2013秋の長距離旅行（パート６・新潟編）

2013/10/08 - 2013/10/09

岡山発で搭乗したUAでのグアム旅でしたが、帰りは新潟着。こうして地方空港二つの出国・帰国印をゲットした後は、余韻に浸る国内の旅です。今回最後に訪問した新潟県ですが、乗り継ぎフライトを敢えて一本遅い便で予約して、10時にグアムから帰国後、乗り継ぎフライトは16時15分発。つまり約6時間の新潟滞在の旅です。

新潟空港は新潟市東区に立地していますが、空港から歩ける距離に見所があって、フラッと立ち寄って散策するのにはとても利便性の高い空港でした。そんな雰囲気を感じて頂けましたら幸いです。

こうして9月27日に出発した長い長い秋の旅は、10月9日にようやくフィナーレとなりました。

エリア 新潟市(新潟)

KIJの帰国は、個人的には実は初めてではなく、1996年の夏にハバロフスクから帰国して以来、17年ぶりのことでした。

当時は色々と衝撃的なロシア暮らしの後でしたので、正直無事帰国できたことの安堵感しか記憶になく、空港内の風景も全然覚えていませんでした。

国内線を含めて、この空港に来たこと自体17年ぶりだった、と、改めて思い返しました。

新潟空港 空港

ターミナル内の様子はこんな感じです。

新潟が誇る、二大漫画家（？）のキャラもお出迎えです。

取り敢えずは今乗ってきたUA機を確認しようと、展望デッキへ。

うーん、有料か…。

通常、有料の展望デッキには入らないことが多いですが、この日はやはり間近で搭乗機を見たい、という思いが強く、断腸の思い（大げさか…）で100円を払って展望デッキに入ります。

帰国後約一時間、空港内の見学を楽しんだ後、プチ市内観光（勿論徒歩で…（汗））へ出かけます。

（汗）、というのが物理的にも相応しいほど、台風が接近していたこの日の新潟は、とても蒸し暑かったです。

新潟のマンホールを発見。

こんなデザインもありました。

そして、空港から歩くこと約15分、最初の観光スポットである藤戸神社にやって来ました。ここには神社でありながら、それに似つかわしくない、ちょっと歴史を感じる門構えが残されていました。

その隣には薬師庵があり、ここには文化財に指定されているという、木造の薬師如来像が安置されているとのことでした。

ここの門前には仁王門もありました。

勇ましいお姿でいらっしゃいました。

ついで、大形神社へ。ここは黄色い花を咲かせるというウコン桜で有名とのことでした。

残念ながら花の時期ではありませんでしたが、立派な藤棚もありました。

空港周辺ウォーキング旅の次なる目的地はこちらです。

じゅんさい池公園という名前の通り、ジュンサイの生育する沼があるそうですが、意外と広い公園で、そこまで歩いていると時間をロスしてしまいそうだったので、近くの林を適当に散策して次に向かうこととしました。

じゅんさい池公園 公園・植物園

この公園は、春のシダレザクラと夏のホタルが特に有名だそうです。
今度は旬の季節に訪れてみたいものです。

さてここで、今後新潟空港から徒歩ウォーキング（？）をお考えの方に。

私が空港のインフォメーションで教えてもらった、幾つかの見所が集約されたこのような冊子が用意されています。情報量も多く、イラスト化されたいい加減なマップではなく、実地に即した細い道なども記載されたとても使い勝手の良いマップでした。

空港内で入手できますので、是非これを片手に歩いてみて下さい。

さて、歩いてばかりいたので、そろそろお腹が減ってきました。
空港インフォのお姉さんに、幾つか人気のお店を教えてもらっていたのですが、その中からこちらのお蕎麦屋さんをチョイスしてみました。

空港で寝たり、一日1000円位で過ごしてきた身にとっては、一食950円のとろろそばはとても贅沢に感じましたが、確かに値段相応の価値が理解できる、美味しいお蕎麦でした。

ベジカフェひだか庵 グルメ・レストラン

そして、今回の旅の疲れを癒す総仕上げ（？）として、最後にお風呂に浸かっていくことにしました。

空港から最寄の入浴施設であるこちらの「湯ったり苑（松崎店）」までは、空港から直行して歩いても、30分ほどでアクセスできるかと思います。

中には洞窟風呂なる怪しげな露天風呂もありました…。

そして、先ほど取り上げさせて頂いたマップに載っていたパン屋さんへ。

欧風パン、という触れ込みで、とてもお洒落なお店の雰囲気だったので、どんな可愛らしいお姉さんがお出迎えしてくれるのか、と思って行ったら、いかつい顔のおっさんが、ぎこちない接客をしてくれる、という、何ともシュールな風景に出会うことが出来ました（汗）。

そして、最後も延々と歩いて巡った新潟のミニ旅も終えて、空港へと戻ってきました。行きには気付かなかった怪しげなオブジェを発見。

そのオブジェの説明はこんな感じで、なかなか躍動的なことが書かれていましたが、それとは裏腹に、このオブジェの付近は草が生え、”兵どもが　夢の跡”といった風情で、とても侘び寂びが感じられました。

このオブジェの当初の趣旨とは恐らく真逆なんでしょうけど…。

石畳が草で覆われつつある風情はこんな感じです。
この空港でこんなもん撮っている物好き、いないだろうなぁ〜（汗）。

そして今回の旅における最後の航空機へと搭乗します。

NH便名ですが、KIJ/CTS線は現在の所全てHD運航ですね。
北海道の翼、エアドゥ。
結構乗っていますが、最近はいつもNH便名のような…。
Doマイルで空を飛べる日は果たしてやって来るのか…。

最後尾に座っていたのに、何故か自分の方に先にドリンクサービスがやって来ました。SA*Gの情報が多分入っているからなのでしょうが、似非Gの身にとっては、恥ずかしい＆申し訳ないだけなので、正直止めて欲しい…（汗）。
しかも、あんたエアドゥの人やん…（笑）。

てな訳で、先ほどいかつい顔のおっさんのいたパン屋でゲットしたあげあんぱんとHD機内誌、そしてベアドゥ絵柄の紙コップに入ったコーヒーをコラボで記念撮影します。

因みに、ベアドゥ紙コップの裏側は、こんなデザインになっていました。

そして夕刻。
無事にCTSに到着です。夕方17時半頃の到着でしたが、この時期はもうこんなに暗いんですね。これからやって来る長い冬のことを思うと、早くも憂鬱な気分になってしまう一道民なのでした…。

久し振りに戻ってきたよ〜。

思わず、ただいま、と言いたくなりました。

せっかく蝦夷地に戻って来たので、”アイヌの姿薄れゆく　蝦夷の昔を思うかな〜♪”ということで、空港内のアイヌ民族関連の展示コーナーへと立ち寄ります。

実はこれ、売り物だったりしますね。
とっても高いんですけど、こんなのが家にあるとお洒落だろうなぁ〜。

北海道民として、やはり先住民族に対する畏敬という気持ちは、いつまでも忘れずに生活してゆきたいものです。

という訳で、札幌に到着。
別に特急でこの日のうちに和寒に帰っても良かったのですが、この日は札幌のファストフード＆ネットカフェで、ひたすらPCをいじって写真整理などをしながら旅の余韻に浸って過ごします。

そして翌日。
お昼に最後の打ち上げ（？）的な意味合いで、ぐ○なびポイント使用でランチを頂いて、金券ショップでバス券を購入後、旭川へと向かいます。

ここでどうでも良いことですが、旭川〜札幌の中央バス券を割引購入する場合、旭川だと1550円で購入できるコンビニやお店などが結構ある一方で、札幌で購入すると、金券ショップに頼らざるを得ないので、最低でも1600円はします。なので旭川で購入した方がちょっとお得、ということを覚えておいて下さい。

こうして旭川に到着。更にここの駅前ロ○テリアにてPCをいじって過ごした後、最終の宗谷本線にて和寒へと向かいます。

そして午後11時過ぎ、遂にハロウィンカボチャの電飾が輝く和寒町へ戻ってきました。これにて本旅行記を含む、全6編に渡った秋の長距離旅行は終了となりました。長くなりましたが、最後までご覧下さりどうも有難うございました。