きく開け放たれているので大丈夫なんでしょうね。
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カフェのガラスに映るコンコースの様子。
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下手な写真だから、ちょっと判りにくいですかね・・・。
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コンコースの空間にドカッと居座るこの構造物は、一体何なんでしょうか・・・。
ちょっと気になります。 -
でも、スピーカーが埋め込まれているところを見ると・・・
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少なくとも構内放送の一翼は担っているようです。
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この空間のスケール感は本当に迫力満点です。
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コンコースの友達に声をかける女性客。
次の目的地、長浜への電車待ちの慌ただしい時間でしたが、ひと通り見ることができました。
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