2013/02/03 - 2013/02/05
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河内温泉大学名誉教授さん
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種田山頭火の足跡を辿りつつ、彼が吸った空気を共にしたいという単純な理由から始まった旅は、2012年の中国・九州に始まっていよいよ終焉の地へと向かうこととなりました。ひょんな事からある会でのスピーカーに指名され、しかも、山頭火という指名付きでありましたのも、これも何かのご縁と旅を起こすこととしました。
山頭火が辿った、巡礼の旅を体感するため、阿波を目指します。淡路島ルートで四国に入ります。山頭火のように徒歩とは参りませんが、出来るだけ彼の足跡を辿ることにしつつ、終焉の地松山を目指します。先ずは一番札所霊山寺で旅の安全を祈願します。初日の宿は、室戸岬近くの「北川村温泉 ゆずの宿」という公設の旅館です。この近くには中岡慎太郎の生家があって保存されている。彼の銅像は台風の玄関のような。室戸岬に建っておられ少々気の毒にとも思った。さて、道筋は山頭火の辿った、吉野川沿いから山中へ分け入るが、吉野川で野宿をした山頭火は「まどろめばふるさとの夢の、草の葉ずれ」とその情景を詠んでいる。しかし、あてにしていた後援者からの為替が届かず、一気に松山を目指すことになります。
現在の国道33号、土佐街道で仁淀渓谷から砥部の町を経由して、いよいよ松山です。まず「一草庵」に向かわねばなりません。山頭火が終焉の地として選んだ松山で後援者の努力で結庵したのは松山城の北、御幸寺の門外にある納屋です。昭和14年12月15日、山頭火49歳から始まった行乞の旅の終点に庵が結ばれました。翌年10月10日同人が開催する句会の最中に「コロリ往生」を遂げるまで、松山の町を道後の温泉を一草庵でゆるゆる楽しむのです。
写真でもお分かりのように、ほぼ原型が保存されています。また、近くにはトイレ等の設備も完備しています。出来るだけ山頭火の空気に触れながら、沢山の記憶を焼き付けて帰ることします。帰宅後のある会での発表は、仕入れてきた写真や資料をお配りするだけで、松山での山頭火を味わって頂くことが出来ました。一草庵へは、伊予鉄バス護国神社前バス停より徒歩5分(松山市御幸1丁目435-1)
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