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西大谷で姉のお墓参りを済ませた後、どこへ行こうかと考えた末、まだ行ったことのなかった持統院へ行ってみることにしました。嵐電でのんびり雨景色を眺めながら、到着しました。観光客も少なくて、最終日だった寺宝展もじっくり鑑賞することができました。<br />足利尊氏の菩提寺として、禅宗十刹の筆頭寺院で、1341年(暦応4)に衣笠山の南麓に創建されました。霊光殿には五代と十代を除く足利歴代の木像が安置されています。方丈は妙心寺塔頭海福院から移建したもので、最終日の寺宝展に間に合ったため、普段は見られない方丈の狩野興以の襖絵、杉戸を見ることが出来ました。ここの庭園を造った夢窓疎石の筆による書もありましたが、草書字体が読めず、ここで販売している図録に説明があり、納得しました。<br />三大名園と言われるこの庭園は、夢窓国師によるもので、方丈の北庭は、東の苑池・心字池で幽邃であり、中ノ島には観音閣がありましたが、現在は礎石だけとなっています。書院から眺める西の庭は、背景に衣笠山を借景にし、石組みも変化に飛んでいます。尊氏公百年忌の1457年(長禄元年)に茶室・清漣亭が建てられ、初秋に芙蓉の花が前庭に咲き、華やかさを表しています。<br />方丈でお抹茶を頂きましたが、雨に濡れた緑の庭園を眺めなから、良いひと時を過ごせました。季節を変えて、春・秋のほか、冬の雪景色もまた良いものだと思います。<br />

雨の持統院庭園を歩く

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2013/10/15 - 2013/10/15

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belledune

belleduneさん

西大谷で姉のお墓参りを済ませた後、どこへ行こうかと考えた末、まだ行ったことのなかった持統院へ行ってみることにしました。嵐電でのんびり雨景色を眺めながら、到着しました。観光客も少なくて、最終日だった寺宝展もじっくり鑑賞することができました。
足利尊氏の菩提寺として、禅宗十刹の筆頭寺院で、1341年(暦応4)に衣笠山の南麓に創建されました。霊光殿には五代と十代を除く足利歴代の木像が安置されています。方丈は妙心寺塔頭海福院から移建したもので、最終日の寺宝展に間に合ったため、普段は見られない方丈の狩野興以の襖絵、杉戸を見ることが出来ました。ここの庭園を造った夢窓疎石の筆による書もありましたが、草書字体が読めず、ここで販売している図録に説明があり、納得しました。
三大名園と言われるこの庭園は、夢窓国師によるもので、方丈の北庭は、東の苑池・心字池で幽邃であり、中ノ島には観音閣がありましたが、現在は礎石だけとなっています。書院から眺める西の庭は、背景に衣笠山を借景にし、石組みも変化に飛んでいます。尊氏公百年忌の1457年(長禄元年)に茶室・清漣亭が建てられ、初秋に芙蓉の花が前庭に咲き、華やかさを表しています。
方丈でお抹茶を頂きましたが、雨に濡れた緑の庭園を眺めなから、良いひと時を過ごせました。季節を変えて、春・秋のほか、冬の雪景色もまた良いものだと思います。

旅行の満足度
4.5
交通手段
JALグループ 私鉄 徒歩
  • 紅葉の始まりですね。

    紅葉の始まりですね。

  • 方丈前の石庭<br />方丈には、寺宝展の襖絵、杉戸、掛軸、衝立、屏風などが展示されていました。

    方丈前の石庭
    方丈には、寺宝展の襖絵、杉戸、掛軸、衝立、屏風などが展示されていました。

  • 霊光殿内部は撮影禁止です。

    霊光殿内部は撮影禁止です。

  • 向こうに清漣亭が見えます。

    向こうに清漣亭が見えます。

  • 書院でお抹茶を頂きました。

    書院でお抹茶を頂きました。

  • 雨でしたが、傘をさして、石段を上り、清漣亭へ上がって来ました。ここからの眺めもなかなかです。

    雨でしたが、傘をさして、石段を上り、清漣亭へ上がって来ました。ここからの眺めもなかなかです。

  • 雨の日は、しっとりと濡れたこの感じがまた格別です。

    雨の日は、しっとりと濡れたこの感じがまた格別です。

  • 上段一畳を貴人床とした二畳台目の席で、この上段一畳に座って、眺める芙蓉池苑は格別だということです。<br />上段背後の櫛形の窓を開けると、昔は、衣笠山の裾野が眺められたということです。

    上段一畳を貴人床とした二畳台目の席で、この上段一畳に座って、眺める芙蓉池苑は格別だということです。
    上段背後の櫛形の窓を開けると、昔は、衣笠山の裾野が眺められたということです。

  • 有楽椿(胡蝶侘助)現存する有楽椿の中で最大樹で、樹齢四百年余りです。<br />樹高十数メートルで、根元の幹周りは100cm、地上85cmのところで、三又になっています。<br />織田有楽の時代に、豊公が秀頼にこの寺を再建させた時、庭園の修復と共にこの侘助を植えたと言われています。<br />春には見事な花が咲くそうです。

    有楽椿(胡蝶侘助)現存する有楽椿の中で最大樹で、樹齢四百年余りです。
    樹高十数メートルで、根元の幹周りは100cm、地上85cmのところで、三又になっています。
    織田有楽の時代に、豊公が秀頼にこの寺を再建させた時、庭園の修復と共にこの侘助を植えたと言われています。
    春には見事な花が咲くそうです。

  • 心字池は草書の池の字に似ていることからそう呼ばれています。<br />中央に大小二つの島があります。

    心字池は草書の池の字に似ていることからそう呼ばれています。
    中央に大小二つの島があります。

  • 足利尊氏公のお墓・宝筐印塔があります。塔の台座は、四面に立派な格狭間があり、宝瓶には、蓮花を押した紋様があり、室町時代の形を表しています。<br />台座四面の正面に延文3年4月とあります。

    足利尊氏公のお墓・宝筐印塔があります。塔の台座は、四面に立派な格狭間があり、宝瓶には、蓮花を押した紋様があり、室町時代の形を表しています。
    台座四面の正面に延文3年4月とあります。

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