2013/08/27 - 2013/08/27
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kalenさん
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昨年、友人から『京都迎賓館って知ってる?』という話を振られ、
『え、迎賓館は東京にあるんじゃないの??』と赤坂の宮殿タイプ迎賓館しか知らなかった私は、和風の建物が京都御苑内に作られていること、桂離宮とかのように抽選で拝観ができることを教えてもらい、宮内庁のHPを春くらいからずっと見張って(笑)いました。
そして、抽選拝観のページがアップされるや否や申込み期限や拝観受付日をメモり、仕事の絡みで行けない日以外すべてにエントリー。
そしての甲斐あって権利を掴み取り、≪(正直)残暑厳しいんだろうなぁ〜≫と少しばかり憂鬱な気持ちを抱きつつもその日を迎えました。
今年(2013年)は、10月になっても真夏日が続いたかと思うと、北海道では初冠雪がこれまでになく早かったりと、寒暖の差が非常に激しいことが多かったですが、拝観当日はその2〜3日前あたりにとても冷え込んだため、8月にしてはとても凌ぎやすいお出かけ日和になりました。
迎賓館の位置は御苑の中でも奥まったところにあります。
大河ドラマ【八重のさくら】によると、同志社の発展に寄与したデービス氏の邸宅跡地に建ってるとのこと。
最寄駅からも意外と歩く(しかも苑内は砂利道なので、足がとられてすごく疲れる…)ので、本当に気温には助けられました(~o~)
拝観は、1日のタイムテーブルを5つくらいに分けて、各回1000人までというようになっており、身分証の提示も必要です。
なので、当選後誰かに権利を譲るとかはできません。 入口でチェックされるから。
私は午前11時からの回を指定され、ちょうどいい時間帯だなぁ…とその点もラッキーでした。
セキュリティのために、入り口(入場門)などの写真撮影は×なのですが、建物内は結構好きに撮ることができます。
といっても、一般参観の入場門は、正門ではありません。
正門のところは、近づくと警告アナウンスが流れます(笑) 一定の距離を離れると止まりますが。
受付で身分証明書チェックを受けたのち、拝観バッチをもらって、見えるところに装着。
カバンなどはすべてロッカーに入れて手ぶらになります。
持てるのは、ハンカチとカメラくらいですね。 おそらくメモ帳とかもダメと思います。
各国の賓客をもてなす場なので、そりゃあ素晴らしい調度に決まってるさね!!というものばかり。
どれもこれも各方面一流の人間国宝クラスの方が作っているんですから。
ただ私は、≪賓客といっても、関西なんて来てる??≫という疑問があったのですが、ボランティアの方に聞いてみると、これもセキュリティのことがあるので公にされていることが少ないのですが、想像よりも高い頻度で使用されているとのこと。
使わないと、勿体ないですもんねぇ。
ただ、公開してくれる時期と回数はもう少しなんとかならないもんかな?と思います。
8月末〜9月頭は、かなり残暑厳しいっす。 しかも京都だし。
お庭がとてもよかったのですが、歩くことはできず、プライベートエリアとなっている奥まったところを含めたバランスで作庭されてると思うのですが、全てを見ることができなくて残念。
日本庭園というと必ず池(西洋は噴水ですよね)が配されるものですが、ここも当然配置されていて、小舟が係留されていました。
これが、2年ほど前にブータン国王夫妻が来られた際に、【乗れるのか?乗れるなら乗りたい!!】といってちょっとしたニュースになったモノです。
まぁ、乗れそうなサイズで浮かんでいれば、池が回遊するほどの大きさでなくても乗りたくなるってもんですよ。
私も≪あれは、乗れるんですか?≫って聞きましたもん)^o^(
(後で館内にある説明書をみて、≪ああ〜〜、なんか舟に乗りたいとかどうとかって話があったなぁ。ここのことだったんだ)≫と思いだしました)
庭を歩けないのは、まぁ、たくさんの人にだかだか芝を踏み荒らされても困りますし、あとはプライベートエリアってのが、宿泊棟のことをさすらしく、その部分が絶対に非公開なので、そこが写真に写り込んでは困るということのようです。
なので、池にかかる橋からの写真は一切禁止でした。(橋を渡った先の建物が宿泊棟の一部なのです)
先にも書きましたが、拝観日は晴天に恵まれましたが、暑さがさほどではなく、そして風が適度に吹いていたため、この橋の上で、「ずーーーーーーーーーっと留まっていたい(+o+)」と思うくらい気持ちがよかったです。
付箋とかのグッズも販売されてまして、記念に購入しました。
桂離宮とか修学院離宮でも売ってるのかな? そちらも行きたいと思っている場所なのですが、いまだ果たせず。。。
じっくり堪能して、同志社さんの施設で遅い目のランチをとってから、頂法寺(六角堂)さんへ。
何故六角堂さんかというと、≪数珠巡礼≫なるものの数珠玉を集めて、ここがその参加寺社の一つだからです。
最寄駅も地下鉄なので、移動の具合も丁度いいロケーションです。
訪れてみて、こんなビルの谷間にある小さなお堂だとはびっくりでした。
云われは聖徳太子さんの時代からという古さなのに。。。
池坊さんの学校が裏手(?こちらが大通りに面しているので、お寺さんが裏手かな?)にあるので、その生徒さん達がお参りされていることも多く、また近隣住民の方もちょっと休憩がてら立ち寄っていらっしゃるようで、常に誰かがいる感じでした。
そして、予定では河原町まで出て、甘栗専門店さんでかき氷を食べようと思っていたのですが、移動が面倒になり、伊右衛門サロンさんに変更して、優雅な気分に浸りながら、お茶をして帰路につきました。
伊右衛門サロンのお向かいが、レトロビルヂングで有名な『文椿ビル』なのですが、運悪くお休みの日で、ショップはほとんどクローズだったのが、残念だったくらいの、充実した1日でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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-
これが、正門。
でも一般参観はここからは入れません。
そして、一定距離以上近づくと、警告アナウンスが流れます。
離れるまで(笑)
私はなりませんでしたが、別の方が鳴らして、驚いてました
(*^_^*) -
入ってすぐの所。
順路は、ここの右手から入って、左手から退場となります。 -
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聚楽の間。
ここは、ロビーにあたるところで、賓客の随員(御供の方)が待たれたりする多目的な空間とのこと。
窓が一切ないので、調度はそれを考慮した色目にしているそうです。 -
椅子の幅は結構あって、それは海外の方は体格がいい(横幅がある)方もいるので、ゆったりと座れるように…とのことだそうです。
でも、気後れしちゃいそうな気がします。 -
豪奢な織目。 素敵だなぁ〜〜
有職織物ですね。 -
釘隠し。
迎賓館内で、十数種類あるということで、『各部屋異なっているのでそれもお楽しみください』との説明があったのですが、気が付いたらそれを探すのを忘れてしまった:-P -
新進の作家さんの作品。松の枝を表現しているということです。
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夕映えの間。
会議や晩餐会の待合として利用されるところ。
左右の壁面を綴織り(つづれおり)という技法を用いて作られた織物で飾られています。 -
左手側で、比叡山を月が照らしている景色を表した【比叡月映】
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右手側。 愛宕山に夕日が沈む様を描いた【愛宕夕照】
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藤の間。
一番大きな部屋で、洋食の晩餐会や式典会場として使われるところ。
左手奥に舞台があって、能や雅楽などが披露されることもあるそうです。 -
これも綴織りの技法によって作られた織物
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背景の金色は薄ーーーい金箔を縫いこんでいるため、桜のピンク色を引き出すのに苦労されたそうです。
光が当たると金箔が光って、色が飛んじゃうんでしょうね -
天井の照明。
傘の重なりが綺麗です。 -
こうしたダイニングテーブルをずらーーーっと並べるんでしょうね。
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椅子の背もたれのところ。
有職織物。 -
釘隠し。
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確か、どこかの国際的な賞をとった作品との説明だっと思います。
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これが舞台。
広間が広すぎて、すっごく小さく思えます。
まぁ、能舞台はこんなサイズだと思うのですが。 -
舞台扉。
截金(きりかね)という技法の作品。作られた方は女性(人間国宝)の方で、既にお亡くなりになっているとのことでした。 -
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藤の間から見た庭園。
奥に見える橋からは撮影は× -
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桐の間。
和食を提供する、「和の晩餐室」で、京料理でおもてなしをし、場合によっては芸舞妓さんによる宴席の彩が飾られることもあるとか。 -
ここは外から見るだけで、立ち入れませんでした。残念。
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椅子の背に蒔絵で五七の桐が描かれています。
日本国政府の紋章でもあり、明治時代からこのマークなんだそうな。
よって(?)京都迎賓館の紋章でもあるとのこと。 -
この映りこみ様のすごさ!! ぺかぺかです。
日本人なら、絶対ここでの食事は気後れして、嫌だ!!!って言いそうに思うのですが。 -
ピンとがボケてますが、五七の桐の釘隠し。
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桐の間の縁側。
奥の庭がいい感じそうなのですが、どうもこの奥が宿泊棟につながるらしく、非公開。
くやしい〜〜〜 -
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次の琵琶の間へ続く廊下(?通路?)からのお庭。
ボランティアの説明ガイドのおじいちゃんに、しゃがんで撮るようにアドバイスされました。
(最初立って撮っていたんです)
その方が断然見え方がいいよ!!って。
琵琶の間は暗くて、フラッシュが必要なので撮影はできなかった。
(フラッシュは×なんです) -
蓮の花が咲いてました。
池にはもちろん、肥った錦鯉達がわんさと泳いでましたよ。 -
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橋を渡った先の所に、舟場が作られてます。
これが、ブータン国王夫妻が【乗りたい!!】といってお乗りになった小舟です。 -
この橋の所からお庭の景色も撮りたかったんですけどね、
あと、橋の丈夫にも鈴虫や蜻蛉といった虫の抜き彫りがされていて
可愛いかったんですよ。
風もいい具合に吹いていて、本当に気持ちよかったです。 -
これが入口。 実はここは撮ってもいいってことだったので、収めました。
知らない人が多いようです。 聞いてみるもんですよね。 -
おお、屋根にも五七の桐が!!
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一般参観者の通用門。正門からぐるーーーっと回ったところにありました。
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上が、参観にあたっていただいたリーフレット。
下が記念に購入したグッズの付箋。 -
付箋の模様は、五七の桐。2色ワンセットで400円也。
記念にはいいお品だと思いました。 利便性高いし。 -
頂法寺さん(六角堂)
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入って右手の眺め。柳の木の右手に、お守りやらちょっとした京小物やらを売っているところがあります。
本堂(写真は切れてますが左手です)の所に異様にハトがいて、お参りに来た人たちが餌をあげるためか人慣れしており、戸が開いているとすぐに入ってきちゃうので、さっさと入らないといけません。。。 -
手水。こうしたのは、やはり龍が多いですね。水に関係するからでしょうね。
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多分最近作られたと思うんですよ。各々のお地蔵さん(羅漢さんらしいのですが)も新しいし。。。
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六角堂さんは無料なのですが、やたらと色んなお堂やら像やらがあって、正直よくわかりません(笑)なので、これも?です。
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彫が細かいです。古そうなのに、かなりいい状態で残っていると思います。
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フクロウが下がっているのって、珍しいと思ったのですが、実はそうでもないのかな?
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説明書きによると、市内ではかなり早い時期に花を咲かせる桜だそうです。
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伊衛エ門サロンでいただいた、抹茶クレームフロマージュと深蒸し煎茶のセット
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