高台の廃墟スピシュ城

2010/09/21 - 2010/09/23

ちょっと前ですが、2010年9月16日から25日までチェコとスロバキアを一人歩きして来ました。その中で最も印象に残ったスピシュ城の事について投稿します。
スピシュ城に限らず、スロバキアの日本での知名度かなり低く（旅行ガイドといえば「地球の歩き方」くらい）、何があるのか知らないという方が多いかもしれません。数日歩き回った感想は、隣国のチェコに劣らず自然あり、文化・史跡ありの楽しい国でした。もっと詳しく歩き回りたいと思わせてくれるものがありました。是非皆さんも機会があれば訪れてみてはいかがでしょう？

エリア スピシュ城周辺(スロバキア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: チェコ航空 アエロフロート・ロシア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

プラハ中央駅からスロバキア東部の街プレショフを目指します。午前11時11分発コシツェ行の列車に乗り込みます。平日だったからか列車はがら空きでした。やっぱりコンパートメントはいいですね〜。途中、キサク駅で乗り換えです。乗り換え含めて約8時間、値段は日本円で約5000円（2012年現在ならレートの関係でもう少し安いかも）。それではしゅっぱ〜つ。

人生初の食堂車です。

テンションMAXとなりました。というわけで、昼間っぱらからビールいってしまいました！

窓から撮影。この列車は古いタイプなのか、窓の開け閉めは自由でした。

乗り換え駅のキサク。18時50分に到着。周りは真っ暗だったので。この写真は帰りに写したもの。

この駅の周り、本当に何もありません。乗換駅にしては寂しすぎやしませんかね？って感じです。

プレショフのシンボル「プレショフ聖堂」。プレショフ駅前の道をずっと真っ直ぐ進みます。バスが何本も出ているのですぐこれます。

夕食をとった地下にあるイタリアンレストラン。なかなか雰囲気良かったです。料理も◎。翌日はいよいよスピシュ城へ。

スピシュ城へ出発。やや天候が悪い。曇っていらっしゃる・・・。プレショフ駅前のバスターミナルでスピシュ城方面のバスを探すも、わかりません・・・。インフォメーションで城の写真をみせながらここに行きたいと説明すると、ブラチスラバ行のバスに乗り、途中スピシュキーヴラヒで下車しなさいと、丁寧に教えてくれました。8時発ということ。時計を見るともう8時！！ダッシュで乗り場まで・・・、扉が閉まる寸前でぎりぎり間に合いました。スピシュキーブラヒまでは約40分、2.4ユーロでした。
目的地に近づくほど天気が悪くなっていきます・・・。トンネルを抜けるたびに、霧が濃くなっていき、最後のトンネルを抜けたら周囲は何も見えなくなりました。バスも超スロードライブです。定刻10分遅れで目的地到着。しかし・・・、嫌がらせなんですかね〜・・・、霧が濃すぎて何も見えません。ガイドブックによると、スピシュ城の周りは開けているため向かう途中で城の容姿を拝むことが出来ると書いてありましたが・・・。

自分の不運を呪いながら、道を聞き聞きとりあえずお城へと向かいました。お城に近づいても、ご覧の通りです。

お城への入口です。

城内です・・・。これはこれで雰囲気ありますよね〜・・・。

霧にかすむ城内の物見台とその向こうに霞む太陽です。

この辺り、「天空の城ラピュタ」に似てません？？

おや？心なしか青空っぽいものが見えはじめましたが・・・・。

これはまさか・・・、霧が晴れてきましたか？？

物見台からの眺めです！！やっぱり霧が晴れてきましたよ！！！よい眺めです。ほんと、地上を見下ろす感じです。

本当に360度遮る物が無いので爽快な気分になれます！

城内の野外舞台です。大砲とかが展示してありました。

城内から天守閣（？）をみるとこんな感じです。

野外舞台から天守閣をみています。

行きは霧で真っ白だったお城への道からです。結構大きいお城ですよね〜。

麓の町からです。お城の全容はこのアングルの方がしっくりきますね！

麓の町のレストランにて。写真はスロバキア郷土料理のハルシュキです。ハルシュキとは、ジャガイモを茹でたものに小麦を混ぜ、羊のチーズをかけた食べ物です。おいしかったのですが量が半端なく多かったため食べ切れませんでした。ちょっと癖が強いので人によって好みは分かれるところでしょう。

ちょっとぶれてますが、帰りのバスから撮ったものです。さよ〜なら〜、スピシュ城またくるよ〜！！