青春18きっぷ de 雪の北陸へ part2 <東三条～金沢>

2012/12/31 - 2013/01/03

去年の同じ時期、ツレが出かけてくのをひと駅だけ一緒に乗って見送ったら、得意そうに雪景色の中を走る車窓の写メを送って寄越されひたすら悔しい思いをしたので、今年は息子が帰省しないのを良い事に、ほぼ同じコースをツレと２人で出発。
行き当たりばったりでマイペースなツレといかに効率良く且つお金をかけずに廻って来られるかを至上命題として、青春１８きっぷを利用し、①上野～（高崎）～（水上）～長岡～新潟、②新潟～（吉田）～寺泊～（東三条）～直江津～（富山）～金沢、③金沢～福井～敦賀、④敦賀～大津京・皇子山…三井寺…浜大津…京阪山科・山科～（米原）～（大垣）～（豊橋）～（浜松）～（静岡）～（熱海）～（小田原）～（新橋）～日暮里と乗って来ました（ちなみにツレとは山科でバイバイ）。

此処では第2日目午後、寺泊から雪に苛まれつつ金沢へ。そして第3日目午前中の金沢の様子を載せます

エリア 金沢(石川)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 2.5
• 交通: 2.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル

きんぱちの湯で早めのお昼を済ませ、ニューイヤー駅伝を見てたら、ニュース速報で「弥彦線の踏切で接触事故が有り、吉田〜弥彦間不通」だって。吉田ってさっきも通って、これから向かう駅だし、弥彦線は其処から乗り継ぐ電車。エ〜〜〜〜〜ッ！どうなるの？？
ツレが持って来るはずだった時刻表を忘れて来ちゃったから、この上なく不便。携帯とかで検索は出来るにしても、PHOはアナログ派だわ。
それでも吉田から東三条に向かう方面の弥彦線は動いてるとの事で、ようやく安心。影響出てないと良いのだけれど。
にしても、新潟ってホント判んない★
地名言われても繋がりが浮かばないから、何々方面行きって聞いてもピンと来なくて、発車する電車の時刻（調べておいた）で初めて「あ〜、あれに乗るんだ」って実感するの。それほど複雑なんだよね。
だって、日本海の海沿いに在る寺泊の駅から、同じく日本海の海沿いに在る同県の直江津を経由して、同じく日本海の海沿いに在る隣県の富山方面へ向かうのに、それも海沿いに線路は繋がってるのに、真っ直ぐ乗って行けないってどうよ？
行けるよ、12：50発の柏崎行きに乗ると、2時間の待ち合わせの後、犀潟まで。其処から直江津〜富山〜金沢って乗り継ぐと250kmが8時間半もかかる。そう東京〜京都の各駅乗り継ぎと同じ時間、そっちは距離倍以上だけど。
それじゃあんまりだから、PHOは一旦越後線で吉田へ戻り、弥彦線に乗り継いで東三条に出た後、信越本線で直江津へ向かうルートを取った。距離的には大きく迂回する事になるけど、時間は1時間半以上短縮されるんだよね

東三条駅では親切な表示が出てました

昨日見た新潟発の快速くびきの。これに乗ります

久々の特急型車両ですが、通路から座席が一段高くなっているのは何故でしょう？乗り降りの際に天井が気になってしまいます。寒冷地仕様で暖房が床に在るとか？

始発ではないのに乗客居ません

車窓は真っ白。
前日に通った長岡も経由します。新潟〜長岡間は60km以上も在るのに、それを戻ってると思うと、凄く勿体無い気がします。

ところが、東三条から乗った快速くびきの2号が（正確には先行する各駅停車が猛烈な雪と風に苛まれて立ち往生寸前。その影響で後続も）長岡から先へ進めなくなりました

快速運転は長岡から先取り止めにはなりましたが、運休は免れ、取り敢えず直江津までは走ってくれるようです

海からの雪風が電車の窓にも打ち付けて大きな水滴に。
波も荒いよ、さすが冬の日本海

ホームの向こうはすぐ海だもんね

晴れてたら良い景色なのにネ

色が重い風景、ってか心も重くなる（飽きて来た）

にしても何処まで行っても誰も乗って来ないの図

お疲れ様でした。直江津到着です。
せっかくの特急用車両も乗ってもらえず残念な走行でした

まぁ、とにかく徐行運転しながら1時間あまり遅れて直江津着。だから当然乗り継ぐべき電車は発車した後。それでも直江津〜富山間は1時間に1本走ってるから、次来るのに乗る事にして駅そばで一息。そしたら「お年玉」って生卵無料で入れてくれました。 オバちゃん、有難うございました

富山で乗り換えた北陸本線の車両は懐かしさ満点ですが、此処にも乗客は居ません

シルバーシートの柄。

ようやく金沢駅着。
結局、寺泊からの250kmは真っ直ぐ海沿いを来るより1時間半短縮出来るはずのコースをたどったにも拘わらず、少しも早くは到着出来ませんでした。
果たして元旦20時過ぎの県庁所在地駅前で夕食は食べられるでしょうか？

京都駅を意識してるって一目見て判るアーティスティックな金沢駅

駅前に出るとこんな仕掛けが☆

駅からの地下通路を通ると濡れずに来られる金沢都ホテル。
東京や京都に在る同名のチェーンを期待してはいけません。
ちなみに昭和38年創業です

21時近くの到着では、またも（県境所在地なのに）お店は軒並み閉まってて、ホテルのレストランも終わってて、やっと見つけた居酒屋からぶり大根と鰯のつくね揚げと焼きお握りをテイクアウトして（お刺身などの生物は持ち帰れず）夕食にしたました。ツレが出歩くの嫌だって言ったのです、ったく

レトロなダイニングルーム

お節も用意されたバイキングの朝食は7時からでした

でもPHOはこういう方が好き

11：07発の電車の時間まで、約2時間を自由行動にしました。
PHOは迷わず駅前からバスで香林坊へ向かって、武家屋敷跡の見学です

風情有る武家屋敷跡の通り。
兼六園の雪吊りは有名だけど、塀にも防寒（防風雪）対策するんだね

時代劇に出て来そうでしょ

雪吊りされた黒松が白壁（今は薦色）と見事に調和

こっちがそうかな

創業天保元年（約180年前）、あめの俵屋。
暖簾が地面まで長いのを想像してたんだけど。これって冬バージョン？

堀割などはモダンに整備されています

観光地を巡るコミュニティバス（市営） 長町武家屋敷跡周辺を巡るバス 「ふらっとバス」このバスは長町ルート（長町武家屋敷〜西茶屋）。1乗車100円、時間が有れば乗りたかったな

帰りのバス停を探していたら、こんなレンガ造りの建物が目に入り

近寄ったら、石川四高記念文化交流館でした。
此処は四高の歴史と伝統を伝える展示に加え、旧四高の教室を多目的に利用できる「石川四高記念館」と泉鏡花、徳田秋声、室生犀星等、石川県ゆかりの文学者の資料を展示する「石川近代文学館」によって構成されています

学校好きだから見つけられて嬉しいです

勿論中へも入ってみます

はい、正面から。
これで気が済みました

少し早いけどお土産も買いたいので、駅へ戻って来ました。
加賀百万石を意識した和風且つ近代的な駅前の門型オブジェ

広過ぎて勿体無い金沢駅地下街、ってか単に通路？