2004/08/01 - 2004/08/11
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kazimさん
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古き良きヨーロッパの雰囲気が残り、人々は穏やかで、自然は変化に富み、そして奥深い歴史があるスロヴァキアには、2001年に初めて訪れて魅了された。そのため2004年に「もう一度おいで」と現地の人から誘われたとき、すぐに再訪を決め、この年は、現地の人とともに主な観光地を1週間ほどで歩き回った。「スロヴァキアのまごころ」の第3章目は、そうした観光的な見所を最も掲載している。
〈写真 バンスカー・ビストリツァの広場〉
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- オーストリア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
2004年の旅は、そもそもスロヴァキアからの電話が始まりだった。2001年にセロメヴォ村(「スロヴァキアのまごころ1」参照)の実家を紹介してくれた人が帰国しており、「パパやママが会いたがっているからもう、一度来ませんか?」と誘ってくれたのだ。セメロヴォ村でしばらく過ごしてから、観光地を一緒に回るという提案までしてくれ、私としては文句なくその夏の旅をスロヴァキア再訪とした。
〈写真 ボイニツェ城〉 -
その地元の人との旅は、都市間をバスで移動して、土地の知り合いに案内を頼むというスタイルだった。結果として、ボイニツェ→ポプラド→タトリ山→レヴォチャ→スピシュキィ城→バンスカー・ビストリツァ→バンスカー・シュチャヴニツァ→クレムニツァの順で回った。この国の中部の見所はほぼ見たことになる。
〈写真 ボイニツェ城内部〉 -
最初に向かったのはボイニツェだ。セメロヴォを出てノヴェ・ザームキからバスをニトラで乗り換えて着いた。ボイニーツェ自体は人口5000足らずの街で、隣のプリエヴィザに宿を取る。動物園や温泉もあるらしいが、ここの見所はボイニツェ城だ。
〈写真 ボイニツェ城からの景観〉 -
城内を回るツアーに乗り、洞窟のような地下から、階上へ数々の部屋をめぐる。金を豊富に使った天井や中世風の調度が目立った。ただし、街歩きと人との触れ合いを好む私には、この後に訪問した街々の方が印象に残っている。ここは城だけを見ればよい街であった。
〈写真 ボイニーツェ城エントランス〉 -
再びバスに乗り、ポプラドに向かった。市としては「ポプラド」で、駅名は「ポプラド・タトリ」と呼ぶらしい。2001年には、ブラチスラヴァから列車で来てバルデヨフ行きのバスに乗り換えた所で、ターミナル周辺には記憶がある。今回はタトリ山への起点とし、宿を取って街を歩けば、その美しさに感心する。
〈写真 ポブラド市内〉 -
特に街の中心の広場は、淡い色でカラフルに塗られた商店に囲まれ、ひときわ高い教会が景観を引き締めている。街を美しく保とうとする意志がはっきり見える。観光客の姿もかなり目立つ街だった。
〈写真 ポブラドの広場〉 -
タトリ山はカルパティア山脈の一部で、スロヴァキアとポーランドの間にそびえる。正確にはタトリという名の山はなく、この一帯を現地の言葉で「ヴィソケー・タトリ」(高いタトリ)と呼ぶ。ポプラドから山腹まで山岳電車も走っているが、私たちは現地の知り合いの車を駆って出かける。道中からも山塊が眺められた。
〈写真 ポプラド郊外からタトリ山を望む〉 -
山岳鉄道の終点はタトランスカー・ロムニツァだ。車で来た私たちも、ここでロープウェイに乗り換え、急峻な斜面を4キロほど登り、中腹のスカルナテー・プレソに着いた。降りたとたん、冷風に身が凍える。
〈写真 タトランスカー・ロムニツァからのロープウェイ〉 -
写真にあるように、ここの標高は1751m。8月とはいえ、もともと暑さは感じないこの国で、これだけの高さまで登ってくると、とても寒い。慌てて長袖を着るが、それでも薄手のジャケットからは寒さが染みとおる。
〈写真 スカルナテー・プレソのロープウェイ駅で〉 -
しかし、眼下に見下ろす眺望は、素晴らしく雄大である。この国は、北側にこのカルパティア山脈があり、さらに中央部にも山塊が連なるのだが、その間は、一定の標高を保ったままに、それなりの平原が続いていることが分かる。
〈写真 スカルナテー・プレソから眺望〉 -
このスカルナテー・プレソからは、さらにロープウェイがあり、標高2633mのロムニツキィ・シュティート山の頂上まで登れるが、あいにく霧で運行を停止していた。それでもロープウェイ駅の周辺は公園なっており、トレッキング姿で下山してくる人も見かける。
〈写真 スカルナテー・プレソと霧〉 -
この後、タトランスカー・ロムニツァに降り、周辺の公園や小さな博物館を回り、この日はもう1泊するべくポプラドに戻る。帰りの車内からは、霧が晴れたタトリ山塊の雄大な眺望が開けた。
〈写真 タトリ山の山並み〉 -
ポプラドを起点に、この日のタトリ山と翌日のレヴォチャやスピシュキィ城への訪問については、ここでもセメロヴォの友人の知り合いの車に頼っている。ポプラドに住む若いカップルで、その女性の方は、オリンピックに出たことがあるそうだ。この後には元国会議員にも会うが、人口500万ほどの国だと、そうした人があちこちにいるのだろうか。
〈写真 私、オリンピックに出ました〉 -
彼らは気持ちのいいカップルで、2日間、車であちこちに移動してくれたおかげで、周辺の見所が効率よく回れた。これも彼らの「まごころ」であり、バスが頻繁とは言えないので、とてもありがたかった。
〈写真 セメロヴォの友人とポプラドのカップル−レヴォチャのマエストラ・パヴォラ博物館にて〉 -
翌日はレヴォチャとスピシュキィ城を回る。ポプラドからレヴォチャへは車で30分ほど、スピシュキィ城はさらに15分ほどのものだ。まず、レヴォチャは、人口15000足らずのほんとに静かな街だった。それだけに城壁に囲まれた街は、おそらくほとんど中世そのままで、独特の雰囲気がある。
〈写真 レヴォチャ中心部〉 -
人通りも少ない通りを歩いていると、建物の向こうの山に小さな教会が見える。緑豊かな自然と人の営みがマッチし、さらに歴史の奥行きが感じられる好印象の街だ。2001年に行ったバルデヨフ(「スロヴァキアのまごころ2」参照)も、奇蹟のように残った街だと感じたが、こちらではその思いが一層強い。
〈写真 レヴォチャの街から〉 -
レヴォチャの見所は聖ヤコブ教会と旧市庁舎であり、この2つは中心の広場に並んで建っている。特に、細かい装飾が彫られた聖ヤコブ教会の巨大な祭壇は印象的だった。また、街を囲む城壁が完璧に残っていたのも記憶に残る。
〈写真 レヴォチャ中心部〉 -
イチオシ
現地の人に案内されるまま、何の予備知識もなしに訪れたのだが、スピシュキィ城は素晴らしかった。この旅で最初に訪れたボイニツェ城は貴族の贅沢な暮らしを残していたが、ここは戦いを想定した城であり、小高い丘の上に広がる巨大な要塞だ。
〈写真 スピシュキィ城の遠望〉 -
1993年に早くも世界遺産に登録されたという事実から、その歴史的な価値がうかがえよう。閑散としてしたレヴォチャとは対照的に、観光客の姿も多い。近づくと城壁は見上げるように高く、改めてその規模を実感する。
〈写真 スピシュキィ城へ登る〉 -
息を切らせて上り詰めた要塞の中も広く、いくつかの部屋では遺物を見せていた。これらの展示も充実しており、当然、写真のような鎧や槍、甲冑など、戦いに関わるものが多かった。
〈写真 城内の展示〉 -
城内の一部屋は礼拝所で祭壇が置かれていた。レヴォチャの聖ヤコブ教会の華麗で豪華な祭壇を見た後だけに、その素朴な信仰の姿が印象的だ。例えばレヴォチャのような街を守るために、城が築かれたのだろうが、戦に出る人こそ、こうした祭壇で真摯に祈ったのだろう。
〈写真 城内の礼拝室〉 -
この城は廃墟と化していた時期が長かったそうで、この時にも一部では修復作業が行われていた。スケールが大きいだけに、その作業にも時間がかかるはず。現在でも行われているのだろう。
〈写真 スピシュキィ城からの眺め〉 -
バンスカー・ビストリツァとバンスカー・シュチャヴニツァ、そしてクレムニツァは、いずれもこの国の中央部の山中に、それぞれ50?ほど間をおいてたたずむ街であり、鉱山を起源としている点でも共通している。そして、とにかく美しい。
〈写真 バンスカー・ビストリツァの広場〉 -
ポプラドから3時間ほどバスで移動し、宿を取ったのはバンスカー・ビトスリツァで、この宿が面する旧市街の広場の美しさにほれぼれする。銀や銅の鉱山から得た利益を建物に費やしたのだろうか。広場を眺めながらビールを飲んだが、ずっと座っていたい気持ちになった。また、新市街のバス・ターミナル周辺の芝生の美しさも記憶に残る。
〈写真 バンスカー・ビストリツァで〉 -
イチオシ
この一帯を案内してくれたのが、先に書いた元国会議員の男性だった。チェコと分裂した時に請われて議員となったが、政治には興味がもてず、今は自動車販売など手広く事業を起こしていると言った。彼の黒塗りベンツで、バンスカー・シュチャヴニツァに向かう。
〈写真 バンスカー・シュチャヴニツァの広場にある塔〉バンスカー・シュティアヴニツァ歴史都市と近隣の工業建築物群 旧市街・古い町並み
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この街も起源は金と銀の鉱山だが、資源が枯渇し、今は人口1万ほどの静かな街になっている。同じように鉱山がなくなってもバンスカー・ビストリツァは7万ほどの人口を保っていた。それと比べて静かさが際立つ。しかし、ここもとてつもなく美しく、特に狭い広場に立つ塔が素晴らしかった。
〈写真 塔の先端は金細工〉 -
狭い盆地に市街が作られており、周りの山には廃坑や城があって、それぞれ見学もできるが、街の中にある家さえ趣がある。この辺りの美しさは、一朝一夕に成り立ったものではない。人々が長く生活する中で心地よさを求めて少しずつ培い、今は安定している存在の美しさだ。それは「スロヴァキアのまごころ2」で行ったバルデヨフにも言えることだ。美しさが奥深い。
〈写真 バンスカー・シュチャヴニツァの家〉 -
黒塗りベンツの主は「郊外にきれいな湖がある」と言って車を進めた。青々と水が澄んだ湖で、土地の若者たちが水泳を楽しんでいる。ここは車でなければ行けないところ、私はあまりに気持ちがよくて、運転の元国会議員に謝りながら、またビールを飲んでしまった。
〈写真 バンスカー・シュチャヴニツァ郊外の湖〉 -
イチオシ
私があまりに感動するものだから、元国会議員は予定になかった街に寄ってくれる。彼の「まごころ」をありがたく思いながら向かったのがクレムニツァだ。ここは人口5000あまりと、さらに小さい村だが、やはり金鉱山があり、また温泉も出たという。見所は聖カタリナ教会と城だ。
〈写真 クレムニツァの聖カタリナ教会〉 -
クレムニツァは日本のガイドブックにはほとんど載っておらず、もちろん私も知らなかった。観光客も少ないが、その分とても落ち着ける街だ。忙しい仕事の中、時間を作って案内してくれた元国会議員に感謝、それ以上に私の周遊にずっと付き添ってくれたセメロヴォの友人には、本当に感謝している。
〈写真 聖カタリナ教会の庭から、塔のてっぺんにはここにも金細工〉
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