2013/11/15 - 2013/11/17
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キリさんですさん
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タージ・マハルを中心にしたムガール王朝時代の世界遺産の古都アグラの街をノンビリと散策してきました。
朝日に輝くタージ・マハルは予想を超える素晴らしさでしたので、ヤムナー河の対岸のマタブ・バーグとドームと重なり合う景色の見れるタージ・ネイチャー・ウオークに行き、しっかりと目に焼き付けてきました。
世界各国の建造物をかなり見てきましたが、タージ・マハルは格が違いました。
王妃への愛が込められた雄大さと気品を感じる大きな真珠のような霊廟でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- マレーシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
早朝のニューデリー駅のプラットホームです。
6時発の2002号の入線を待っています。
インドは車両が長いのに停車する車両番号の位置が分からず大変との事前情報でしたが
このホーム(NO1ホーム)には表示されており、予約した「E1」の番号の下で待っています。 -
インドの列車は1時間程度の遅れは当たり前で、時によってはキャンセルも有りうると聞いていたので心配していましたが、予定どうりに列車が入線してきたのでホット一息。
目の前に停車した車両に「E1」と書いてありました。
インドの列車を馬鹿にしていたなと反省。 -
車内は予想以上に綺麗で、リクラニング・シートです。
これで朝食がついて875Rs(約1700円)は安いですね。
チケットが取れなければタクシーでの移動を考えてましたが、チケットが取れて良かったと思わずニンマリ。 -
2時間乗って8時6分の定刻にアグラ・カント駅に到着。
新幹線で東京から名古屋まで乗った程度で疲れもなく、朝食や新聞のサービスも付いており快適な列車の旅でした。 -
アグラ・カント駅からタクシーで今日の宿泊先のタージ・リゾート・ホテルに到着です。
タージ・マハルまで歩いて行けて綺麗なホテルとのクチコミ情報でこのホテルに決めました。まだ新しいホテルでスタッフの対応も良く、気に入りました。
早朝出発でしたので眠気がありしばらく寝ました。 -
10時頃起きて、頭もスッキリしているので、いよいよ待望のタージ・マハルの見学に出発。
フロントに行くとタージマハルの入場券、靴カバー、水のペットボトルをホテルの従業員が事前に購入し用意してありました。(750ルピー) 気の利くスタッフです。
歩いて10分程でタージ・マハルの東側ゲートに到着し外国人の列に並びスンナリ入場。
入って右側にこの正門が見えました。 -
正門の模様を見ながらいよいよ入場です。
ドキドキします。 -
正面に憧れのタージ・マハルが「遠いところを良く来たな」と云わんばかりに、出迎えてくれました。 宮殿ではなく霊廟なので朝日に光り輝くタージ・マハルにまずは合掌。
壮大で気品のある姿にウットリとしますね。
しばらく見とれていたら、後ろから観光客の団体が来たので、混まないうちに早めに写真を撮りタージ・マハル内の見学に行きます。 -
イチオシ
近くに寄っていくと、朝日のためか色が濃く見え、一層に見応えがあります。
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ビニールの靴カバーを付けて段の上に登ります。
靴に付着した土埃で貴重な建造物を汚さない、このような配慮は大事ですね。
特に後世に残さねばならない世界遺産は大事にしたいものです。 -
先ずはタージ・マハルの左側(西側)に建つタージ・モスクから見学します。
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タージ・モスクの中はこのような繊細な模様で素敵です。
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天井もこのような模様でウットリしますね。
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タージ・マハルの裏側に廻ってみました。
ヤムナー河が臨め、周辺に余分な高層建造物は無く、風光明媚な景色の場所に建てられています。
この場所を選んだ皇帝シャー・ジャハーンの気持ちが理解できます。 -
いよいよ、霊廟に入ります。
正面のアーチも壁に素晴らしい細工が施されています。
細かい処に実に配慮が行き届いている霊廟です。 -
コーランの文字もひときわ印象的なデザインとなっています。
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この絵柄も良いデザインですね。
当時のインド人のデザインのセンスは抜群ですね。
ここから先は残念ですが写真撮影禁止です。 -
タージ・モスクと同じ様な建物ですが、タージ・マハルの右側(東側)に建つ迎賓館です。
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事前勉強したムガール王朝時代の歴史を思い出しながら2時間以上も真剣に見学したので疲れました。 ベンチに座りペットボトルの水を飲んで休憩です。
結構、良いアングルなので撮ってみました。 -
イチオシ
いよいよお別れです。
ここに来るまでは何年も掛かったのに、見学はアッという間に終わってしまったので、未練の1枚です。 -
正門を出て、南側のゲートに向っています。
-
そろそろ、お腹が空いてきたので昼食にします。
来る前に事前調査で入ることを決めていた店です。
看板が目立つので簡単に見つけることが出来ました。 -
1階は狭いので店の2階に登り待っていると、小学生くらいの少年が来ました。
写真を撮ってあげて、持ってきたメニューからオムライスとマンゴジュースをオーダー。
ニコニコして1階へ降りていったが、無事にオーダーが伝わったのか多少不安。 -
2階席から見える通りの景色です。
自動車、リキシャ、バイク、通行人に混じりヤギがどうどうと歩いて行く姿が面白く、しばらく眺めていました。 -
店の前で雑談している3人の男性がニコリともせず、バラバラの服装で周囲を睨んでいる姿がいかにもインド人らしく、思わずパチリ。
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しばらくすると、ごらんのようなオムライスとマンゴージュースとペットボトルに入った水が運ばれてきました。 お腹が空いていたので結構おいしく頂けました。
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精算時に主人が「自分の店が日本の雑誌に載ったのです」と記事のコピーを見せて自慢そうに店のPRをしてました。 さらに家族と一緒に写真を撮って欲しいとの依頼がありご主人の祖父と子供と3人の記念撮影です。 二人もつられてピースサインをしています。
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続いてリキシャに乗ってアグラ城に来ました。
当時のムガル帝国の権力の強さを感じさせる迫力のある城です。 -
アマル・シン・ゲートです。
アグラ城の南側の門です。
当時はここにバザール街があったそうです。 -
皇帝アクバルが息子のために建てたジャハンギール宮殿です。
左右対称の大理石の豪華な建物です。 -
市民との謁見の場のディワニ・アームです。
皇帝が座る玉座と柱は各々工夫がしてあります。 -
カース・マハルと呼ばれる皇帝シャー・ジャハーンの居室です。
大理石で出来た列柱が目立ちます。
窓からヤムナー河とタージ・マハルが見えました。 -
シャージャハーンは晩年に息子により幽閉され、はるかかなたに見えるタージ・マハルを毎日このように寂しく眺めていたそうです。
日本でも戦国時代には強大な権力を誇った父親が息子に滅ぼされた例は多いですが、どんなに権力を持ったとしても最後に息子に幽閉されるような人生は哀れですね。 -
ディワニー・カースです。
この特別謁見の場もどの城にもあり、密談の場でもあります。 -
次のイティマッド・ウッダウラーへリキシャで移動中に見た光景です。
大家族が一台の車で移動中です。
狭い車におじいさんから子供まで一緒に乗り、道路を眺めながらボーとしている姿は何となくのどかな感じがして微笑ましいですね。
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イテマッド・ウッダウラーです。
シャハンギール皇帝の妻のヌール・ジャハーンが両親のために建てた霊廟とのことで、それほど由緒ある廟ではないので行く予定はなかったのですが、マターブ・バーグに行く途中にあるのでついでに寄ってみました。 -
渋滞が激しく、車とバイクの騒音と排気ガスが激しくイライラしてきますが、この場所はヤムナー河に面した静かな佇まいの廟でホッと一息できるのでお奨めの霊廟です。
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夕陽に映えた白大理石の建物と芝生の緑とのバランスが良いですね。
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本日最後の見学場所のマターブ・バーグです。
この場所が「黒いタージ」が建設される予定だった場所です。
タージ・マハルを愛妃のために建て、ヤムナー河の対岸のこの場所に自らの墓として黒いタージを建て、その間に二つのタージを結ぶ橋まで計画されていたそうです。
雄大で素晴らしい計画です。 何とか完成させてあげたかったですね。 -
マタブ・バーグからヤムナー河の対岸のタージ・マハルを撮影して、本日の観光を終了して、再びリキシャでホテルへ戻りました。
ホテル到着時にリキシャと料金交渉で揉めたのですが、沢木耕太郎が言っていた「インドで騙されまいと頑張ることは、つまらないことなのかもしれない」との言葉を思い出し、適当なところで妥協しました。 -
翌日はイードガー・バススタンドからバスにのり、ファーテーブル・スイークリーへ行きました。
地元の方と欧米の観光客が半々で、結構混んでました。 -
約1時間半ほどでファーテーブル・スイクリーの近くのバス駐車場に到着。
城門が近くに見えたので、天気も良いし歩いて行くことにしました。 -
土産物売り場が並ぶ路地を抜けていきます。
2,3件の店に入ってみました。
値段は安いですが、あまり買いたくなるようなものはありませんでした。 -
ファテープル・シークリーのモスク地区のブランド門の下に着きました。
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階段を登り門を入ると、モスク地区の広々としたエリアでした。
左側の白い建物がアクバル帝に跡継ぎが生まれると予言したサリーム・チシュティーの霊廟です。
実際に子供が授かり、小さな村だったこの地に都が移されたのですから、この予言者の貢献度は多大ですね。 -
左側に1671年に建てられたジャマー・マスジットが見えます。
この都の中では最も大きな建物です。
中はインド風の柱を使いながらイスラム建築の特徴を表現した、かなり凝った建物でした。 -
柱や建物は全てインド風ですが内部の装飾はイスラム風で統一されており、宗教融合を感じる内装です。
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続いて門をくぐって宮廷地区の方へ行きます。
モスク地区は入場無料ですが、宮廷地区は有料です。
ここはやたらとガイドをしたがる学生及び年配のインド人が多いですが、「充分に事前勉強済みです」とやんわりと断りました。 -
入り口から入って右に曲がってすぐにディワニー・アームが見えてきました。
他の城にもありましたが皇帝が一般の方々と謁見する場所です。
1000本以上の柱がありますが、どこから見ても帝が座る玉座が見える建築技術はすごいですね。 壁やアーチはイスラム建築様式でした。 -
ディワーニ・カースです。
この場所もどこの城にも必ずありましたが特別な謁見と密談が行われていた建物です。 -
ディワーニ・カースの内装は他の城よりも格段と美しく、宝石の家とも呼ばれているそうです。
内部の中央に立つ玉座はこのように素晴らしい彫刻です。 -
パーンチ・マハルです。
5重の塔が特徴的です。
176本の柱があり、風通しを考慮して上部に行くにつれて柱の間隔が狭くなっています。
この辺りはペルシャ様式の建築技術を取り入れているようです。 -
ジョダ・バイ宮殿です。
アクバル帝の3人の妻の内、唯一子供を授かったジョダ・バイが住んでいた宮殿だそうです。
ジョダバイはヒンドウー教徒だったので内部の装飾はヒンドウ様式となっています。
アクバル帝の気配りが感じられます。 -
アクバル帝が執務をこなしたクワーブ・ガーです。
1階にアクバル帝の寝室もあります。
執務室の近くに寝室を用意するとはアクバル帝は私と同じ(?)で仕事熱心だったようですね。 -
クワープ・ガーの目の前に池があります。
この池の中央で音楽奏者が楽器を奏でてアクバル帝を楽しませていたようです。
ファテープル・シークリーはたった14年間しか都を置いていなく、歴史上でも重要な都でもないので、あまり期待せずに見学しましたが、戦火にさらされることが無く、往時の姿がそのまま残されているので綺麗な都で予想以上に良かったです。 -
バス駐車場へ行く途中で道を聞いた女の子たちです。
緑の服を着た女の子が片言ですがしっかりと英語を話したのには驚きました。
御礼に写真を撮って見せてあげたら喜んでいました。
将来、美人になりそうな可愛い女の子たちでした。 -
帰りのバスは乗った時はこのようにガラガラでした。
しかし発車時間になると地元の方達ですし詰め状態で発車。
古いバスなのでクッションもなく揺れが激しく、往復3時間も乗ったので腰が痛くなりました。 -
今朝出発したイードガー・バススタンドに到着しました。
ジャマー・マスジットへ行く予定でしたが、暑くなり長時間のバス移動で疲れたのでホテルに戻りビールを飲み、プールサイドでノンビリすることに変更しました。
気分次第で自由に予定を変更できるのが個人旅行の最も良いところですね。 -
夕方になり涼しくなってきたのでホテルから歩いて5分程のタージ・ネイチャー・ウオークに行ってみました。
180ヘクタールもある公園で30種類以上の鳥や40種類以上の草花が生息しているそうで思ったよりも広く綺麗に整備された公園でした。 -
入り口からこのように整備された道を5分ほど歩くと、左に分岐する小道があったので行ってみました。
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すると、迎賓館のドームと重なり合うタージ・マハルが見えてきました。
昨日は正面とヤムナー河の対岸から、今日は迎賓館と重なりあうタージ・マハルを見ることができて、「これで、もう充分だな」と納得して、アグラ見学は終了としました。
インドも急速な経済発展により車が増えて中国のように排気ガス等による大気汚染が激しくなっていました。 タージ・マハルだけはこれから見に来る方達のためにも大気汚染に負けずいつまでも光り輝く雄姿を維持して欲しいものです。
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