出雲ひとり旅　①　松江・玉造温泉

2013/10/30 - 2013/11/02

往路はサンライズ出雲に乗って、島根県へ一人旅してきました！
松江・玉造温泉、出雲大社、温泉津温泉、石見銀山と、島根のメジャースポットを楽しみました。
神在月ということで、とっても混んでいた出雲大社でしたが、やはり「気」は感じましたよ。

エリア 松江・松江しんじ湖温泉(島根)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ JR特急 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

仕事を定時にあがり、超ダッシュで帰宅。ご飯、洗濯、お風呂を済ませ、2時間後の21：20に自宅を出ました。

一人旅のスタートです！時間ないほうが家事がはかどるのは何故だろう・・・。もっと普段やればいいのにと自分をつっこみながら駅に向かいます。

横浜駅でビールとおつまみを買い、東海道線下り、6番線ホームから「サンライズ出雲」に乗り込みます。
帰宅する会社員に混じって寝台特急を待つ優越感・・・。最高ですね☆

初めてのサンライズ出雲。今回の部屋は一番多いタイプのシングルです。
1か月前にみどりの窓口で発売と同時に、シングルの平屋（車両のはしっこ。天井が高い）か、2階を求めたのですが、あっという間に売り切れたようで、1階しかなく・・・。その後キャンセル待ちを狙って計4回、かけあってみましたが、結局空き部屋は出ませんでした。

でも、意外と1階も良かったです。負け惜しみじゃないですよ！

ベッドの横に荷物がおけるスペースがわずかにある程度の狭い部屋ではありますが、個室というのはやはりリラックスできます。

さ、いい旅になるように、乾杯！

ビールをぐびぐび飲みながら、健康診断のちょっと気になる結果や仕事の嫌なことなど忘れて楽しむことにしました。

それにしても窓から眺める夜の街の風景、なんて飽きないのでしょうか！
部屋の電気を消して上をながめれば（サンライズ出雲の窓は大きいんです）、満点の星空が見えます。
最高だなあ・・・。
その後寝てはみたものの、熱海駅、富士駅、だれもいない京都駅、大阪駅（写真撮れば良かった！）などじーっと見てました。

6時過ぎに社内アナウンスがあり、岡山到着を知らせてくれます。
ここでサンライズ瀬戸とサンライズ出雲が切り離されるのです。
せっかくなので、上着をはおって切り離し作業を見に行きました。
サンライズ瀬戸が先にでて、そのあと出雲が出発します。
停車時間は7分ほど。ホームで温かいコーヒーを買い、買っておいたパンを食べました。

朝日が上ってきました。

お天気期待できるかな？

列車は、高梁川に沿って、北上していきます。

こんなミニサロンカーもあるんですよ。

連れがいたら、ここでご飯を食べるのもいいですね。

長い寝台特急の旅もおしまい。
終点の出雲市までではなく、手前の松江駅に9：30下車しました。

観光案内所で、レンタサイクルを案内してもらい（1日300円）、早速観光スタートです。

まずは、宍道湖へ。

うわ〜。まるで海、ですね・・・。

有名な夕日スポットだけに、地面にこんな案内もあります。

親切です☆

今日は夕方どうだろう・・・、期待しつつ、次は宍道湖大橋を渡り、松江城へ向かいます。

重要文化財の松江城（前は国宝だったようですが・・・）。

全国に現存する12天守の一つで、天守の平面記簿では2番目、高さでは3番目、古さでは5番目とのこと。黒塗りの重厚な外観、かっこいいです。

最上階の望楼からは周囲360土を展望することができます。
外に回廊があってそこから展望するお城が多い中、ここは中から望めます。珍しいようです。

少し早いのですが、ここでお昼にします。

自転車で5分程、カラコロ広場までやってきました。

京町商店街。

この少し先に行って、まがったところに・・・。

「季節の風　蔵」（ときのかぜ　くら）がありました。

宍道湖と言ったら、やっぱりしじみ！

しじみ丼（1470円）をいただきました。
これ、めちゃくちゃ美味しかった・・・。

満腹になったところで、再び松江城まで行き、自転車を置いて、城下町をてくてく歩くことにしました。

歩くの大好き！

ここは塩見縄手と呼ばれる城下町の面影を残す約500ｍの道。

雰囲気あっていいですね〜。

「武家屋敷」は、約275年前の松江藩中級武士の屋敷です。
内部には家具調度品や生活用品が展示されていて、当時の様子が垣間見えます。

興味深く見て歩きました。

次に訪れたのは、「小泉八雲旧居」（ヘルン旧居）。

ラフカディオ・ハーンこと小泉八雲が奥さんのセツさんと過ごした家です。

八雲お気に入りの庭もそのままでした。


並びには「小泉八雲記念館」があります。

直筆原稿、遺品などが展示されていて、また、たくさんの写真・パネルがあり興味深く見ることができました。10代で片目の視力を失い、また幼い子供を残して急死したことなど知らなかったので勉強になりました。

松江といったら、堀川めぐりが有名です。

乗りませんでしたが、風情があっていいですよね〜。
1周約50分程とのこと。

ぶらぶら歩いていて見つけた、「へるんの小径」さんでぶぶだんごを。

あんこをつけてもらい食べました。素朴な味で美味しかった〜。

そのまま進むと「城山稲荷神社（じょうざんいなりじんじゃ）」がありました。

境内には石狐がいっぱい。

以前は2千以上もあったそうですが、現在は200だったかな？

八雲もよく訪れたようで、こちらのキツネさんが特にお気に入りだったとか。

さて、夕方まで時間があります。どうしよう・・・？

自転車を走らせて、喫茶店でコーヒータイム。
「Salone　del Caffe Hattori」さんで。

素敵な雰囲気のカフェでした。

しばし文庫本を読んでのんびりします。

夕暮れが近づいてきました。
再び宍道湖へ向かいます。

すでに何人もの人が湖岸で夕焼けを待っています。

嫁ケ島の向こうへ沈む夕日。

う〜ん、ちょっと雲が厚いけど、まあ良しとしましょう。
いつまでも見飽きない風景です。

さて、そろそろ、自転車を返しにいかねば。その前に・・・。

女子にはちょっと有名な、「宍道湖うさぎ」に立ち寄りました。
島根県立美術館の庭にあるオブジェです。

湖側から2番目のウサギを西の方角に向かってなでると幸せになるそうです。
若い女の子が次々にやっていたのですが、あいた瞬間に私もささっとやってみました。

何だかちょっと照れたけど・・・（笑）。

この美術館の庭は誰でも自由に入れますよ。



駅まで７〜8分、急いで自転車を返し（それにしても乗り心地が良かった！お店の人も感じよかったです）、バスで30分ほどの玉造温泉が今日のお宿です。

温泉旅館に泊まるときはいつも夕方にはついてのんびりするので、こんなに遅くにチェックインするのは初めて。でも夕日見たかったしなあ。

お世話になる「佳翠苑　皆美」は、高級旅館。

一人旅でこんなに贅沢するのは、初めてです。
いい年した大人だけど（！）ちょっと緊張しちゃうなあ（チェックインの時は真っ暗だったので宿の写真は次の日に撮りました）。
ちなみに、予約したのは3か月も前。一人宿泊できるところは限られてるので・・・。この時期、やっぱり出雲は人気がありますかね・・・。

ロビーではお茶菓子が出てきました。

いいですね〜。

部屋はシングル。十分、十分。

一人旅で、部屋にトイレがついてるの、久しぶりです（笑）。


早速浴衣に着替えて、旅館の大浴場へ。
温泉はとてもやわらかい泉質でした。
顔にもここぞとばかり、ペタペタとすりこみます。

お楽しみの夕食は、食事処でいただきます。
隣の席とは距離があり、一人でも気になりません。

冷酒とともにいただくお料理はどれも美味しい！！
は〜、最高です・・・。

こんなのや・・・

こんなのや・・・。

お品書き持って帰ったけど、もうよくわからない。すみません・・・。

これは「名物　鯛の蜆味噌茶漬け」・・・。

言葉にできないくらい美味しかったです・・・。

これこれ。いくらでも食べれます。

く〜、家族よ、ごめん！一人だけ美味しい思いして！！

最後はピスタチオプリン　黒蜜のジュレ。
他にケーキも選べました。

もうお腹いっぱい。入らない！あえてビールはやめたのに〜。

デザートまできれいに平らげて、最上階の展望風呂に入り、今日はそのままバタンキュー。いい1日でした。

ちなみに次の日の朝食バイキングも最高でした。
たくさん食べたかったけど、昼ごはんがおいしく食べれないと悲しいので適度に切り上げました。ちょっと心残りでした・・・。しじみのお味噌汁、本当においしかったです。

チェックイン後、玉造温泉街を歩きます。

旅館のすぐ近くにある姫神広場は、玉造名産のめのうを埋め込んだ足湯があります。

温泉街の真ん中には玉湯川が流れ、いい雰囲気です。

薬師湯広場は、源泉が湧き出す手湯があります。

ここには、無人販売のボトルがあります。
200円を入れてボトルも購入できます。娘のために美肌の湯を持ち帰りました。

5日間で使い切るのがいいようですよ。

少し先には「玉造湯神社」があります。
境内にある、願い石（真玉）に、叶い石を添えて、御神水をかけて祈願し、お守りとして持ち歩けば願い事が叶うといわれています。

近くの橋から撮った写真にここの鳥居が入っていると恋が成就するともいわれています。女の子二人組が楽しそうに写していました。ちゃんとカメラ台もあるので、一人で来ても写せますね！

女の子には、たまらないスポットですね〜。

あら、いい看板！。センスあるな〜。

次にやってきたのは、清厳寺。

こちらは、美肌祈願でちょっと有名です。

その昔、和尚さんがここにあるお地蔵様に白粉を塗って祀ったところ、顔面の痣が綺麗に治ったとのことで、それからこのお地蔵様に白粉を塗り、自分の顔につけて祈願すれば美人になると言われるようになったそうです。

また、自分の体の病気のあるところと同じ部分に白粉を塗って祈願すると治るとも言われ、今も病気平癒の祈願の為に訪れる参詣者がいるとのこと。


まずはこちらの本堂に参拝します。

次におしろい札所で祈願札を購入します。
顔用とからだ用があります（300円）。

それにしてもかわいらしいイラストです。


治癒したい箇所を色鉛筆で塗ります。

そして、お札をおさめて、おしろい地蔵様に参拝します。

お地蔵様の下には、白粉と筆の入った引き出しがあります。

お地蔵様の、自分の治したいところと同じところに白粉を塗ると治ると言われています。
さっそく、顔と、首と、肘を筆でパタパタ。
どうか、娘のアトピーが治りますように。

玉湯川は両岸が整備されていて、散策にもってこい。

朝の河畔は気持ちいいです。

これは、「幸せ青めのう」。

玉湯川の河畔にあるのですが、真ん中にある青いめのうの原石にふれると幸せになれるそうです。

でも、結構水があって、そばまで行けず、諦めました。

行ける人、いるのかなあ・・・？

　

宿の送迎車で玉造温泉駅まで送ってもらい、次は、普通列車で出雲市駅まで向かいます。いよいよ、出雲大社に参拝です！！

それにしても、さすが美肌の湯で有名な玉造温泉。翌日から肌のしっとり感が違いました！

この旅行記へのコメント （4）

• トラッキー☆さん 2013/11/23 03:10:58

  サンライズ出雲、楽しみ♪

  やまやまさりーさん、こんばんは☆
  またまた、お邪魔しました。
  
  私、もうすぐ島根へ行くのですが、サンライズ出雲から始まり、石見銀山⇒出雲大社⇒玉造温泉⇒松江と回る予定・・・偶然にも、玉造温泉では皆美さんに泊まるんですよ！！
  
  やまやまさりーさんと逆回りですが、とても似ていて、ビックリしています。
  
  「季節の風 蔵」のしじみ丼が食べたかったけど、残念ながら私たちが行く日はお休みでした。
  最終日、松江を観光するか、足立美術館に行くか迷っているところです。
  
  私が一番楽しみにしているのが、初の日本の寝台列車、サンライズ出雲。
  予約できなかったら、島根の旅もやめちゃおうって思ってたくらい。
  無事に予約できてよかった・・・
  
  高齢の親と一緒なので、あんまりアクティブには動けないと思いますが、旅行記アップしたら、ぜひ遊びに来て下さい。
  
  では、これからもよろしくお願いします。
  
  とらっきー☆
  

  やまやまさりーさん からの返信 2013/11/23 20:06:58

  RE: サンライズ出雲、楽しみ♪

  トラッキー☆さん、こんばんは。
  
  たくさん旅行記読んでくれてありがとうございました。
  
  そうですか、サンライズ出雲ですか！
  良かったですよ〜、本当に・・・。
  私も1か月前のチケット発売日はドキドキで・・・。特に今の時期は混んでいるので、取れて本当にほっとしたものです。
  車窓を見てるとまったく飽きなくて、寝不足気味でしたが・・・。
  
  皆美に泊まるとのこと。ご両親、満足されるといいですね。
  少なくとも私はめちゃくちゃ満足しましたよ〜。肌もしっとりつるつるになりました！
  
  足立美術館は私も行きたかったです。
  少しだけ時間が足りなくて予定から外したのですが、思い切っていけば
  良かったな、と思っています。
  
  旅行記楽しみにしていますね。
  素敵な旅行になりますように！
  
  
  やまやまさりー

• marimari526さん 2013/11/15 23:39:03

  たった今、アドバイスいただいたmarimariです

  初めまして。
  松江観光のところではアドバイスいただいてどうもありがとうございました。さっそく旅行記、拝見させていただきました。
  
  寝台車、風情があっていいですね〜。眠るのがもったいなくなりそうですね。まだ乗ったことがありません。そういう選択肢もあるんですね。
  それから、しじみ丼！おいしそう！私も食べたいです。今回は時間ないかな〜・・・（泣）。
  
  リッチな温泉旅館も、今はお一人様でもちゃんと歓迎してくれますか？
  私は1人だと、ついついビジネスホテルに泊まってしまい・・・そういうところにもひとりで堂々と泊まれるようになりたいです。
  
  旅行記、引き続き拝見していきますね。
  どうもありがとうございました。

  やまやまさりーさん からの返信 2013/11/16 00:08:33

  RE: たった今、アドバイスいただいたmarimariです

  こんばんは。
  
  旅行記読んでいただいて、ありがとうございます。
  
  
  ゆっくり回れるといいのですが、一人だとついつい無理をしてしまい、いつも私の旅は、こんな感じで盛りだくさんになってしまいます。
  
  最近は一人でも泊まれる温泉宿が多いので、ぜひチャレンジしてみてください。なかなかいいですよ〜。
  お天気がいいといいですよね。旅行2日目に温泉津温泉に泊まったのですが、松江が快晴という天気予報を見て歯ぎしりしたのを思い出しました（笑）。
  
  素敵な夕日が見られますよに。
  
  では。
  
  やまやまさりー