2013/09/03 - 2013/09/03
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つるまるこさん
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遅めの夏休みを取って、9月1日〜3日の3日間、友人とふたりで富山県・石川県・岐阜県を旅してきました。
大雨の予報にも負けず、1日目は念願かなって富山市八尾町のお祭り「おわら風の盆」を訪問!
http://4travel.jp/traveler/tsurumarco/album/10810314/
2日目は金沢市内観光を満喫☆
http://4travel.jp/traveler/tsurumarco/album/10814778/
今回は最終日、世界遺産である五箇山・白川郷の訪問記です。
【3日目・2013年9月3日(月)】
≪金沢市内泊≫
6:49 金沢駅発
↓北陸本線
7:31 高岡駅着
↓乗り換え
8:03 高岡駅発
↓城端線
8:57 城端駅着
↓城端駅前からバスに乗車
9:00 城端駅前発
↓バス
9:23 相倉口着(世界遺産:五箇山 相倉集落前)
↓徒歩
9:30 相倉集落見学
↓
11:18 相倉口出発
↓
12:10 荻町神社前(白川郷)到着・合掌造りの集落見学
↓
13:10 荻町神社前(白川郷)出発
↓バス
15:45 高岡駅着
↓
※この後、16:31高岡発の北陸本線で金沢に向かい、18:23発の特急はくたか号で越後湯沢へ→新幹線で東京へ戻る予定でしたが、大雨の影響で電車が遅延・運休となってしまい、急きょ夜行バスで東京まで帰りました。。。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
-
2泊3日の北陸旅、最終日はちょっと足を延ばして世界遺産の五箇山・白川郷を訪れました。
日本の原風景がそのままの形で残された、それはそれは美しい場所でした。
旅のしめくくり、最終日の9月3日。
頑張って早起きをして、6時49分金沢発の列車で、まずは高岡を目指します。
昨日金沢で買っておいた朝ごはん用のサンドイッチをボックスシートでもぐもぐ。
窓の外は曇り空です。このまま持ちこたえてくれることを願うばかり。
7時31分、高岡駅に到着。ここで北陸本線から城端線に乗り換えます。
高岡の駅舎は建て替えられたばかりなのか、ぴかぴか。
そして通勤通学途中の人々でいっぱいです。
そうだ、今日は平日の月曜日だった。
城端線はこじんまりとした富山のローカル路線。
車両は、同じく高岡から出発する海側のローカル線、氷見線と共有されているものもあるようです。
8時03分、高岡駅を出発。
列車は郊外の田園風景をゆっくり進みます。車内は学生さんでいっぱい。
正直、もっと山奥をずんずん進むイメージがありましたが(すみません)、
関東の郊外とそれほど変わらない、山々をバックに田んぼと住宅街とロードサイドのお店や工場が並ぶ風景が続いていました。
途中の駅でアニメのラッピング列車とすれ違いました。富山が舞台の作品なのでしょうか…
8時57分、終点の城端駅に到着。ここからはバスで五箇山・白川郷方面へと移動します。
路線バスの出発時刻が9時だったので、大慌てで改札を抜けてバス停へ。
城端駅の駅舎はとても味のある、歴史を感じるすてきな駅舎だったのですが、写真に収める間もなく移動してきてしまったので残念。
最初に目指すのは五箇山の合掌集落のひとつ、相倉(あいのくら)集落。
五箇山には相倉集落の他、菅沼集落という合掌集落もありますが、今回は移動時間の都合で相倉集落のみを訪問することにしました。
バスはぐんぐん山道を越えてゆきます。
この一帯は干し柿の生産が盛んなようで、あちこちに柿畑や干し柿の製造施設がありました。
揺られること20分ちょっと。相倉集落前に到着です。 -
この小道を5分ほど歩くと集落にたどり着くとのこと。
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相倉集落に到着です!
緑の田んぼと山々に抱かれた、まるで絵本に出てくるような美しい合掌造りの家々。 -
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こんな風景が日本にまだ残っているのだなあ、と感慨しきりです。
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こちらの「勇助」さんでは、合掌造りの家の内部を見学させていただけます。
温かいお茶を囲炉裏でいただきながら、案内人の方のお話をうかがうことができました。 -
雪深いこの地では、屋根裏を作業場所にして養蚕をさかんに行っていたそう。
生産された繭は群馬の富岡製糸場まで送られて加工されていたそうで、同行の群馬出身の友人はたいへん興味深そうにお話に聞き入っていました。 -
青空も出てきました。すっかり秋の空気です。さわやかで心地が良い。
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火事に備えて。
このような放水銃が集落にはたくさんあり、毎年秋に一斉放水する訓練が行なわれているそうです。(私は写真でしか見られませんでしたが、その風景は圧巻!) -
こちらも景観を重視したお色。
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10時を過ぎると、大きな観光バスが次々と駐車場に到着。集落内も観光客でにぎやかになってきました。
人気のあるスポットなのですね。
ただ、こちらの集落は純粋な観光スポットではなく、あくまで【住宅街】。
この地に住む方々が日常生活を静かに営んでいることを忘れずに訪問したいものです。
軒先に掛かっている洗濯物や、玄関先に置かれた小さいこども用の玩具がそれを物語っていました。 -
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そばの生産もさかんなようです。
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茅葺き屋根をよ〜く見てみると
本当に茅の束がびっしり敷き詰められています。
屋根の葺き替えは20年に1度くらいの頻度で、近隣の人々が総出で手作業で行うそうです。なんとも気の遠くなる作業。
そういえば、私の夫も雪深い地域の出身で、夫の実家の界隈にも、急こう配の屋根の住宅が点在しています。
ただ、茅葺き屋根の住宅はほとんどなく、その多くがトタン屋根に葺き替わっているのも、手間と人手が要ることが理由のひとつなのでしょう。
美しい風景をめでるだけではなく、地元の方々がこうした景観や文化、伝統の技術を、大変な苦労をされながら維持されているのだということも考えて見学に臨みたいものです。 -
こんな不思議なスポットも^^
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民宿として運営されている住宅もいくつかあるようで、本当はこの地で一泊することも検討したのですが予定の都合でかなわず…
囲炉裏にあたってゆっくりごはんをいただいたり、美しい星空を眺めたり、さぞかし幸せなひとときが過ごせるのではないかと思いました。
その他、集落の奥にはキャンプ場もあるようでしたので、いつか家族連れで再度訪問したいです!
次なる訪問地は、同じく世界遺産として知られる白川郷。
11時18分発のバスに乗り、富山から岐阜へと県境を越えてゆきます。
途中、五箇山のもうひとつの大きな合掌集落、菅沼集落を通過。
ちょうどお昼時だったのですが、この集落周辺にはごはんどころやお土産屋さんがたくさんあるようで、ツアー客でごった返していました。
白川郷方面への道路は大きな川に沿って続いていたのですが、途中途中に素敵なデザインの橋がいくつもあり、橋好きの方は特に楽しめる風景ではないかと思いました。
また、この地域は県境がジグザグになっているようで、富山と岐阜とを行きつ戻りつしながら進んでいったのが興味深かったです。 -
そうしてバスに揺られること1時間弱。白川郷に到着しました。
こぢんまりとした五箇山の相倉集落とは対照的に、大小さまざまな合掌造りの住宅が立ち並んでいました。その規模にびっくり。 -
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そして、お土産屋さんや食事処など、観光客向けの施設が立ち並び、さながら「合掌造りのテーマパーク」のような様相。
五箇山同様、静かな山あいの村の風景をイメージしていた私にとってはちょっと意外でした。 -
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平日にもかかわらず観光客でごった返していました。さすがは世界遺産。
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こちらの「長瀬家住宅」は、なんと5階建てにも及ぶ立派な合掌造りの住宅。
その復元作業は「プロジェクトX」でも取り上げられたそうです。 -
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そろそろ帰りのバスに乗ろうか、と思ったところで、いきなり大粒の雨が…
そのまま雨は本降りモードに入ってしまいました。
事前の悪天候の予報にびくびくしながらの旅行でしたが、訪れたいスポットのほとんどで奇跡的に見事に晴れて、なんとも運に恵まれた3日間となりました。 -
帰りは城端駅まで出て、しばらく駅周辺を散策しながら高岡行の列車を待つつもりでいたのですが、雨が止む気配がないので、そのまま終点の高岡駅までバスで戻ることにしました。
13時10分に白川郷を出て、バスに乗ること2時間半。
高岡駅の周辺は再開発工事の真っ最中で、バスを降りてから駅方面への入口を間違えてしまい、30分ほど駅の周りをさまよってしまいました(汗)
既に取り壊しが決まってがらんどうになった雑居ビルや、がらんとした商店街におっかなびっくりしながら歩く私たちの目の前に、やがて見えてきたものは -
なんと、ドラえもんとその仲間たちの銅像!
藤子・F・不二雄先生はこの地のご出身なのですね。
くしくもこの日(9月3日)はドラえもんのお誕生日でもありました^^
ちなみに、藤子不二雄A先生は氷見市のご出身。ということで、氷見線には忍者ハットリくんのラッピング列車もあります。
やっとの思いで高岡駅の構内に入ることができたものの、なんと!
駅の改札には「北陸本線 大雨のため運転見合わせ」の大きな看板が…
結局、運転再開まで1時間ほど待ち、なんとか金沢駅まで戻ったものの、乗る予定だった特急列車は運休に。
東京方面へ鉄路を使って帰る手段がなくなってしまい、急きょ夜行バスのチケットを手配して帰路に着くというハプニングで旅の終わりを迎えました。
お天気の運をこの3日間で使い果たしたせいでしょうか(笑)
かねてより訪れてみたかったおわら風の盆も、世界遺産の五箇山・白川郷も無事に訪問でき、美しい北陸の風景を満喫することができました。
そして、金沢の街はいつ訪れても素敵。いろいろ行き先を欲張ってしまいましたが、大満足の旅となりました!
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